野澤大志ブランドン
Taishi Brandon NOZAWA
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ポジション | GK |
国籍 |
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生年月日 | 2002年12月25日(22歳) |
利き足 | |
身長 | 193cm |
体重 | 90kg |
ニュース | 人気記事 | クラブ | 代表 |
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東京Vの城福監督、今季初の東京ダービーへ「とにかく魂の宿ったいい試合をお見せしたい」
東京ヴェルディの城福浩監督が、2日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第8節のFC東京戦に向けた会見を実施した。 東京Vは3月29日にアウェイで行われた前節の柏レイソル戦を0-0で引き分けた。ルヴァンカップのAC長野パルセイロ戦に続き2試合連続無得点に終わり、今季初のリーグ連勝を逃す形となったが、内容面では開幕から好調を維持する上位相手に持ち味のアグレッシブなスタイルを前面に押し出して圧倒。90分を通しては今季のベストゲームと評価できる一戦となった。 そして、指揮官・選手ともにいい感触を得た12位のチームは、中3日での開催となる今季初の東京ダービーに臨む。 昇格2年目の今季は開幕数試合で結果・内容ともに振るわない戦いが続いたが、逆転勝利した名古屋グランパス戦の後半から躍動感ある昨季好調時のパフォーマンスを取り戻した感もある。 その点について城福監督も「我々らしさを出そうとしてくれている姿勢というのは信頼している」と、志向するスタイルにおけるファンダメンタルの部分が改善されたと感じている。 「目が覚めたという言い方がいいかもしれませんけど、それは彼ら自身もこのままではいけないという思いがあり、立ち返るところというのは彼ら自身もしっかりと考えてくれたというところはあると思います」 「満足ではないけれども、我々らしさを出そうとしてくれている姿勢というのは信頼していますし、それで表現できるものというのは、決して変な試合にはならないと。そこだけは自信を持っていると思うので、あとは勝ち点3を取るために足りないところをみんなで共有しながら、いかに90分で表現できるかというところだと思います」 「勝ち点3を取るため」という部分では公式戦2試合連続無得点の改善は急務。個々の決定力の向上、自分たちの時間帯に取り切る。守備面でハードワークを強いられる前線の選手にアタッキングサードでパワーを出させるようなゲーム運びはより意識したいところだ。 柏戦後に“超決定機”に持ち込む上での課題について「高いインテンシティの中でボールを奪って、もちろん息が上がった状態だと思いますけど、そこからの判断の精度であったり、パス、技術の精度をもうワンランク上げていくことが大事」と語っていた城福監督。 今回の会見の場では“判断”という部分に関してより具体的に説明。引き続きチーム全体の強度を維持するための選手層の拡充に取り組みつつ、「エネルギーのかけ方」という部分で、より成熟したチームに成長したいと考えている。 「今日も共有しましたけれども、エネルギーの使い方のバランス。例えば、ボールを奪うことに、相手に圧力をかけることにエネルギーをかけて、やらなければいけない時間帯もある。もうひとつのエネルギーのかけ方というのは、自分たちでボールを保持するというエネルギー。これは楽をするということではない。守備をするのと同じぐらい大変なことで、何人かがサポートをさぼれば、ボールを持っている選手が孤立して、相手のカウンターを食らう」 「チームとして、エネルギーのかけ方をどういうふうに変化させていくかというのは、ここが“判断”。判断の精度というのはその部分で、ドリブルをすべきか、パスをすべきかの判断ではなくて、エネルギーをどういうふうにかけるかという判断」 「ある選手はもっと裏へ蹴ろうと思っている。ある選手は足元という表現がいいか、動くことによってボールを保持することによって、前に進もうとしている。これを一致させていかないと。この前のゲームで言えば、我々が一番しんどい時間帯というのは、そこが一致していない時間帯でした」 「ここの判断が言い方によってはボールポゼッションをしてボールを走らせて、相手を動かすという言い方に重なるのかどうかわかりませんけど、僕らが間違ってはいけないのは、ボールを保持することが休むことではないということ。エネルギーのかけ方が変わるだけで、そこはこのチームの伸びしろだと思います」 手応えを活かしつつ、課題にも取り組みながら臨む今回の大一番。 松橋力蔵新監督の下で開幕白星スタートも、以降は度重なる負傷者の影響もあって直近は4試合無得点で1分け3敗の15位に低迷するFC東京について、“青赤”の元指揮官は新体制移行ゆえの難しさを認めながらも、カウンターの局面を中心にスピーディーな相手の攻撃を警戒している。 「監督が新しくなって、その監督の志向というのはすごく明確であることは、新潟時代を見てきてもよくわかりますし、そのチーム作りに向けて今は作っている最中なんだろうなというふうに想像します」 「これは自分もすごく理解するところですけれども、とはいえ今いる選手たちの特徴がある。それと監督自身がやりたいサッカーというのをどう合わせていくかというのは、どっちを優先するかという論議があるかどうかはわかりませんけど、監督とすれば、今いる選手たちの特徴を消すことだけはしたくないという思いがあると思う。という意味では、今いる選手の特徴がふんだんに出ている。それをすごく優先しているチーム作りをしているなと」 「非常にスピーディーで、特にカウンターに入ったときの個とかグループのスピード、そのかける人数というのは本当にJリーグの中でも、その局面においてはトップレベルになるのではないかなと思います」 昨季の2度の対戦はいずれもドロー。ホーム開催の初戦は前半の2点リードに加え、相手に退場者が出たなか、後半アディショナルタイムに痛恨の同点ゴールを奪われて2-2。アウェイ開催の2戦目は攻守に圧倒したものの、相手GK野澤大志ブランドンの驚異的なビッグセーブを前にゴールをこじ開けられず、0-0のドローに終わっていた。 内容的には今回の一戦に自信を持って臨めるところが、指揮官は「今年は勝てるのではないかというような空気感だけが我々の最大の敵」と、根拠に乏しい自信や過信を許さず。あくまでチャレンジャーとして難敵相手に全力を尽くすことを求めている。 「去年は2勝できたのではないか、できたはずだという思いが、我々サイドにあったとしたら、そこが一番怖い。去年の印象を持ったまま、キックオフを迎えないようにしなければいけない」 「何よりも個の強さ、個のスピードというのを持ち合わせているチームなので、相手のことを最大限リスペクトしながらも、自分たちの目指しているもの、最高のものを出さない限り、互角に勝負できないぐらいのつもりで、まずはピッチに立つことが大事です」 以前から首都ダービーの価値を高めたいと語ってきた指揮官だが、今季のダービー初戦は金Jでの開幕戦となった大阪ダービー、真冬の平日ナイトゲーム開催となった東京クラシックや横浜ダービー同様にミッドウィークのナイトゲーム開催に。 春休み中ではあるものの年度初めでの開催ということもあり、多くの社会人にとっては厳しいスケジュールでファン・サポーターからも不満の声も少なからずある。 いずれも3万人超えとなった昨季のダービーに対して、現状で2万5000人程度の来場見込みとなるが、指揮官は「もちろん1人でも多くの人に来てもらいたい」と正直な思いを語りつつも「それが何人であっても来ていただいているサポーターの熱い想いというのは、ホームでもアウェイでも我々は感じている」と、最高のゲームを披露することでダービーの価値を高めたいと意気込む。 「やはりJ1で戦う東京ダービーの価値というのは自分たちで高めなければいけないですし、自分たちが一番この価値をわかっていなければいけない。サポーターも盛り上がってくるでしょうし、もっと言えばお互いに負けられない状況の試合。とにかく魂の宿ったいい試合をお見せしたいし、そこでホームである我々がサポーターとともに喜べるような終わり方をしたいという思いでいます」 2025.04.01 18:00 Tue2
初の東京ダービーは2度追いついてのドロー…FC東京の松橋力蔵監督「激しい戦いを実感」
FC東京の松橋力蔵監督が、ドローに終わった自身初の東京ダービーを振り返った。 FC東京は2日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第8節の東京ヴェルディ戦を2-2のドローで終えた。 直近1分け3敗の厳しいチーム状況で臨んだアウェイ扱いのダービーでは、前半の20分にセットプレーから先制点を奪われる厳しい展開に。それでも、前半終盤の43分にはMF高宇洋の浮き球パスに反応したFW佐藤恵允がうまくディフェンスラインと入れ替わってGKとの一対一を制し、チームとしてリーグ5戦ぶりとなるゴールで追いついた。 迎えた後半は立ち上がりにGK野澤大志ブランドンの軽率なプレーで勝ち越しを許したが、積極的な交代策で後半半ばから終盤にかけて攻勢を仕掛ける。すると、89分にはFKの二次攻撃からMF安斎颯馬の右クロスを、ボックス左で競り勝ったDFエンリケ・トレヴィザンが頭で合わせ、土壇場で2-2のドローに持ち込んだ。 攻守両面で少なくない課題は露呈したものの、5試合ぶりの得点に加えて、2度のビハインドを追いつく反発力を示した点は今後の戦いに向けてポジティブに捉えていい要素となった。 同試合後、松橋監督は「最後に追いつくことができて勝ち点1を取れた」と、自身初のダービーで最低限の結果を残せたと振り返った。 「僕にとっては初めての東京ダービーで、両チームがドローで試合後にブーイングを受けたという部分で、本当に激しい戦いなんだなということを実感できました。最初からそれを全く感じていなかったわけではないですし、勝ちを届けることができなかったのは非常に残念です」 0-3で惨敗した前節の川崎フロンターレ戦を筆頭に、無得点の4試合ではボールは保持しながらも得点、決定機に繋げる部分で大きな課題が出ていたが、この試合では相手守護神マテウスの好守に阻まれたものの、狙いとする3人目の動きを使った攻撃など流動的な仕掛けからいくつか決定機も作り出した。 その点について指揮官は「再現性はそんなに高くなかった」と、まだまだ思い描いた形には至っていないとしながらも、選手交代を含めある程度狙いを出せた部分もあったと一定の評価を下した。 「ゲームの中でそれが再三出るわけではないですし、いくつかのチャンスメイクというところは、流動性の中で生まれて、あとは本当にそこで決め切るところ。ひとつは決まって、もうひとつは決まらなかった。そこはまだまだです。ただ崩しても勝てませんし、ゴールネットを揺らさない限りは意味がないので、そこはずっと求め続けたいです」 「(交代策について)ああいう少しダイナミックなことも、高い位置でどう起点を作るかというところの手法のひとつを加味した中で、ワイドのインサイドハーフのところに、少し突破力というよりも、いい判断というか、スピードで自分で勝負というよりも人をうまく使いながら。ただ、両選手とも両方ができる選手なので、そこで起点ができることによって、サイドの優位性をさらにうまく使えるといいかなというところで、そういう絵は少し出せたかなと思いますけども、最後のところはまだまだシュートまで至ってない。いくつかあったと思いますが、それがゴールに結びつかなかったことは少し残念です」 一方、同じく課題の後方からの前進という部分では後半に改善は見られたものの、試合を通して東京Vの鋭いカウンターに嵌る場面も散見。ただ、指揮官は「楽な道を歩くな」と、志向するスタイルを表現していくために、今後も勇気を持ったトライを求めている。 「カウンターが怖くて中央を狙わないということはなし。そこをひっくり返すぐらいの気持ちを持ってやっていかないといけない。ボールを握っている以上は表裏一体で、必ずそういうシーンというのは出ますし、そこで潰し切れれば我々のペースになるでしょうし、我々のペースにならないときには、相手のいいプレスに掴まれるシーンというのもいくつかありました」 「僕はそこに対してのトライを求めていますし、そのトライをしないということはない。言葉にすれば、『楽な道を歩くな』と、本当にそこをやり切る、やってひっくり返すと。その上で次に出てくるような絵というのは、必ずサイドに優位性ができたりだとか、そこで我々が狙っているというか、準備していたものというものが、もう少し多く出せる部分があったかもしれませんけれども、やはり少しそこら辺が前半は淡泊だった。後半は少しキャラクターを変えることで、そこを少し突いていければという感じでの交代で、なんとかこじ開けることを狙いたいなというふうに思っていました」 冒頭のコメント通り、試合後にはダービーでのドローにブーイングを浴びる形となったが、5戦未勝利の状況においてわずかながら光明も見え始めたFC東京。中3日で臨む次節はファジアーノ岡山とのタフなアウェイゲームとなるが、6戦ぶりの白星を収めることはできるか。 2025.04.03 07:42 Thu3
【J1注目プレビュー|第8節:東京VvsFC東京】今季最初の“東京ダービー”、昨季は2戦ともドローの中決着は!?
【明治安田J1リーグ第8節】 2025年4月2日(水) 19:00キックオフ 東京ヴェルディ(12位/8pt) vs FC東京(15位/7pt) [味の素スタジアム] <h3>◆ダービーで決着をつける【東京ヴェルディ】</h3> 前節は上位に位置する柏レイソルとアウェイで対戦し0-0のゴールレスドローに終わった東京V。強度の高いサッカーを見せ、しっかりと勝ち点を持ち帰った。 中3日という厳しいスケジュールだが、悪くない状態のチームが臨む“東京ダービー”。昨季は16年ぶり位にJ1で実現しどちらもドローと決着がつかずに終わった。 城福浩監督も自身の古巣とのダービーに力が入る中、もう1人の男も闘志を燃やす。それが今季から加入したMF平川怜。レアル・ソシエダでプレーするMF久保建英の同期で、FC東京で飛び級のプロ入り。しかし、芽が出ずにチームを離れ、ダービーで対戦することとなった。 攻守にわたってチームに力をもたらせられることは少ない出番でも見せつけてきた。しっかりと古巣相手に成長した姿を見せたいところだろう。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:マテウス DF:綱島悠斗、林尚輝、谷口栄斗 MF:宮原和也、齋藤功佑、平川怜、翁長聖 FW:染野唯月、山見大登 FW:木村勇大 監督:城福浩 <h3>◆完敗を払拭できるか【FC東京】</h3> 前節は川崎フロンターレとの“多摩川クラシコ”に臨んだが、結果は0-3で惨敗。ホームでまたしても勝てず、影を落とした。 サポーターからはブーイングも聞かれたが、すぐに訪れる“東京ダービー”で挽回したいところ。負けられない試合が続くタフな部分はあるが、挽回のチャンスと捉えたいところだ。 川崎F戦も前半は悪くない戦いを見せていたが、ゴールを奪えずにいると相手のペースに引き摺り込まれて敗れた。しっかりとフィニッシュにつなげていきたいところ。ダービーを良いきっかけにしたい。 松橋力蔵監督の下でチームを作り上げている段階だが、特別な一戦での勝利はチーム作りを加速させるはず。しっかりと勝利を収めて、勢いに乗りたい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:野澤大志ブランドン DF:木本恭生、エンリケ・トレヴィザン、岡哲平 MF:白井康介、橋本拳人、高宇洋、安斎颯馬 MF:佐藤恵允、俵積田晃太 FW:仲川輝人 監督:松橋力蔵 2025.04.02 16:10 Wed4
昨季に続く痛恨ドローで東京ダービー勝利ならずの東京V…城福監督「この悔しい思いを経験として成長してほしい」
2008年以来の東京ダービー勝利を目指した東京ヴェルディだったが、昨シーズンの2度の対戦同様に悔しい結果に終わった。 東京Vは2日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第8節でFC東京と対戦し、2-2で引き分けた。 昨シーズンの2度の対戦では、2点リードに数的優位を得たなかホーム扱いの初戦を土壇場の失点で追いつかれる2-2のドロー。アウェイ扱いの前回対戦では終始圧倒する展開も、ゴールをこじ開けられずに0-0のドローといずれも勝ち点2を取りこぼす結果となっていた。 それだけに、今回の対戦に懸けるファン・サポーター、チームの想いは非常に強いものだった。 結果はゴールレスドローも上位の柏レイソルを圧倒した前節と全く同じメンバーで臨んだ中3日のダービーマッチでは、前半20分にFW山見大登の左CKをDF林尚輝が頭で合わせて先制に成功。 だが、前半終了間際にはボールホルダーにプレッシャーがかかっていない状況でのラインアップというミスもあってFW佐藤恵允に抜け出されて同点ゴールを許した。 迎えた後半は立ち上がりのピンチを守護神マテウスの好守で凌ぎ、52分にはFW染野唯月の懸命なプレスでGK野澤大志ブランドンのミスを誘発し、勝ち越しゴールを奪取。以降はアグレッシブなプレスから畳みかける攻めをみせ、途中出場のMF松橋優安のクロスバー直撃のシュートなどで3点目に迫るも、仕留め切れず。 すると、連戦の影響やFC東京の交代策によって徐々に守勢を強いられると、89分にはセットプレーの二次攻撃からDFエンリケ・トレヴィザンにヘディングシュートを流し込まれ、昨季の対戦同様にリードを守り切れず。後半アディショナルタイムには古巣対戦のMF平川怜に決定機が訪れたが、ここは相手の体を張ったブロックに阻まれて劇的勝利に持ち込むことはできなかった。 この結果、低調なパフォーマンスに終始した清水エスパルスとの開幕戦、0-4で惨敗した鹿島アントラーズ戦の試合後でもチームを鼓舞する声援を送っていたサポーターも、選手たちのハードワークは当然のことながら理解しつつも“All or Nothing”のダービーでのドローに対してブーイングという珍しい反応を示した。 同試合後、城福浩監督は「非常に悔しい結果」と2度のリードを守り切れなかった痛恨のドローに失望を隠さず。 一方で、両クラブに在籍歴があってダービーの意味を誰よりも理解し、ファン・サポーターの心情も把握する指揮官だが、今回のブーイングに対しては「サポーターのブーイングは、私に向けて、私個人に向けてだと思っています。今日の選手に向けては、自分の中でありえないと思っています」とコメント。 普段の城福監督の人となりを鑑みれば、少し意外な発言にも思われるが、チームの機微を見逃さない百戦錬磨の指揮官は若いチームの気落ちや動揺を感じ取ったゆえに、あえて矛先を自身に向けさせ、過密日程が続くなかでチームを次の戦いへ切り替えさせたかったようにも感じられる。 そして、「後から入ってくる選手の経験値を考えたら、私がこういうのはおかしいですけれども、今は彼らを責める気持ちにはなれない。この悔しい思いを経験として成長してほしい。それがこのクラブの唯一のJ1で戦える道筋なので、成長を促すには我慢が必要なので、若い選手たちがこれをどう捉えるか、我々がどう背中を押してあげられるかというふうに捉えています」と、ほろ苦い今季最初のダービーの経験を今後の糧に繋げてほしいと奮起を促した。 ファン・サポーターへの対応、会見での発言で普段と異なる姿を見せた指揮官だが、試合後のミックスゾーンでのコメントを聞く限り、それぞれに考え方やアプローチは異なるものの、選手たちは指揮官の考えやファン・サポーターの想いをしっかりと理解。その上で前向きに課題克服、成長へフォーカスしている。 指揮官同様にチームに対して、常に臆せず強い要求をみせる守護神マテウスは、「選手全員が自分たちのチームの特徴というのをしっかり理解しないといけない」、「気持ちのところや姿勢の部分というのは変わったと思いますけど、クオリティのところはチーム全体としてレベルアップしないと、結果というのはついていかない」と、さらなる成長を求める。 また、ポジティブな言葉でチームを鼓舞するMF齋藤功佑は、「カウンターのときに選手が出ていくところまではできていますけど、そこの冷静なプレーの判断とか質のところは伸びしろ」、「攻撃をやり切らないで、一回持つ時間を作ったりとかという判断がもう少しできたら、90分通して勝ちにつなげられた」と、この試合で得たポジティブな要素にも目を向けつつ、自身を含めて勝利を得るための改善点に触れている。 ファン・サポーターの試合後の反応に対して、「真摯に受け止めていますし、彼らの思いも理解しています」とも語った齋藤は、「この3連戦で良い戦いはしていますし、自分たちが大事にしているところを積み上げてこれているので、3連戦の最後に勝つことで報われることもある。次に向けていい準備をしたい」と、中2日で戦う横浜F・マリノスとのクラシコで、今度こそファン・サポーターと喜び合いたいと勝利を誓った。 2025.04.03 09:31 Thu
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今季初の東京ダービーは痛み分け…東京Vが2度のリードもFC東京が後半終盤のゴールで追いつく【明治安田J1第8節】
2日、明治安田J1リーグ第8節、東京ヴェルディvsFC東京が味の素スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。 12位の東京Vは代表戦明けとなった前節、柏レイソルとのアウェイゲームを0-0のドローで終えた。その一戦から中3日で臨んだ今季初の東京ダービーでは前節と全く同じスタメンを採用。青赤の下部組織育ちの平川怜がスタメンでダービーのピッチに立った。 一方、15位のFC東京は前節、川崎フロンターレとの多摩川クラシコに0-3の惨敗。リーグ4試合連続無得点の未勝利と苦境に陥る。5戦ぶりの白星を期して臨んだ宿敵との一戦では先発3人を変更。岡哲平、土肥幹太に代えて木本恭生、エンリケ・トレヴィザンをディフェンスラインで起用。仲川輝人に代わってエヴェルトン・ガウディーノが起用された。 ともに浮上のきっかけを掴みたい両雄による首都決戦の第1ラウンド。立ち上がりはアウェイチームが後方からボールを動かし、前線に良い形でクサビが入った際にはサイドを起点に深い位置まで侵入する場面も創出する。 互いに相手の出方を窺った後は中盤での潰し合いが目立つ膠着状態に陥る。流れのなかではフィニッシュまで持ち込めない場面が目立つホームチームだったが、続けてセットプレーを得てチャンスに繋げていく。 19分にはバイタルエリア中央で得たFKの流れから齋藤功佑の左クロスをゴール前の染野唯月がドンピシャのヘッドで合わすが、これはGK野澤大志ブランドンのビッグセーブに阻まれる。だが、このプレーで得た左CKの場面で山見大登の右足インスウィングの正確なクロスをニアに飛び込んだ林尚輝が頭で合わせてゴールネットを揺らした。 4試合無得点の状況で先手を奪われたFC東京。すぐさま反撃に転じると、23分にはビッグチャンスが舞い込む。相手陣内右サイドでガウディーノ、佐藤恵允と繋いでボックス右に走り込む俵積田晃太に完璧なラストパスが通る。だが、右足で左隅を狙ったシュートはGKマテウスが右足でわずかに触ってコースを変えると、ボールは左ポストを叩いて同点ゴールとはならず。 それでも、ファーストシュートを記録したことで攻撃のスイッチが入ったアウェイチームは、3バックの脇の選手も高い位置を取るなど、徐々に攻撃に厚みを出していく。 一方、東京Vもよりカウンターが効きやすい状況で左サイドの山見のスピードで引っくり返す場面も作り出す。ただ、柏戦同様に最後のところで質と判断の部分で精度を欠いてじぇっ定機まで持ち込めない。41分には高い位置でのボール奪取からボックス左に持ち込んだ齋藤の浮き球クロスをファーの木村勇大が頭で合わせるが、これは枠に飛ばせない。 相手の拙攻もあって2失点目を回避したFC東京は前半終了間際に追いつく。43分、ハーフウェイライン付近でのパス交換から高宇洋の浮き球パスに反応した佐藤がDF谷口栄斗との駆け引きで完璧に入れ替わってボックス内に抜け出すと、GKマテウスに寄せられる前に左足シュートを流し込み、チームとしてリーグ5戦ぶりのゴールを挙げた。 1-1のイーブンで折り返した後半。追いついた勢いのあるFC東京が最初の決定機を創出。47分、佐藤の浮き球パスに反応した俵積田がボックス左から斜めのラストパス。これに抜け出したガウディーノがGKと一対一になるが、GKマテウスの好守に遭う。さらに、こぼれに詰めた佐藤のシュートもわずかにクロスバーの上を越えた。 このピンチを凌いだ東京Vはターンオーバーの応酬から意外な形でゴールをこじ開ける。52分、綱島悠斗の中盤でのボール奪取から木村にスルーパスが通るが、ここはDFトレヴィザンの決死のスライディングタックルに阻まれる。だが、こぼれ球をボックス内で収めたGK野澤に猛然とプレスを仕掛けた染野が右への持ち出しをうまく右足で突いてゴールネットに流し込んだ。 青赤の守護神の痛恨の失策によって緑が勝ち越したダービーは、ここからよりオープンな展開に。 カウンターから畳みかける攻めを見せた東京Vだったが、染野が足を痛めてプレー続行不可能となって松橋優安のスクランブル投入を余儀なくされる。対してFC東京はガウディーノを下げて負傷明けのマルセロ・ヒアンをピッチに送り出す。 63分には東京Vにビッグチャンス。バイタルエリアでボールを運んだ齋藤のラストパスをボックス右で受けた松橋が渾身の右足シュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。 一進一退の攻防が続くなか、FC東京は71分に3枚替えを敢行。佐藤、俵積田、橋本拳人を下げてダービーデビューの15歳MF北原槙、仲川、東慶悟をピッチに送り出す。すると、この交代直後には左サイド深くで仲川が入れたクロスにニアに東が合わせる決定機も、このシュートはわずかに枠の左へ外れた。さらに、82分には東が右のポケットに侵入しマイナスパスを入れると、北原がシュートを放つが、これはDFのブロックに遭う。 後半終盤に入ってなかなか押し返せなくなった東京Vは山見、木村、齋藤の主力を下げて福田湧矢、白井亮丞、稲見哲行を同じポジションで投入した。 その後は守るホームチーム、リスクを冒して前に出るアウェイチームという構図の下で白熱の攻防が繰り広げられると、FC東京が土壇場で追いつく。89分、相手陣内右サイドで得たFKの二次攻撃から安斎颯馬の右クロスにボックス左で競り勝ったトレヴィザンのヘディングシュートがゴール右隅に決まった。 2-2のイーブンに戻ったなか、5分が加えられたアディショナルタイムでは互いに勝ち点3を目指して攻め合う。91分にはショートカウンターの形からペナルティアーク付近までドリブルで切り込んだ平川が古巣のゴールへ左足シュートを狙うが、東のブロックに遭ったシュートはわずかに枠を捉え切れず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、今季初の東京ダービーは痛み分けの結果に終わった。 東京ヴェルディ 2-2 FC東京 【東京V】 林尚輝(前20) 染野唯月(後7) 【FC東京】 佐藤恵允(前43) エンリケ・トレヴィザン(後44) 2025.04.02 21:03 Wed野澤大志ブランドンの移籍履歴
移籍日 | 移籍元 | 移籍先 | 種類 |
2023年1月31日 |
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レンタル移籍終了 |
2021年8月1日 |
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レンタル移籍 |
2020年2月1日 |
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完全移籍 |
野澤大志ブランドンの今季成績
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YBCルヴァンカップ2025 | 0 | 0’ | 0 | 0 | 0 |
明治安田J1リーグ | 9 | 810’ | 0 | 0 | 0 |
合計 | 9 | 810’ | 0 | 0 | 0 |
野澤大志ブランドンの出場試合
YBCルヴァンカップ2025 |
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1回戦 | 2025年3月20日 |
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奈良クラブ | ベンチ入り |
A
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明治安田J1リーグ |
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第1節 | 2025年2月15日 |
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vs |
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横浜FC | 90′ | 0 | ||
A
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第2節 | 2025年2月22日 |
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vs |
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FC町田ゼルビア | 90′ | 0 | ||
H
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第3節 | 2025年2月26日 |
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vs |
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名古屋グランパス | 90′ | 0 | ||
H
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第4節 | 2025年3月1日 |
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vs |
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鹿島アントラーズ | 90′ | 0 | ||
A
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第5節 | 2025年3月8日 |
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vs |
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湘南ベルマーレ | 90′ | 0 | ||
H
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第6節 | 2025年3月15日 |
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vs |
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アビスパ福岡 | 90′ | 0 | ||
A
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第7節 | 2025年3月29日 |
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vs |
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川崎フロンターレ | 90′ | 0 | ||
H
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第8節 | 2025年4月2日 |
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vs |
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東京ヴェルディ | 90′ | 0 | ||
A
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第9節 | 2025年4月6日 |
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vs |
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ファジアーノ岡山 | 90′ | 0 | ||
A
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野澤大志ブランドンの代表履歴
デビュー日 | 引退日 | チーム |
2024年4月22日 |
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野澤大志ブランドンの今季成績
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AFC U23アジアカップ2024 | 1 | 90’ | 0 | 0 | 0 |
パリ五輪 グループD | 0 | 0’ | 0 | 0 | 0 |
パリ五輪 決勝トーナメント | 0 | 0’ | 0 | 0 | 0 |
合計 | 1 | 90’ | 0 | 0 | 0 |
野澤大志ブランドンの出場試合
AFC U23アジアカップ2024 |
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第3節 | 2024年4月22日 |
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vs |
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U-23韓国代表 | 90′ | 0 | ||
H
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準々決勝 | 2024年4月25日 |
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vs |
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U23 カタール代表 | ベンチ入り |
A
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準決勝 | 2024年4月29日 |
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vs |
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U-23イラク代表 | ベンチ入り |
H
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決勝 | 2024年5月3日 |
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vs |
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U-23ウズベキスタン | ベンチ入り |
H
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パリ五輪 グループD |
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第1節 | 2024年7月24日 |
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vs |
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U-23パラグアイ代表 | ベンチ入り |
H
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第2節 | 2024年7月27日 |
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vs |
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U-23マリ代表 | ベンチ入り |
H
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第3節 | 2024年7月30日 |
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vs |
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U-23イスラエル代表 | ベンチ入り |
A
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パリ五輪 決勝トーナメント |
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準々決勝 | 2024年8月2日 |
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vs |
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U-23スペイン代表 | ベンチ入り |
H
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