敗退間際から生還したイングランド…サウスゲイト監督「まだ疑問を持たれるだろう」、それでもチームを評価「スピリットで乗り越えた」

2024.07.01 10:30 Mon
ベスト8に勝ち上がったサウスゲイト監督
Getty Images
ベスト8に勝ち上がったサウスゲイト監督
イングランド代表ガレス・サウスゲイト監督が、スロバキア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。6月30日、ユーロ2024ラウンド16でイングランドはスロバキアと対戦した。

優勝候補の一角に上げられながらもグループステージは低調なパフォーマンスに終わったイングランド。批判的な声も高まっており、厳しい状況に立たされていた。
そんな中、ラウンド16でも苦戦することに。スロバキアのハイプレスに対して良い形で攻撃ができず、25分に失点。その後も苦しみ続けることとなった。

後半に入り、徐々に盛り返していくも、ボールを保持こそするが、決定的なシーンを作れず、GKマルティン・ドゥブラフカの好セーブにも遭ってゴールが奪えない。
このまま敗退だと思われなか、後半アディショナルタイム5分にジュード・ベリンガムがバイシクルシュートを決めて起死回生の同点に。延長戦に入ると、早々にハリー・ケインがヘディングでネットを揺らして逆転。2-1でなんとか勝利し、ベスト8に駒を進めた。

試合後、サウスゲイト監督は選手たちのパフォーマンスを称え、チーム全体の貢献を評価。最後は精神力で勝ち上がれたとした。

「出場した選手は、ゴールを決めるのか止めるのか、役割を果たした。それが彼らのスピリットであり、今日我々が勝利を収められた理由だ」

「若いチームとしては、もっと早くボールを動かした方が簡単だったのに、彼らは素晴らしい忍耐力を見せた。結局、昔ながらのロングスローだった」

「ゴールを決めた2人の選手は、調子が悪そうに見えたので、15分早く交代させられたかもしれないが、こういうことがあるからこそ彼らを起用していた」

「中盤でのプレッシャーをうまく乗り切ることは、我々が長い間抱えてきた問題だ。今日は、そのための戦術を見つけるために時間がかかったが、我々は責め続け、探り続け、最終的にあのチャンスを1つ作り出した。我々はもっと上手くやりたかったが、今日はスピリットがそれを乗り切らせてくれた」

「我々はまだ疑問を持たれるだろうし、それは理解している。ただ、我々には大会に残りだけの素質がある。選手たちが示したメンタリティとリーダーシップをとても誇りに思う」

なんとか逆転勝利を収めた中、土俵際まで追い込んできたスロバキアについても言及。苦しい相手になったとしながらも、ゴール1つで変わると感じていたという。

「全く驚きはなかった。彼らは良いチームで、監督もしっかりしている。我々はロングボールに対してうまく守れず、ハイプレスを突破するのが難しかった」

「彼らは信じられないほどのハードワークをしなければならなかったが、1ゴールで全てが変わることは分かっていたし、ゴールを決められると常に信じていた。明らかに選手たちも同じ気持ちだった」

準々決勝では、王者のイタリア代表を下したスイス代表と対戦。サウスゲイト監督は、より高めていかなければいけないと気を引き締めた。

「我々のゲームのレベルをさらに高める必要があることは分かっているが、メンタリティと団結力が高まっている」

「我々はいくつかのことに目を瞑って若い選手たちにチャンスを与えているが、その方法を見つけているし、まだここにいる」

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浮き沈みあるキャリアが「僕を強くした」、32歳でイングランド代表初招集のDFバーンが活躍に自信「多くの疑問を持たれてきたが…」

イングランド代表に初選出されたニューカッスルのDFダン・バーンが、これまでのキャリアを振り返りつつ代表への意気込みを述べた。イギリス『BBC』が伝えている。 ニューカッスルで主力の一人としてプレーするバーン。先週末にはEFLカップ(カラバオカップ)決勝でリバプールを破り、自身にとってもクラブにとっても悲願だったタイトル獲得を成し遂げた。 また、今季公式戦36試合に出場する安定感も評価され、3月に行われるインターナショナルマッチウィークではイングランド代表に初招集。まさに今、乗りに乗っている選手の一人と言えるだろう。 そんなバーンだが、必ずしも順調なキャリアを歩んできたわけではない。11歳でニューカッスルのアカデミーから退団を余儀なくされると、その後はスーパーマーケットで働きながらプレーする日々に。ノンリーグやEFLリーグ2(イングランド4部)のダーリントン・ユースでプレーしていた時は、自分で用具を洗い、弁当を持参し、車に乗せたチームメイトに対してはガソリン代を請求していたという。 18歳でプレミアリーグのフルアムに加入後も安定感はなく、ヨーヴィル・タウンやバーミンガム・シティへのレンタルを経験し、その後にチャンピオンシップクラブ(イングランド2部)のウィガン・アスレティックへ加入。そこからブライトン&ホーヴ・アルビオンに完全移籍すると徐々に頭角を現し、2022年に少年時代を過ごしたニューカッスル復帰を果たした。 バーンは記者会見にてこうした自身のキャリアを振り返り、必ずしも順風満帆でなかったことが成長につながったと語っている。 「こうした経験が僕を強くした。僕のキャリアは、決して一直線なものではなかったんだ。21歳でプレミアリーグデビューを果たし、3年後にフルアムをクビになるまででも、浮き沈みはあったよ。だから、人の意見はあまり気にならない。自分の得意なことはわかっているからだ」 「キャリアを通じて、僕は多くの疑問を持たれてきた。ダーリントンにいた当時、僕がここでイングランド代表の記者会見をしているとは思わない人が多かったと思う。でも僕は、ここにいるのが当然だと感じている」 「当時から、達成したい小さな目標はあった。僕はリーグ2でプレーしたかったんだ。そしてそれを実現した。リーグ1でプレーしたかった。そしてそれは実現した。国際レベルでプレーする能力はずっと自分にはあると感じていた。そして今、実際にやってみなければ経験は得られない」 「僕は見落とされてきた選手だと思ってきたけど、理由については理解もしていた。僕の意見として、ガレス(・サウスゲイト)は代表をクラブチームのように扱っていた。それがうまく機能していたとも思う」 「団結こそが重要なチームになっていたけど、それが少し僕にとっては不利に働いていた。そして新しい監督が来たとき、一種の新しい計画も始まった」 「幸運にも、新しい監督は僕にチャンスを与えてくれた。そのチャンスをつかみたい。32歳になったとき、自分はもうそのチャンスを逃したと思っていた」 「(代表招集を知ったタイミングについて)木曜の夜6時になっても何も連絡がなかった。でも、午後10時にテキストが届いたんだ。その後にFacetime通話がかかってきて、なかなか眠れなかった」 「監督はまず、『午後10時なのにベッドに入っていないのはプロらしくない』と言ってきたよ。だから、そのことは謝った。それから彼は、代表に選ばれなかった全員にも電話をかけていると言っていた。良い気分で一日を終える必要があるともね」 「僕の電話は鳴りっぱなしさ。16歳のときから同じ番号を使っているから、信じられないほどたくさんのメッセージが届いたよ。ようやく今になって質問に答えられるようになった」 「イングランド北東部は、フットボール界では少し見過ごされがちだ。選手が集まるチームもそれほど多くない。でも、ニューカッスル出身であることはとても誇りに思っている。僕の出身地をみんなに話すのは大好きだ」 2025.03.19 16:45 Wed
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アーセナル戦欠場のパーマーはイングランド代表も辞退か? マレスカ監督「出場できる状態ではない」

チェルシーを牽引するMFコール・パーマーだが、イングランド代表の招集を辞退することになるようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 イングランド代表は3月から2026年北中米ワールドカップ(W杯)の欧州予選がスタート。トーマス・トゥヘル監督が初めて指揮する中、14日に26名のメンバーが発表されていた。 イングランドは21日にホームでアルバニア、24日にもホームでラトビアと対戦する中、メンバー入りしていたパーマーは16日に行われたプレミアリーグ第29節のアーセナル戦を欠場していた。 チーイムは1-0で敗れる結果となった中、試合後にエンツォ・マレスカ監督がパーマーについて言及。筋肉系の負傷のためにイングランド代表の活動に参加できないだろうと語った。 「正直に言うと、彼はイングランド代表に出場できる状態ではないと思う」 「彼の負傷は昨日(15日)の練習で起きたものだ。筋肉の問題で、検査は月曜の朝に予定されている」 今シーズンのパーマーはプレミアリーグで28試合に出場し14ゴール6アシスト。チームの53ゴールのうち、3分の1以上を記録している。 チームの軸として多くの試合でプレーしている中、マレスカ監督は休養できることはプラスでもあるとした。 「選手の負傷は望んでいないが、現時点でのコールの場合、肉体的にも精神的にも休養を与えることは良いことかもしれない」 2025.03.17 15:30 Mon
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「今季はピックフォードと互角」ヘンダーソンがイングランド代表での正GK昇格に意欲…3月はトゥヘル体制が発足

クリスタル・パレスのGKディーン・ヘンダーソン(27)が、イングランド代表での定位置確保へ意欲をみせた。 一時期はマンチェスター・ユナイテッドでも継続的にプレーしたヘンダーソン。すったもんだの末にレンタル移籍し、23-24シーズンからはC・パレスへ完全移籍に。今季ここまでプレミアリーグの全27試合にフルタイム出場する。 比較的充実したシーズンを送るなか、来月にはイングランド代表でトーマス・トゥヘル体制が発足予定。ヘンダーソンはイギリス『The Standard』のインタビューにて、GKジョーダン・ピックフォード(エバートン)から1番手を奪取するチャンスがあると語った。 「今シーズンの調子からすると、ピックフォードと互角。違いはほとんどないように思う。彼のイングランド代表への献身と彼に対する尊敬の念を忘れてはならないけど、僕は彼からポジションを奪わなくてはならないんだ」 一方で、現在の自身がトップパフォーマンスではないとも言う。 「いや、全くもってパーフェクトな状態ではない。今季ここまで全ての試合に出ているけど、フルシーズンはおそらく4年ぶりくらいだ。今季を戦い終えてようやく以前の自分を取り戻せると思っているよ。まだやるべきことがある」 イングランド代表のトゥヘル監督初陣は3月21日、2026年ワールドカップ(W杯)欧州予選K組第1節・アルバニア代表戦(H)。24日の第2節・ラトビア代表もホームゲームとなる。 ヘンダーソンは定位置確保なるか。 ◆イングランド代表の主なGK陣 ジョーダン・ピックフォード(エバートン) ディーン・ヘンダーソン(クリスタル・パレス) ジェームズ・トラッフォード(バーンリー) —昨年11月招集--- ニック・ポープ(ニューカッスル) アーロン・ラムズデール(サウサンプトン) 2025.02.28 14:50 Fri

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