【ブンデス第27節プレビュー】6pt差に縮まった2強は残留争う格下と対戦、W杯出場決めた日本代表勢にも注目

2025.03.27 18:00 Thu
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代表ウィーク前の前節ではMF佐野海舟のマインツとMF堂安律のフライブルクによる日本人上位対決が行われ、譲らず2-2の引き分け決着となった。そして首位バイエルンがウニオン・ベルリンに引き分けた一方、2位レバークーゼンがシュツットガルトに劇的逆転勝利とし、両チームの勝ち点差は6に縮まった。迎える第27節、首位バイエルン(勝ち点62)は15位ザンクト・パウリ(勝ち点25)と、2位レバークーゼン(勝ち点56)は16位ボーフム(勝ち点20)と対戦する。

バイエルンは前節ウニオン戦、1-0で逃げ切りを図った中、DF伊藤洋輝を投入した直後に同点弾を浴びて痛いドローに終わった。格下相手に2試合連続で勝ち点を落とした中、残留争い真っ只中のボーフム相手に必勝として優勝へ邁進できるか。日本代表で2試合にフル出場した伊藤はベンチスタート予想だ。

一方、レバークーゼンは前節シュツットガルト戦、2点を追う厳しい展開から終盤の2ゴールで劇的逆転勝利とした。チャンピオンズリーグ敗退で意気消沈していた中での起死回生の勝利となった中、逆転優勝へ諦めない気概をザンクト・パウリ戦でも示せるか。
3位マインツ(勝ち点45)は11位ドルトムント(勝ち点35)と対戦。フライブルクとの上位対決ではDFコールが前半終盤に退場して10人での戦いを強いられたマインツ。2度のリードを追いつかれての引き分けとなったが、6試合無失点だったフライブルク相手に2ゴールを挙げ、地力のあるところを示した。良い戦いが続く中、リーグ戦2連敗中のドルトムントを退けて3位キープとなるか。

そのマインツに追いついた6位フライブルク(勝ち点42)は13位ウニオン(勝ち点27)と対戦。マインツ戦では7試合ぶりの失点を喫したフライブルク。そんな中で堂安は2点目をアシストし、勝ち点1獲得に貢献した。日本代表ではワールドカップ出場を決めたバーレーン戦に先発し、消化試合となったサウジアラビア戦では後半半ばからの出場となった。体力面で温存できた中、引き続きゴールに絡むプレーを見せられるか。
FWプレアのハットトリックでブレーメンに打ち勝った7位ボルシアMG(勝ち点40)は5位ライプツィヒ(勝ち点42)と対戦。日本代表では2試合にフル出場して無失点に抑えた中、強力アタッカー擁するライプツィヒを抑え込めるか。

日本代表に2年ぶりに招集され、バーレーン戦終盤に出場したFW町野修斗の最下位ホルシュタイン・キール(勝ち点17)は12位ブレーメン(勝ち点33)と対戦。前節はハイデンハイムとの裏天王山を落として最下位に転落したチームの窮地を代表帰りの町野は救えるか。

◆ブンデスリーガ第27節
▽3/28(金)
《28:30》
レバークーゼンvsボーフム

▽3/29(土)
《23:30》
バイエルンvsザンクト・パウリ
ホッフェンハイムvsアウグスブルク
ヴォルフスブルクvsハイデンハイム
ボルシアMGvsライプツィヒ
ホルシュタイン・キールvsブレーメン
《26:30》
フランクフルトvsシュツットガルト

▽3/30(日)
《22:30》
フライブルクvsウニオン・ベルリン
《24:30》
ドルトムントvsマインツ

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FIFAウイルスに苦しめられるバイエルン、デイビスに続きウパメカノも今季絶望か

バイエルンのフランス代表DFダヨ・ウパメカノに今季絶望の可能性があるようだ。ドイツ『ビルト』が報じている。 フランス代表としてPK戦までもつれ込んだUEFAネーションズリーグ準々決勝クロアチア代表戦を戦ったウパメカノについてバイエルンは26日、左ヒザに遊離体ができたとして今後数週間離脱すると発表していた。 しかし『ビルト』によると負傷の状態はより深刻で今季絶望の可能性があるという。 バイエルンではDFアルフォンソ・デイビスがカナダ代表合流中にアメリカ代表との試合で右ヒザの前十字じん帯を断裂する大ケガを負っていた。 チャンピオンズリーグでは準々決勝に進出し、インテルと対戦するバイエルン。ブンデスリーガでは2位レバークーゼンに6ポイント差に迫られている中、主軸DF2枚を欠いてシーズン佳境を戦うことになりそうだ。 2025.03.28 11:00 Fri
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皇帝の逝去から一年。スーパーカップの冠名に決定/六川亨の日本サッカー見聞録

早いもので、西ドイツが生んだ偉大なフットボーラーであるフランツ・ベッケンバウアー氏が亡くなってから一年が経とうとしている(24年1月8日に逝去。78歳)。現役時代は「皇帝」のニックネームで尊敬を集め、守備だけでなく攻撃にも自由に参加する「リベロ」という概念を確立した。 W杯は66年イングランド大会で準優勝、70年メキシコ大会は3位、そして自国開催となった74年西ドイツ大会では母国に2度目となるトロフィーをもたらした。監督(肩書きはチームシェフ)として86年メキシコ大会こそディエゴ・マラドーナ率いるアルゼンチンに敗れて準優勝に甘んじたが、90年イタリア大会ではアルゼンチンに雪辱を果たし、選手と監督でW杯を制した2人目という偉業を達成した。 同じく選手と監督でW杯に優勝したブラジルの名将マリオ・ザガロ氏も24年1月5日にこの世を去り(享年92歳)、選手・監督でW杯に優勝したのはディディエ・デシャン1人になった。 さらに昨年10月6日には、西ドイツW杯決勝でベッケンバウアー氏と好勝負を演じたオランダのヨハン・ニースケン氏も逝去した(73歳)。西ドイツとの決勝戦での先制点、ゴール中央に強シュートを突き刺した衝撃は今でも忘れられない。彼のシュートは、それまで左右のスミを狙うのが常識だったPKに、新たな発想をもたらしたのではなだろうか(パネンカのチップキックによるPKも伝説だ)。 すでに2016年3月24日には、もう一人の“ヨハン”であるクライフ氏も亡くなっている。「トータルフットボール」の具現者として世界に衝撃を与えただけでなく、指導者としてバルセロナでは超攻撃的なスタイルを確立。現在のバルサの礎を築いたと言っても過言ではないだろう。彼の出現で背番号「14」は特別な番号になったはずだ。 そんなレジェンドの1人である「皇帝」の功績を称え、昨年12月20日、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は25~26シーズンからDFLスーパーカップの名称にフランツ・ベッケンバウアー氏の名前を冠することを発表した。 すでにバイエルン・ミュンヘンはベッケンバウアー氏の現役時代の背番号「5」を永久欠番にすると発表していた。それに続き、シーズン開幕前にブンデスリーガ優勝クラブとDFBポカール優勝クラブが激突する大会の名称が「フランツ・ベッケンバウアー・スーパーカップ」に変更されることになった。 かつてW杯のトロフィーは、ブラジルが70年メキシコ大会で3度目の優勝を果たし、永久保持するまでは、W杯の提唱者であるフランス人の「ジュール・リメ杯」と呼ばれていた(74年以降は特別な名称はない)。同じくEUROのトロフィーも提唱者であるフランス人の名前をとって「アンリ・ドロネー杯」と呼ばれていた。 しかし公式戦の名前に選手個人の名前が冠されるのは今回が初めてではないだろうか。近年の大会名にはネーミングライツ権を売ることで、企業の名前が冠されることが一般的になりつつある。そんななかで、今回のDFLの英断に拍手を送ると同時に、今年8月16日の大会では古巣バイエルンの復活にも期待したい。 文・六川亨 2025.01.04 11:00 Sat
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バイエルンがDFウパメカノとDFデイビスの負傷離脱発表…エベールSDは「特に大きな打撃だが…」

バイエルンは26日、フランス代表DFダヨ・ウパメカノとカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスの負傷を発表した。 ウパメカノは左ヒザに遊離体ができたと診断されており、今後数週間の離脱となる見込み。また、すでに複数メディアで報じられていた通り、右ヒザの前十字じん帯(ACL)断裂と診断されたデイビスは本日手術が行われ、数カ月の離脱を余儀なくされるという。 シーズン最終盤に差し掛かる中で、DFラインの主軸2人が負傷離脱。思わぬ苦境についてスポーツ・ディレクター(SD)のマックス・エーベル氏は声明を発表しており、チームはこの逆風を乗り切れると自信を示している。 「残念ながら、代表戦から戻ってきた選手が負傷しているリスクは常に存在する。今回は特に大きな打撃を受けてしまった。アルフォンソ・デイヴィスとダヨ・ウパメカノの欠場は、バイエルンに重くのしかかるだろう」 「デイビスは回復に向け、必要なサポートをすべて受けられるはずだ。また、今後数週間はウパについても注意深く見守っていきたい。そして、すぐに復帰できると期待している」 「今のチームは強力で、彼らの欠場を補うことができると思う。これからはさらに団結を深めていきたい。大きな目標を追求し続けるためのクオリティは、十分にあるだろう」 2025.03.26 20:55 Wed
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バイエルンがカナダを訴える? 今季絶望のデイビスの負傷に関して法的措置も検討「プロ意識に欠けている」

今シーズン絶望の重傷を負ったカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスだが、バイエルンはカナダサッカー連盟(CSA)への怒りを露わにし、法的措置を取ることにするようだ。ドイツ『ビルト』が伝えた。 バイエルンとカナダ代表の主軸でもあるデイビス。しかし、CONCACAFネーションズリーグのアメリカ代表戦で負傷。右ヒザ前十字じん帯を断裂し、今季絶望となった。 しかし、CSAはデイビスに対して重傷の診断を下さず。バイエルンが行った検査で重傷が判明していた。 バイエルンのCEO(最高経営責任者)であるヤン=クリスティアン・ドレーゼン氏は「我々はカナダサッカー協会に事件の徹底的な調査を要求し、法的措置を取る権利を明確に留保する」とコメント。「明らかに負傷し、ヒザを痛めている選手を徹底した医療検査もせずに12時間の大陸間飛行に乗せることは、我々の見解では、重大な過失であり、医療上の正当な注意義務の明らかな違反である」とコメントしていた。 クリストフ・フロイントSD(スポーツ・ディレクター)はCEOの発言について問われ、「この件が起こった経緯は正しくない。我々はただこれを完全に明らかにしたいだけだ」とし、「実際にどう起こったのかを知りたい。彼は第2戦の前に疲労を訴えていた。彼のパフォーマンスは限界だった」と、デイビスを無理に起用したことが要因であることを示唆した。 また「その後、このケガがあり、フォンジー(アルフォンソ・デイビス)は12時間かけて飛行機で戻ってきた。我々は、これは単なる打撃で、大したことではないと想定していた。その後、このようなことが発覚した。これは単なる過失だと思う。プロ意識に欠けている。受け入れられない。我々はこの件について話し合い、明らかにする必要がある」とし、選手の健康面を重視しないCSAの姿勢を批判した。 「我々は選手たちを非常に大事にしている。健康が一番大切だ。我々は多くのことをしている。そしてこのようなことが起きた。もちろん辛いことだ」 「そしてクラブは選手たちがあちこちに行くことを禁止したとして公に非難されている。我々は選手たちにほとんど何でも許可していますが、健康な選手を求めている。そしてこのようなことが起きた。本当に本当に辛いことだ」 「ところで、我々は雇用主であり、選手たちに給料も支払っている。だからこそ、この件を詳しく調査するつもりだ」 さらに、批判は国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)にも向けられている。 「根本的にギリギリだと思う。トップ選手が何試合をこなすかはわかっている。その後、選手たちは休養期間を過ごし、木曜と日曜には本当に厳しい2試合を戦うことになる」 「例えば、フランスとクロアチアは初戦の2日後に、ロスタイムと120分、130分の延長戦で再戦する。根本的に考えなければならない。バイエルンだけの問題ではなく、選手の健康の問題だ。単純に最適ではない。この問題については徹底的に議論する必要がある」 バイエルンはフランス代表としてプレーしたダヨ・ウパメカノも今季絶望の負傷を負っており、トップレベルの選手たちへの負担の増加は世界中で問題視されることになっている。 2025.03.28 22:55 Fri

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