「これは愛の物語だ」8年過ごしたラツィオ退団のルイス・アルベルトが感謝のメッセージ「永遠の都は故郷になった」

2024.06.12 11:25 Wed
ラツィオ退団のMFルイス・アルベルトがファンにメッセージ
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ラツィオ退団のMFルイス・アルベルトがファンにメッセージ
元スペイン代表MFルイス・アルベルト(31)が、ラツィオファンに対して別れのメッセージを送った。

ルイス・アルベルトは2016年夏にラツィオへ加入。在籍8年で公式戦307試合出場52ゴール79アシストを記録しており、攻撃の中心として活躍すると2018-19シーズンにはコッパ・イタリア優勝にも貢献した。

今シーズンも公式戦44試合5ゴール11アシストの成績を残していたが、今年4月に退団希望を表明。11日に、カタールのアル・ドゥハイル移籍が発表された。
8年を過ごしたクラブに別れを告げることとなったルイス・アルベルトは、自身のインスタグラムを更新。ファンに対しての感謝を述べている。

「僕たちはみんなに物語を伝えたい。これは愛の物語だ。カディス近郊の小さな村から、23歳でローマにやってきたスペイン人の青年が、まさか『魔術師』と呼ばれるまでになるとは想像もしていなかった」
「ラツィオのユニフォームを着た8シーズン、すべての試合、すべてのトレーニングに情熱と献身を注いできた8年間だった。時が経つにつれ、永遠の都(ローマ)は青年にとっての故郷となり、スタディオ・オリンピコは家となった」

「どんなラブストーリーもそうであるように、困難な瞬間、強さを試されるケガ、心の傷のように痛ましい敗戦もあった。でも、人生と同じように愛を忘れられない瞬間もあったんだ」

「家族とともに、青年はピッチで学び、人生も学んだ。妻と子供たちはラツィオを胸に抱いて育ち、毎試合の人々の激しさでフットボールが単なるスポーツではないと理解した」

「今、ラツィオの歴史の一部であるという満足感とともに、素敵な思い出、多くの友人、素晴らしいチームメイト、そして素晴らしいファンたちを残して去る。今までありがとう。フォルツァ・ラツィオ」

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「頭にコンピューターがある」5試合連続先発の鎌田大地をトゥドール監督が称賛、不遇の時期にも触れ「以前のサッカーは向いていなかったかも」

ラツィオのイゴール・トゥドール監督が、日本代表MF鎌田大地を称賛した。イタリア『トゥットスポルト』が伝えた。 27日、セリエA第34節でラツィオはホームにエラス・ヴェローナを迎えた。鎌田はこの試合も先発フル出場を果たしている。 なんとかトップ4入りを目指すラツィオ。トゥドール監督就任後に息を吹き返し、この試合も1-0で勝利。暫定的に6位に浮上した。 鎌田を厚く信頼するトゥドール監督。このところは今シーズンで終了する契約の問題が話題となっている中、ヴェローナ戦後の記者会見で試合を振り返ったトゥドール監督は、鎌田を名指しで称賛した。 「もしかしたら、以前のサッカーは、彼にとっては今よりも向いていなかったのかもしれない」 「私にとっては素晴らしい選手だ。彼はどこでもプレーができるし、彼は10個のメンタリティを持っている」 「頭の中にコンピューターがある。みんながああ言った選手であれば良いと思う。どの監督でも、あのタイプの選手が欲しいと思っているはずだ」 <span class="paragraph-title">【動画】5試合連続先発の鎌田大地が躍動</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KILdxHVefAE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.28 13:15 Sun

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