“タイトル至上主義”に一石…パリ五輪金メダルの期待かかるオーストラリア女子代表指揮官「優勝した翌日には空虚感」

2024.02.28 15:35 Wed
“タイトル至上主義”に一石を投じたトニー・グスタフソン監督
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“タイトル至上主義”に一石を投じたトニー・グスタフソン監督
オーストラリア女子代表のトニー・グスタフソン監督が、“タイトル至上主義”に一石を投じた。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。パリ五輪本大会の切符を懸け、なでしこジャパン同様、アジア最終予選を戦っている豪女子代表。24日に敵地で行われた第1戦・ウズベキスタン女子代表戦は0-3と勝利し、28日のホーム第2戦を前に有利な状況を確保している。

そんな”マチルダス”、アジアの枠を飛び越え、近年は女子サッカー界の世界的強豪として名を馳せる。
五輪は前回東京で初の4位入賞を果たし、ワールドカップ(W杯)も昨年の自国開催大会で初めて4位に。サム・カー(チェルシー)、メアリー・ファウラー(マンチェスター・シティ)などなど、ビッグネームも数多い。

ただし、AFC(アジアサッカー連盟)転籍後の主要タイトルは、2010年の女子アジアカップ優勝、ただひとつ。
そのためか、オーストラリア国内ではパリ五輪金メダルの期待が非常に大きく、『news.com.au』のような主要メディアも、サッカー記事の大半がAリーグ・メンでも男子A代表でもトッテナムでもなく、マチルダスの一挙手一投足を伝えるもの。1月の男子アジア杯の時点で、すでにその傾向が始まっていた。

しかし、ウズベキスタンとのリターンマッチを控えたグスタフソン監督は「是が非でも金メダル」の風潮を牽制。理解を示しつつも、“現場の人間”ならではの意見を述べている。

「まずは本大会の切符を掴むことが先決だが、間違いなく、パリ五輪は現チームにとって物理的な何かを得る大きな機会となる。中心選手たちがいい年齢になってきたし、この状態を築くのに何年も要してきたのだからね」

「ただ、誤解しないでほしい」

「私は、選手たちがどれだけ勝利を欲しているか、またどれだけ目の前の一戦で負けたくないか、よく理解している。しかしだ。トロフィーを天に掲げ、たとえその日花火を打ち上げたような気分になっても、次の日になれば空虚感に苛まれる選手だっているのだ」

「私自身もそのような状況に陥った選手を目の当たりにしたことがある。そこで知ったのは、メダルを首にかける以上に、大きな、重要なものがあるということだ」

「どんなときも心臓が鼓動する、それが大事なんだ。だからこそ、今のオーストラリア女子代表は素晴らしい。『スポーツとは何か』『人生とは何か』…この問いの答えを、90分間のサッカーで導き出すことなど決してできない」

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豪女子代表主将が米女子代表MFと交際公表! 東京五輪の3位決定戦後には親密な姿

オーストラリア女子代表FWのサム・カー(27)がアメリカ女子代表MFクリスティ・ミューイス(30)と交際していることを明かした。 カーはオーストラリア女子代表の主将を務め、東京オリンピックに参加。ここまで代表通算99試合に出場し48ゴールをマーク。歴代最多得点の記録を保持している。 一方のミューイスは、妹のサム・ミューイスとともにアメリカ女子代表として東京オリンピックにも出場。2014年には3カ月の短期契約ではあったが、なでしこリーグの伊賀FCくノ一三重でプレーした経験もある。 2人は東京オリンピックの3位決定戦で対戦。試合はカーがゴールを挙げたものの、4-3でアメリカが勝利していた。試合後には2人がピッチに寝そべりながらハグを交わす場面もあった。 カーは9日、自身のインスタグラムを更新。ミューイスとキスしている写真とともにハートの絵文字を投稿すると、ミューイスもハートの絵文字で応じ、自身のインスタグラムのストーリーでカーとの2ショットを公開。関係を公にした。 『FOX Sports』によると、2人の交際は東京オリンピックの前から始まっていたとのことだ。 <span class="paragraph-title">【写真】カーとミューイスの2ショット</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/GettyImages-1332471780.jpg" style="max-width:100%;"></div> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CSVjck4JPD5/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="13" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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故障者続くオーストラリア女子、同国メディアはパリ五輪へ向け危機感「サイレンが回っている」

ケガ人続出のオーストラリア女子代表を危惧する声が、現地『ABC』から挙がっている。 2023女子ワールドカップ(W杯)では"ホーム"の大声援を受け、過去最高成績となる4位に入ったマチルダスことオーストラリア女子代表。パリ・オリンピックアジア最終予選でもウズベキスタン女子代表を圧倒し、3大会連続5度目の本戦出場を決めている。 オリンピックでは前回の東京大会を越えるベスト4入りが期待されるが、ここにきてケガ人が相次いでいる。 絶対的エースのFWサマンサ・カー(チェルシー)はヒザの前十字じん帯損傷のため、先の最終予選にも出場せず、オリンピック本大会も難しい状況だ。 さらに、MFカトリーナ・ゴリー(ウェストハム)は3月FA女子スーパーリーグ(FAWSL)での足首負傷を受けて手術。今季の離脱が発表されている。DFクレア・ハント(パリ・サンジェルマン)も疲労骨折で直近の女子チャンピオンズリーグ(UWCL)を欠場。DFコートニー・ネビン(レスター・シティ)は股関節の違和感でこちらもリーグ戦を欠場し、3選手とも10日のメキシコ女子代表戦へ向けたメンバーには招集されていない。 加えて合流直前にはDFアイビ・ルイク(ヘッケン)もハムストリングの負傷で招集を辞退。2023年6月以来の代表復帰を果たしたFWエミリー・ギールニク(メルボルン・ヴィクトリー)も合宿中にはふくらはぎのケガで離脱を余儀なくされた。 じわじわとチームを蝕む負傷を、『ABC』は「最近の相次ぐ負傷者は赤信号の点滅というよりは、うめき声​​を上げながら回るサイレンのようなもの」と形容。パリ・オリンピック本番へ向けて危機感を募らせる。 そして、「怪我によってこれほど深刻な危機に直面しているのはオーストラリアだけではない」とも警鐘を鳴らす。トップクラスの選手は、強度の高いクラブでの試合と代表戦を休む間もなく繰り返しており、回復が追い付かなくなっていると指摘する。 オリンピックの登録メンバーは通常よりも少ない18人で、日程も詰まっている。トニー・グスタフソン監督が頭を悩ませる事になるだろうが、多くの国にとっても他人事ではないだろう。 2024.04.09 20:45 Tue

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