ナポリとインテルの首位攻防戦はドロー決着…ホームのナポリが優勢も首位奪還ならず【セリエA】

2025.03.02 04:09 Sun
セリエA天王山はドロー
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セリエA天王山はドロー
セリエA第27節、ナポリvsインテルが1日にスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われ、1-1のドローに終わった。
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前節、コモに1-2で競り負けてリーグ4戦未勝利で首位陥落となった2位のナポリ(勝ち点56)。ホーム開催の天王山で首位奪還を目指した一戦でコンテ監督は先発1人を変更。ビリングに代えてギルモアを起用した。一方、前節はジェノアにウノゼロ勝利を収めて首位浮上となったインテル(勝ち点57)。直近のコッパ・イタリア準々決勝もターンオーバーを敢行したなか、ラツィオを退けてベスト4進出を果たした。週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のフェイエノールト戦を控えるなか、この大一番ではコッパで温存した主力を復帰させ、ラウタロ・マルティネスやテュラム、ダンフリースらが起用された。
ホームのナポリは[4-3-3]、アウェイのインテルは[3-5-2]でスタート。立ち上がりから緊迫感のある攻防が続くなか、チャルハノールやダンフリースらが接触プレーで痛む場面もあってプレーが度々切れる。

互いに流れのなかでは攻撃にテンポが出なかったが、インテルの飛び道具が炸裂する。22分、ボックス手前中央の好位置で得たFKの場面でキッカーのディマルコが左足を振り抜くと、壁のギリギリ上を越えたシュートがゴール左隅に突き刺さった。
ホームで先制を許したナポリはすぐさま反撃を開始。左のスピナッツォーラとラスパドーリのコンビネーション、ギルモアのラストパスに反応したルカクのダイレクトシュートなど幾度か際どいシーンを創出。

徐々に押し込む展開となったが、ボックス付近で足を滑らせる場面や要所を締めるインテルの堅守を前に仕留め切れず。前半終了間際にはスピナッツォーラの強引なクロスのこぼれに反応したラスパドーリの折り返しに反応したルカクが左足シュートで合わすが、ここはDFバストーニの見事なシュートブロックに遭い、前半のうちに追いつくことはできなかった。

迎えた後半は立ち上がりからナポリが押し込む展開に。守勢のインテルは51分、筋肉系の問題を抱えたディマルコをチャルハノールとともにベンチへ下げてパヴァール、ジエリンスキを同時投入。これでダンフリース、ムヒタリアンをサイドハーフにした[4-4-2]に布陣を変えたが、数分後には右にパヴァール、左にダンフリースの両ウイングバックの形に戻した。

後半は完全に主導権を握って押し込む展開も、最後の局面で押し切れないナポリ。65分にはマクトミネイが強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、ここはGKマルティネスの好守に阻まれる。ゴールをこじ開けるにはあと一工夫が必要となるなか、コンテ監督はオカフォー、ビリング、ウンゴニエらをピッチに送り出すと、一連の交代策が嵌った。

87分、左のハーフスペースで強引に仕掛けたロボツカがボックス内に侵入し、中央のビリングにラストパスを通す。左足のファーストシュートはGKマルティネスの好守に阻まれたが、こぼれを今度は右足でゴールネットへ流し込み、値千金の加入後初ゴールとした。

土壇場の同点ゴールによって1-1の振り出しに戻った後半最終盤。引き分けでの首位キープを狙うインテルに対して、逆転での首位奪還を目指すナポリが猛攻を仕掛けていく。後半ラストプレーではボックス内のウンゴニエが連続シュートでゴールに迫ったが、ここはGKマルティネスらインテル守備陣の好守に阻まれた。

そして、ナポリ優勢の天王山はドロー決着となり、同じく今節引き分けのアタランタの結果を含め首位のインテルがスクデット争いで依然として優位なポジションをキープした。

ナポリ 1-1 インテル
【ナポリ】
フィリップ・ビリング(後42)
【インテル】
フェデリコ・ディマルコ(前22)

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ナポリとインテルの首位攻防戦はドロー決着…ホームのナポリが優勢も首位奪還ならず【セリエA】

セリエA第27節、ナポリvsインテルが1日にスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われ、1-1のドローに終わった。 前節、コモに1-2で競り負けてリーグ4戦未勝利で首位陥落となった2位のナポリ(勝ち点56)。ホーム開催の天王山で首位奪還を目指した一戦でコンテ監督は先発1人を変更。ビリングに代えてギルモアを起用した。 一方、前節はジェノアにウノゼロ勝利を収めて首位浮上となったインテル(勝ち点57)。直近のコッパ・イタリア準々決勝もターンオーバーを敢行したなか、ラツィオを退けてベスト4進出を果たした。週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のフェイエノールト戦を控えるなか、この大一番ではコッパで温存した主力を復帰させ、ラウタロ・マルティネスやテュラム、ダンフリースらが起用された。 ホームのナポリは[4-3-3]、アウェイのインテルは[3-5-2]でスタート。立ち上がりから緊迫感のある攻防が続くなか、チャルハノールやダンフリースらが接触プレーで痛む場面もあってプレーが度々切れる。 互いに流れのなかでは攻撃にテンポが出なかったが、インテルの飛び道具が炸裂する。22分、ボックス手前中央の好位置で得たFKの場面でキッカーのディマルコが左足を振り抜くと、壁のギリギリ上を越えたシュートがゴール左隅に突き刺さった。 ホームで先制を許したナポリはすぐさま反撃を開始。左のスピナッツォーラとラスパドーリのコンビネーション、ギルモアのラストパスに反応したルカクのダイレクトシュートなど幾度か際どいシーンを創出。 徐々に押し込む展開となったが、ボックス付近で足を滑らせる場面や要所を締めるインテルの堅守を前に仕留め切れず。前半終了間際にはスピナッツォーラの強引なクロスのこぼれに反応したラスパドーリの折り返しに反応したルカクが左足シュートで合わすが、ここはDFバストーニの見事なシュートブロックに遭い、前半のうちに追いつくことはできなかった。 迎えた後半は立ち上がりからナポリが押し込む展開に。守勢のインテルは51分、筋肉系の問題を抱えたディマルコをチャルハノールとともにベンチへ下げてパヴァール、ジエリンスキを同時投入。これでダンフリース、ムヒタリアンをサイドハーフにした[4-4-2]に布陣を変えたが、数分後には右にパヴァール、左にダンフリースの両ウイングバックの形に戻した。 後半は完全に主導権を握って押し込む展開も、最後の局面で押し切れないナポリ。65分にはマクトミネイが強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、ここはGKマルティネスの好守に阻まれる。ゴールをこじ開けるにはあと一工夫が必要となるなか、コンテ監督はオカフォー、ビリング、ウンゴニエらをピッチに送り出すと、一連の交代策が嵌った。 87分、左のハーフスペースで強引に仕掛けたロボツカがボックス内に侵入し、中央のビリングにラストパスを通す。左足のファーストシュートはGKマルティネスの好守に阻まれたが、こぼれを今度は右足でゴールネットへ流し込み、値千金の加入後初ゴールとした。 土壇場の同点ゴールによって1-1の振り出しに戻った後半最終盤。引き分けでの首位キープを狙うインテルに対して、逆転での首位奪還を目指すナポリが猛攻を仕掛けていく。後半ラストプレーではボックス内のウンゴニエが連続シュートでゴールに迫ったが、ここはGKマルティネスらインテル守備陣の好守に阻まれた。 そして、ナポリ優勢の天王山はドロー決着となり、同じく今節引き分けのアタランタの結果を含め首位のインテルがスクデット争いで依然として優位なポジションをキープした。 ナポリ 1-1 インテル 【ナポリ】 フィリップ・ビリング(後42) 【インテル】 フェデリコ・ディマルコ(前22) 2025.03.02 04:09 Sun
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コッパ・イタリア準決勝進出のインテル、S・インザーギ監督はアルナウトビッチの衝撃弾が狙い通りとニヤリ

インテルのシモーネ・インザーギ監督が25日に行われ、2-0で勝利したコッパ・イタリア準々決勝ラツィオ戦を振り返った。 週末にナポリとの頂上決戦を控えるインテルは主力をベンチスタートとした中、ラツィオのカウンターに苦戦するも、前半終盤の39分にCKの流れからFWマルコ・アルナウトビッチの見事なボレー弾で先制。 そして後半のラツィオの反撃をいなすと、75分にPKを獲得し、これをMFハカン・チャルハノールが決めて勝利した。 インザーギ監督は苦戦を認めつつ、勝ち上がったチームを称えた。 「我々は非常に質が高く、よく組織され、才能ある選手を擁するチームを相手に素晴らしい試合をした。前半は苦戦したが、均衡を破ることができた。後半ははるかに良いパフォーマンスができた。ベストの状態ではない選手も居たが、彼らは手を抜くことがなかった。このチームの監督であることを誇りに思うよ」 また、見事なボレーで先制点を挙げたアルナウトビッチのゴールシーンについては以下のように答えた。 「今朝はセットプレーの練習をしていた。ラツィオがボックス内に背の高い選手を配置してくるのはわかっていたからアルナウトビッチはボックスの外に出しておいた。彼のシュート能力はわかっていることだった」 一方でこの試合では先発したDFマッテオ・ダルミアンが右ハムストリングを痛めて負傷交代するアクシデントに見舞われた。 「サイドでケガ人が多発している。本当に緊急事態だが、前進し続けなければならない。今日は今後20日間で6試合をこなさなければならない最初の試合だ。これから何が起こるかはわかっている」 インテルではMFニコラ・ザレフスキとDFカルロス・アウグストが負傷中。サイドの人材が手薄となっている中、ナポリ戦後にはチャンピオンズリーグ(CL)ノックアウトフェーズ・ラウンド16でフェイエノールトと対戦する。 2025.02.26 08:45 Wed
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【セリエA第27節プレビュー】スクデットを懸けたナポリvsインテルの首位攻防戦

前節はナポリがコモに競り負け、インテルがジェノアにウノゼロで勝利したことでナポリがついに首位から陥落。代わってインテルが首位に浮上した。そして迎える第27節、2位ナポリ(勝ち点56)vs首位インテル(勝ち点57)によるスクデットを懸けた首位攻防戦が行われる。 前節コモ戦ではDFラフマニの軽率なオウンゴールが響いて競り負け、4試合勝ちなし(3分け1敗)と足踏みが続いているナポリ。スクデットへのプレッシャーからか本来のパフォーマンスを出せていない様子だが、この大一番で会心の勝利となるか。 一方、主砲ラウタロ・マルティネスの一撃でジェノアに辛勝したインテルは、火曜に行われたコッパ・イタリアではFWアルナウトビッチの衝撃ボレー弾でラツィオに勝利。翌水曜にはフェイエノールトとのチャンピオンズリーグ(CL)を控える厳しい日程だが、今季結果の出ていないビッグマッチで首位キープとなるか。 また、今節はミランvsラツィオの注目試合も行われる。ミラン(勝ち点41)は前節トリノ戦、開始早々のオウンゴールが響いて競り負けると、木曜に行われたボローニャとの延期試合では1-2で逆転負け。厳しい連敗で8位に後退した。これ以上ずるずると負けていられない中、来季のCL出場を争うラツィオ相手に勝利を取り戻せるか。 一方、前節ヴェネツィアにゴールレスドローに終わったラツィオは前述のようにコッパ・イタリアではインテルの前に敗退となった。翌木曜にはヨーロッパリーグ(EL)のビクトリア・プルゼニ戦を控える中、連敗中のミランに引導を渡せるか。 前節エンポリ戦をFWルックマンのドッピエッタで5発圧勝とした3位アタランタ(勝ち点54)は19位ヴェネツィア(勝ち点17)と対戦。CLクラブ・ブルージュ戦でのPK失敗によりひと悶着あったルックマンをガスペリーニ監督は先発起用して問題は解決されたかと思われたが、交代する際にルックマンが握手をせず、まだまだ両者の溝は埋まっていない様子。ピッチ外が騒がしい状況だが、エンポリ戦の圧勝劇をヴェネツィア戦に繋げられるか。 そしてエンポリの前にまさかのPK戦負けでコッパ・イタリア敗退に終わった4位ユベントス(勝ち点49)は月曜に14位ヴェローナ(勝ち点26)と対戦。前節カリアリ戦をFWヴラホビッチの一発でウノゼロ勝利とし、リーグ戦では4連勝中だったユベントス。コッパ・イタリア連覇の望みが絶たれてリーグ戦一本となり、今季の目標は来季のCL出場権確保のみとなった。ヴェローナを下してセリエA5連勝とし、4位死守なるか。 モンツァ相手に4発快勝として3連勝とした9位ローマ(勝ち点40)は13位コモ(勝ち点28)と対戦。翌木曜にはELでアスレティック・ビルバオ戦を控える中、難敵コモ相手にラニエリ監督は主力を起用して4連勝を狙いに行くかに注目だ。 そして前節ボローニャにシャットアウト勝利として連敗を4で止めた17位パルマ(勝ち点23)は10位ウディネーゼ(勝ち点36)と対戦。キヴ監督の初陣を見事に飾って残留圏内に浮上したパルマ。鈴木彩艶も7試合ぶりのクリーンシートで自信を更に取り戻せそうな中、格上のウディネーゼ撃破となるか。 ◆セリエA第27節 ▽2/28(金) 《28:45》 フィオレンティーナvsレッチェ ▽3/1(土) 《23:00》 アタランタvsヴェネツィア 《26:00》 ナポリvsインテル 《28:45》 ウディネーゼvsパルマ ▽3/2(日) 《20:30》 モンツァvsトリノ 《23:00》 ボローニャvsカリアリ ジェノアvsエンポリ 《26:00》 ローマvsコモ 《28:45》 ミランvsラツィオ ▽3/3(月) 《28:45》 ユベントスvsヴェローナ 2025.02.28 18:00 Fri

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