フェルミン弾など3発のスペインが10人のドミニカを退けて連勝、決勝T進出【パリ五輪】
2024.07.28 00:04 Sun
パリ・オリンピック(五輪)グループC第2節、U-23ドミニカ代表vsU-23スペイン代表が27日に行われ、1-3でスペインが勝利した。
3日前のU-23エジプト代表戦をゴールレスドローで終えたドミニカは、GKら5選手を変更して臨んだ。
一方、U-23ウズベキスタン代表を2-1で退けたスペインは、プビルに代えてフアンルのみを変更した。
初戦同様に[4-1-4-1]で臨んだスペインが5バックで構えるドミニカ相手にボールを持つ展開で立ち上がると、18分に好機。敵陣ボックスでGKのパスをカットしたアベル・ルイスがシュートに持ち込んだが、ボスルのセーブに阻まれた。
その後も押し込むスペインは22分にセルヒオ・ゴメスがミドルシュートで牽制すると、24分に押し切る。GKのミスパスを敵陣ボックスでカットしたフェルミンが難なくシュートを蹴り込んだ。
しかし45分、ドミニカに退場者。クバルシともつれたアスコナが報復のキックで一発退場となった。
迎えた後半、52分にフェルミンのボレーで牽制したスペインが55分に勝ち越し。ボックス手前右からバエナの放ったミドルが相手DFにディフレクトしてネットを揺らした。
さらに70分、フェルミンの右クロスが流れたところをグティエレスが押し込むと、直後はオフサイド判定が下されたもののVARの末にゴールが認められ、スペインに3点目が生まれた。
終盤にかけてはフェルミンやバエナを下げて余裕の試合運びとしたスペインが3-1のまま勝利。連勝で決勝トーナメント進出を決めている。
U-23ドミニカ 1-3 U-23スペイン
【U-23ドミニカ】
アンヘル・モンテス・デ・オカ(前38)
【U-23スペイン】
フェルミン・ロペス(前24)
アレックス・バエナ(後10)
ミゲル・グティエレス(後25)
3日前のU-23エジプト代表戦をゴールレスドローで終えたドミニカは、GKら5選手を変更して臨んだ。
一方、U-23ウズベキスタン代表を2-1で退けたスペインは、プビルに代えてフアンルのみを変更した。
その後も押し込むスペインは22分にセルヒオ・ゴメスがミドルシュートで牽制すると、24分に押し切る。GKのミスパスを敵陣ボックスでカットしたフェルミンが難なくシュートを蹴り込んだ。
相手GKのミスを突いて試合を動かしたスペインが引き続き押し込む展開が続いたが、38分に失点する。CKからデ・オカにヘディングシュートを決められた。
しかし45分、ドミニカに退場者。クバルシともつれたアスコナが報復のキックで一発退場となった。
迎えた後半、52分にフェルミンのボレーで牽制したスペインが55分に勝ち越し。ボックス手前右からバエナの放ったミドルが相手DFにディフレクトしてネットを揺らした。
さらに70分、フェルミンの右クロスが流れたところをグティエレスが押し込むと、直後はオフサイド判定が下されたもののVARの末にゴールが認められ、スペインに3点目が生まれた。
終盤にかけてはフェルミンやバエナを下げて余裕の試合運びとしたスペインが3-1のまま勝利。連勝で決勝トーナメント進出を決めている。
U-23ドミニカ 1-3 U-23スペイン
【U-23ドミニカ】
アンヘル・モンテス・デ・オカ(前38)
【U-23スペイン】
フェルミン・ロペス(前24)
アレックス・バエナ(後10)
ミゲル・グティエレス(後25)
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【エル・クラシコ プレビュー】タイトル決定づける4pt差の頂上決戦
ラ・リーガ第36節、バルセロナvsレアル・マドリーが、日本時間11日23:15にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスでキックオフされる。シーズン最終盤に4ポイント差で迎えたタイトルレースを決定づける、運命のエル・クラシコだ。 首位のバルセロナ(勝ち点79)は前節、大幅なターンオーバーを敢行したなかで最下位のバジャドリーに2-1の逆転勝利を収めた。ただ、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグでは初戦に続く打ち合いとなったインテルとの敵地での死闘を延長戦の末に3-4で落とし、無念のベスト4敗退。 2点差から一時試合を引っくり返したなか、後半アディショナルタイムの土壇場失点に加え、幾つかの微妙な判定もあって承服しがたい敗退の形に。シーズン3冠の夢が潰え、心身ともにダメージを抱える形で臨む中4日の一戦ではチームとしてのタフさが求められるところだ。 対する2位のマドリー(勝ち点75)は前節、セルタとのホームゲームを3-2で勝利。後半の連続失点は余計だったが、アルダ・ギュレルの1ゴール1アシストにムバッペのドブレーテによってリーグ連勝を達成。逆転での連覇の可能性を残し敵地へ乗り込んだ。この試合後にはアンチェロッティ監督の退任発表も噂されるなか、悲壮な決意での戦いとなった。 なお、今季行われた3度の対戦ではマドリーホームのラ・リーガで4-0、スーペル・コパ・デ・エスパーニャ決勝で5-2、直近のコパ・デル・レイ決勝で延長戦の末に3-2とバルセロナがいずれも大量得点を奪って勝利。ただ、それ以前はマドリーが4連勝中だったこともあり、エル・ブランコの意地にも期待したいところだ。 ◆バルセロナ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250511_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:シュチェスニー DF:エリック・ガルシア、クバルシ、イニゴ・マルティネス、マルティン MF:デ・ヨング、ペドリ MF:ヤマル、ダニ・オルモ、ハフィーニャ FW:フェラン・トーレス 負傷者:DFクンデ、MFベルナル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては主力でクンデが唯一の欠場となるが、カサド、バルデのメンバー入りは朗報だ。 激しい消耗を強いられたインテル戦からの回復を考慮したメンバー構成となるが、前線はレヴァンドフスキ、フェルミン・ロペス、ガビにチャンスがありそうだ。懸念のディフェンスラインではサイドバックがキーとなるが、エリック・ガルシアとマルティンのスタートが濃厚か。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250511_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:クルトワ DF:ルーカス・バスケス、チュアメニ、アセンシオ、フラン・ガルシア MF:バルベルデ、セバージョス MF:ギュレル、ベリンガム、ヴィニシウス FW:ムバッペ 負傷者:DFアラバ、カルバハル、リュディガー、メンディ、ミリトン、MFカマヴィンガ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者はディフェンスラインの主力とカマヴィンガが欠場となる。 スタメンは前述の11名を予想。モドリッチを中盤に入れてバルベルデを右サイドバックに置くオプションやロドリゴ、ブラヒム・ディアスの起用も想定される。 ★注目選手 ◆バルセロナ:FWラミン・ヤマル <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250511_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> インテル戦の悔しさを胸に決定的な仕事ができるか。エル・ブランコの強力アタッカー陣と対峙する両サイドバック、ペドリらのパフォーマンスも注目されるが、やはり若きエースの活躍に最も注目が集まるところだ。 今季ここまで公式戦51試合15ゴール24アシストと圧巻の数字を残す17歳だが、プレーのインパクトに比べてゴール数に関してはやや物足りない部分もあり、インテルとの2ndレグでは百戦錬磨の相手守護神ゾマーの牙城を破れず。土壇場での失点シーンに繋がったプレーの判断を含め悔しい思いを味わった。 とはいえ、若くして傑出したリバウンドメンタリティ、大舞台での強さを併せ持つフェノーメノは、今回のクラシコで決定的な仕事が期待される選手の筆頭格。チームスタイルや守備陣の状況を鑑みれば、打ち合いの展開は避けられず、インテル戦で出た決定力という課題を克服し、チームのリーグ優勝を決定づける勝利に貢献したい。 ◆レアル・マドリー:MFアルダ・ギュレル <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250511_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 絶好調の20歳アタッカーが切り札に。バルセロナ同様にディフェンスラインに不安を抱えるマドリーではアセンシオや中盤で防波堤を担うドブレピボーテの活躍も必須となるが、攻撃面でカギを握る存在となるのが、トルコ代表MFだ。 エンドリッキとともにそのポテンシャルは高く評価されながらも、ある意味でアンタッチャブルな前線4枚に全幅の信頼を寄せるイタリア人指揮官の偏った起用法もあり、代表チームでの活躍とは裏腹に今季もなかなか出番を得られず。それでも、直近数試合では凄み増すパフォーマンスで指揮官の翻意を引き出し、今回は自身初のクラシコ先発が期待される。 バルデがベンチに控えるものの、マッチアップは経験の少ないマルティンとなるため、マドリーとしては強力な左サイドだけでなく右サイドで優位性をもたらしたい。そのなかで傑出したテクニックと攻撃センス、プレー精度を併せ持つアタッカーの活躍に期待したい。また、守備面ではハフィーニャとのマッチアップは荷が重いルーカス・バスケスを献身的にサポートしたい。先日のコパ決勝では1アシストで見せ場を作っており、いいイメージで臨めるはずだ。 2025.05.11 20:11 Sun5
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