今季4度目のマドリードダービーは劇的ドロー決着…ジョレンテ土壇場弾で首位マドリーの連勝が「6」でストップ【ラ・リーガ】
2024.02.05 07:03 Mon
ラ・リーガ第23節、レアル・マドリーvsアトレティコが4日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、1-1のドローに終わった。
レアル(勝ち点57)は前節、リーグ屈指の“盾対決”となったラス・パルマスとのアウェイゲームに2-1の逆転勝利。さらに、第20節延期分のヘタフェ戦はホセルのドブレーテの活躍によって2-0で快勝し、リーグ6連勝と共にジローナを抜き首位に返り咲いた。
今季公式戦で唯一敗れている宿敵相手にリベンジを期すアンチェロッティ監督は、先発5人を変更。負傷でメンバー外のリュディガー、サスペンションのチュアメニの代役にカルバハル、カマヴィンガを起用。また、当初スタメンもウォームアップ中に問題が生じたヴィニシウスに代わってブラヒム・ディアスがロドリゴ、ベリンガムと3トップを組んだ。
対する3位のアトレティコ(勝ち点47)は前節、リーグ4連勝中だった好調バレンシア相手にサムエウ・リーノの恩返しゴールなどで2-0の完勝。さらに、第20節延期分のラージョ戦ではヘイニウドの今季初ゴールに、デパイの値千金の公式戦3試合連続ゴールによって2-1で競り勝ち、リーグ3連勝で敵地でのダービーに臨むことになった。シメオネ監督は近年苦戦が続くベルナベウ攻略に向け先発5人を変更。モラタとグリーズマン、コケ、デ・パウルといった主力を復帰させた。
ここまで3度の激闘を演じてきたマドリードの両雄による、今季4度目のダービーマッチ。ホームのレアルが押し込む入りを見せたなか、ベリンガム、ディアスとボックス内で早速足を振っていく。
以降は完全に押し込んだマドリーがボールと人の出し入れで堅固なブロック攻略を図っていくと、続けざまのスクランブルを利用してゴールをこじ開ける。20分、右サイドを起点にボックス手前でディアスの横パスがサウールに当たってボックス右フリーのルーカス・バスケスの足元に繋がる。そのバスケスのマイナスの折り返しが今度はコケに当たってディアスの足元にこぼれると、そのまま密集をドリブルで突破して至近距離からの右足シュートを突き刺した。
不運な形で先制を許したアトレティコはすぐさま反撃。ジョレンテの粘りで得た右CKの流れからヴィツェル、サビッチと続けて際どいヘディングシュートを放ったが、ここはGKルニンの好守などに阻まれる。
幾度かフィニッシュまで持ち込んだものの、攻守両面でしっくりといかないアウェイチームは前半半ばを過ぎて変化。[4-4-2]に並びを変えてサウール、リケルメが左右のサイドハーフに立ち位置を変えた。これでやや押し返す形となったが、サウールのヘディングシュートが枠を外れるなど前半のうちに追いつくことはできなかった。
迎えた後半、アトレティコはリケルメを下げてモリーナを右サイドバックに投入。ジョレンテのポジションを一列上げた。すると、立ち上がりの48分にはグリーズマンの正確な右CKをニアで競り勝ったサビッチがファーポストに流し込む。だが、同点ゴールかに思われたこの場面はオフサイドポジションのサウールのプレー関与でノーゴールとなった。
後半も流れの中で攻撃が停滞すると、シメオネ監督は早いタイミングで交代を決断。61分、サウール、モラタ、デ・パウルを下げて、戦前は先発起用も予想されたリーノ、バリオス、デパイの3選手を投入。さらに、コケを下げてアンヘル・コレアをピッチに送り込み、より攻撃的な布陣で同点、逆転を目指す。その流れで前半はフィニッシュに絡めなかったグリーズマンにシュートシーンが訪れるも、GKルニンの牙城を崩すには至らず。
対するマドリーは安定したボール保持に加え、存在感際立つカマヴィンガ、バルベルデのインテリオール2人の推進力を活かしたカウンターで追加点に迫るが、ロドリゴやディアスの決定機はGKオブラクの好守などに阻まれる。この展開を受け、アンチェロッティ監督は殊勲のディアス、ロドリゴを下げてホセル、モドリッチを続けて投入。屈強なターゲットマン、百戦錬磨のゲームメイカーに逃げ切りを託した。
ホームチームの盤石過ぎる試合運びによってこのままウノセロでの決着濃厚かに思われたが、やはり白熱の首都決戦はこのままでは終わらない。4分が加えられた後半アディショナルタイムの93分、サビッチからのロングボールを前線のデパイが頭でボックス中央へ流すと、浮き球のボールに対してマドリーの2センターバックがやや譲り合う形となり、そこに勢いを持って飛び込んできたジョレンテがクロスバーの内側を掠めるヘディングシュートを叩き込んだ。
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、今季4度目のマドリード・ダービーは土壇場でのドロー決着となった。逃げ切り失敗でリーグ連勝が「6」でストップしたマドリーは、次節に行われる2位ジローナとの首位攻防戦を2ポイント差で戦うことになった。
レアル(勝ち点57)は前節、リーグ屈指の“盾対決”となったラス・パルマスとのアウェイゲームに2-1の逆転勝利。さらに、第20節延期分のヘタフェ戦はホセルのドブレーテの活躍によって2-0で快勝し、リーグ6連勝と共にジローナを抜き首位に返り咲いた。
対する3位のアトレティコ(勝ち点47)は前節、リーグ4連勝中だった好調バレンシア相手にサムエウ・リーノの恩返しゴールなどで2-0の完勝。さらに、第20節延期分のラージョ戦ではヘイニウドの今季初ゴールに、デパイの値千金の公式戦3試合連続ゴールによって2-1で競り勝ち、リーグ3連勝で敵地でのダービーに臨むことになった。シメオネ監督は近年苦戦が続くベルナベウ攻略に向け先発5人を変更。モラタとグリーズマン、コケ、デ・パウルといった主力を復帰させた。
ここまで3度の激闘を演じてきたマドリードの両雄による、今季4度目のダービーマッチ。ホームのレアルが押し込む入りを見せたなか、ベリンガム、ディアスとボックス内で早速足を振っていく。
一方、後ろ重心でカウンターを主体にチャンスを窺うアトレティコは8分、グリーズマンのスルーパスに反応したモラタがボックス右に持ち込んでファーストシュート。だが、枠を捉えたこのシュートはGKルニンの好守に阻まれた。
以降は完全に押し込んだマドリーがボールと人の出し入れで堅固なブロック攻略を図っていくと、続けざまのスクランブルを利用してゴールをこじ開ける。20分、右サイドを起点にボックス手前でディアスの横パスがサウールに当たってボックス右フリーのルーカス・バスケスの足元に繋がる。そのバスケスのマイナスの折り返しが今度はコケに当たってディアスの足元にこぼれると、そのまま密集をドリブルで突破して至近距離からの右足シュートを突き刺した。
不運な形で先制を許したアトレティコはすぐさま反撃。ジョレンテの粘りで得た右CKの流れからヴィツェル、サビッチと続けて際どいヘディングシュートを放ったが、ここはGKルニンの好守などに阻まれる。
幾度かフィニッシュまで持ち込んだものの、攻守両面でしっくりといかないアウェイチームは前半半ばを過ぎて変化。[4-4-2]に並びを変えてサウール、リケルメが左右のサイドハーフに立ち位置を変えた。これでやや押し返す形となったが、サウールのヘディングシュートが枠を外れるなど前半のうちに追いつくことはできなかった。
迎えた後半、アトレティコはリケルメを下げてモリーナを右サイドバックに投入。ジョレンテのポジションを一列上げた。すると、立ち上がりの48分にはグリーズマンの正確な右CKをニアで競り勝ったサビッチがファーポストに流し込む。だが、同点ゴールかに思われたこの場面はオフサイドポジションのサウールのプレー関与でノーゴールとなった。
後半も流れの中で攻撃が停滞すると、シメオネ監督は早いタイミングで交代を決断。61分、サウール、モラタ、デ・パウルを下げて、戦前は先発起用も予想されたリーノ、バリオス、デパイの3選手を投入。さらに、コケを下げてアンヘル・コレアをピッチに送り込み、より攻撃的な布陣で同点、逆転を目指す。その流れで前半はフィニッシュに絡めなかったグリーズマンにシュートシーンが訪れるも、GKルニンの牙城を崩すには至らず。
対するマドリーは安定したボール保持に加え、存在感際立つカマヴィンガ、バルベルデのインテリオール2人の推進力を活かしたカウンターで追加点に迫るが、ロドリゴやディアスの決定機はGKオブラクの好守などに阻まれる。この展開を受け、アンチェロッティ監督は殊勲のディアス、ロドリゴを下げてホセル、モドリッチを続けて投入。屈強なターゲットマン、百戦錬磨のゲームメイカーに逃げ切りを託した。
ホームチームの盤石過ぎる試合運びによってこのままウノセロでの決着濃厚かに思われたが、やはり白熱の首都決戦はこのままでは終わらない。4分が加えられた後半アディショナルタイムの93分、サビッチからのロングボールを前線のデパイが頭でボックス中央へ流すと、浮き球のボールに対してマドリーの2センターバックがやや譲り合う形となり、そこに勢いを持って飛び込んできたジョレンテがクロスバーの内側を掠めるヘディングシュートを叩き込んだ。
そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、今季4度目のマドリード・ダービーは土壇場でのドロー決着となった。逃げ切り失敗でリーグ連勝が「6」でストップしたマドリーは、次節に行われる2位ジローナとの首位攻防戦を2ポイント差で戦うことになった。
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