「良い意味で狡賢くなった」オランダで躍動したMF佐野航大、一番苦労したことは?「日本と全てが違う」
2024.05.31 21:15 Fri
オランダ1年目で躍動した佐野航大
U-23日本代表にも初招集を受けたNECナイメヘンのMF佐野航大が帰国。オンライン会見を実施した。
ファジアーノ岡山でプレーしていた佐野は、2023年8月にエールディビジのNECナイメヘンへ完全移籍を果たした。
序盤はなかなか出番も限られ苦しんだが、2024年に入ってからはポジションを掴むことに。左ウイングをメインにインサイドハーフ、ボランチなど複数のポジションを務め、リーグ戦で24試合4ゴール3アシストを記録。KNVBベーカーでは準決勝でチームを決勝に導くゴールを決めるなどしたが、フェイエノールトにタイトルを明け渡していた。
ヨーロッパでの1年目を終えた佐野。1シーズンを戦った感想を率直に述べた。
「初めての海外挑戦で、最初は慣れるのに時間がかかったというか、シンプルな強度やスピード感が違ったので、そこに慣れるのに時間がかかりました」
環境を含めて慣れてからは高いパフォーマンスを出せていた佐野。自身の変化についても語った。
「身体の部分ではチームの筋トレというのはするので、そこでの変化は自分の中でありました。体は向こうの選手に比べて小さいので、その中でどう自分を出すかということを常に考えながらやっていました。良い意味で狡賢くなっていたかなと思います」
体重は65kgだったものが最大で69kgにまでなったとし、岡山時代にはあまり行わなかった筋トレのおかげで筋肉量が大きく増えたという。
その中でシーズンのラスト3試合では連続ゴールを記録。ヨーロッパ・カンファレンスリーグをかけたプレーオフでは惜しくも準決勝で敗れたが、ゴールを記録していた。
佐野は「得点というのは常に狙っていたので、チャンスがあった中で決めきれない試合もありました。最後の質というのは、練習終わった後にシュート練習をしたりしていました。そういうところが試合に結果として表れてくれたのかなと思います」と振り返り、しっかりと積み上げたものが成果として出たという。
一方で、初の海外挑戦ということもあり苦労もあったとコメント。「日本と全てが違います。一番は言語のところが苦労しました」と苦労を語り、「最初のころはミーティングも何を言っているかわからないぐらいの理解力でしたが、しっかりと勉強して、日常から話しかけに行ったりしていたので、少し言語力がついていると思います。今はミーティングで分からないところもあまりないですし、もしあっても聞きに行って理解しようとしているので、言語が一番苦労しました」と、しっかりと適応していったと語った。
チームメイトには日本代表FW小川航基がいた中で、一緒にプレーできたことは良かったとした。
「航基くんのことはJ2でやっていた分、凄さもわかっていたので、自分からすればあの選手と一緒にプレーできるのかという感じでした」
「試合中でも航基くんがいるかいないかで自分の気持ちも違いましたし、試合の映像を見返しても本当にストライカーだなという動きや得点の仕方をします。今シーズンは航基くんにアシストはできなかったですが、航基くんがいてくれて、ストレスも感じることなく楽しくできました」
2人でチームを牽引していた中、U-23日本代表にも選出。今後はアメリカ遠征に臨む中、来シーズンへの思いも語った。
「まず今回しっかりアメリカ遠征頑張ってアピールして、パリでしっかり活躍するというのが、今の近い目標です」
「来シーズンはしっかりもっと1年通してプレーしたことがないので、1年を通してどれだけ自分を出せるかだったり、チームとして求められていることができるかというのを日々追い求めてやっていきたいと思います」
ファジアーノ岡山でプレーしていた佐野は、2023年8月にエールディビジのNECナイメヘンへ完全移籍を果たした。
序盤はなかなか出番も限られ苦しんだが、2024年に入ってからはポジションを掴むことに。左ウイングをメインにインサイドハーフ、ボランチなど複数のポジションを務め、リーグ戦で24試合4ゴール3アシストを記録。KNVBベーカーでは準決勝でチームを決勝に導くゴールを決めるなどしたが、フェイエノールトにタイトルを明け渡していた。
「初めての海外挑戦で、最初は慣れるのに時間がかかったというか、シンプルな強度やスピード感が違ったので、そこに慣れるのに時間がかかりました」
「慣れてからは自分のプレーやチームとしてのプレーが実行できました。後半のシーズンは、スタメンで試合に出ることが多く、出場時間も増やすことができて、得点やアシストも多くはないですが、できたので、充実していました」
環境を含めて慣れてからは高いパフォーマンスを出せていた佐野。自身の変化についても語った。
「身体の部分ではチームの筋トレというのはするので、そこでの変化は自分の中でありました。体は向こうの選手に比べて小さいので、その中でどう自分を出すかということを常に考えながらやっていました。良い意味で狡賢くなっていたかなと思います」
体重は65kgだったものが最大で69kgにまでなったとし、岡山時代にはあまり行わなかった筋トレのおかげで筋肉量が大きく増えたという。
その中でシーズンのラスト3試合では連続ゴールを記録。ヨーロッパ・カンファレンスリーグをかけたプレーオフでは惜しくも準決勝で敗れたが、ゴールを記録していた。
佐野は「得点というのは常に狙っていたので、チャンスがあった中で決めきれない試合もありました。最後の質というのは、練習終わった後にシュート練習をしたりしていました。そういうところが試合に結果として表れてくれたのかなと思います」と振り返り、しっかりと積み上げたものが成果として出たという。
一方で、初の海外挑戦ということもあり苦労もあったとコメント。「日本と全てが違います。一番は言語のところが苦労しました」と苦労を語り、「最初のころはミーティングも何を言っているかわからないぐらいの理解力でしたが、しっかりと勉強して、日常から話しかけに行ったりしていたので、少し言語力がついていると思います。今はミーティングで分からないところもあまりないですし、もしあっても聞きに行って理解しようとしているので、言語が一番苦労しました」と、しっかりと適応していったと語った。
チームメイトには日本代表FW小川航基がいた中で、一緒にプレーできたことは良かったとした。
「航基くんのことはJ2でやっていた分、凄さもわかっていたので、自分からすればあの選手と一緒にプレーできるのかという感じでした」
「試合中でも航基くんがいるかいないかで自分の気持ちも違いましたし、試合の映像を見返しても本当にストライカーだなという動きや得点の仕方をします。今シーズンは航基くんにアシストはできなかったですが、航基くんがいてくれて、ストレスも感じることなく楽しくできました」
2人でチームを牽引していた中、U-23日本代表にも選出。今後はアメリカ遠征に臨む中、来シーズンへの思いも語った。
「まず今回しっかりアメリカ遠征頑張ってアピールして、パリでしっかり活躍するというのが、今の近い目標です」
「来シーズンはしっかりもっと1年通してプレーしたことがないので、1年を通してどれだけ自分を出せるかだったり、チームとして求められていることができるかというのを日々追い求めてやっていきたいと思います」
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小川航基ら日本人3選手の所属するNEC、来季からの新指揮官にファン・ボメル氏をリストアップか
NECナイメヘンが来夏のロジャー・マイヤー監督(43)退任に備え、後任候補をリストアップしているようだ。 FW小川航基、FW塩貝健人、MF佐野航大の日本人3選手を擁するNECは、ここまでリーグ戦7勝5分け13敗で13位に位置しているが、降格プレーオフ圏の16位ヴィレムⅡとは勝ち点差2と残留争いに巻き込まれている。 そんなNECでは、2020年からチームを率いたマイヤー監督の今季限りでの退任が決定しており、クラブ首脳陣もすでに後任探しに着手している。 オランダ『Voetbal International』によると、クラブは有力な候補として元オランダ代表MFで現在フリーのマルク・ファン・ボメル氏(47)をリストアップしているとのこと。 なお、クラブのテクニカルディレクターを務めるカルロス・アルバース氏も「ファン・ボメルは、我々が打診した監督候補の一人だ。お互いに合うかどうかを確認するためで、何人かのコーチとはそうやって話を進めている」と、ファン・ボメル氏に接触した事実を公式チャンネルで明かしていた。 現役時代はPSVやバルセロナ、バイエルン、ミランと各国の名門を渡り歩いたファン・ボメル氏、引退後は古巣PSVおよびヴォルフスブルクの指揮を経て、2022年7月からベルギーのアントワープの監督に就任。 アントワープを率いては、就任1年目からレギュラーシーズン3位の好成績。迎えたプレーオフ1の最終節で大逆転に成功し、クラブを66年ぶりのベルギー王者へと導いた。 しかし、2年目となった昨季はCLのグループステージ最下位敗退に始まり、リーグも国内カップ戦も落として無冠に終わると、契約を残していたがシーズン終了後に退任していた。 2025.03.11 09:35 Tue4
「デビュー戦でこれやばい」磐田の救世主は17歳の新星か、デビュー戦J初弾含む2ゴールで高原直泰のクラブ最年少得点記録更新
ジュビロ磐田のFW後藤啓介が鮮烈なJデビューを果たした。 昨季の明治安田生命J1リーグで最下位に沈み、1年でJ2へ逆戻りとなった磐田。即座J1復帰を目指す中で、FWファビアン・ゴンザレスとの契約時の問題で、国際サッカー連盟(FIFA)から新規選手登録禁止の処分が下され、大きな痛手を被っている。 限られた補強戦略の中で、期限付き移籍からの復帰組等を除き、唯一の純粋な新加入選手となったのが磐田東高校の2年生で世代別代表歴を持つU-18からの昇格者、17歳の後藤だった。 191cmの長身FWは18日の開幕節ファジアーノ岡山戦でいきなりのベンチ入りを果たすと、3点ビハインドの64分に杉本健勇と代わってピッチへ登場。早速のデビューを飾った。 磐田は同じく途中出場の松原后を軸に左サイドから反撃を試みると、89分にその松原のグラウンダークロスに後藤が右足で合わせ、いきなりのJ初ゴールを記録。後藤はさらにその3分後、変化を付けた左CKから、遠藤保仁のクロスに頭で合わせてネットを揺らした。 反撃はここまでに終わったものの、衝撃的なデビューを果たした現役高校生。『DAZN』のハイライトには「後藤啓介選手のストーリー第1話が熱すぎる」、「後藤すごすぎ!」、「デビュー戦でこれやばい」、「最年長から最年少への2点目はしびれたわ」など賛辞が多数集まった。 17歳8カ月15日でゴールを決めた後藤は、元日本代表FW高原直泰(沖縄SV)の持つ18歳9カ月17日というクラブ最年少得点記録を更新。今後の活躍にも大きな期待を抱かせる。 また、後藤のみならず、岡山の選手にもスポットを当てる声も上がっている。 先制点を挙げたFW櫻川ソロモンは21歳で、強襲の2点目は19歳のFW坂本一彩。3点目を奪ったのはこちらも19歳のMF佐野航大と、この日の5得点はすべて若手が挙げたことに。「磐田の後藤、岡山の坂本と佐野。十代の活躍で日本の未来は明るいな」、「得点者最年長がソロモンの21歳で最年少は後藤の17歳。若いなこの試合」と、躍動する互いの若武者に感嘆するファンも多かったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】磐田の17歳ルーキーFWがデビュー戦に3分間で2ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="yUVppiGBo50";var video_start = 356;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.02.19 21:40 Sun5
2024年はJ1・12試合出場1得点。17歳の若き点取屋は鬼木新体制の鹿島で分厚いFW陣にどう食い込むか?/徳田誉(鹿島アントラーズ)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.57】
1月12日に行われた2025年鹿島アントラーズ新体制発表会。それに先駆けて午前に行われたユースとのトレーニングマッチでいきなりハットトリックを達成したのが、今季正式にトップ昇格を果たした徳田誉だ。 「チームとしてつながりを持った攻撃や技術のところは言われていて、それを出せたシーンはチャンスになっていましたけど、もっともっと増やして開幕を迎えられればと思います」と今季は34番をつけることになった17歳の点取屋は目をギラつかせた。 2024年はチャヴリッチの長期離脱、夏に欧州から戻ってきた田川亨介のコンディションが上がり切らなかったこともあり、徳田がジョーカー一番手と位置づけられた時期もあった。J1は12試合に出場。優勝争いに踏みとどまれるかどうかが懸かっていた9月のサンフレッチェ広島戦では起死回生の同点弾をゲット。存在感を強烈にアピールした。 「あのシーン含めて手ごたえをつかんだ部分もありましたけど、もっともっとゴールだったり、チームに貢献できるところはあった。シーズン1点というのは満足できないですし、出場時間が短いという言い訳もできない。もっと自分に厳しくして、結果を求めてやっていく必要があると思います」と本人は野心に満ち溢れているのだ。 公式戦に出た2024年の1年間で、確実に進化を遂げたのは間違いない。屈強なDFとのマッチアップや駆け引き、ボールをタメて起点を作るプレーなども十分通用していた印象だ。 「体の使い方だったりボールの隠し方という部分はすごく意識させられたところ。中後(雅喜=現コーチ)さん、羽田(憲司=現U-20日本代表コーチ)さん、(鈴木)優磨君にも求められていたし、自分なりに出せたこともあったかなと思います」と本人も自信を口にする。 そういった部分を研ぎ澄ませていき、得点数をアップさせていけば、レオ・セアラが加わった分厚いFW陣の中でも一定の地位を築けるのではないか。彼の伸びしろは無限大なのだ。 「鹿島の未来を背負う選手」との呼び声も高い徳田。彼は今、宮崎キャンプで徹底的に自分を追い込んでいるが、2月15日の開幕・湘南ベルマーレ戦の前に、AFC・U-20アジアカップ(中国)メンバー入りという重要なハードルがある。まずはそれをクリアしなければならないのだ。 船越優蔵監督率いるU-20日本代表はこの大会でベスト4に入り、9月のU-20ワールドカップ(W杯=チリ)の出場権を手にすることが絶対条件だ。徳田自身は昨年9月の1次予選(キルギス)は選外だっただけに、今年は中国・チリの両方とも主力の1人として参戦し、世界から熱視線を浴びることができれば理想的なのである。 実際、2017年大会(韓国)直後に堂安律(フライブルク)、2019年大会(ポーランド)直後に菅原由勢(サウサンプトン)と中村敬斗(スタッド・ランス)、2023年大会(アルゼンチン)直後に佐野航大(NECナイメンヘン)が欧州移籍を果たしたように、U-20W杯は「世界への登竜門」となっている。徳田の世代は2つ上の後藤啓介(アンデルレヒト)、同期の道脇豊(ベフェレン)、高岡伶颯(日章学園高→サウサンプトン)がすでに海外クラブの扉を叩いており、彼自身も「いずれは自分も外に出たい」という思いは少なからずあるだろう。 だからこそ、まず2月の中国大会に行き、戻って鹿島でコンスタントにプレー。レオ・セアラや鈴木優磨、チャヴリッチらからそれぞれのよさを盗み、自分なりの得点スタイルを確立させたうえで、チリに行くというのがベストな流れ。鹿島の分厚いFW陣に食い込めれば、U-20W杯での活躍は確実と言っていい。その先に欧州への道も見えてくるはずだ。 自身が「憧れの選手」と公言するユース時代の恩師・柳沢敦トップコーチも、かつてはU-20など年代別代表と鹿島を掛け持ちし、両方で目覚ましい実績を残していた。もちろん徳田はその時代をリアルタイムでは知らないだろうが、周囲は「同じように2つのチームで異彩を放ってほしい」と願っているに違いない。 その恩師から今季、引き続き指導を受けられることになったのは朗報。本人も再タッグ結成を嬉しく感じているという。 「柳沢さんや小笠原満男(アカデミー・テクニカル・アドバイザー)さんからは『練習試合だろうが何だろうが、結果が一番大事。勝たなければ意味がない』と言われています」と話していたが、それこそが鹿島のDNAに他ならない。勝利と結果に強くこだわり、それをピッチ上で表現し、グングン成長していけば、輝かしい20代が現実のものとなる。 偉大な先人たちの系譜を継ぐべく、今季の徳田には強烈なインパクトを残してほしいものである。 文・元川悦子 2025.01.14 20:00 TueNECナイメヘンの人気記事ランキング
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font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/DBuNV9gCBwC/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">N.E.C. 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小川航基ら日本人3選手の所属するNEC、来季からの新指揮官にファン・ボメル氏をリストアップか
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