不遇の鎌田大地は復活できるか? ラツィオのトゥドール新監督が中盤に求めるものを明かす

2024.03.24 18:40 Sun
トレーニングで話をする鎌田大地とトゥドール監督
Getty Images
トレーニングで話をする鎌田大地とトゥドール監督
ラツィオの新監督に就任したイゴール・トゥドール監督が、就任後初となる記者会見を実施。日本代表MF鎌田大地についての質問を受けた。
PR
13日、成績不振を理由にマウリツィオ・サッリ監督が辞任。現役時代はセリエAのユベントスやシエナでもプレーし。クロアチア代表としても活躍したトゥドール監督が就任。これまでウディネーゼ、エラス・ヴェローナでも指揮を執ったことがある。セリエAでは8位に位置するラツィオ。チャンピオンズリーグ圏内の4位ボローニャとの差は「11」となっており、厳しい状況。ヨーロッパの大会への出場を勝ち取るために巻き返しが必要だ。
そのトゥドール監督は記者会見に臨んだ中、イタリア『TuttoMercatoWeb』が詳細に伝え、不遇の時間を過ごしていた鎌田についての質問が飛んだ。

フランクフルトを昨シーズン限りで退団。ヨーロッパリーグ(EL)優勝も経験している鎌田は今シーズンからラツィオでプレーしている中、サッリ監督の下で飼い殺し状態に。ここまで公式戦28試合で1ゴール1アシスト。今年に入ってからは出番をほとどんどもらえていない状況だった。
鎌田について「どう再評価されるべきなのか?」と質問されたトゥドール監督は、「個人については話さない」と語った。

「我々はゲームの形式について話しているのではなく、スタイルについて話している。新しい監督は、新しいものをもたらす」

「私は個人については話したくない。全員を評価していかなければいけない。私はとても慎重であり公平で、自分が見たものに基づいて洗濯していく」

「ジムには私を象徴する言葉が書かれている。『勝負を決めるのは勝ちたいという願望ではなく、勝つための準備をすることだ』」

何よりも準備が必要だと語るトゥドール監督。3バックにシステムを変更する可能性は高く、鎌田にとってもチャンスが巡ることはありそうだ。

その中で中盤の選手に必要なことを問われたトゥドール監督は、「MFは全てを備えていなければならない。完成している必要があり、戦術的な知性を持っていなければならない。縦にも横にもプレーすることが必要だ」と語り、鎌田が再びチャンスを得るには、この辺りがポイントになりそうだ。

PR

イゴール・トゥドールの関連記事

好調ラツィオを牽引する元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、年明けに控える古巣対戦へ早くも闘志を燃やしている。 イゴール・トゥドールからマルコ・バローニへの指揮官交代に、重心チーロ・インモービレ、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンらと袂を分かつ、大刷新を敢行して今シーズンに臨んだラツィオ。 開幕時 2024.11.18 08:15 Mon
スタッド・レンヌは7日、ジュリアン・ステファン監督(44)の解任を発表した。 昨年11月にブルーノ・ジェネジオ前監督の後任として、2021年3月以来のレンヌ指揮官に復帰したステファン監督は、当時リーグ・アン5試合未勝利と低迷していたクラブを立て直し、就任後は10勝4分け8敗でチームの残留に貢献した。 チーム 2024.11.08 08:00 Fri
ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレ(34)のベシクタシュ移籍が迫っている。 2016年にセビージャから加入して以降、ラツィオのエースとして通算340試合207ゴールを記録し、3度のセリエA得点王にも輝いたインモービレ。 しかし、今シーズンは思うようなパフォーマンスを発揮できず、セリエAで31試合 2024.07.12 20:07 Fri
日本代表MF鎌田大地がクリスタル・パレスでのファーストインタビューに応じ、移籍の決め手や意気込みを語った。 鎌田はサガン鳥栖、フランクフルト、シント=トロイデンでプレーし、2023年夏にフランクフルトからラツィオへと完全移籍。セリエAに挑戦した。 なかなか馴染むことができなかった中、マウリツィオ・サッリ監督 2024.07.11 13:05 Thu
ラツィオのクラウディオ・ロティート会長が、今夏の移籍市場について言及。クリスタル・パレスへと移籍した日本代表MF鎌田大地についても言及した。 2023-24シーズンはマウリツィオ・サッリ監督の下でシーズンをスタート。しかし、チームはなかなか結果が出ず、サッリ監督は辞任。後を引き継いだイゴール・トゥドール監督はチー 2024.07.09 22:30 Tue

ラツィオの関連記事

ラツィオは20日、ポルトガル代表DFヌーノ・タヴァレスと元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、週末に行われるボローニャ戦を欠場するようだ。 クラブの発表によれば、ヌーノ・タヴァレスはポルトガル代表での活動中に左足を負傷。20日に行われた検査の結果、左太ももの筋肉に軽度の損傷があると診断されたという。 すで 2024.11.21 08:00 Thu
好調ラツィオを牽引する元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、年明けに控える古巣対戦へ早くも闘志を燃やしている。 イゴール・トゥドールからマルコ・バローニへの指揮官交代に、重心チーロ・インモービレ、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンらと袂を分かつ、大刷新を敢行して今シーズンに臨んだラツィオ。 開幕時 2024.11.18 08:15 Mon
ラツィオのセネガル代表FWブライエ・ディアがマラリアに感染。当面の間、離脱する見通しになったとのことだ。 イタリア『カルチョメルカート』によると、ラツィオにセネガルサッカー連盟から連絡が届いたそう。ディアはセネガル代表活動で西アフリカの母国に戻り、そこでの感染だという。 今回の連絡に先立ち、ディアは14日の 2024.11.15 17:10 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第4節が6日、7日に開催された。 第3節終了時点ではラツィオ、トッテナム、アンデルレヒトの3チームが開幕全勝を継続していたが、今節では明暗分かれる形に。 首位に立つラツィオはホームでポルトとの強豪対決に臨み、2-1で勝利して4連勝を達成した。 前半ラストプレーでセ 2024.11.08 07:28 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第4節が11月6日、7日に開催される。強豪クラブや日本人選手所属クラブを中心に第4戦の展望を紹介していく。 ◆リーグフェーズ第4節 ▽11/6(水) ベシクタシュ 2-1 マルメ ▽11/7(木) 《26:45》 フランクフルト vs スラビア・プラハ ボデ/ 2024.11.07 19:40 Thu

セリエAの関連記事

パルマは23日、セリエA第13節でアタランタをホームに迎え、1-3で完敗した。パルマのGK鈴木彩艶はフル出場している。 代表ウィーク前の前節ヴェネツィアとの昇格組対決を制して2勝目を挙げた13位パルマ(勝ち点12)は、日本代表でも好守を見せていた彩艶が引き続きスタメンとなった。 6連勝中の2位アタランタ(勝 2024.11.24 06:39 Sun
セリエA第13節、ミランvsユベントスが23日に行われ、0-0で引き分けた。 代表ウィーク前の前節カリアリ戦を3-3の引き分けに持ち込まれた7位ミラン(勝ち点18)は、古巣対決となる負傷明けのモラタが先発に復帰した。 一方、前節トリノとのダービーを2-0で快勝した6位ユベントス(勝ち点24)は、代表ウィーク 2024.11.24 04:03 Sun
インテルは23日、セリエA第13節でヴェローナとのアウェイ戦に臨み、5-0で圧勝した。 代表ウィーク前の前節ナポリとの首位攻防戦を勝ちきれなかった4位インテル(勝ち点25)は、代表戦で負傷したチャルハノールとインフルエンザに感染したラウタロが欠場となった中、アスラニと今季初先発のコレアが代役を務めた。 14 2024.11.24 00:53 Sun
代表ウィーク前の前節はインテルとナポリによる首位攻防戦が行われ、1-1の引き分け決着となりナポリが首位をキープした。迎える第13節、ナポリvsローマ、ミランvsユベントスのビッグマッチ2試合が組まれている。 まずは日曜開催の首位ナポリ(勝ち点26)vs12位ローマ(勝ち点13)。ナポリは敵地でのインテル戦、MFマ 2024.11.23 07:30 Sat
ボローニャは22日、スコットランド代表MFルイス・ファーガソン(25)との契約を2028年6月まで延長したことを発表した。これまでの契約から1年更新した格好だ。 レンジャーズで活躍した元スコットランド代表MFバリー・ファーガソン氏を叔父に持つセントラルMFのファーガソンは、2022年7月にアバディーンからボローニ 2024.11.23 06:30 Sat

記事をさがす

イゴール・トゥドールの人気記事ランキング

1

好調ラツィオ牽引のペドロが年明けデルビーへ早くも臨戦態勢…「ラツィオに売却してくれたことに感謝している」

好調ラツィオを牽引する元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、年明けに控える古巣対戦へ早くも闘志を燃やしている。 イゴール・トゥドールからマルコ・バローニへの指揮官交代に、重心チーロ・インモービレ、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンらと袂を分かつ、大刷新を敢行して今シーズンに臨んだラツィオ。 開幕時点での下馬評は低かったが、ここまでは首位のナポリと1ポイント差のセリエA5位に加え、ヨーロッパリーグでは唯一の4連勝と、クラウディオ・ロティート会長の賭けは見事に成功している。 その新生ビアンコチェレスティを牽引する37歳のベテランアタッカーは、ここまでの公式戦12試合6ゴール2アシストと衰え知らずのパフォーマンスを披露している。 その絶好調の元バルセロナFWは、イタリア『Il Messaggero』のインタビューで来年1月5日に控える古巣ローマとのデルビー・デッラ・カピターレへの熱い思いを語った。 2020年夏にチェルシーからローマへのフリートランスファーでセリエAでのキャリアをスタートしたペドロだが、翌年に当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョから構想外を言い渡された末、宿敵のラツィオへフリートランスファーで電撃移籍。 その際にポルトガル人指揮官とジャッロロッシへの憤りを示し、初の古巣対戦ではチームをデルビー勝利に導く痛烈な恩返し弾も挙げていた。 移籍から3年が経過したこともあり、「ローマとモウリーニョについてすでに話した詳細を繰り返したくない」と当時に比べて怒りの感情は薄れつつあるものの、改めて古巣に関してコメントを求められると、痛烈な皮肉を交えて対抗意識を燃やしている。 「それらは過去のことであり、実際、彼らは当時最良の決断を下した。首都のトップチーム、つまりラツィオに自分を売却してくれたことに感謝しているよ」 「僕は競争の激しいセリエAでプレーを続けたかったし、その願いが叶ったよ」 さらに、好対照の序盤戦を過ごす両者が対峙する年明けの大一番に向けては「次のデルビーで得点を挙げたい。いつも複雑な試合だ。今はイベントの感情と情熱も味わっている。試合の意味をより深く理解していて、すでに得点していてもさらに難しくなる」と、その意気込みを語っている。 2024.11.18 08:15 Mon
2

禁断の移籍もあり得る? ローマがラツィオ鎌田大地に関心か

ローマがラツィオの日本代表MF鎌田大地(27)に関心を寄せているかもしれないという。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 今季フランクフルトからラツィオ加入の鎌田。マウリツィオ・サッリ前監督の下ではなかなかプレーできず、結果的にアジア杯出場も逃すこととなった。 イゴール・トゥドール監督就任後は序列が急上昇し、先発に固定。直近のインテル戦では、スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで見事な左足シュートを決めている。 ただ、1年契約とあって去就は不確か。複数年の延長オプションこそあれど、ここ最近は現地イタリアでもイングランド行きを含めた様々な見解が伝えられる。 イタリア『コリエレ・デラ・セラ』が伝えるのは、“ちょっとクレイジーなアイデア”として、トッププレーヤーの獲得を望むダニエレ・デ・ロッシ監督のために、ローマが鎌田をリストアップしているというもの。 激しいライバル関係にあるローマとラツィオ。21年夏に元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスがローマからラツィオへ移籍したが、両クラブ間の直接移籍はこれが実に36年ぶり。鎌田がペドロの逆パターンでローマへ向かう可能性があるということか。 トゥドール監督就任から評価を急速に高めた鎌田とあって、その去就への注目度も増している格好だ。 なお、ローマは中盤の補強候補として、フィオレンティーナの元イタリア代表MFガエターノ・カストロヴィッリ(27)にも関心を寄せているとのことだ。 2024.05.22 18:30 Wed
3

「頭にコンピューターがある」5試合連続先発の鎌田大地をトゥドール監督が称賛、不遇の時期にも触れ「以前のサッカーは向いていなかったかも」

ラツィオのイゴール・トゥドール監督が、日本代表MF鎌田大地を称賛した。イタリア『トゥットスポルト』が伝えた。 27日、セリエA第34節でラツィオはホームにエラス・ヴェローナを迎えた。鎌田はこの試合も先発フル出場を果たしている。 なんとかトップ4入りを目指すラツィオ。トゥドール監督就任後に息を吹き返し、この試合も1-0で勝利。暫定的に6位に浮上した。 鎌田を厚く信頼するトゥドール監督。このところは今シーズンで終了する契約の問題が話題となっている中、ヴェローナ戦後の記者会見で試合を振り返ったトゥドール監督は、鎌田を名指しで称賛した。 「もしかしたら、以前のサッカーは、彼にとっては今よりも向いていなかったのかもしれない」 「私にとっては素晴らしい選手だ。彼はどこでもプレーができるし、彼は10個のメンタリティを持っている」 「頭の中にコンピューターがある。みんながああ言った選手であれば良いと思う。どの監督でも、あのタイプの選手が欲しいと思っているはずだ」 <span class="paragraph-title">【動画】5試合連続先発の鎌田大地が躍動</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KILdxHVefAE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.28 13:15 Sun
4

鎌田大地とラツィオの交渉、争点は契約解除金? 延長オプション行使期限は5月30日

ラツィオとの新契約締結が近づいているとされる日本代表MF鎌田大地(27)だが、交渉のポイントは契約解除金になるという。 今シーズンからラツィオでプレーする鎌田。マウリツィオ・サッリ監督の下では序列に大きな変化が生じ、苦しい時間を過ごしていた。 1月にも移籍の話が浮上し、退団も迫っていると見られた中、残留を決断。その後、サッリ監督が辞任し、イゴール・トゥドール監督が就任するも、1年での契約で去ることが濃厚とされてきた。 しかし、トゥドール監督は鎌田を高く評価。リーグ戦では先発で起用し続けただけでなく、その存在価値を常に口にし、残留に向けてクラブが動き出す後押しをした。 鎌田も自身の立ち位置が変わり、ピッチ上のパフォーマンスも上昇。移籍に動いていた気持ちにも変化があり、ラツィオに残留することで話し合いが進んできた。 鎌田は残留を決断し、クラブと新契約について交渉を進めているが、最後のハードルは契約解除金だという。スペイン『Relevo』のジャーナリスト、マッテオ・モレット氏が伝えた。 モレット氏によれば、ラツィオは鎌田に対して契約解除金を2000万ユーロ(約33億9000万円)に設定したい考えがあるとのこと。一方で、鎌田はより低い金額の設定を望んでいるという。 当初、鎌田はラツィオと3年契約を結んだとされていたが、実態は1年契約+2年間の延長オプション。このオプション期限は5月30日となっているため、この日を超えるとフリーになる状況だ。 鎌田にはフランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督が指揮するクリスタル・パレスが関心を寄せているとのこと。ラツィオが譲歩すれば、6月に入ってからもクラブに残ることになるが、どういった結末を迎えるか注目だ。 2024.05.31 11:15 Fri
5

鎌田大地も退団のラツィオ、注目株サマルジッチが獲得候補か

ラツィオがウディネーゼのセルビア代表MFラザール・サマルジッチ(22)に関心を抱くようだ。イタリア『スカイ』が報じた。 ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンに続いて、鎌田大地もチームを離れ、今年3月に就任したばかりのイゴール・トゥドール監督も退任したラツィオ。混沌とするチーム状況だが、新監督にマルコ・バローニ氏が決まり、戦力補強に目を向けるという。 そんなラツィオが特に模索するのがルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンの退団で大きな穴が空いた中盤で、サマルジッチが具体的なターゲットの1人。ユベントスや、ナポリ、インテルと紐ずく注目株だが、ラツィオも獲得を試みる方針のようだ。 サマルジッチはトップ下やセントラルMFがプレーエリアのレフティで、2021年夏からウディネーゼでプレーし、今季はセリエA34試合で6得点2アシストをマーク。11キャップを刻む代表では現在、ユーロ2024に参戦していた。 2024.06.26 16:15 Wed

ラツィオの人気記事ランキング

1

好調ラツィオ牽引のペドロが年明けデルビーへ早くも臨戦態勢…「ラツィオに売却してくれたことに感謝している」

好調ラツィオを牽引する元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、年明けに控える古巣対戦へ早くも闘志を燃やしている。 イゴール・トゥドールからマルコ・バローニへの指揮官交代に、重心チーロ・インモービレ、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンらと袂を分かつ、大刷新を敢行して今シーズンに臨んだラツィオ。 開幕時点での下馬評は低かったが、ここまでは首位のナポリと1ポイント差のセリエA5位に加え、ヨーロッパリーグでは唯一の4連勝と、クラウディオ・ロティート会長の賭けは見事に成功している。 その新生ビアンコチェレスティを牽引する37歳のベテランアタッカーは、ここまでの公式戦12試合6ゴール2アシストと衰え知らずのパフォーマンスを披露している。 その絶好調の元バルセロナFWは、イタリア『Il Messaggero』のインタビューで来年1月5日に控える古巣ローマとのデルビー・デッラ・カピターレへの熱い思いを語った。 2020年夏にチェルシーからローマへのフリートランスファーでセリエAでのキャリアをスタートしたペドロだが、翌年に当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョから構想外を言い渡された末、宿敵のラツィオへフリートランスファーで電撃移籍。 その際にポルトガル人指揮官とジャッロロッシへの憤りを示し、初の古巣対戦ではチームをデルビー勝利に導く痛烈な恩返し弾も挙げていた。 移籍から3年が経過したこともあり、「ローマとモウリーニョについてすでに話した詳細を繰り返したくない」と当時に比べて怒りの感情は薄れつつあるものの、改めて古巣に関してコメントを求められると、痛烈な皮肉を交えて対抗意識を燃やしている。 「それらは過去のことであり、実際、彼らは当時最良の決断を下した。首都のトップチーム、つまりラツィオに自分を売却してくれたことに感謝しているよ」 「僕は競争の激しいセリエAでプレーを続けたかったし、その願いが叶ったよ」 さらに、好対照の序盤戦を過ごす両者が対峙する年明けの大一番に向けては「次のデルビーで得点を挙げたい。いつも複雑な試合だ。今はイベントの感情と情熱も味わっている。試合の意味をより深く理解していて、すでに得点していてもさらに難しくなる」と、その意気込みを語っている。 2024.11.18 08:15 Mon
2

ラツィオに痛手…代表戦で負傷のヌーノ・タヴァレスと胃腸炎を患ったペドロが週末の試合を欠場に

ラツィオは20日、ポルトガル代表DFヌーノ・タヴァレスと元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、週末に行われるボローニャ戦を欠場するようだ。 クラブの発表によれば、ヌーノ・タヴァレスはポルトガル代表での活動中に左足を負傷。20日に行われた検査の結果、左太ももの筋肉に軽度の損傷があると診断されたという。 すでに治療を開始しているが、このケガで少なくとも週末のセリエA第13節のボローニャ戦と、28日に行われるヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第5節のルドゴレツ戦を欠場するとのことだ。 また、ペドロについては、イタリア『スカイ』が胃腸炎にかかったと報じており、週末のボローニャ戦には間に合わないとのことだ。 2024.11.21 08:00 Thu
3

首都2クラブへの売り込みは好感触…ベルナルデスキが今冬のイタリア復帰を切望、カナダで代理人からの吉報を待つ

トロントFCの元イタリア代表MFフェデリコ・ベルナルデスキ(29)がイタリア復帰を切望中だという。 元ユベントスのベルナルデスキ。2021-22シーズン限りで契約満了を迎えると、同胞のロレンツォ・インシーニェとともにMLSトロントへ加入し、背番号10を背負って北中米カリブ海屈指の強豪をけん引している。 移籍に伴ってイタリア代表からフェードアウトしたなか、契約は2026年末まで…昨年末ごろからイタリア復帰が報じられるようになり、オフシーズンで帰国していた選手自らユベントスへの復帰希望を口に。トップレベルが懐かしくなったのだろうか。 年が明けて現在はカナダへ戻っているようだが、イタリア『カルチョメルカート』によると、代理人は今日現在もイタリアにとどまり、古巣ユベントス、ローマ、ラツィオと協議しているという。 「ベルナルデスキが帰りたい場所」と位置付けられるユベントスについては、スポーツ・ディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏が獲得に躊躇。ナポリ時代に無名の若手獲得で名を上げた同SDは、人件費が安くないことは明らかな29歳をさほど必要としていないとのことだ。 ローマとラツィオの首都2クラブについては、イタリアの代理店が仲介する形でベルナルデスキ側から売り込み。両クラブともアンタッチャブルな存在になりうる右ウインガーの獲得を興味深いアイデアとして捉えており、ユベントスよりも可能性が高いとみられている。 ただし、完全移籍で獲得する余裕はなく、トロント側が格安レンタル料、または無償レンタルを容認することが大前提。500万ユーロ(約8億円)の現年俸については、ベルナルデスキ自身が大幅カットに同意済みとみられている。 1月移籍市場の閉幕まで残り1週間…トロント側は何らかの形で放出を許可するのか。今夏のユーロ2024に向けたイタリア代表復帰が念頭にあるとされるベルナルデスキ。代理人からの吉報をカナダで待ち続ける。 2024.01.25 20:50 Thu
4

「生まれながらのダイバー」モウリーニョ監督がペドロに不快感…過去の発言への反撃?

ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が、ラツィオの元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスに不快感を示している。 12日、モウリーニョ監督率いるローマはセリエA第12節で宿敵ラツィオと対戦し、アウェイ扱いのローマ・ダービーは0-0のドロー決着となった。 7位のローマとしては、勝ち点「3」を積めばヨーロッパリーグ(EL)圏内の5位浮上も可能な一戦だっただけに、悔しいドローに。ただ、指揮官は試合の振り返りとして、チェルシー第二次政権時代に共闘したラツィオFWペドロを攻撃する。 「間違いなくペドロは素晴らしい選手だ。こっちはペドロをDFジャンルカ・マンチーニ1人に任せるようなことはせず、必要に応じてDFリック・カルスドルプの重心を低くさせ、彼にサポートしてもらう形をとったんだ」 「なぜなら、ペドロは素晴らしい選手であると同時に、生まれながらのダイバーであり、優れた競泳選手であり、見事なまでに美しくプールに飛び込むからだ」 どうやら試合中にローマMFレアンドロ・パレデスと激しく言い争うなどしたペドロの立ち振る舞いが気に食わなかった模様。というのも、モウリーニョ監督とペドロは以前から関係性が良くないのだという。 2015-16シーズンにチェルシーで共闘した両者。モウリーニョ監督が12月時点で解任されたため、期間としてはそれほど長くなかったわけだが、イギリス『ミラー』によると、このシーズンからチェルシー加入のペドロはのちにこの頃を振り返り、こんな発言に及んでいたそうだ。 「このシーズンはチーム全体がうまくいかなかった。プレミアリーグでの順位はもちろん、モチベーションも低かったし、気分も良くなかったと認めざるをえない。そして(モウリーニョ監督との)信頼関係もほとんどなかった」 また、モウリーニョ監督がローマに赴いた2021年夏、当時ローマ所属のペドロは入れ替わるようにしてラツィオへ移籍しており、これについても2年後の今夏、「僕は彼によって(ローマを)追い出された格好だ。僕と対話する意思はなかったようだね」などと振り返っている。 今回のローマ・ダービーを迎えるにあたり、敵将マウリツィオ・サッリ監督とも舌戦を繰り広げていたモウリーニョ監督。ドローに終わったフラストレーションがペドロへの反撃となって現れたようだ。 2023.11.13 16:20 Mon
5

禁断の移籍もあり得る? ローマがラツィオ鎌田大地に関心か

ローマがラツィオの日本代表MF鎌田大地(27)に関心を寄せているかもしれないという。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 今季フランクフルトからラツィオ加入の鎌田。マウリツィオ・サッリ前監督の下ではなかなかプレーできず、結果的にアジア杯出場も逃すこととなった。 イゴール・トゥドール監督就任後は序列が急上昇し、先発に固定。直近のインテル戦では、スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで見事な左足シュートを決めている。 ただ、1年契約とあって去就は不確か。複数年の延長オプションこそあれど、ここ最近は現地イタリアでもイングランド行きを含めた様々な見解が伝えられる。 イタリア『コリエレ・デラ・セラ』が伝えるのは、“ちょっとクレイジーなアイデア”として、トッププレーヤーの獲得を望むダニエレ・デ・ロッシ監督のために、ローマが鎌田をリストアップしているというもの。 激しいライバル関係にあるローマとラツィオ。21年夏に元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスがローマからラツィオへ移籍したが、両クラブ間の直接移籍はこれが実に36年ぶり。鎌田がペドロの逆パターンでローマへ向かう可能性があるということか。 トゥドール監督就任から評価を急速に高めた鎌田とあって、その去就への注目度も増している格好だ。 なお、ローマは中盤の補強候補として、フィオレンティーナの元イタリア代表MFガエターノ・カストロヴィッリ(27)にも関心を寄せているとのことだ。 2024.05.22 18:30 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly