ウルトラス脅迫によって辞任に追い込まれたマルセリーノ監督が古巣マルセイユと対戦…ビジャレアルは超厳戒態勢で指揮官の安全確保

2024.03.07 22:33 Thu
マルセリーノ監督がヴェロドローム帰還
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マルセリーノ監督がヴェロドローム帰還
ビジャレアルの指揮官として古巣マルセイユと対峙するマルセリーノ・ガルシア・トラル監督は、超厳戒態勢でかつての本拠地での戦いに臨む。

マルセリーノ監督は今シーズンの開幕前にマルセイユの新指揮官に就任。しかし、チャンピオンズリーグ(CL)予選でパナシナイコスに敗れ、痛恨の本戦行きを逃すと、リーグ・アンでも格下相手の取りこぼしが目立つ微妙なスタートに。
すると、昨年9月には以前から過激な集団として認識されるウルトラスがクラブのトレーニング施設でクラブ首脳陣との会合を要求。

極度に緊張したその会談では、マルセリーノ監督やパブロ・ロンゴリア会長といった首脳陣に退団を求める脅迫まがいの要求が行われ、クラブはその要求に屈服、あるいはこれ以上こういった輩を相手にクラブ運営が不可能と感じたか、いずれも辞任の道を選択した。

その後、就任7試合でクラブを離れることになったスペイン人指揮官は、フランス『レキップ』で「私が辞める決断をしたのではなく、絶対に非難されるべき脅迫を考慮した一般的な決断だった」、「常にイベントに影響を与えたい一部の急進的なサポーターの存在が、ビッグクラブになることを妨げている」と、ウルトラスへの憤りを語っていた。
その後、ビジャレアルの新監督に就任したスペイン人指揮官は、今回のヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16でその古巣との対戦が決定。7日に行われる1stレグではかつての本拠地スタッド・ヴェロドロームに乗り込むことになった。

フランス『RMC Sport』によると、そういった経緯もあってマルセリーノ監督のマルセイユ滞在中の安全面を強く懸念するビジャレアルは、滞在期間中に指揮官を常に警護する民間警備会社のメンバー数人を雇ったという。さらに、安全面で万全を期すためスペインの3人の警察官が今回の遠征に帯同することになったという。

今回の一戦において元指揮官に対するマルセイユのウルトラスの反発は必至とみられるが、マルセリーノ監督を含めたビジャレアル関係者の安全がしっかりと確保されて無事に試合が開催されることを願うばかりだ。

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ビジャレアルは10日、元フランス代表MFエティエン・キャプー(35)が今季限りで退団することを発表した。 これまでトゥールーズやトッテナム、ワトフォードでプレーしたキャプーは、2020年12月末に左ヒザ前十字靭帯の断裂の重傷で長期離脱を強いられたMFビセンテ・イボーラの穴埋めとしてビジャレアルに加入。 ビジャレアルでは、加入当初から守備的MFの絶対的主力として君臨し、在籍3年半で公式戦148試合に出場し12ゴール9アシストを記録。 2023-24シーズンも前半戦はレギュラーとして活躍したが、昨年11月に就任したマルセリーノ・ガルシア・トラル監督の下では序列が一気に低下。後半戦はリーグ戦15試合に出場したが、スタメン出場はわずか3試合にとどまっていた。 今季限りでの退団が決まったキャプーは、公式サイトで以下のように別れのメッセージを送った。 「サヨナラを告げるのは決して簡単なことではない。ましてや、3年半もお世話になったクラブに別れを告げるとなれば、なおさらだ」 「去る前に、ビジャレアルに在籍していた間、お世話になったクラブのすべての人たちにお礼を言いたい。監督、コーチ、スタッフ、そして僕が心地よく過ごせるよう、様々な形でサポートしてくれたすべての人だ」 「また、ファンのことも忘れたくない。グロゲッツ(ビジャレアルサポーターの愛称)、僕がSNSをやっていないことはもう知っているだろうが、君たちの愛情表現に気づかなかったわけではないと僕は断言する。僕がヴィラ=レアルに行ったり、エスタディオ・デ・ラ・セラミカに足を踏み入れたりするたびに、皆さんの心からのサポートを感じていた。僕をビジャレアルのファミリーの一員だと感じさせてくれてありがとう」 「そしてチームメートたち、初日から僕をファミリーの一員のように思ってくれてありがとう。僕はこのクラブで忘れられない日々を送ることができた。とりわけ2021年5月26日のグダニスクでの夜は忘れられない。クラブ史上初のタイトルであるヨーロッパリーグを制したグループの一員であることは僕にとって誇りであり、2021-22シーズンのチャンピオンズリーグでも決勝まであと一歩という夢のような大偉業に貢献できたことは幸せだったよ」 2024.06.11 07:30 Tue
ビジャレアルのノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロート(28)が今夏マーケットで注目を集める1人となりそうだ。 過去2シーズンをレアル・ソシエダで過ごし、今季からビジャレアル入りしたセルロート。RBライプツィヒからローンで獲得したソシエダが完全移籍でとどめきれず、今季からビジャレアルに活躍の場を移したストライカーはさらに得点力を開花させ、ここまで公式戦40試合で26得点を叩き出す。 ラ・リーガに限れば、先週末のレアル・マドリー戦で衝撃の4ゴールと大暴れし、23ゴールで得点ランキングトップに。こうした活躍により、ビジャレアルに完全移籍して1年で他クラブもいろめき立つ存在となる。 スペイン『マルカ』によると、ビジャレアルとの契約は2028年夏までだが、解除条項があり、その額は3800万ユーロ(約64億5000万円)。市場終盤でも4000万ユーロ(約67億8000万円)ほどとのことで、有力クラブからすれば届かない額でもなく、オファーが予想されるという。 マルセリーノ・ガルシア・トラル監督はレアル・マドリー戦後、「オファーを恐れてなどない。それがフットボールの市場というものだからだ」とコメント。なお、ビジャレアルは800万ユーロ+ボーナスで獲得している。 2024.05.21 16:00 Tue
マルセイユは20日、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督(46)の解任およびジャン=ルイ・ガセ氏(70)の新監督就任を発表した。 ガットゥーゾ監督は昨夏に就任したマルセリーノ・ガルシア・トラル前監督の後任として、昨年10月にマルセイユの指揮官に就任。中位に位置するチームの立て直しを期待されたが、就任後は公式戦24試合で9勝8分け7敗の9位と期待外れの結果に。とりわけ、2024年に入ってからはリーグ戦5試合で3分け2敗、公式戦全体では7試合未勝利が続いていた。 この成績不振を理由にクラブはイタリア人指揮官の更迭を決断。その後任として国内で経験豊富なフランス人指揮官を招へいした。 ガセ氏はこれまでモンペリエやサンテチェンヌ、ボルドーなど国内クラブで指揮を執ってきた老将。直近では2022年5月からコートジボワール代表の監督を歴任したが、先月行われた自国開催のアフリカ・ネーションズカップ2023(CAN)のグループステージで苦戦を強いられると、1勝2敗の3位で終えた失態の責任を取る形で解任されていた。 なお、契約期間に関して明かされていないが、今シーズンの成績次第で契約が延長されるオプションが付帯しているようだ。 2024.02.20 22:23 Tue
マルセイユを指揮するジェンナーロ・ガットゥーゾ監督(46)の解任が目前に迫っているようだ。 ガットゥーゾ監督は昨夏に就任したマルセリーノ・ガルシア・トラル前監督の後任として、昨年10月にマルセイユの指揮官に就任。中位に位置するチームの立て直しを期待されたが、就任後は公式戦24試合で9勝8分け7敗で9位と期待外れの結果となっており、2024年に入ってからはリーグ戦5試合で3分け2敗、公式戦全体では7試合未勝利が続いていた。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、すでにマルセイユ首脳陣は後任監督探しを始めており、現在はフランス人指揮官のジャン=ルイ・ガセ氏(70)と交渉を進めているとのことだ。 ガセ氏はこれまでマルセイユやサンテチェンヌ、ボルドーなどで指揮を執ってきた老将。直近では2022年5月からコートジボワール代表の監督を歴任したが、先月行われた自国開催のアフリカ・ネーションズカップ2023(CAN)のグループステージで苦戦を強いられると、1勝2敗の3位で終えた失態の責任を取る形で解任されていた。 2024.02.19 23:20 Mon
ジェノアは1月31日、マルセイユからレンタル中だったウクライナ代表MFルスラン・マリノフスキー(30)の完全移籍移行を発表した。 昨夏、マルセイユから加入したマリノフスキーはここまでセリエA19試合に出場し、2ゴール1アシストを記録。セリエA昇格組ながら、ここまで降格圏と10ポイント差の12位と健闘するチームの中心を担っていた。 この活躍を受けて、ジェノアは700万ユーロ(約11億1000万円)に設定されていた買い取りオプション行使を決断するに至った。 2019年夏にヘンクからアタランタへ加入したマリノフスキーは、強烈な左足と攻撃センスを武器に活躍。在籍3年半で公式戦143試合に出場し30ゴール24アシストを記録。しかし、昨シーズンはジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督との関係悪化もあり、出場機会を減らしていた。 そういった中、昨年1月末にマルセイユへ買い取りオプション付きの半年間のレンタル移籍で加入。その新天地では公式戦23試合2ゴール1アシストの数字を残し、シーズン終了後に完全移籍に移行した。だが、自身を重用したイゴール・トゥドール前監督からマルセリーノ・ガルシア・トラル新監督への指揮官交代の影響もあり、わずか半年でイタリアに帰還していた。 2024.02.01 05:30 Thu

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ビジャレアルは13日、デンマーク人GKフィリップ・ヨルゲンセン(22)との契約延長を発表した。新契約は2029年夏までとなる。 スウェーデン系デンマーク人のヨルゲンセンは、マルメやペーニャ・アラバル、マジョルカの下部組織で育ち、2015年7月にビジャレアルのユースに加入。その後、下部組織で育ち、2023年1月にファーストチームに昇格した。 2023-24シーズンは正守護神の座を掴み、ラ・リーガで36試合に出場。ヨーロッパリーグ(EL)でも1試合に出場した。 元スペイン代表GKホセ・マヌエル・レイナがチームを退団し、今後の更なる活躍が期待されるヨルゲンセン。アカデミーの選手たちのお手本になる活躍が今後も期待されている。 2024.06.13 18:30 Thu
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マルセイユ、マルセリーノ監督退任を正式発表…ウルトラスの圧力受けるクラブは「スポーツ以外の理由で去る」と声明を発表

マルセイユは20日、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督(58)の退任を発表した。 今シーズンからマルセイユの新指揮官に就任したマルセリーノ監督だったが、チャンピオンズリーグ(CL)予選でパナシナイコスに敗れ、痛恨の本戦行きを逃した。 さらに、リーグ・アンでも格下相手の取りこぼしが目立ち、ここまで2勝3分けと微妙なスタートに。また、サポーターからは結果と共にプレースタイルへの不満の声が多く上がっていた。 これを受け、クラブの首脳陣は18日にサポーターグループと非常に緊迫した話し合いを行い、その場ではパブロ・ロンゴリア会長とマルセリーノ監督に批判が集まっていたとのことだ。 この会談後にはウルトラスから脅迫に近い形で辞任を要求されたロンゴリア会長を含むクラブ幹部4名が、一時的にその職務を離れる決断を下している。 そういった事情もあり、スペイン人指揮官は19日にクラブハウスで選手やスタッフに対して辞任の意向をすでに伝えていた。 マルセイユは今回の指揮官の退任に際して、以下の声明を発表している。 「経営陣に関する昨日の夕方に発表されたプレスリリースに続き、オリンピック・マルセイユは、9月18日の出来事により、マルセリーノと彼のテクニカルスタッフが雇用された職務を良好な条件で遂行することを不可能にしていると考えています」 「この残念な状況の結果、マルセリーノとそのスタッフはオリンピック・マルセイユでの任務を継続することはありません。この状況を踏まえると、6月23日にマルセイユに到着したばかりでクラブに全力で取り組んできたコーチとテクニカルスタッフがスポーツ以外の理由で去らなければならないことにクラブ全体が非常に残念に思っています」 なお、21日に控えるヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ初戦のアヤックス戦に関して、クラブOBであり今季からファーストチームのアシスタントマネージャーを務めるジャック・アバルドナド氏が暫定指揮官を務めることになる。 昨シーズンのリーグ・アンをチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位で終えたマルセイユだが、シーズン中から首脳陣との確執が伝えられたイゴール・トゥドール監督の退任が決定。 その後、複数の新指揮官候補がリストアップされた中でロンゴリア会長は、過去にテクニカルディレクター、監督として一緒に仕事をした経験があるマルセリーノ氏との交渉を進め、2年契約での招へいに至った。 しかし、これまでセビージャやビジャレアル、バレンシア、アスレティック・ビルバオと母国スペインの名門の監督を歴任した経験豊富な指揮官の国外初挑戦はわずか7試合で終了することになった。 2023.09.20 23:02 Wed

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