「兄弟、それはムバッペじゃない」フランス代表FWテュラムのムバッペいじりにファン爆笑!「確かに似てるな」「いいセンスしてる」
2024.03.06 19:50 Wed
フランス代表では共に戦うキリアン・ムバッペ(左)とマルクス・テュラム(右)
インテルのフランス代表FWマルクス・テュラムが、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペをいじっている。かつてフランス代表の最終ラインを支えたリリアン・テュラム氏を父に持つテュラムは、今シーズンからインテルに加入。公式戦35試合に出場して12ゴール11アシストを記録しており、エースのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの相棒として、セリエAで首位を独走するインテルを牽引している。
フランス代表でも出場機会を得ているテュラムだが、自身のインスタグラムでレ・ブルーのエースであるムバッペをいじっている。
テュラムは、4日に行われたセリエA第27節ジェノア戦の画像を投稿。自身がプレーしている変哲もない写真だったが、タグ付けに秘密が隠されていた。
テュラムは、ユニフォームの胸の部分にムバッペのアカウントをタグ付け。ユニフォームの胸には、ジェノア戦で限定にデザインされた『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』のロゴが入っていた。
全部で3枚の写真が投稿されているが、ロゴがハッキリと見える2枚にはどちらも丁寧にムバッペのアカウントがタグ付けされている。
これには、ファンも「いいセンスしてる」、「兄弟、それはムバッペじゃないぞ」、「爆笑した」、「確かに似てるな」と反応。さらに、ムバッペ本人も自身が振り向く動画で反応しており、コメントはないもののしっかりとムバッペの目にも入っているようだ。
フランス代表でも出場機会を得ているテュラムだが、自身のインスタグラムでレ・ブルーのエースであるムバッペをいじっている。
テュラムは、ユニフォームの胸の部分にムバッペのアカウントをタグ付け。ユニフォームの胸には、ジェノア戦で限定にデザインされた『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』のロゴが入っていた。
以前より、ムバッペは同シリーズのキャラクターであるドナテロに似ているとよく言われており、テュラムもここぞとばかりにいじった形だ。
全部で3枚の写真が投稿されているが、ロゴがハッキリと見える2枚にはどちらも丁寧にムバッペのアカウントがタグ付けされている。
これには、ファンも「いいセンスしてる」、「兄弟、それはムバッペじゃないぞ」、「爆笑した」、「確かに似てるな」と反応。さらに、ムバッペ本人も自身が振り向く動画で反応しており、コメントはないもののしっかりとムバッペの目にも入っているようだ。
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ハットトリック達成も強烈タックル受けたテュラム…幸いにもケガなし、予定通りフランス代表の活動へ
インテルFWマルクス・テュラムが予定通りフランス代表の活動へ。『レキップ』が伝える。 テュラムは6日、セリエA第7節のインテルvsトリノに先発出場し、ハットトリックで3-2勝利に貢献。昨季加入でインテルの核となったセンターフォワードは今季7試合7得点とした。 一方で、この試合では相手DFギジェルモ・マリパンのタックルで右足首を痛めるなどし、最後は68分に大事をとって途中交代。念のため、即日サン・シーロで検査を受けたという。 幸いにも靭帯の損傷はなく、インテルからすれば心配にはなるが、予定通りフランス代表の活動へ。7日にクレールフォンテーヌ(同代表の拠点)へ到着する予定とのことだ。 フランス代表は今月のUEFAネーションズリーグ(UNL)でイスラエル代表(10日)、ベルギー代表(14日)と対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】迫力満点、テュラムの圧巻ヘッド</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>約1か月ぶりのゴール<br>\<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#テュラム</a> 驚異的なジャンプ力!<br>高さを見せつけたヘディング弾が炸裂<br><br>セリエA 第7節<br>インテル×トリノ<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/SerieADAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#SerieADAZN</a> <a href="https://t.co/zPEy8OPEWL">pic.twitter.com/zPEy8OPEWL</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1842763265254060177?ref_src=twsrc%5Etfw">October 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.07 13:55 Mon3
【2024-25セリエA前半戦総括】超WS選出の最優秀選手はテュラム
連覇を狙うインテルの安定感が今季も際立っている中、一昨季王者ナポリ、昨季ヨーロッパリーグ(EL)王者のアタランタがスクデット戦線をリードしている。モッタ監督就任のユベントス、フォンセカ監督就任のミランはチャンピオンズリーグ(CL)との過密日程に苦しみ、セリエAにしわ寄せが生じてしまった。戦力面ではスクデット争いをしてもおかしくないと思われたローマはデ・ロッシ監督の不可解なタイミングでの解任など、フロントの人事が足を引っ張り低迷に拍車をかけてしまった。 ◆コンテ就任で復活~首位ナポリ~(勝ち点44) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> スクデット奪還を目指すナポリはコンテ監督の下、一昨季の強さを取り戻している。FWオシムヘンが去ったが、代わりにコンテ監督の申し子であるFWルカクを迎え、ポストプレーを筆頭に味方を生かすプレーでチームを支えた。そして居場所を失ったマンチェスター・ユナイテッドから加入のMFマクトミネイはセリエA初挑戦ながらその実力を存分に発揮。持ち前の攻撃参加でここまで4ゴール3アシストと好スタッツを記録。コンテ監督仕込みの堅実な守備が植え付けられ、ここまで失点はリーグ最少の12。安定感ある戦いができていた。 ◆プロビンチャの域を超えた真の強豪に~2位アタランタ~(勝ち点41/1試合未消化) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> もはやプロビンチャと呼んでは失礼なレベルに到達している。昨季のEL優勝で自信を付けたチームはFWレテギを新たに迎えた中、ガスペリーニ監督の下、既存戦力のFWルックマン、FWデ・ケテラエルらと見事なアタッキングメロディーを奏でた。レテギはここまで12ゴール、ルックマンは9ゴール、デ・ケテラエルは5ゴールと破壊的な攻撃力を武器にCLとの過密日程も難なく乗り切り、両コンペティションで十分な戦績をここまで残している。2024年年末にかけて怒涛の11連勝もあった中、初のセリエA優勝ももはや夢物語ではない。 ◆連覇へ視界良好~3位インテル~(勝ち点40/2試合未消化) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季を圧倒的な強さで優勝したインテルが連覇へ視界良好だ。選手層の厚さで頭が一つ抜きん出ているネラッズーリは、昨季同様S・インザーギ監督の巧みな選手起用でケガ人を最小限に留め、CLでも好結果を残しつつセリエAでも十分な結果をここまで残している。主砲FWラウタロ・マルティネスの不調(それでも6ゴール)のみ誤算となっているが、2年目のジンクスを一切感じさせないFWテュラムが得点ランクトップの12ゴールを挙げ、攻撃陣を牽引。衰え知らずのベテランMFムヒタリアンを筆頭に中盤の質、量は他のクラブを寄せ付けないレベルにある。各ポジションにハイレベルな選手を揃え、マネジメントにも長けた指揮官を擁するインテルが後半戦もスクデット争いを牽引するのは間違いなさそうだ。 ◆意外な健闘~4位ラツィオ~(勝ち点35) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div 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リールでの実績を受け、ローマで結果を残せなかったフォンセカ監督を新指揮官に迎えたミランだったが、案の定うまくはいかなかった。前任者のピオリ監督に比べると攻撃的でリスクを冒すサッカーを標榜していたが、不安定な戦いに終始しシーズン序盤から解任の危機に見舞われた。ミラノ・ダービーやCLレアル・マドリー戦では会心の白星を挙げたが、その勢いを持続することはできず。主力選手たちの掌握にも失敗し、2024年をもってミランはフォンセカ監督の解任の決断を下すことになった。 ◆フロントの迷走が足かせに~10位ローマ~(勝ち点23) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> シーズン前はスクデット争いも十分に可能と見ていたローマだったが、散々なシーズン前半戦となってしまった。出足に躓いたチームは昨季立て直しに成功していたデ・ロッシ監督を早々に見切る悪手を敢行。代わって就任したユリッチ監督もチーム状態を変えられず監督を引退していたクラブOBのラニエリ氏を引っ張ってくる始末となった。新戦力のFWドフビクのフィットにやや時間がかかったのが痛かったが、フロントがレジェンドのデ・ロッシ監督の手腕を信じることができればこれほど苦戦することはなかったのではないか。 ◆一躍セリエAを代表するGKに~鈴木彩艶~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20250105_12_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 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チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグ、フェイエノールトvsインテルが5日にデ・カイプで行われ、アウェイのインテルが0-2で先勝した。なお、フェイエノールトのFW上田綺世は59分から途中出場した。 プレーオフで格上ミランを破ってベスト16進出を果たしたフェイエノールト。ただ、ファン・ペルシ新監督の初陣となった直近のリーグ戦ではNECナイメヘンに0-0で引き分けて4位後退となった。新体制初勝利を目指した今回の一戦では負傷明けの上田がベンチスタートとなった。 一方、インテルはリーグフェーズを4位フィニッシュ。国内ではコッパ・イタリア4強進出にセリエA首位と好調を維持。直近のナポリ戦では土壇場の失点で勝ち点3を取りこぼすも、敵地での天王山で最低限の勝ち点1を持ち帰った。インザーギ監督はその試合から先発4人を変更。負傷でベンチ外のディマルコに加え、ベンチスタートのビセック、チャルハノール、ムヒタリアンに代わってパヴァール、デ・フライ、ジエリンスキ、アスラニを起用した。 試合は立ち上がりから拮抗した展開に。ボール保持、球際の攻防を含めてイーブンの攻防をみせるなか、インテルはカウンターを主体にラウタロ・マルティネスの2トップを起点に攻め手を窺う。これに対してフェイエノールトは後方からボールを動かしながら、左サイドに入ったオスマンのドリブル突破によって幾度か局面の打開を図った。 前半半ばを過ぎても中盤での潰し合いが目立つクローズな状況が続く。32分には左で押し込んだホームチームがモデルのミドルシュートで枠内シュートを記録するが、ここはGKマルティネスが難なくキャッチした。 対するインテルも35分にはパヴァールの右クロスを攻撃参加したアチェルビがボックス左でボレーシュートを狙うが、これはGKヴェレンロイターの守備範囲。だが、直後の38分に右サイドで背後を取ったダンフリースからのマイナスパスに反応したバレッラの右足ワンタッチクロスがゴール前に送り込まれると、ファーのテュラムが右足アウトで合わせる技ありのフィニッシュで先制点を奪った。 その後、ラウタロのミドルシュートやアスラニの直接FKはGKヴェレンロイターの好守に阻まれて追加点奪取ならずも、アウェイのインテルが地力を示す形で前半を終えた。 互いに選手交代なしで臨んだ後半もインテルが先手を奪う。50分、左サイド深くに侵攻したバストーニからの折り返しを中央で受けたジエリンスキがダイレクトシュート。これはDFのシュートブロックに遭うが、撥ね返りをボックス右のラウタロに繋ぐと、背番号10がニア上へ強烈な右足シュートを突き刺した。 出ばなをくじかれたフェイエノールトは失点直後にオスマンの左サイドでの突破からのクロスをボックス中央のモデルがワンタッチシュートで合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩く。59分にはカランサを下げて上田を最前線に投入した。 ただ、上田の投入直後にフェイエノールトはボックス内でDFミッチェルがテュラムを倒してしまい、オンフィールド・レビューの末に痛恨のPK献上。これを決められると、2ndレグへより厳しい状況だったが、キッカーのジエリンスキが左を狙って蹴ったシュートはGKヴェレンロイターが完璧な読みでストップ。望みを繋いだ。 守護神のビッグプレーの直後には上田に見せ場。70分、オープンスペースに抜け出した背番号9はボックス手前でDFデ・フライに一対一で仕掛けるが、右への運びで抜きかかった際に交錯したが、PK獲得には至らず。 インテルは70分を過ぎてテュラムに続いてバレッラ、ラウタロら主力を下げてフラッテージやアルナウトビッチらフレッシュな選手を投入。プレータイムのコントロールとともに全体の強度を維持。3点目に迫る場面こそ作れないが、安定したゲーム運びで主導権を渡さない。 なんとか1点でも返したいフェイエノールトだったが、上田を含めて相手の老獪な守備に最後まで封じ込まれて試合はこのままタイムアップ。この結果、ファン・ペルシ新体制のフェイエノールトに初黒星を与えたインテルが敵地で先勝。来週にホームで行われるリターンレグへ大きなアドバンテージを手にした。 フェイエノールト 0-2 インテル 【インテル】 マルクス・テュラム(前38) ラウタロ・マルティネス(後5) 2025.03.06 04:42 Thu5
敵地で危なげなく先勝のインテル…「我々は堅実にプレーし、非常に良いプレーをした」指揮官インザーギも評価
インテルのシモーネ・インザーギ監督が、敵地で先勝に成功したフェイエノールト戦のパフォーマンスに満足感を示した。 インテルは5日、デ・カイプで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグでフェイエノールトと対戦し、2-0で勝利した。 リーグフェーズを4位フィニッシュし、ラウンド16ストレートインを決めていたインテルは、プレーオフでミランを破ったフェイエノールトと対戦した。 試合序盤は一進一退の攻防が続いていたが、前半終盤の38分に右サイドの崩しからMFニコロ・バレッラのワンタッチクロスをFWマルクス・テュラムが右足アウトを使った技ありのフィニッシュで先制に成功。 さらに、後半立ち上がりにはFWラウタロ・マルティネスのゴールで追加点を挙げると、MFピオトル・ジエリンスキのPK失敗で3点目こそ逃したが、今大会ここまで1失点の堅守を武器に敵地で危なげなく勝ち切った。 同試合後、インザーギ監督はイタリア『スカイ・スポルト』で、難所での勝利とともにチームのパフォーマンスを称えた。 「我々のプレーヤーはよくやった。このスタジアムでは簡単ではなかった」 「ファンも大きな声援を送ってくれた。苦しむことになるのはわかっていたが、我々は堅実にプレーし、非常に良いプレーをした。今週末は第2戦の前にもう1試合ある。常に隠れた危険はあるが、パフォーマンスには非常に満足している」 今回のアウェイゲームでは直前にナポリとのセリエA天王山を戦った影響もあり、幾つかのポジションでターンオーバーを敢行。とりわけ、ウイングバックに負傷者続出の状況で、DFアレッサンドロ・バストーニが左のウイングバックで攻守にハイパフォーマンスを示した。 そのメンバーの入れ替えについて指揮官は、すべての選手を信頼しており、起用に何の疑いもなかったと主張している。 「ジエリンスキとアスラニについては疑いを持っていなかった。監督は選択をするためにいるが、チャルハノールとムヒタリアンはナポリ戦でプレーしており、ローテーションを組んでフレッシュなプレーヤーを起用することにした」 「バストーニはチームのために働き、左サイドでアチェルビとコンビを組んだ。チームのニーズを理解しているワールドクラスのディフェンダーの話をしている。それが我々監督が見たいものだ」 今回の2-0の勝利によってベスト8進出は堅いと思われるが、インザーギ監督は「我々は初戦に勝利したが、まだ試合はハーフタイムで、火曜日にはサン・シーロで第2戦が控えている。相手がマンチェスター・シティ相手(のアウェイゲームで)に3ゴールを決めたことも忘れないでほしい」と、フェイエノールトの実力を軽視することなく、2ndレグでも今回の試合のようなパフォーマンスを見せたいと気を引き締めた。 2025.03.06 08:20 Thuインテルの人気記事ランキング
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10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】
20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed2
日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ
サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed3
UEFAが2026-27シーズンのCL決勝開催地の再入札を発表!サンシーロでの開催は認められず
欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、2026-27シーズンのUEFA主催大会の決勝開催地の再入札を実施することを発表した。 今年5月の発表では、2026-27シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝の舞台はイタリアのサン・シーロと発表されていたが、イタリアサッカー連盟(FIGC)による同スタジアムの改修計画に関する情報の提出が条件となっており、現在まで保留となっていた。 そんな中、UEFA執行委員会は24日にサン・シーロでの開催を白紙に戻す声明を発表した。 「ミラノの地元当局は、サン・シーロのスタジアムとその周辺の改修工事による影響を受けないことの保証できないとの結論に至った。そのため、本日から2026-27シーズンのCL決勝開催地の入札手続きを再開することを決定した。新たな開催地については、2025年5月~6月にかけて決定する予定だ」 イタリアでは2032年にユーロが開催されるが、その前にサン・シーロの改修工事が行われる可能性があり、その影響で使用できなくなる可能性があるとのこと。 また、2026年にはミラノ共催での冬季オリンピックも決まっており、大会後にも再開発工事が行われる可能性が高く、ミラノの地元当局は3年後にスタジアムが完全な状態で使用することを保証できないとの結論に至ったようだ。 2024.09.25 07:00 Wed4
長友佑都が目指すべき存在、衰え見せなかった“鉄人”ハビエル・サネッティ
長年トップレベルで変わりないパフォーマンスを披露し続けることが困難なサッカー界。しかし、中には次々と出てくる若き才能に負けず、そのポジションを守り続ける男もいる。 Jリーグでは、先日53歳でJ1出場を果たした三浦知良(横浜FC)という偉大なレジェンドがいる一方で、出場機会を求めてJ1の舞台からJ2へと40歳で移った遠藤保仁(ジュビロ磐田)もいる。 日本代表に目を向ければ、2010年の南アフリカ・ワールドカップから2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会と3大会連続でレギュラーとしてプレーし、今なお日本代表に呼ばれているDF長友佑都(マルセイユ)が居る。後輩たちの突き上げにも負けない意欲を見せており、34歳にして新たなリーグに挑戦する。 その長友が尊敬してやまない男も、また長年ポジションを守り続けてきた。元アルゼンチン代表DFハビエル・サネッティだ。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆ネッラズーリの永遠の背番号「4」 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 1995年に母国アルゼンチンのバンフィエルドからインテルに加入したサネッティは、2014年に現役を引退するまでの約20年間を「ネラッズーリ(青と黒)」に捧げ、クラブ歴代最多の公式戦出場858試合の記録を保持している。 1999年からはキャプテンを務めると、強烈なキャプテンシーでチームをまとめ上げ、インテルでは5回のセリエA制覇、4度のコッパ・イタリア優勝を経験。2009-10シーズンにはチャンピンズリーグ優勝も成し遂げ3冠を達成するなど、多くの功績を残してきた。 その功績はサポーターからも認められ、本拠地サン・シーロでのラストゲームでは、背番号「4」の下に「EVER」の文字をあしらった「サネッティは4ever(フォーエバー、永遠)」という意味の特製のユニフォームが用意。背番号「4」はインテルの永久欠番に指定された。 <div id="cws_ad">◆入団、三冠、引退試合…サネッティとインテルが歩んだ道<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJZMjJvcWNhTSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div><div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://web.ultra-soccer.jp/link.php?url=https://ryan.onelink.me/C7cD/1fb76a70&c=sega_20201031_1">バティストゥータ、サネッティ、ベロンが<br />「サカつくRTW」に登場!</a><hr></div><div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆長友とサイドバックコンビを形成 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> サネッティは、2014年に現役を引退するまでの3年間、長友ともチームメイトとしてプレーしている。右サイドのサネッティ、左サイドの長友と、インテルの両サイドバックをこの2人が担う時期もあった。 長友がセリエA初ゴールを決めた際には、サネッティとともに披露した「お辞儀」パフォーマンスがイタリアでも大きな話題となり、その後のインテル内で流行するほど。サネッティには長友の誠実さが伝わり、良い関係を築いていた。 長友自身もサネッティについて最も尊敬している選手だと明かしており、「サネッティのように30代後半まで活躍できる選手になりたい」と語っている。 実際、サネッティは現役最後のシーズンとなった2013-14シーズンも39歳ながら、公式戦48試合に出場するフル稼働。さらにそのほとんどすべてが先発での出場であり、衰えをみせることなくスパイクを脱いでいた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆重宝されるスキルとユーティリティ性 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> サネッティがキャリアを長く続けられた理由の一つに、そのユーティリティ性が挙げられる。左右のサイドバックはもちろん、センターバックやボランチに加えサイドのアタッカーも務めることができた。上下動を繰り返す豊富な運動量に加え、馬力と闘志に溢れるディフェンス、アタッカー顔負けのドリブルで攻守問わずに活躍ができる選手だった。 その一流の能力に加え、チームをまとめる強烈なキャプテンシー、長年のキャリアにおいて大きなケガをしていないタフさ、さらにはプロキャリアを通して退場はわずか1回というフェアプレー精神までも併せ持っており、監督としては是が非でもチームに置いておきたい存在だったと言える。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆ベテランとして生きる道 </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Zanetti2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> サネッティ然り、経験豊富なベテランというだけでは重宝はされない。当然ながら戦力として結果を残せることが、現役選手として生き残る道だ。 ケガなくプレーすることはもちろん、フィジカルレベルを保つこと、そしてチームに経験と安定感をもたらせることは何よりも必要なこと。ミランに復帰してから再びその才能を遺憾なく発揮しているFWズラタン・イブラヒモビッチも良い例だろう。 常に結果を残し続けてきた男は、そのキャラクターもさることながら、ピッチ上でのパフォーマンスで観るものをガッカリさせたことはない。 きっと、我々がガッカリすることなく、イブラヒモビッチはピッチから去っていくはずだ。そして、結果を残すだけでなく、チームメイトへ与える影響が大きいからこそ、ベテランでありながらも重宝される。 長友の後継者探しは日本代表にとっては解決しなければいけない問題であることは間違いない。一方で、長友が尊敬してやまないサネッティになることも、日本がワンランク上に上がるためには必要だろう。ベテランとはそういった存在にならなければならないのだ。 <div style="text-align:left;" id="cws_ad"><hr>長友佑都も尊敬してやまないアルゼンチンの英雄サネッティが、大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br /><br />サネッティとともにアルゼンチン代表として1998年のフランスW杯で日本代表と戦った、FWガブリエル・バティストゥータとMFファン・セバスティアン・ベロンも同時に登場している。『サカつくRTW』で“鉄人”の姿を観たい方は是非一度チェックしよう。</div><hr> 2020.11.02 13:30 Mon5