東京Vの主砲・木村勇大に待望の今季初ゴール「もうこのポジションを譲るつもりはない。そのためにもチームを勝たせないと」
2025.03.09 06:30 Sun
待望の今季初ゴールを挙げた木村勇大
東京ヴェルディのエースストライカーに待望の今季初ゴールが生まれた。東京Vは8日、デンカビッグスワンスタジアムで行われた明治安田J1リーグ第5節でアルビレックス新潟と対戦し、2-2で引き分けた。
敵地での下位対決で今季2勝目を目指したなか、望んだ勝ち点3を持ち帰ることはできなかったが、開幕4試合で1得点と得点力不足にあえいでいたチームは、今季初の複数得点に加え、ビハインドの状況で初めてゴールを記録。勝ち点1とともにいくつかのポジティブなものを持ち帰った。
とりわけ、チームにとって大きかったのは、FW木村勇大の今季初ゴール。
京都サンガF.C.から期限付き移籍で加入した昨季はJ1初ゴールを含めキャリアハイの10得点を記録。16年ぶりのJ1の舞台で躍進を見せた緑の名門の攻撃の核としてブレイクを果たした。
この間にチームは1勝2敗も、代役として起用されたFW山田剛綺が得点こそなかったものの、城福ヴェルディのセンターフォワードに求められるプレーを体現。だが、前節のガンバ大阪戦で左ヒザ複合じん帯損傷および半月板損傷という全治8カ月の重傷を負い、無念の戦線離脱となっていた。
関西学院大学の同期で、大学時代も東京Vでも切磋琢磨してきた盟友の長期離脱によって開幕戦以来のスタメンのチャンスを得た木村は、試合序盤に魂のこもった強烈な一撃でゴールネットを揺らした。
10分、MF綱島悠斗がグラウンダーの斜めのパスを差し込むと、ボックス手前右で受けたFW染野唯月がスムーズな反転からDF2枚の間を通すスルーパスをボックス右に走り込む木村に供給。緑の新10番は豪快な右足対角シュートをゴール左隅に突き刺した。
「ボールをもらってシュートを打つことしか考えていなかった」との試合後コメントは、形こそ違えども昨季の柏レイソル戦で11戦ぶりに決めた10点目の豪快な一撃後の言葉と重なるものがあった。
「ボールをもらってシュートを打つことしか考えていなかったので、たぶん1回もゴールを見てないですけど感覚でニアハイを狙うイメージだけで打ったら、いいところに飛んでくれたという感じです」
「あいつ(染野)が出してくれると信じて走ったので、あいつがめちゃくちゃいい位置でボールを受けて前を向いてくれたので、『来るかな』と思って動き出したら、欲しい位置に来たので、思い切って振り抜けてよかったです」
開幕5戦目での初ゴールとなったが、木村自身に安堵の気持ちは薄く、ここまでの自身のパフォーマンスや立ち位置への悔しさがよりにじみ出た。
「本当は開幕から決められたらよかったですけど、そこからスタメンを外れていろいろと思うところがあり、怪我人が出てというなかで、今日はそういう選手の思いを背負いつつ、自分としては出られない状況に悔しさを感じていました」
「今日は何が何でも結果を残す。そういう思いでやっていたので、ちゃんと出場時間をもらったときに結果を残せたのはよかったかなと思うので、もっと決められるようにやっていきたいです」
また、この試合では得点以外の部分でもハードワークという部分で意識の変化が見受けられ、前線からの献身的なプレスやボールがなかなか出てこない状況でも動き出しを続けるシーンが目立った。
その点について木村も「今日のデータを見たら11km以上走っていて、今までの人生で一番走ったので、これ以上は無理ですけどもっと頑張ります(笑)」と、前向きに自身の課題に向き合っている。
試合後の城福浩監督は「今日どのようなプレーをするかという意味で、今までに比べれば本当にハードワークしてくれた。ただ、彼のポテンシャルからすれば、もっとやれる選手というふうに思っています」と、その特大のポテンシャルを認めるだけに、相変わらずその評価は厳しい。
一方で、キャプテンであり、ピッチ内外で良い関係性を築くMF森田晃樹は「(木村)勇大自身もここ数試合はなかなか試合に絡めていない状況で、(山田)剛綺がケガをしてしまって久々のスタメンというところでしたけど、点を決めることによって自信も取り戻すと思いますし、また去年みたいにどんどん決めてくれると思っています」と、ここまで燻っていた主砲の復活に期待を寄せる。
裏表がない性格が魅力でもあるストライカーは、開幕戦後はフラストレーションを溜めている様子も窺い知れたが、周囲の支えや昨季の苦しい時期を乗り越えた経験を活かし、悔しさや憤りといったマイナスの感情を、少しずつ自身の成長や原動力に変える術を見いだしつつある。
木村は今後の自身・チームの巻き返しへ力強い言葉を発し、改めてエースストライカーとしての覚悟を示した。
「去年は夏の3試合で外れて、今回も3試合外れましたけど、試合に出られないというのは本当にしんどかったですし、こうやってピッチに立って長い時間プレーできるというのが、サッカー選手の一番の喜びだなというのを今日は改めて思いました」
「もうこのポジションを譲るつもりはないですし、そのためにもチームを勝たせないと、ストライカーはダメなので、もっとゴールを決められるようにもっとシュート打てるようにやり続けたいです」
敵地での下位対決で今季2勝目を目指したなか、望んだ勝ち点3を持ち帰ることはできなかったが、開幕4試合で1得点と得点力不足にあえいでいたチームは、今季初の複数得点に加え、ビハインドの状況で初めてゴールを記録。勝ち点1とともにいくつかのポジティブなものを持ち帰った。
京都サンガF.C.から期限付き移籍で加入した昨季はJ1初ゴールを含めキャリアハイの10得点を記録。16年ぶりのJ1の舞台で躍進を見せた緑の名門の攻撃の核としてブレイクを果たした。
そして、シーズン終了後には国内外からオファーが舞い込んだなか、東京Vへの完全移籍を決断。今季は10番を背負いエースストライカーの重責を担う覚悟を示してシーズンをスタートしたが、清水エスパルスとの開幕戦でチームとともに不甲斐ないパフォーマンスに終わると、以降の3試合ではスタメンを外れていた。
この間にチームは1勝2敗も、代役として起用されたFW山田剛綺が得点こそなかったものの、城福ヴェルディのセンターフォワードに求められるプレーを体現。だが、前節のガンバ大阪戦で左ヒザ複合じん帯損傷および半月板損傷という全治8カ月の重傷を負い、無念の戦線離脱となっていた。
関西学院大学の同期で、大学時代も東京Vでも切磋琢磨してきた盟友の長期離脱によって開幕戦以来のスタメンのチャンスを得た木村は、試合序盤に魂のこもった強烈な一撃でゴールネットを揺らした。
10分、MF綱島悠斗がグラウンダーの斜めのパスを差し込むと、ボックス手前右で受けたFW染野唯月がスムーズな反転からDF2枚の間を通すスルーパスをボックス右に走り込む木村に供給。緑の新10番は豪快な右足対角シュートをゴール左隅に突き刺した。
「ボールをもらってシュートを打つことしか考えていなかった」との試合後コメントは、形こそ違えども昨季の柏レイソル戦で11戦ぶりに決めた10点目の豪快な一撃後の言葉と重なるものがあった。
「ボールをもらってシュートを打つことしか考えていなかったので、たぶん1回もゴールを見てないですけど感覚でニアハイを狙うイメージだけで打ったら、いいところに飛んでくれたという感じです」
「あいつ(染野)が出してくれると信じて走ったので、あいつがめちゃくちゃいい位置でボールを受けて前を向いてくれたので、『来るかな』と思って動き出したら、欲しい位置に来たので、思い切って振り抜けてよかったです」
開幕5戦目での初ゴールとなったが、木村自身に安堵の気持ちは薄く、ここまでの自身のパフォーマンスや立ち位置への悔しさがよりにじみ出た。
「本当は開幕から決められたらよかったですけど、そこからスタメンを外れていろいろと思うところがあり、怪我人が出てというなかで、今日はそういう選手の思いを背負いつつ、自分としては出られない状況に悔しさを感じていました」
「今日は何が何でも結果を残す。そういう思いでやっていたので、ちゃんと出場時間をもらったときに結果を残せたのはよかったかなと思うので、もっと決められるようにやっていきたいです」
また、この試合では得点以外の部分でもハードワークという部分で意識の変化が見受けられ、前線からの献身的なプレスやボールがなかなか出てこない状況でも動き出しを続けるシーンが目立った。
その点について木村も「今日のデータを見たら11km以上走っていて、今までの人生で一番走ったので、これ以上は無理ですけどもっと頑張ります(笑)」と、前向きに自身の課題に向き合っている。
試合後の城福浩監督は「今日どのようなプレーをするかという意味で、今までに比べれば本当にハードワークしてくれた。ただ、彼のポテンシャルからすれば、もっとやれる選手というふうに思っています」と、その特大のポテンシャルを認めるだけに、相変わらずその評価は厳しい。
一方で、キャプテンであり、ピッチ内外で良い関係性を築くMF森田晃樹は「(木村)勇大自身もここ数試合はなかなか試合に絡めていない状況で、(山田)剛綺がケガをしてしまって久々のスタメンというところでしたけど、点を決めることによって自信も取り戻すと思いますし、また去年みたいにどんどん決めてくれると思っています」と、ここまで燻っていた主砲の復活に期待を寄せる。
裏表がない性格が魅力でもあるストライカーは、開幕戦後はフラストレーションを溜めている様子も窺い知れたが、周囲の支えや昨季の苦しい時期を乗り越えた経験を活かし、悔しさや憤りといったマイナスの感情を、少しずつ自身の成長や原動力に変える術を見いだしつつある。
木村は今後の自身・チームの巻き返しへ力強い言葉を発し、改めてエースストライカーとしての覚悟を示した。
「去年は夏の3試合で外れて、今回も3試合外れましたけど、試合に出られないというのは本当にしんどかったですし、こうやってピッチに立って長い時間プレーできるというのが、サッカー選手の一番の喜びだなというのを今日は改めて思いました」
「もうこのポジションを譲るつもりはないですし、そのためにもチームを勝たせないと、ストライカーはダメなので、もっとゴールを決められるようにもっとシュート打てるようにやり続けたいです」
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17日、いよいよ2023シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕を迎える。 開幕から30周年を迎える2023シーズン。2024シーズンから全カテゴリが20クラブになるため、今季は降格チームが1つという状況。新時代の幕開けとなるシーズンを迎える。 開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、補強診断、戦力分析やシーズンの目標、注目の選手をピックアップした。 ◆京都サンガF.C. 【直近3シーズンの成績】 2022シーズン成績:16位(8勝12分け14敗) 2021シーズン成績(J2):2位(24勝12分け6敗) 2020シーズン成績(J2):8位(16勝11分け15敗) 《補強診断:B》(評価:S〜E) 【IN】 GKヴァルネル・ハーン(30)←ヨーテボリ(スウェーデン)/完全移籍 DF三竿雄斗(31)←大分トリニータ/完全移籍 DFイヨハ理ヘンリー(24)←サンフレッチェ広島/期限付き移籍 DF植田悠太(18)←京都サンガF.C. U-18/昇格 DF福田心之助(22)←明治大学/新加入 MF平戸太貴(25)←FC町田ゼルビア/完全移籍 MF谷内田哲平(21)←栃木SC/期限付き移籍満了 MF金子大毅(24)←浦和レッズ/完全移籍 MF佐藤響(22)←サガン鳥栖/完全移籍 FWパトリック(35)←ガンバ大阪/完全移籍 FW一美和成(25)←徳島ヴォルティス/完全移籍 FW木下康介(28)←水戸ホーリーホック/完全移籍 FWパウリーニョ・ボイア(24)←メタリスト・ハルキウ(ウクライナ)/期限付き移籍延長 FW平賀大空(17)←京都サンガF.C. U-18/昇格 FW木村勇大(21)←関西学院大学/新加入 【OUT】 GK上福元直人(33)→川崎フロンターレ/完全移籍 DF長井一真(24)→水戸ホーリーホック/完全移籍 DF本多勇喜(32)→ヴィッセル神戸/完全移籍 DF荻原拓也(23)→浦和レッズ/期限付き移籍満了 MF武富孝介(32)→ヴァンフォーレ甲府/完全移籍 MF中野桂太(20)→ヴォルティス/完全移籍 FW大前元紀(33)→南葛SC/完全移籍 FWピーター・ウタカ(39)→ヴァンフォーレ甲府/完全移籍 FW田中和樹(23)→ジェフ千葉/期限付き移籍 プレーオフを制し、なんとかJ1に残ることができた中、守護神のGK上福元直人、チーム内得点王のFWピーター・ウタカ、主軸としてプレーしたMF武富孝介が退団。DF荻原拓也も浦和レッズへとレンタルバックした。 攻守の軸が抜けた一方で、積極的な補強を敢行。最終ラインには曺貴裁監督が良く知るDF三竿雄斗、中盤にはゲームメーカーとしてFC町田ゼルビアを支えていたMF平戸太貴、前線にはFWパトリック、FW一美和成、そしてウクライナからFWパウリーニョ・ボイアを獲得した。 経験のある選手もチームに加わり、若手選手との融合がチームとしてのカギ。J1に残留できたことで、さらにチームの成長を加速させることも可能だ。 ◆チーム目標:上位進出 前述の通り、昨シーズンはプレーオフでなんとかJ1に留まれた京都。ただ、シーズン中にはチームのスタイルをブラすことなくやり続け、一定の手応えもあったはずだ。 曺貴裁監督が率いて3年目。J1を初めて経験した選手も多かったが、主軸はある程度固めてシーズンを戦ったものの、戦力が充実していたかといえば別の話。ベンチ入りのメンバーはよく変化していた。 今季はJ1からの降格が1チームとなるだけに、上を目指すことはもちろんだが、将来に向けたチャレンジも例年よりはできるはず。多くの選手が入れ替わったことは事実であり、曺監督がどうチームを作り上げていくのか。昨シーズンのベースに新加入選手をアジャストさせられるかは腕の見せ所だ。 チームが目指すのはタイトル。ただ、そう簡単なことではない。それでも、チャレンジなくして上は目指せず、個々のレベルアップとチームとしてのブラッシュアップで上位進出を目指す。 ◆期待の新戦力 FWパトリック(35) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/2023j1_sanga_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©️J.LEAGUE<hr></div> 今シーズン期待する新戦力はガンバ大阪から加入したFWパトリックだ。 身体の強さを生かした前線でのプレーが魅力のパトリック。G大阪では2021シーズンは13得点の活躍を見せたが、2022シーズンはわずか5得点。苦しんだチーム同様に、苦いシーズンとなった。 京都はピーター・ウタカがチームを去ったことで、得点力の低下は当然懸念される。パトリックとしては再び高いパフォーマンスを見せる必要があるが、献身性を求められハードワークが必要な京都のサッカーにフィットすれば、大きな武器となりそうだ。 ◆編集部イチオシ選手 MF川﨑颯太(21) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/2023j1_sanga_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;" id="cws_ad" class="desc">©️J.LEAGUE<hr></div> 編集部がイチオシする選手は、MF川﨑颯太だ。 下部組織育ちの川﨑は、初のJ1の舞台で28試合に出場し1得点を記録。アンカーのポジションでチームを支え、大きく飛躍した。 パリ・オリンピック世代の注目選手であり、期待を寄せた曺監督はキャプテンに任命。大事なシーズンとなる中、責任感を持ってプレーすることとなった。 川﨑は「先頭に立ってチームを引っ張る、チームを勝たせるんだという気持ちで毎試合戦う」と今シーズンに懸ける思いを口に。積極的にゴールに絡んでいく姿勢も見せており、曺監督のサッカーを支えるキーマンとして、高いパフォーマンスを1年間見せ続けられるか。チームの躍進にも大きな影響を与えることとなる。 2023.02.18 09:30 Sat4
16年ぶりの赤と緑の名門対決は壮絶ドロー…鹿島3点先行も東京Vが土壇場AT弾で3点差追いつく【明治安田J1第13節】
明治安田J1リーグ第13節の鹿島アントラーズvs東京ヴェルディが12日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、3-3のドローに終わった。 前節、柏レイソルとの接戦を2-1で制して3連勝を飾った3位の鹿島。ここにきて結果・内容が伴った好パフォーマンスが続くホームチームは、前節と全く同じスタメンを採用。チャヴリッチは引き続き切り札としてベンチスタートとなった。 一方、ジュビロ磐田との昇格組対決を3-2で制し、今季初のホーム初白星と連勝を飾った10位の東京V。3連勝を狙ったアウェイゲームでは前節から先発5人を変更。保有元との契約によって起用できない林尚輝と染野唯月に加え3選手を入れ替え、山田裕翔、綱島悠斗、山見大登がいずれも今季リーグ戦初スタメン。また、U-23日本代表帰りの山田楓喜が起用された。 山見と木村勇大を2トップに配した[4-4-2]で臨んだ東京Vがいきなりの決定機。開始1分、相手陣内右サイドでのスローインの流れからボックス内の山見が左へのカットインから左足シュートを枠の左に飛ばす。だが、これはGK早川友基の好守に阻まれた。 開始早々のピンチを凌いだ鹿島はこの直後に先制点を奪い切る。3分、右CKの場面でキッカーの名古新太郎が右足アウトスウィングのクロスを入れると、これがニアでクリアを試みた木村の左ヒジ付近に当たる。オンフィールド・レビューの結果、PKが与えられる。これをキッカーの鈴木が冷静に左隅へ蹴り込み、開始5分の先制点とした。 さらに、畳みかけるホームチームは8分、後方での繋ぎから右のタッチライン際でボールを受けた師岡柊生が中央から右へのダイアゴナルランを見せた名古に斜めのスルーパスを入れると、カットを試みたDF山田裕と完全に入れ替わった名古がそのままボックス内に持ち込んでGKマテウスとの一対一を制し、2試合連続ゴールとした。 厳しい立ち上がりの連続失点で動揺も見受けられ、以降も攻守両面で圧倒される東京V。この状況を受け、山見と見木友哉の立ち位置を入れ替えるなど変化を付けて反撃を狙う。30分にはボックス手前中央の好位置で得たFKを山田楓が得意の左足で直接狙うが、このシュートはわずかに落ち切らずにクロスバーを越えた。 前半半ばから終盤にかけては、ようやく落ち着きを取り戻した東京Vが球際の攻防を五分に戻しつつ、中盤や相手陣内でボールを動かす時間を増やしていく。だが、要所を締める鹿島のソリッドな守備を前に決定機まで持ち込むことはできなかった。 ホームチームの2点リードで折り返した後半。ハーフタイムに両ベンチが動く。鹿島は仲間隼斗を下げてチャヴリッチを、東京Vは山田裕を下げて負傷明けの谷口栄斗を投入した。 互いにアグレッシブな入りを見せた中、前半同様に鹿島がファーストチャンスをモノにする。50分、右CKの場面でキッカーの名古が右足アウトスウィングの正確なボールをボックス中央のスペースに上げると、マークを外してフリーになった植田直通がドンピシャのヘディングシュートを右隅に叩き込んだ。 出ばなを挫かれる形で今季最多3失点目を喫した東京V。後半も決定機まで持ち込めない状況が続く中、61分には2枚替えを敢行。綱島と山田楓を下げて齋藤功佑、チアゴ・アウベスを同時投入。前線とサイドに変化を加えると、この交代直後にはボックス内でルーズボールを制した木村にシュートチャンスも、右足のシュートはGK正面を突く。 一方、冷静にゲームを進める鹿島も直後に3枚の交代カード切る。右サイドのユニットを濃野公人と師岡から、須貝英大と藤井智也に入れ替え、さらに名古を下げて樋口雄太をピッチに送り込む。 すると、一連の交代によって試合が動く。69分、左サイドで仕掛けたチアゴ・アウベスの横パスは森田晃樹が収められずも、カウンタープレスで奪い返してペナルティアーク付近の齋藤に短く繋ぐ。ここで齋藤が細かいステップワークからゴール前の密集を抜く左足のグラウンダーシュートをゴール右隅に流し込んだ。 齋藤の今季初ゴールによって息を吹き返したアウェイチームは、ここからギアを上げて攻勢を強めていく。そして、81分には自陣左サイドで見事な縦への突破を見せたチアゴ・アウベスがDF2枚に潰されるも、こぼれを引き取った齋藤が左のスペースを狙う翁長聖にスルーパスを通す。翁長が早いタイミングで入れたクロスをニアの山見がワンタッチでファーに流すと、これに詰めた木村が右足で押し込んで3試合連続ゴールとした。 1点差となって一気に勝敗が分からなくなると、後半終盤の攻防は白熱。6分が加えられた後半アディショナルタイムでは鹿島の鈴木に勝負を決める4点目のチャンスが訪れるが、ここはGKマテウスのビッグセーブに阻まれる。 すると、16年ぶりのJ1の舞台で開幕から幾度も後半最終盤にドラマを起こしてきた緑の名門がこの試合でもドラマを起こす。93分、相手陣内で得たFKの場面でキッカーの翁長がゴール前に入れたボールに谷口が競り勝つと、ゴール左でこぼれに詰めた木村が足に当てたボールを最後は見木が押し込み、土壇場で3点差を追いついた。 その後、チアゴ・アウベスの決定機は枠の左に外れて逆転には至らなかったが、16年ぶりの名門対決に相応しいスペクタクルな一戦は壮絶な3-3のドロー決着となった。 この結果、共に連勝はストップしたものの、ホームで3点差を追いつかれた鹿島にとっては悔やまれる勝ち点逸となった。 鹿島アントラーズ 3-3 東京ヴェルディ 【鹿島】 鈴木優磨(前5) 名古新太郎(前8) 植田直通(後5) 【東京V】 齋藤功佑(後24) 木村勇大(後36) 見木友哉(後45+3) <span class="paragraph-title">【動画】ヴェルディの10番が0-3から引き分けに持ち込む劇的弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>アディショナルタイムの脅威<br>\<br><br>翁長のFKから<br>谷口が競り勝ち<br>ゴール前の混戦から最後はNo.10 見木が決めて同点に追いつく!<br><br>これでヴェルディは<br>3試合連続の<br>アディショナルタイムの得点<br><br>明治安田J1第13節<br>鹿島×東京V<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E6%9D%B1%E4%BA%ACV?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#鹿島東京V</a> <a href="https://t.co/DRcbhKEaBp">pic.twitter.com/DRcbhKEaBp</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1789538687346241588?ref_src=twsrc%5Etfw">May 12, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.12 15:10 Sun5
東京Vの城福監督「非効率、間違いもあるけどやり切る」…原点回帰でC大阪撃破へ
東京ヴェルディの城福浩監督が、6日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第22節のセレッソ大阪戦に向けて会見を行った。 前節、東京Vは横浜F・マリノスとのクラシコに2-1で勝利。前々節のジュビロ磐田戦で喫した0-3の惨敗を払拭し、後半戦初白星を挙げた。 その横浜FM戦では保有元との対戦で起用できなかった試合を除き、リーグ全試合で先発起用してきたFW木村勇大、FW染野唯月の両エースに加え、背番号10のMF見木友哉をベンチスタートとし、MF山田楓喜、FW山田剛綺、FW山見大登を前線で起用する大きな賭けに出た。 さらに、中2日のアウェイ連戦という厳しい状況となったなか、ハイインテンシティのスタイルに原点回帰すると、前半はその3トップが2度追い、3度追いを辞さない、超アグレッシブな守備で全体のスイッチを入れ、ディフェンスラインも強気なライン設定で連動。攻撃面での縦への高い意識を含め相手を圧倒した結果、後半は防戦一方の展開となりながらも、前半奪った2ゴールを守り切って勝ち点3を手にした。 試合後会見で「目をつぶっていた自分がいた」とここ数試合での自身の反省を口にしていた指揮官は、今回の会見で改めてその発言の意図を説明。「非効率」というキーワードと共に、チームと共に昨季のJ2や今季序盤戦で見せていた愚直な戦いを改めて取り戻す必要性があったと語った。 「そこの答え(自身の反省点)はマリノス戦の前半にあったと思います。見ている方があのメンバーのアグレッシブさというのを、相手チームも含めて感じたと思いますし、それは守備におけるスイッチもそうですし、攻撃のときの優先順位もそうですけど、このチームがまずどこで相手を上回らなければいけないかと。それで90分持つはずがないのであれば、それでバトンを渡していけばいい」 「元々のチームの考え方を自分はぶらしたつもりはないですが、それが表現し切れない姿勢があるというところで、自分自身もちょっと言い訳を考えていたというか、彼らの意思疎通が合わなかったとか、お互いの考えているところを合わせなければいけないなとか、多少疲れていたんだろうなとか。納得するような言い訳を考えていた自分がいました」 「ただその効率だけではなくて、多少非効率でもやり切ろうとする。それがこのチームであって、『今の3度追いは無駄だったな』とか、『今のラインの上げ方だと余計に下げなければいけないな』とか、そういう全ての正解の効率を目指すのはこのチームらしくない。どういうサッカーをやりたいか、そのなかには非効率も間違いもあるけれども、やり切るんだというような姿勢を見せることが大事だということを改めて磐田戦のときに感じました」 「実はそれより前の試合でも、自分の中でモヤモヤしたものもありましたし、それでも大量点を取ってたまたま勝ったという試合もありましたけど、本当に我々らしいアグレッシブさを効率性を求めない。ただただ愚直にまずやるという姿勢を見せられたかというと、ちょっとそれを忘れてしまったというよりも、自分が目をつぶっていたというところがあったと思います。そこは本当に目を背けずに、もちろんそのなかでクオリティも求めるというところが、このチームの成長に繋がっていくのではないかなと思います」 原点回帰と共に同試合では後半戦に向けたチーム内競争という部分でも、契機となる兆しも窺えた。途中出場が続いたなか、スタメン抜擢で結果を残した選手が自信や手応えを得た一方、スタメンを外れた選手は勝利のなかでも悔しさを隠さず。強い刺激を受け取った印象だ。 その点について城福監督は「今まで出ていた選手が何とも思わないわけがない。そういう気持ちがあってしかるべきで、逆に今まで出られなかった選手の思いがどれだけ強かったかということ。そういう選手の活躍だけではないですけど、彼ら自身の思いというのが、ピッチの上で見ていても伝わってきましたし、それで勝ち点3を取れた」と、各選手のリアクションをポジティブに受け止める。 その上で「これをプラスのサイクルにしなければいけない。このチームはレギュラーとして絶対の選手はもちろんいないですけど、今まで核になってきたという事実があるなかで、これでまた新たな競争のフェーズに入ったと思います」、「高いレベルの競争のなかで、自分のチョイスがより苦労していく。あるいは相手によって変えられるような選択肢があるというような状況に、以前よりはなってきたと思います。他のポジションでももっとそういう状況というのを作っていきたいと思うので、『高いレベルの競争になった』と言われるためにも、セレッソ戦でしっかりと勝ち点3を取るということが大事」と、活性化しつつあるポジション争いを歓迎した。 これでトップハーフの10位に再浮上したチームは、開幕3戦目で1-2の敗戦を喫したC大阪相手に後半戦最初の連勝を狙う。 その前回対戦では相手の両サイドバックに大苦戦を強いられたが、毎熊晟矢が移籍、登里享平が負傷離脱で不在となり、C大阪自体も布陣や戦い方にマイナーチェンジを施している。 そういったなか、城福監督は直近2連勝且つ7戦無敗で5位に浮上してきた相手について「これまではかなり属人的な、人から逆算した独特なサッカーをやっていた。それが移籍であったり、ケガ人が出ていますが、元々メンバーの技術は高いチームで、そういうメンバーを揃えている。しかも交代選手のレベルも非常に高いという意味で、元々スキルが高いなかでも、より前線の個人的な能力から逆算した前に速いサッカー。そこの威力が増してきているなと思います。足元の技術は確かだけれども、どちらも選択できるのであれば、より前線の特長を活かすというところで、共通認識を持って今はやっている」と、その印象について語っている。 また、これまでFC東京、ヴァンフォーレ甲府、サンフレッチェ広島、東京Vと4クラブを指揮してきた63歳の指揮官は、今回のC大阪戦でJリーグ公式戦(リーグ戦&リーグカップ)で通算500試合の指揮を達成することになる。 その数字に関して「そういう数字を拾ってくれたこと。このクラブでその試合を迎えることができるというのはすごく嬉しく思います」とクラブへの感謝を示しつつも、「自分はまだまだ戦っている最中の人間なので、その数字に関して何かあるかと言われるとそれはない。本当の通過点のうちのひとつだと思います」と、あくまで通過点だと語った。 ただ、長きに渡る監督キャリアを振り返り、自身が携わってきた選手たちに対して、「もっといいアプローチができたのではないか」と自問自答を繰り返してきたことを明かしている。 「その数字を聞いて思うのは、いろんな選手とそれだけ接しさせてもらったということを改めて思いますし、選手が成長して、チームが成長することが自分の存在意義。そうではないと自分の存在意義がないわけで、やはり選手とともに、そのときそのときで彼らと接するなかで、彼らが本当に一生懸命やってくれたからこその今なんだなと思います」 「今も自分はまだまだだと思っているので、日々選手とともに、チームを作っている最中なので、勉強している最中ですけど、今までの若い頃という言い方がいいのか、10年前の自分が果たして、若い選手に自信を持たせてやれたのか、中堅の選手に成長を促せたのか、ベテランの選手の背中を押せたのかと。今まで携わってきた選手を思い浮かべると、もうちょっとやれたのではないかという思いがすごく強いです」 「今の自分が十分ではないけれども、今だったらもう少しやってあげられたのではないかと。そのときはそのときで自分は精一杯のつもりですけど、それが配慮なのか、彼らの迷いを払拭させることなのか、勇気を持たせることなのかはわかりませんけどそういう選手たちを思い出すと、『申し訳ないな』という表現がいいかどうかはわからないですけど、もっとやれたことがあったのではないかという思いがすごくあります。今でもピッチの上で以前携わった選手に会うこともあれば、もう引退している選手と会うこともありますけど、まず心の中で浮かんだり、実際に口に出すのは、『本当に昔は悪かったな』と、もっといいアプローチができたのではないかという思いは常に持っています」 そういった自戒の思いを語りながらも、若きスカッドと共にさらなる成功へ歩みを進める指揮官は、「最終的に何が目標かはわからない」としながらも指導者としての今後の目標についても語った。 「一試合一試合、成長する証というのは、やっぱり勝つことというのが、一番形としてはっきりしていますが、全勝させられる監督はなかなかいない。やはり選手がこのチームでいて、この監督とやって、年齢が何歳であろうが、成長を感じられるような存在でありたい。それを手助けできるような存在でありたいと思っていますし、全員にそれをアプローチできるかどうかはわかりませんけど、そういうふうに思ってもらえる選手が1人でも自分の接したなかで、多くいてほしいという思いはあります」 「ひょっとしたらそれは勝利という目の前の結果よりも、指導者としての立場の自分からすると、形ではないかもしれないけどそれはすごく大きな勲章になるんだろうなと。ただ、結果を出さないと、そういう立場にはいられないので、とにかく彼らの成長を促しながら、結果を出すということに邁進して、最終的に何が目標かというとちょっと僕もわからないです。何か到達点があるかというと、おそらくもう少しでも先に進めばもっと足りないものが見えてくるでしょうから、目の前のことをやるだけです」 自身のメモリアルゲームに対する思いを脇においた城福監督だが、野心的な指揮官の下で着実に成長を続ける緑の若武者と共に、難敵撃破で節目の一戦を白星で飾ることはできるか…。 2024.07.05 21:15 Fri東京ヴェルディの人気記事ランキング
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue2
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue
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東京VのFW南秀仁、昨年の交通事故で禁固10カ月、執行猶予3年の判決 今季中の公式戦出場自粛処分へ
▽東京ヴェルディは11日、FW南秀仁が昨年9月18日に起こした交通事故により、過失運転致傷で禁固10カ月、執行猶予3年の判決が言い渡されたことを発表した。これを受け、南に対して、今シーズン中の公式戦出場自粛処分を科すことも併せて伝えている。 ▽南は昨年9月18日、自動車を運転中に前方で対向車に車線を譲るために停車中だった自動車と追突事故。その後、南本人は今月11日に横浜地方裁判所川崎支部で行われた裁判に被告人として出廷していた。南はクラブの公式サイトで以下のようにコメントしている。 「まず何より、今回の交通事故で怪我をされた被害者の方及びご家族の皆様に対して、ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ありませんでした。また、日頃から応援してくださっている皆様に、ご心配とご迷惑をお掛けして、申し訳なく思っています。今回の判決の内容をしっかりと受け止めて、反省いたします」 ▽なお、クラブは「所属選手に対して非常に重い判決が下されたことを真摯に受け止め、日頃より弊クラブ並びにJリーグを応援してくださる皆様に対して、信用を棄損する事実が認定されましたことをお詫び申し上げます」と謝罪。今後、社内外での交通安全の啓蒙に努めるとしている。 ▽南は昨シーズン、明治安田生命J2リーグの41試合に出場し、チームトップの10ゴールを記録。今シーズンはここまで17試合出場している。 2016.10.11 18:07 Tue4
東京V、バスケス・バイロンの異例の移籍経緯を説明…
J2リーグの上位2チームの間で実現したシーズン途中の異例の移籍を受け、東京ヴェルディが経緯を明かした。 FC町田ゼルビアは6日、東京ヴェルディからチリ人MFバスケス・バイロン(23)を完全移籍で獲得したことを発表。 現在、両クラブは勝ち点10差が付いているものの、町田が首位、東京Vが2位と自動昇格、優勝争いを繰り広げている。さらに、同じ東京を本拠地とするローカルライバルの間柄ということもあり、シーズン途中のライバルチームへの移籍は衝撃をもって伝えられた。 6日の移籍決定後に新天地での加入会見に臨んだバスケス・バイロンは、移籍リリース時のコメント同様に「批判されるのもわかった上での決断」と、大きな覚悟をもっての移籍だったとコメント。それでも、恩師である黒田剛監督の元でのプレーを熱望し、町田行きを決断した。 一方、ライバルに主力を引き抜かれる形となった東京Vは移籍発表翌日となった7日、江尻篤彦強化部長がクラブハウスで報道陣の囲み取材に応じ、交渉の詳細に関する言及は避けながらも移籍の経緯を説明。 クラブとしては契約延長交渉を含め、全力で慰留に努めながらも、最終的には選手自身の強い意向によって移籍を認めざるを得なかったとしている。 「我々にとって欠かせない選手でした。1カ月プラスアルファ前から彼との契約の更新というのは当然進めていました。そういった中で最終的に今回のような形となりました」 「今まで巻き直し(延長交渉)は年度末にやっていたと思いますが、この時期に巻き直しをちゃんとやって、残さなければいけないというのは、今までのヴェルディではなかったことだと思います。去年お金を作ったぶん、早い段階でそういったことをやっていくことは自分の仕事だと思っていました」 「そういった中、(自分たちが)早く動けば、(他クラブから)早く動きがくるというのはしょうがないことです」 「当然、ある程度のお金を彼が置いていってくれました。そのへんは抜かりなく自分も仕事をしているつもりです」 「(延長オファーを拒否され、他クラブからのオファーが来て違約金を払われての移籍という形か)そういう流れでした」 「彼も彼で悩み抜いた結果だと思いますし、僕らも個人的に彼と話を重ねて、最終的に彼が決めた決断でした。ただ、クラブは指をくわえて見ているような状況ではなく、クラブとしてやれることを全力でやった結果、こうなってしまったことは致し方ないというところです」 また、9日に新国立競技場で行われる『東京クラシック』を間近に控える中での移籍発表に関しては、様々な要素が絡み合った上での偶然だったという。 「1カ月前のそういったところから始めていて、町田さんのいろんな狙いがあるとは思いますが、それを含めてのJ1昇格への戦いだと捉えています。J1昇格にはクラブ力が問われる。現場だけでなくクラブの力が当然問われます。そういう戦いのステージに、万年中位のチームが上がったということは、それだけの戦いをしている。現状の上位のチームと戦うということはピッチだけではない。そこをチーム全体で認識してやっていける機会なのかなと思います。そういう舞台で戦っていることを私も監督含めた現場、クラブ側もわかってJ1昇格に向けて戦っていかないと良い形にはなりません」 「こういったタイミングになったことに関しては、彼と真剣に我々が向き合って話し合った結果がこのときになってしまったというだけで、意図してやっているわけではないです」 主力の穴埋めに関しては名古屋グランパスから育成型期限付き移籍で獲得したMF甲田英將らを含めた現有戦力の台頭を促しつつも、クラブとして新戦力補強に動くことを認めている。 「それは当然です。今年は(J1昇格の)チャンスがあると思っています。そこに向けて全力投球していきたいと思っています。(伸びしろ十分の若手選手が)補強しなくても自分たちがいるというような形が一番です。ただ、それを指をくわえて待つわけではなく、強化部としてそこに適する選手を取っていくという考えではいます」 「ただ、間違ってもバカげた補強というか、端的に言えば多くのお金が必要となる補強をするつもりは明確にありません。あくまでクラブに合った形でないと、それ以後のことに関して上がっても上がれなくても大変になりますし、そこは10年、20年とヴェルディがやっていく上で重要なことだと考えています」 また、現場を預かる城福浩監督も同日に行われた記者会見、その後の囲み取材で今回の移籍に言及。「サッカーの世界ではよくあること」、「弱肉強食の世界」と前置きしながらも、百戦錬磨の指揮官にとっても今回の移籍は前例がないものだと感じている。 「“強奪”という言い方が適切かはわかりませんが、我々の目からそのように映ることはサッカーの世界ではよくあることです」 「ただし、サッカー先進国やサッカー先進国に近づこうとしている国のリーグでシーズン途中に、このような順位でこういった移籍が実現した例がはたしてほかにあるのであれば、聞かせてほしいというふうに思っています。シーズン中にこういう2位から1位に主力が行くというのが、こういうことが成立するのか。自分が知り得る限りでは聞いたことがないです」 さらに、クラブ同様に1カ月以上の期間を通じて何度となく対話を重ねて慰留を図ったという。その中で「これ以上は話せない」と慎重に言葉を選びつつも、起用の可否を含めて難しいチーム状況の中で指揮官として繊細な対応を行っていたことを明かした。 「彼とは話しすぎるぐらい話しました。もちろん条件というのはサッカー選手にとって重要なものです。20年も30年もサッカー選手を続けていくのは難しい。あとは個人でバックボーンが異なります。その部分は無視できないです」 「ひとつは彼がそういう選択肢を得た事実があったこと。そこで条件がはね上がったとするのであれば、それは彼が勝ち取ったものです。そこを否定することはありません」 「あとは手段を選ばずにJ1昇格を考えたとき、今回のような向こうの手段が意表というものではありません。僕らはそういった部分も含めて昇格を争っています。ただ。ピッチの上で90分、戦術や選手交代がどうのという部分だけで戦っているわけではない」 「何がなんでも昇格しようとしているチームが何チームもあります。これほどインパクトがある補強がこれからあるかはわかりませんが、そのチームの戦力をもぎ取れば二乗倍の補強になるという思考があってしかるべきというほど、みんなが是が非でも昇格したい。そういう世界だと思います」 「この1カ月はこの騒動にチームが巻き込まれないようにすることにかなり努力しました。おそらく選手は僕らが言わなくても、どんな混沌とした状況かというのは、この1カ月感じながらやっていました」 「僕らは起用するしないの判断も含めて考えていました。それはなぜかと言えば、行くか残るのかわからなかったからです。行くか残るかわからない状況でどういう準備をしてという部分は、少なくともチームに影響がないという部分で自分が努力する。今はその努力をしなくていいという部分でスッキリしていますし、個人的には間違いなくプラスです」 「(残留の可能性に賭けていた部分は?)僕らが賭けていたというか、(選手本人が)ファイナルアンサーしたら僕らはどうしようもないです。それにものすごい差があろうがなかろうかというところです」 「誰よりも1人いなくなったことで、チームが沈んだと言われたくないのは我々当事者です。それをプラスにできると確信しています」 2023.07.07 17:10 Fri5

