「アジアで圧倒できるように」長い離脱期間を経て復活した伊藤洋輝、絶対王者・バイエルンで学んだ勝者のメンタリティ「常に勝ち方を求められている」
2025.03.17 23:40 Mon
伊藤洋輝はバイエルンでの成長を代表に持ち込む
日本代表のDF伊藤洋輝(バイエルン)が、長いリハビリからの復帰を振り返った。
17日、日本代表は2026年北中米W杯アジア最終予選に向けて活動を開始した。
伊藤は初日のトレーニングから合流。バイエルンへ今シーズンから加入も、シーズン開幕前に負傷。その後手術を受けるなどし、予想以上の長期離脱となったが、2月についにデビューを果たした。
復帰後は出番をもらい、チャンピオンズリーグ(CL)で2試合、ブンデスリーガで5試合に出場。フランクフルトとの試合では、移籍後初ゴールも記録した。
レギュラーポジションを掴んだとは言えないものの、出番を着実にもらっている伊藤は日本代表にも復帰。離脱期間について「1回目のオペをした後にうまくいかなかった部分はありましたけど、過去は振り返らずに前だけ向いてきました。焦らずにチームも戻してくれたので無事に復帰できて、ここまでできているので良かったです」と、しっかりと治して復帰ができたことを喜んだ。
シュツットガルトからバイエルンへの移籍。指揮を執るヴァンサン・コンパニ監督はベルギー代表やマンチェスター・シティでトップレベルでプレーを続け、同じDFとして多くの教えを受けているようだ。
「トップレベルでDFとして活躍してきた方で、特に守備の部分に関しては個の部分に関しても、チームとしても守り方を日々のミーティングなどで学ばせてくれています。そういうところで学びながら、守備だけでなく攻撃でも幅を広げていければと思います」
圧倒的な常勝軍団でもあるバイエルンでの日々は、全てがハイレベルであると感じている伊藤。「ファンを含めて、勝つだけじゃなく常に勝ち方を求められているクラブです。勝つことは当たり前であって、国内リーグ戦では圧倒して勝つというところは常に求められているところ。そういったところが他のクラブとの違いだと思います」と、勝者のメンタリティーを含め、ピッチ内外で勝つこと、タイトルを獲ることの重みも感じているようだ。
そして、当然ピッチ上でも多くの刺激を受けている伊藤は、復帰したばかりではあるものの、それまでの間も多くの刺激を受けたという。
「国内で見てもヨーロッパ内で見ても、練習でマッチアップする相手は常にレベルが高いです。そこが自分の成長につながっていると思うし、練習で高いクオリティでやることによって週末の試合に自信を持って挑めていて、すごく刺激になっています」
その刺激はアジアでの戦いにおける日本でも必要なものだという。「自分たちが圧倒して勝つことによって、自分たちが目指す部分もより明確になります。まずはしっかりアジアで圧倒できるように戦っていきたいです」とコメント。真の常勝軍団になるメンタリティを、日本代表にもしっかりと持ち込んでもらいたいものだ。
17日、日本代表は2026年北中米W杯アジア最終予選に向けて活動を開始した。
伊藤は初日のトレーニングから合流。バイエルンへ今シーズンから加入も、シーズン開幕前に負傷。その後手術を受けるなどし、予想以上の長期離脱となったが、2月についにデビューを果たした。
レギュラーポジションを掴んだとは言えないものの、出番を着実にもらっている伊藤は日本代表にも復帰。離脱期間について「1回目のオペをした後にうまくいかなかった部分はありましたけど、過去は振り返らずに前だけ向いてきました。焦らずにチームも戻してくれたので無事に復帰できて、ここまでできているので良かったです」と、しっかりと治して復帰ができたことを喜んだ。
また「みんなが積み上げてきてくれたものを、勝ってW杯出場を決めたいです」と、自身がいない間にしっかりとここまで勝ってきた仲間に感謝し、最後はしっかりと決め切りたいとした。
シュツットガルトからバイエルンへの移籍。指揮を執るヴァンサン・コンパニ監督はベルギー代表やマンチェスター・シティでトップレベルでプレーを続け、同じDFとして多くの教えを受けているようだ。
「トップレベルでDFとして活躍してきた方で、特に守備の部分に関しては個の部分に関しても、チームとしても守り方を日々のミーティングなどで学ばせてくれています。そういうところで学びながら、守備だけでなく攻撃でも幅を広げていければと思います」
圧倒的な常勝軍団でもあるバイエルンでの日々は、全てがハイレベルであると感じている伊藤。「ファンを含めて、勝つだけじゃなく常に勝ち方を求められているクラブです。勝つことは当たり前であって、国内リーグ戦では圧倒して勝つというところは常に求められているところ。そういったところが他のクラブとの違いだと思います」と、勝者のメンタリティーを含め、ピッチ内外で勝つこと、タイトルを獲ることの重みも感じているようだ。
そして、当然ピッチ上でも多くの刺激を受けている伊藤は、復帰したばかりではあるものの、それまでの間も多くの刺激を受けたという。
「国内で見てもヨーロッパ内で見ても、練習でマッチアップする相手は常にレベルが高いです。そこが自分の成長につながっていると思うし、練習で高いクオリティでやることによって週末の試合に自信を持って挑めていて、すごく刺激になっています」
その刺激はアジアでの戦いにおける日本でも必要なものだという。「自分たちが圧倒して勝つことによって、自分たちが目指す部分もより明確になります。まずはしっかりアジアで圧倒できるように戦っていきたいです」とコメント。真の常勝軍団になるメンタリティを、日本代表にもしっかりと持ち込んでもらいたいものだ。
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東アジアE-1選手権を戦っている日本代表は10日、12日に行われる第2戦の中国戦に向けて練習を行った。代表初先発に期待が高まるファジアーノ岡山のMF佐藤龍之介は、初戦の内容を冷静に受け止め、再び結果を求めてピッチに立つ。 「こういった大会で結果を残せる選手というのは、プレーの内容以上の評価を残し、W杯などでメンバーに選出されるチャンスになっていくと思います。そういった点では、ゴール前で自分のプレーを見せたいなと思います」 初日の練習後、結果への強烈なこだわりを口にしていた。しかし、64分から出場したホンコン・チャイナとの初戦で放ったシュートはゼロ。ボールを持ってゴールに向かっていく機会が限りなく少なかった。 前半にジャーメイン良の4発を含む5ゴールが生まれ、試合終了間際に代表デビューの中村草太がネットを揺らした。終始ボールを握って押し込む展開だったため、佐藤自身にもチャンスが来るのではないか。そう思える試合運びだったにもかかわらず、理想とは程遠い結果に終わった。焦りが生じても不思議ではない。しかし、本人のメンタルは全くブレていなかった。 「失点後に(ピッチに)入った時に流れを変えられなかったのは、自分の力不足だなと感じます。自分がゴール前に入っていくシーンが作れなかったのも、『即興のチームだから』と言い訳せずに改善したいなと思います」 とは言え、佐藤自身はアクションを起こしていた。右サイドからのダイアゴナルランを繰り返し、73分には大関友翔が中央でボールを持つと、右サイドの背後に鋭く抜け出してボールを呼び込んだ。だが、大関が選んだのは中央から走り出した中村の前のスペースだった。 「僕が動き出した時に他の選手も動き出していたので、より良い選手に大関選手がパスを出したかなと。別にあそこはオトリの動きでも正解だと思いますし、自分がもらうより中村選手がもらった方が良かったので。自分がもらうためにっていうよりは、チームで連動した動きをしたい」 「自分が中心選手だと思い込んで、点を取っていくという思いをプレーで表現する」という初日の発言から、今大会はエゴイストになっていくのかと想像していたが、それは少し違ったようだ。18歳のMFは、冷静かつ的確に状況を把握していた。 欲は持っているし、それが満たされる結果を全力で目指す。それと同時に、現実的な視点も持ち合わせる。その姿は、リアリストと呼ぶにふさわしい。 エゴイストとリアリスト。18歳という若さで正反対の要素を兼ね備えているところが、自分自身を押し上げ続けている要素なのだろう。だからこそ、北中米W杯メンバーを争うサバイバルに参加できている。 約1年後にW杯のメンバーに食い込むためには、その感覚を研ぎ澄ませながら、ピッチで結果を残し続けるしかない。 「『自分が自分が』ってなっても視野が狭くなると思うので、周りの選手を見ながら、最後は自分が美味しいところを持っていくイメージを常に持っていきたいなと思います」 右シャドーでの出場が濃厚な第2戦は、「作りにも参加しながら、最後は自分がフィニッシュできるようなプレーをしたい」と気合十分だ。 チームの攻撃を円滑にさせながら、自分自身のゴールやアシストも追求する。アタッカーとしてこれ以上ない“両立”を狙う佐藤は、やはり真のエゴイストなのかもしれない。 取材・文=難波拓未 2025.07.11 06:00 Fri3
「さぁ、海外が見えてきました」期待の“超”大型ウイングバック、躍動感半端ない豪快カットインにファン衝撃「スケールがでかいな」
【東アジアE-1サッカー選手権2025】日本代表 2ー0 中国代表(7月12日/龍仁ミル・スタジアム) <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">日本に待望の追加点<br><br>初スタメンの <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%9B%E6%9C%88%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E6%B5%B7%E8%BC%9D?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#望月ヘンリー海輝</a> が豪快な左足を振り抜き<br>日本に2点目をもたらす<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#日本代表</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/E1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#E1</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UNEXT?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UNEXT</a><br><a href="https://t.co/y9fzJ8CVSG">https://t.co/y9fzJ8CVSG</a> <a href="https://t.co/G7Br8gdxc2">pic.twitter.com/G7Br8gdxc2</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1944001657966407806?ref_src=twsrc%5Etfw">July 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 期待の大型ウイングバックが、嬉しい代表初ゴールだ。FC町田ゼルビアのDF望月ヘンリー海輝が、カットインから左足を一閃。豪快なショットにファンたちが歓喜している。 サッカー日本代表は12日、東アジアE-1サッカー選手権2025の第2戦で中国代表と対戦。 2ー0で勝利を収め、大会2連勝とした。 右のウイングバックとして先発出場した望月は、1ー0で迎えた63分に結果を残す。左ウイングバックを務めた俵積田晃太がドリブルで持ち運びながら中央へカットイン。稲垣祥を経由して右でフリーになっていた望月へとボールが渡る。 ボックス内でボールを受けると、対峙した相手選手との駆け引きから中央へのカットインを選択。マイナス方向に運び出すと、迷うことなく左足を振り抜いた。うまくミートできずに威力は強くなかったが、それでもブロックに入った相手選手がブラインドとなり、その股を抜いたシュートはGKの逆をついてゴールネットを揺らした。 このゴールにSNSのファンたちも反応。「望月ヘンリー海輝選手は持ってるな」「ゼルビアでもよく見るちょっと切り込んでからのミドルを成功させてる」「さぁ、海外が見えてきました」「望月の積極性いいな」「層が厚いポジションだけど、サイズだけじゃなくてこういう積極性出せたらいいよな」「左もあるんかい!!」「うまく当たらなかったけど、結果ゴールだし!持ってる男だわ」「サイズも魅力的だし、楽しみな選手だね」「スケールがでかいな」と歓喜の声が上がった。 192センチ、81キロの恵まれた体を持つ望月は、昨シーズンに国士舘大学から町田に加入。今季も主力としてリーグ戦19試合1ゴールと結果を残しており、この日は代表2試合目で嬉しい初ゴールとなった。 2025.07.13 07:00 Sun4
「ウソだろ???」鹿島の守護神から日本代表の守護神へ 早川友基、デビュー戦で見せた“神セーブ”に拍手喝采「JリーグNo1だと思う」
【東アジアE-1サッカー選手権2025】日本代表 2ー0 中国代表(7月12日/龍仁ミル・スタジアム) <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">デビュー戦でスーパーセーブ<br><br>鹿島の守護神 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%A9%E5%B7%9D%E5%8F%8B%E5%9F%BA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#早川友基</a> がピンチを救う!<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#日本代表</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/E1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#E1</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UNEXT?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UNEXT</a><br><a href="https://t.co/y9fzJ8CVSG">https://t.co/y9fzJ8CVSG</a> <a href="https://t.co/baE3IsTsn1">pic.twitter.com/baE3IsTsn1</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1943985409480179900?ref_src=twsrc%5Etfw">July 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 代表デビュー戦で圧巻のビッグセーブだった。鹿島アントラーズのGK早川友基が1対1のピンチで神セーブを披露。SNSではファンたちが大盛り上がりを見せている。 サッカー日本代表は12日、東アジアE-1サッカー選手権2025の第2戦で中国代表と対戦。 2ー0で勝利を収め、大会2連勝とした。 11分にFW細谷真大(柏レイソル)の先制弾で幸先よいスタートを切った日本代表だったが、17分にアンラッキーな形からピンチを招く。 相手GKのロングフィードから中盤でボールが行ったり来たりとする。溢れたボールを植田直通(鹿島アントラーズ)がクリアしようとしたボールが、ジャン・ユーニンに当たってディフェンスラインの裏に転がる。綱島悠斗(東京ヴェルディ)よりも先にジャン・ユーニンがボールを奪ってボックス内に侵入した。 1対1のピンチ。しかし早川は「背後に溢れた瞬間に相手のシューターとの間合い、コースを消しながら寄せることができていた。そこで一枚上手にいけた」と言うように無理に飛び込まずジリジリと距離を詰める。最後は相手のシュートに冷静な対応を見せ、横っ飛びでシャットアウトした。 先制直後の大きなピンチを凌ぎ、SNSのファンたちも騒然。「早川の神セーブきた」「やっぱりJリーグNo1だと思う」「早川は代表に定着すべきスーパーGK」「あれ決められてたら全然内容違っただろうから早川神」「鹿島の守護神デビュー戦でいきなり神セーブ」「ほぼ一対一なのに怯むどころか前へ出て相手にプレッシャーをかけシュートコースも狭めてるこのセンスはスンテさんの教えか」「このセーブバケモノだろ!!」「ウソだろ???」など早川のプレーを称賛する声が溢れている。 早川は「1ー0で勝っていてあのシーン。あれが入るのと抑えるの、試合を0で抑えるのは見え方が違う。チームの結果をいい方に変えられた。自信持ってやれている。自分の特徴でもある」とコメント。チームを救ったビッグセーブに手応えを感じているようだ。 2025.07.13 10:00 Sun5