「基盤が本当に脆弱」シティに敗れCLを逃したトッテナム、敗戦を喜びアーセナルを貶めたいファンへ苦言「彼らがやりたいことに興味はない」
2024.05.15 12:45 Wed
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、マンチェスター・シティ戦の敗戦を振り返り、チームを取り巻く状況に苦言を呈した。イギリス『BBC』が伝えた。
一方のトッテナムは4位フィニッシュが消滅。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃したが、チームの基盤が脆いと語った。
「基盤が本当に脆弱だ。この48時間でそれが分かった。クラブの中でも外でもだ。どこでもだ。興味深いトレーニングだった。これは私の見方にすぎない」
トッテナムが勝利した場合、同じノースロンドンの最大のライバルであるアーセナルに20年ぶりのプレミアリーグ優勝のチャンスを与えてしまうことになる。
トッテナムのファンの中には、アーセナルのチャンスを潰すことができるため、シティに負けることを喜ぶ人もいた。目的は自分たちに向いていない不思議な状況は受け入れながらも、疑問を持っているようだ。
「もちろん影響はあるだろう。それが現状だ。人々の行動を私が指図はできない」
「彼らは好きなように自分を表現することを許されている。でも、試合で終盤に勝者がいるのは、観客が我々を助けてくれたからだ」
また、試合中にスタンドのスパーズのファンと口論するポステコグルー監督の様子がSNSで出回り、先制された直後にはシティを祝福する“ポズナン(肩を組んで飛び跳ねて祝うダンス)”をする2人のトッテナムファンの姿も出回っている。
ポステコグルー監督は、ファンの行動は気にしないと言及。自分たちが強くなるため、勝つためにやっているだけだと厳しい言葉を並べた。
「私はこのフットボールクラブで成功したい。それが私がここに連れてこられた理由だ。だから、他の人たちが何をしたいのか、彼らがどのように感じたいのか、そして彼らの優先事項がなんなのか、私には全く興味がない」
「勝てるチームを作るために何が重要なのかは分かっている。それが、私が集中するべきことだ」
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14日、プレミアリーグ第34節の延期分でトッテナムはシティをホームに迎えた。4位でのフィニッシュを目指すトッテナムは勝利が必要な一戦。一方で、相手のシティはプレミアリーグ4連覇に向けて勝利したい一戦。共に勝利が必要な状況で迎えたビッグマッチは、前半こそゴールレスだったが、アーリング・ハーランドの2ゴールでシティが勝利し、アーセナルを抜いて首位に立った。「基盤が本当に脆弱だ。この48時間でそれが分かった。クラブの中でも外でもだ。どこでもだ。興味深いトレーニングだった。これは私の見方にすぎない」
ただ、試合に向けての準備段階で、ポステコグルー監督は違和感があったという。
トッテナムが勝利した場合、同じノースロンドンの最大のライバルであるアーセナルに20年ぶりのプレミアリーグ優勝のチャンスを与えてしまうことになる。
トッテナムのファンの中には、アーセナルのチャンスを潰すことができるため、シティに負けることを喜ぶ人もいた。目的は自分たちに向いていない不思議な状況は受け入れながらも、疑問を持っているようだ。
「もちろん影響はあるだろう。それが現状だ。人々の行動を私が指図はできない」
「彼らは好きなように自分を表現することを許されている。でも、試合で終盤に勝者がいるのは、観客が我々を助けてくれたからだ」
また、試合中にスタンドのスパーズのファンと口論するポステコグルー監督の様子がSNSで出回り、先制された直後にはシティを祝福する“ポズナン(肩を組んで飛び跳ねて祝うダンス)”をする2人のトッテナムファンの姿も出回っている。
ポステコグルー監督は、ファンの行動は気にしないと言及。自分たちが強くなるため、勝つためにやっているだけだと厳しい言葉を並べた。
「私はこのフットボールクラブで成功したい。それが私がここに連れてこられた理由だ。だから、他の人たちが何をしたいのか、彼らがどのように感じたいのか、そして彼らの優先事項がなんなのか、私には全く興味がない」
「勝てるチームを作るために何が重要なのかは分かっている。それが、私が集中するべきことだ」
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トッテナムのドイツ代表FWティモ・ヴェルナーが、負傷によってノースロンドン・ダービーを欠場することになった。 今シーズンここまでは途中出場をメインに26試合に出場も、わずか1ゴールにとどまるヴェルナー。今冬のタイミングでのレンタル打ち切りの可能性が指摘される一方、多くの離脱者を抱えるなかで稼働率はまずまずで、クラブもバックアッパーとして戦力に見込んでいる。 しかし、15日にプレミアリーグ第21節、宿敵アーセナルとのダービーを控えるなか、公式会見に臨んだアンジェ・ポステコグルー監督は、直近のFAカップ3回戦のタムワース戦でドイツ代表FWが負傷したことを明かした。 「彼はハムストリングを負傷した。スキャンの結果を待っているところだ」と語り、現時点で離脱期間は不明も、アーセナル戦を欠場する見込みであることを明かした。 その他の負傷者に進展は見られないものの、先日からチームトレーニングに復帰していたブラジル代表FWリシャルリソンがヴェルナーに代わってメンバー入りが可能となる。 2025.01.15 09:20 Wed4
ナポリがクワラツヘリアの後釜探しに奔走中、ユナイテッド20歳FWガルナチョが最大のターゲットか
ナポリがジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリア(23)の後釜確保に動いているようだ。 加入1年目からナポリのセリエA制覇に貢献し、今シーズンもリーグ首位に立つチームをけん引していたクワラツヘリア。しかし、1月の移籍市場ではパリ・サンジェルマン(PSG)が接近し、選手自身の移籍の意思はアントニオ・コンテ監督にも伝達。クラブ間での基本合意も報じられている。 攻撃の中心選手を失うことになるナポリ。イタリアの移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ(20)やトッテナムの元ドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(28)をリストアップしているようだ。 ガルナチョに関してはすでに獲得に動いており、スポーツ・ディレクター(SD)を務めるジョバンニ・マンナ氏が代理人と面会。移籍実現の可能性や、選手の意思、給与面などを探ったという。 一方、ユナイテッドは移籍金7000万ポンド(約8300万ユーロ/約134億6000万円)を要求。ナポリは高すぎると判断しており、20歳ウインガーへの投資を回避する際の選択肢として、ヴェルナーのレンタル獲得などを考えている模様だ。 ユナイテッドの前線で奮闘しているガルナチョだが、ルベン・アモリム監督が就任してからはプレータイムが減少傾向。今シーズンは公式戦30試合で8ゴール5アシストを記録している。 2025.01.14 16:55 Tue5