逆転勝利で無敗継続のミラン、指揮官は新年の好調ぶりに満足「インテルやユベントスと同じレベル」

2024.02.04 14:42 Sun
勝ち点を積み上げたピオリ監督
Getty Images
勝ち点を積み上げたピオリ監督
ミランステファノ・ピオリ監督が勝利を喜んだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

セリエA前節のボローニャ戦は土壇場で追いつかれ、リーグ戦5連勝とはならなかったミラン。3日の第23節では再びの連勝街道を目指し、フロジノーネとのアウェイゲームに臨んだ。
ミランはフランス代表FWオリヴィエ・ジルーのゴールで先制しながらも、65分までに逆転を許す展開に。それでもジルーのアシストからイタリア人DFマッテオ・ガッビアが同点弾を決め、終盤には途中出場のセルビア代表FWルカ・ヨビッチが逆転ゴールを奪った。

3-2の勝利を収めたピオリ監督は、ベンチメンバーの力も合わせて逆転したチームの好調ぶりに満足感。「改善するべき点はまだたくさんあるが、新年に入ってからは、並外れたことをやっているインテルやユベントスと同じレベルに達している」と、上位2チームを引き合いに出した。

また、ピオリ監督は内容も振り返り、2失点目以外は概ね良かったとコメントしている。
「我々はまずまずのスタートを切ったが、それでもほとんどゴールは許さなかった。2失点目の場面ではミスを犯したが、後半、フロジノーネがほとんどシュートを打たなかったのも事実だ」

「選手たちが素晴らしいキャラクターを発揮し、たくさんの意欲もあった。予想通り、難しくて複雑な試合だった」

さらに、スーパーサブとして度々チームを救っているヨビッチや、1ゴール1アシストのジルーにも言及。2人のストライカーの活躍を称賛した。

「ヨビッチは決定的な存在だ。私は彼のクオリティを信じているから、毎日刺激している。だが、その功績は彼だけのものではない」

「ジルーは技術的にも精神的にも我々に多くをもたらしてくれる。我々はしばしばアウトサイドで一対一を作ったが、ボックス内をあまり埋められなかった。2トップにしたことでうまくやれるようになった」

次節は11日のホーム・ナポリ戦。その後はヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメント・プレーオフ1stレグでスタッド・レンヌと対戦と、重要な戦いが続く中、ピオリ監督は気を引き締めている。

「ナポリやレンヌというタレントの多いチームとの対戦となればレベルが上がる。我々も上げていかなければならない」

「(イエローカードを受けた)ラインデルスは警告が溜まっていたので、遅かれ早かれ(累積で)欠場するだろうと思っていた。問題はない。少なくとも彼は休むことができる。ベナセルも戻ってきたし、ムサもそこで落ち着いてプレーできる。ナポリ戦の準備はできている」

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昨夏フリーでバルセロナ加入もインパクト残せず…33歳イニゴ・マルティネスにミランが関心か

ミランがバルセロナの元スペイン代表DFイニゴ・マルティネス(33)に関心か。 レアル・ソシエダからアスレティック・ビルバオへ移籍した経歴を持つバスク人センターバック、イニゴ・マルティネス。昨夏32歳でバルセロナへフリー移籍も、ケガに悩まされ、ラ・リーガ出場20試合にとどまった。 自身の加入を望んだチャビ・エルナンデス監督はクラブを追われ、後ろ盾がない状況。スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、レンタルバックしたエリック・ガルシアのほうが、イニゴ・マルティネスより序列が高いという。 一方で、イタリアからはミランがイニゴ・マルティネスに関心との情報が。イングランド代表DFフィカヨ・トモリ(26)を5000万ユーロ(約85.3億円)以上で売却した場合に限るようだが、リストアップしている1人とのことだ。 バルセロナはハンジ・フリック新体制でイニゴ・マルティネスを構想外とする可能性も。今後数日で代理人も交えて選手側と意見交換し、イニゴ本人の意志を問う形とされている。 2024.06.25 21:40 Tue
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ミランはメニャンとの契約延長が最優先も…ジョージア躍進の立役者ママルダシュビリへの関心継続

ミランがバレンシアのジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(23)に注目しているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じた。 2021年夏にディナモ・トビリシからバレンシアへ加わり、ラ・リーガ屈指の守護神として活躍するママルダシュビリ。現在開催中のユーロ2024では初出場ジョージアのゴールマウスを守り、多数のセーブで決勝トーナメント進出の立役者となった。 先日、ラージョ・バジェカーノを退団する北マケドニア代表GKストレ・ディミトリエフスキ(30)を確保したバレンシアは、慢性的な財政難に悩まされていることもありママルダシュビリを売却候補に。ブレントフォードとニューカッスルがここ数週間関心を示しているようだが、移籍金3000万ユーロ(約51億6000万円)の要求に尻込みしているという。 また、ユーロでの活躍でその価値はさらに高騰。スペイン現地では少なくとも4000万ユーロ(約68億8000万円)と見積もられているようだ。 現行契約が2026年6月までのフランス代表GKマイク・メニャン(28)と契約延長に至っていないミランも、かねてからママルダシュビリに関心。ニースのポーランド代表GKマルシン・ブルカ(24)と共にリスト入りしていることは確実だが、あくまでもメニャンとの契約延長が最優先で、現状それ以上の動きはないようだ。 現年俸が300万ユーロ(約5億2000万円)弱のメニャンは、ポルトガル代表FWラファエル・レオンと同等の700万ユーロ(約12億円)を希望。交渉をまとめ、守護神交代を回避することができるのだろうか。 2024.06.28 15:06 Fri
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「ユベントス行きはないと思う」ボローニャTDが注目株カラフィオーリらの今後に言及、ザークツィーは「99.9%の確率で出て行く」

ボローニャのテクニカル・ディレクター(TD)を務めるジョバンニ・サルトーリ氏が、オランダ代表FWジョシュア・ザークツィー(23)とイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ(22)の去就について語った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えた。 2023-24シーズンはセリエAを5位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしたボローニャ。しかし、チームを躍進させたチアゴ・モッタ監督がユベントスへ向かった上、中心選手の動向に注目が集まっている。 2024-25シーズン移籍市場の幕開けイベントとなるグラン・ガラに出席したサルトーリ氏は、現在ユーロ参戦中のザークツィーについてコメント。ストライカーの移籍を覚悟し、後釜探しに着手していると明かした。 「彼には契約解除条項があるから、99.9%の確率で出て行くだろう。代わりの選手? 我々は何カ月もそのことについて考えてきた。簡単ではないだろうが、彼の代役を見つけられるよう努力するつもりだ。何人か名前が挙がっている」 また、すでにユーロ敗退となってしまったものの、今大会でさらに株を上げたカラフィオーリにも言及。かねてより噂されていたユベントス行きはなく、引き留められないとすればイタリア国外への移籍になるだろうと語った。 「我々は12カ月前に彼と契約したから、市場で何が起こるか様子を見ることになるだろうが、我々の心の中には彼を引き留めたいという意志がある」 「我々は彼を引き留めるため努力するが、重要なオファーが届いたらそれを検討しなければならないだろう。彼がユベントスに行くことはないと思うし、おそらく別(国外)の市場に行くことになるはずだ」 ボローニャでの2年目を終えたザークツィーは、2023-24シーズンのセリエAで34試合に出場し、11ゴール5アシストを記録。4000万ユーロ(約69億4000万円)の契約解除条項が存在するなか、ミランが獲得を進めていたが、代理人の要求する高額な手数料が障壁となり交渉が停滞。マンチェスター・ユナイテッドが接触を図り、アーセナルなども関心を寄せる。 カラフィオーリは2023年夏にバーゼルからボローニャへ移り、センターバックや左サイドバックとしてセリエAで30試合に出場。レアル・マドリーやトッテナム、アーセナルなど多数のイタリア国外クラブからの関心も浮上している。 2024.07.02 15:40 Tue
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ミランがレアルの19歳DFアレックス・ヒメネスの買取OPを行使…昨季はレンタルでプレーし5試合に出場

ミランは28日、レアル・マドリーのU-19スペイン代表DFアレックス・ヒメネス(19)を完全移籍で獲得することを発表した。 買い取りオプションを行使し、2028年6月30日までの 4年契約を締結。1年間の延長オプションも付帯している。 アレックス・ヒメネスはマドリーのカンテラ育ち。フベニールA(U-19)から、2023年7月にミランへとレンタル移籍した。 プリマヴェーラでのプレーがメインとなったものの、ファーストチームでベンチ入りを果たすと、2024年に入りファーストチームでプレー。セリエAで3試合、コッパ・イタリアで2試合に出場していた。 世代別のスペイン代表を経験しており、左サイドバックをメインに両サイドバックとサイドハーフでプレー可能だ。 スペイン『アス』によれば、ミランが支払う金額は500万ユーロ(約8億6000万円)程度になるとのことだ。 2024.06.29 02:10 Sat

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