44年ぶりの大金星へ! シンガポール代表が小倉勉新監督の初陣から上昇気流「怖がらなくていい」

2024.03.26 16:00 Tue
シンガポール代表の小倉勉新監督
©超ワールドサッカー
シンガポール代表の小倉勉新監督
シンガポール代表が小倉勉新監督の初陣を経て、上昇気流に乗った。シンガポール『The Straits Times』が伝えている。

かつて日本代表コーチも務め、数多のJクラブで指揮官をサポートする副官を担ってきた小倉氏。昨年は東京ヴェルディで城福浩監督とともにJ1昇格を掴み取り、今年2月にシンガポール代表指揮官就任が発表された。

30年以上の指導者キャリアがある氏。しかし、意外にも監督業はほとんどなく、シンガポール代表指揮官就任前のプロレベルでは、2013年の大宮アルディージャでズデンコ・ベルデニック監督解任に伴い、後半戦の代打を任されたのみ。
そんな小倉新監督、初陣となった2026北中米W杯アジア2次予選第3節・中国代表戦(21日)で2-2のドロー。シンガポールにとって中国は明らかな格上であり、1980年から44年間未勝利の相手…前半0-2から後半2発で今予選初勝ち点だ。

地元紙は小倉新監督の軌道修正が勝ち点1を呼び込んだと強調。スコアラーのFWファリス・ラムリとMFヤコブ・マーラーはいずれも途中投入なのだ。
また、小倉新監督が後半頭から投入したMFハーヒス・スチュワートはA代表初招集、そして初キャップであり、試合前日が23歳のお誕生日。中盤でダイナミズム溢れる好プレーを披露したといい、試合後に小倉新監督からも称えられた。

「初招集とは知らなかったよ。1キャップか100キャップかは重要じゃない。ハーヒスが多くのエネルギーとクオリティをもたらしてくれる存在だと踏んで呼んだ。彼の学びの精神も好きだ」

ハーヒス本人は小倉新監督から初招集を告げる電話が来た際、「興奮する余裕もなかった…すぐに準備を整えることだけに集中し始めた」と言い、「シンガポール代表でプレーするのはもちろん夢だった。僕は兄(DFライハン・スチュワート)も代表選手だしね」と振り返る。

試合は両親と祖父も観戦に訪れていたようで、タイの強豪パトゥム・ユナイテッドに所属する兄ライハンは「弟とは常に切磋琢磨してきた。彼が費やしてきた血、汗、涙を僕は知ってる…家族にとって誇らしい瞬間だった」と語った。

このように、格上・中国代表からの“ポジティブな勝ち点1”を導き、スチュワート兄弟のモチベーションを引き上げた小倉新監督。2点ビハインドのハーフタイムには「怖がらなくていいんだ」などと演説…選手たち全員の士気も高めたという。

26日には敵地・大連で中国代表とのリターンマッチ。目指すは1980年以来44年ぶりの中国代表撃破だ。華人(中国系)が上流階級に多いお国柄か、ホームでの2-2ドローに沸き返ったシンガポール国内…小倉新監督は簡潔に手応えを口にする。

「もっと走れ。もっと戦え。そうすれば前回よりも勝つチャンスが増える」

◆シンガポール代表の[vs中国代表]全戦績
1980年3月 五輪予選 1-0(勝利)
1992年4月 アジア杯予選 0-1(敗戦)
2006年8月 アジア杯予選 0-1(敗戦)
2006年9月 アジア杯予選 0-0(引分)
2009年8月 国際親善試合 1-1(引分)
2011年9月 W杯予選 1-2(敗戦)
2011年11月 W杯予選 0-4(敗戦)
2013年9月 国際親善試合 1-6(敗戦)
2024年3月21日 W杯予選 2-2(引分)
2024年3月26日 W杯予選 ???

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【U-23日本代表プレビュー】3.5枠のパリ行き切符を懸けた戦いがスタート、初戦でまずは結果を/vsU-23中国代表【AFC U23アジアカップ】

今年7月にフランス・パリで行われるオリンピック。紆余曲折あり、未だに出場国が決まっていない唯一の地域がアジアだ。 AFC U23アジアカップで出場枠「3.5」を16カ国が争う中、当初は1月に開催予定も、A代表のアジアカップがずれ込んだことで4月という異例のタイミングでの開催となった。 8大会連続8度目のオリンピック出場を目指す日本。大岩剛監督が率いるチームは、2022年に同じ世代のU-21日本代表で臨んだ前回大会で3位という成績を残しており、同じ結果を残せばパリ・オリンピック出場が決定する。 <span class="paragraph-subtitle">◆最低でもベスト4入りに向けた大事な初戦</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240416_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 大会開催時期がズレ込んだ影響もあり、国際Aマッチデーでもなく、ヨーロッパのシーズンも佳境に入っているため、多くの海外組の招集が叶わなかった日本。それでも、Jリーグで活躍する選手を中心に、招集できる限りのベストメンバーを呼べたといえる。 派遣義務のないクラブの協力もあり、しっかりと戦力を保てた日本。アジアの戦いは簡単ではないことも重々承知であり、ここまでしっかりとした準備をおこなってきた。 大岩監督は前日の会見で「非常に良い準備ができている」とコメント。「メンタル、個人戦術、チーム戦術全てを発揮して第1戦に向かっていきたいと思う」と、しっかりと初戦で戦う準備が整っていると強調した。 今大会は中2日で試合が行われる過酷なスケジュールであり、全員の力が必要になる総力戦。まずは結果を出し、良いスタートを切りたいところだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆2度目の五輪へ、若きチームで臨む</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240416_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> 対する中国は、自国開催となった2008年の北京大会以来、2度目のオリンピック出場を目指す戦いとなる。 チョン・ヤオドン監督が率いるチームは、21歳という平均年齢。決して若すぎるというチームではないものの、FW登録のワン・ユドン、ドゥ・ユエチョンは17歳と18歳。2028年のロサンゼルス・オリンピック世代の選手でもある。 また、GKリー・ハオはアトレティコ・マドリーに所属し、今季は3部のコルネジャへレンタル移籍中。ただ、その才能は高く、唯一の海外組として招集されている。 2023年9月の予選では、UAE、インドと同居して2位通過。チョン・ヤオドン監督は「我々のチームは本当に強いと思っている」と前日会見で語っており、日本撃破に士気は高い。 <span class="paragraph-title">◆予想スタメン[4-3-3]</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240416_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">©︎超ワールドサッカー<hr></div> GK:小久保玲央ブライアン DF:関根大輝、西尾隆矢、木村誠二、内野貴史 MF:松木玖生、藤田譲瑠チマ、田中聡 FW:山田楓喜、藤尾翔太、平河悠 監督:大岩剛 中2日でやってくる連戦。とにかくまずはグループステージの突破が必要であり、上位2カ国に入る必要がある。そのためにも、初戦で勝利することが非常に重要となる。 守護神はこの世代の軸であるGK鈴木彩艶(シント=トロイデン)が不在。3月の活動では共にゴールを守った2人が候補だが、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が先発すると予想する。安定したシュートストップと、高さを使ってくる可能性が高いため、ハイボールの処理、そしてビルドアップの力を発揮してもらいたい。 最終ラインだが、こちらも高さ対策を考えると右サイドバックには関根大輝(柏レイソル)が入ると予想。ウクライナ戦では良いパフォーマンスを見せており、頼もしい存在だ。センターバックはチョイスが難しいところだが、世代の軸である西尾隆矢(セレッソ大阪)と、ケガから復帰した木村誠二(サガン鳥栖)と予想する。最も高さのある高井幸大(川崎フロンターレ)や鈴木海音(ジュビロ磐田)という可能性もあるが、フィード能力にも定評ある木村と予想する。 左サイドバックは本職ではないものの内野貴史(デュッセルドルフ)と予想。高さを使われた時のことを考えると、大畑歩夢(浦和レッズ)より適任といえる。豊富な運動量を見せてもらいたい。 中盤は逆三角形となり、アンカーは藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)と予想。チームをプレーでもメンタル面でも支える藤田の存在は大会を勝ち抜く上で鍵となる。インサイドハーフには松木玖生(FC東京)と田中聡(湘南ベルマーレ)と予想。川﨑颯太(京都サンガF.C.)というチョイスも考えられるが、よりボール奪取から前進できる田中を起用すると考える。 3トップに関しては、右に山田楓喜(東京ヴェルディ)が入ると予想。左足から繰り出されるキックは大きな武器であり、流れ関係なくゴールを奪う力は必要。右は平河悠(FC町田ゼルビア)と予想し、得意の仕掛けでサイドを切り裂いてもらいたいところだ。 そしてトップの人選は迷った中、クラブで結果の出ている藤尾翔太(FC町田ゼルビア)と予想する。様々なプレーが可能な藤尾。クラブで見せている得点感覚を初戦でしっかりと発揮してもらいたい。 フィジカルの強さで言えばエースである細谷真大(柏レイソル)の方が適任であり、中国の守備に耐えられる可能性もあるが、今季はここまでのJリーグで無得点と不発。今大会での復調は期待されるが、町田コンビということもあり藤尾を推したい。 日本の初戦となるU-23中国代表戦は16日の22時キックオフ。テレビ朝日とDAZNで中継される。 2024.04.16 16:00 Tue

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