アーセナルが2年連続チェルシーを下し連覇達成! チェルシーはシーズン4冠が潰える【FA女子コンチネンタルリーグカップ】

2024.04.01 13:15 Mon
アーセナルが連覇を達成した
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アーセナルが連覇を達成した
3月31日、FA女子コンチネンタルリーグカップ決勝が行われ、アーセナルチェルシーが対戦。1-0でアーセナルが勝利し、見事に連覇を達成した。2007年にアーセナルが達成して以来となるシーズン4冠を目指したチェルシーと、連覇を懸けて戦ったアーセナル。昨シーズンと同じ決勝カードとなった。なお、チェルシーのなでしこジャパンFW浜野まいかはベンチ入りも出番はなかった。

試合は序盤から互いに相手ゴールに迫っていく展開に。しかし、互いの守備陣が集中した守りを見せて得点を許さない。
それでも21分、チェルシーはバイタルエリアでボールを繋ぐと、マイラ・ラミレスがボックス手前からミドルシュート。ゴール左に決まり先制したかと思われたが、その前のプレーでエリン・カスバートがハンド。FA女子スーパーリーグ(FAWSL)とは異なりVARが導入されていたため、ゴールは認められなかった。

すると、救われたアーセナルは勢いを取り戻すことに。チェルシーゴールに迫っていくが、こちらもゴールを奪うことができない。
後半に入っても互いにゴールに迫っていく状況は変わらないが、フィニッシュの精度を欠いてしまう。チェルシーが押し気味に試合を進めるも90分をゴールレスで終了。延長戦にもつれ込んだ。

すると迎えた116分、アーセナルはケイトリン・フォードが左サイドからボックス内を仕掛けると、スティーナ・ブラックステニウスが受けてシュート。これが決まり、アーセナルが先制。そのまま逃げ切り、1-0で勝利を収めた。

これにより、アーセナルは2年連続でチェルシーを決勝で下して連覇達成。通算6度目の優勝を果たした。

一方でチェルシーはシーズン4冠が懸かっていたが、この敗戦でつい得ることに。エマ・ヘイズ監督が今シーズン限りで退任し、アメリカ女子代表監督に就任する中で、悔しい敗戦となった。

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「我々の強力な武器の1つ」アーセナル待望のサカが戦列復帰、シーズン終盤の大事な時期に間に合いアルテタ監督「本当に嬉しい」

アーセナルに待望の復帰者が現れることとなった。 プレミアリーグで2位につけているアーセナル。首位のリバプールとは勝ち点差「12」となっている状況で、優勝には非常に大きなハードルが待ち構えている。 前線の負傷者が相次いだこともあり、じわじわとリバプールとの勝ち点差が広がっていっているアーセナル。そんな中、1日にフルアムとのプレミアリーグ第30節を控える中、待望の選手が復帰することとなった。 試合を前にした記者会見に出席したミケル・アルテタ監督が負傷者の状況について報告。イングランド代表FWブカヨ・サカがプレーできる状態であると明かした。 「ブカヨは出場する準備ができている。彼はすでにあらゆる慎重な作業をこなしてきており、あとは適切なタイミングで彼をピッチに送り出すだけだ」 「彼は本当にそれを望んでおり、頑張っている。我々は期限を尊重しているが、あらゆることをやり尽くし、彼を抑えなければならなかったので、彼はプレーする準備ができている」 「我々が持つもう1つの強力な武器だ。彼がチームに与える影響、そして彼の役割と貢献が、我々の成功にはどれほど重要かを知っているので、彼が戻ってきてくれて本当に嬉しい」 サカは今シーズンもチームの中心選手としてアーセナルを牽引。プレミアリーグでは16試合で5ゴール11アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)でも5試合で4ゴール2アシストを記録していた。 しかし、12月21日のプレミアリーグ第17節のクリスタル・パレス戦を最後に欠場。公式戦19試合から離れており、シーズン最終盤に向けてなんとか復帰がかなうこととなった。 なお、イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリについては「代表チームで再び負傷した」とし、「本当に残念な出来事だ。もっと酷い状況になっていた可能性もあったので、数週間で治ることを願っている。ただ、どう進展するかを見守る必要がある」と、重傷ではないものの慎重に判断するとした。 また、オランダ代表DFユリエン・ティンバーについては「ユリエンは長い間、かなり酷い病気だった。ここ数日は大分良くなており、復帰可能だ」とし、こちらはメンバー入りが可能だとした。 2025.03.31 21:25 Mon

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