「自分の力の無さ」最後に押し切られACL敗退の川崎F、鬼木達監督はアジアの戦いの難しさを語るもスタイルを貫く「手玉に取るようなサッカーをしたい」

2024.02.20 22:45 Tue
ACL敗退となった川崎Fの鬼木達監督
©超ワールドサッカー
ACL敗退となった川崎Fの鬼木達監督
川崎フロンターレ鬼木達監督が、山東泰山戦の敗戦を振り返った。

20日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24のラウンド16・2ndレグで川崎Fは山東泰山をホームに迎えた。
アウェイでの1stレグでは2-3で先勝していた川崎F。17日にはヴィッセル神戸とのFUJIFILM SUPRE CUPを戦い勝利を収めていた。

今シーズンすでに3試合目となり、ターンオーバーを採用した川崎Fだったが、8分に大南拓磨が最終ラインでボールを奪われて失点すると、25分にはCKからカウンターで逆襲を喰らい失点してしまう。

前半のうちに2戦合計で逆転された川崎Fだったが、今季加入の三浦颯太のゴールで1点を返し、2戦合計で同点に追いつく。
後半に入っても攻め手を緩めない川崎Fは、59分にエリソンがネットを揺らして2戦合計で勝ち越し。しかし、63分に再び失点し同点となる。

川崎Fはゴールを決め切れない中、このまま延長戦に突入するかと思われたが、最後に悲劇。97分、ジャジソンがボックス内で収めて蹴り込み山東が逆転。2-4で川崎Fは敗れ、2戦合計5-6でラウンド16敗退となった。

試合後の記者会見に臨んだ鬼木監督は、平日の17時キックオフでも1万人以上が駆けつけたファン・サポーターに感謝をしつつ、結果を残せなかったことを嘆いた。

「この平日の難しい時間にここまで多くのサポーターに集まっていただきましたが、結果を出せなかったことは自分の力の無さだと思います」

「今日のゲームを勝たせられないといけなかったですし、しっかり次のステージに進まなければいけませんでした」

「ゲームは立ち上がりは少し硬さがあり、自分たちのリズムになれず、1点返す前のあたりから自分たちのチャンスは増やせていけたと思います。その中で、多くのチャンスを決め切れなかったこと。第1戦目では2-0から3-0にできず、今回もチャンスの中で決め切れなかったことが甘さだと思います」

「普段、球際だとか言っていますが、そういうところで最後に点を取られてしまうというところは、伝え切っていかないとこういうゲームは勝てないと思います。次はJリーグがあるのでそこに向かっていきたいです」

アウェイゲームでも3点目を奪えないでいると追い込まれる展開となり、この試合でもチャンスを決め切れずにいた中で最後にやられてしまい、課題は残る。

また、この3試合では選手を大きく入れ替えて戦っているが、「疲労という意味ではまだシーズン最初の方なので、連戦ではありますが、そこまではないと思います。ただ、頭の切り替えは必要だったゲームだと思います」と語り、「スーパーカップという大きな大会の後で、そういうところも含めて、入りも含めて、良い形を自分が出させてあげる必要があったと思います」と、チームマネジメントに問題があったと自身を責めた。

アジアカップでも日本代表が苦しんだように、この試合でもクリサンフェルナンジーニョ、ジャジソンとブラジル人選手に苦しんだ川崎F。「どんな相手でも受けてしまうとああいった形になります。特にパワーがあったり、体格差がある相手では簡単に押し込まれてしまいます」と、プッシュできなかったことが問題だったとし、「今日のところでは、自分たちが攻撃をし続けないと起こってしまいますし、数回であれば集中力を保って弾いていけると思いますが、回数が増えれば相手にもチャンスができるので、自分たちがもっと敵陣でサッカーをすることを突き詰めなければいけないですし、あとは決定力だと思います」と、押し込まれ続けてしまった結果、最後に押し切られる形になったとし、ゴールを奪う決定力の問題も残っているとした。

試合の入りが慎重すぎ、硬さもあった中で、その理由については「硬さにつながるものというのは色々あったと思います」とコメント。「自分自身が今季2試合を終えていた中で、等々力では初の試合でホームで良い姿を見せようと伝えていた」と、初のホームゲームということで気持ちを入れすぎたことに加え、「メンバーを多く入れ替えたスーパーカップで勝利した中で、この試合に挑むに当たって、全く違うメンバーになっていて、そのプレッシャーもあったかもしれない。ターンオーバーの難しさというのもあったかなと思います」と、メンバー選考の難しさもあったとした。

ただ「推測でしかないですが、自分としてはチームが一丸となって戦っているので、アウェイの山東に関しても、マネジメントについてはやっていかなければいけないと思います」と、自身がうまくチームをマネジメントできていなかったと反省した。

それでも、アジアとの戦いでも川崎Fらしさは残すとコメント。「スタイルは自分たちのスタイルをやり続ければ、もう少ししっかりと上に行けるところまで見えていると思います」と語り、「そこを怖がらずにやらないといけないですし、世界のサッカーでも強度やアスリート能力とか求められますが、それを求めながらも、そういうものがなくてもやれる。手玉に取るようなサッカーをしたいと思いますし、ブレずにやりたいです」と、チームの特徴を出し続けて相手を上回ることを目指すとした。

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的確補強で超過密日程を乗り越えろ!目標は悲願のACL制覇&リーグ王座奪還【J1開幕直前ガイド|川崎フロンターレ】

2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、川崎フロンターレを紹介していく。 【直近3シーズンの成績】 2023シーズン:8位(14勝8分け8敗) 2022シーズン:2位(20勝6分け8敗) 2021シーズン:優勝(28勝8分け2敗) 【昨季チーム得点王】 脇坂泰斗 9ゴール 【今季ノルマ】 優勝争い 【編集部イチオシ】 FW山田新 昨季J1:27試合出場/4ゴール <span class="paragraph-subtitle">◆リーグ戦は近年最低も天皇杯制覇で面目保つ</span> 鬼木達体制7年目を迎えた昨季は、守備の要であった谷口彰悟の移籍に加え、ジェジエウの長期離脱など核の抜けた最終ラインの脆弱性を露呈し、開幕から9試合で2勝と苦しい序盤戦を過ごすと、その後も好不調の波が大きく、目標とするリーグ優勝から大きくかけ離れた8位でフィニッシュ。それでもキャプテンMF橘田健人やFWレアンドロ・ダミアンが復調した終盤戦は、8試合で1敗と調子を取り戻すと、3大会ぶりの天皇杯制覇を果たし、面目を保った。 <span class="paragraph-subtitle">◆主力数名退団も的確補強</span> ACL制覇とリーグ奪還を目標に掲げ、昨季からの逆襲を誓うチームは例年以上に入退団が活発に。長年チームを支えてきた登里享平や山村和也に加え、昨季33試合に先発した山根視来が退団したDF陣には、J2から日本代表まで上り詰めた三浦颯太、元日本代表で経験豊富な丸山祐市、長年オランダで活躍するファン・ウェルメスケルケン際を獲得。さらに中盤では、ガンバ大阪の司令塔である山本悠樹をサプライズ獲得した。 <span class="paragraph-subtitle">◆外国籍選手は過去最多の7人編成に</span> レアンドロ・ダミアンとジョアン・シミッチが退団した外国籍枠には、エリソン、ゼ・ヒカルド、パトリッキ・ヴェロンの3選手が新加入。現所属と合わせ外国籍選手は過去最多7人編成となった。 新加入選手では、かつて川崎Fに在籍したフッキに風貌やプレースタイルが似ているエリソンに注目が集っているが、昨季途中から加入しすでに半年間Jリーグでプレー経験のあるバフェティンビ・ゴミスの活躍にも注目したい。 <span class="paragraph-subtitle">◆超過密日程を乗り越えろ</span> 昨季主力だった選手の退団に加え、開幕前からケガ人が出ているのも気がかりだが、最大で60試合以上を戦うことになる超過密日程に向け、竹内弘明強化本部長は「今シーズンは練習する時間がないというのも続くと思う。総力戦、選手1人1人にチャンスが来ると思う」と語っており、既存の選手と新加入選手によるクラブ内競争でいかに総力を底上げできるかが、今季の鍵を握るだろう。 <span class="paragraph-subtitle">◆2024年冬移籍情報</span> 【IN】 DFファン・ウェルメスケルケン際(29)←NECナイメヘン(オランダ)/完全 DF丸山祐市(34)←名古屋グランパス/完全 DF三浦颯太(23)←ヴァンフォーレ甲府/完全 MFパトリッキ・ヴェロン(19)←バイーア(ブラジル)/完全 MFゼ・ヒカルド(25)←ゴイアス(ブラジル)/完全 MF松井蓮之(23)←FC町田ゼルビア/期限付き移籍終了 MF山本悠樹(26)←ガンバ大阪/完全 MF由井航太(18)←川崎フロンターレU-18/新加入 MF山内日向汰(22)←桐蔭横浜大学/新加入 FWエリソン(24)←サンパウロ(ブラジル)/完全 FW宮城天(22)←モンテディオ山形/期限付き移籍終了 FW神田奏真(18)←静岡学園高校/新加入 【OUT】 DF登里享平(33)→セレッソ大阪/完全移籍 DF山根視来(30)→ロサンゼルス・ギャラクシー(アメリカ)/完全移籍 DF山村和也(34)→横浜F・マリノス/完全移籍 DF神谷凱士(26)→ヴァンフォーレ甲府/期限付き移籍→完全移籍 DF松長根悠仁(19)→福島ユナイテッドFC/育成型期限付き移籍 MFジョアン・シミッチ(30)→サントス(ブラジル)/完全移籍 MF名願斗哉(19)→ベガルタ仙台/育成型期限付き移籍 MF大関友翔(19)→福島ユナイテッドFC/育成型期限付き移籍 MF永長鷹虎(20)→ザスパクサツ群馬/育成型期限付き移籍 MF原田虹輝(23)→ラインメール青森(JFL)/完全移籍 FW宮代大聖(23)→ヴィッセル神戸/完全移籍 FWレアンドロ・ダミアン(34)→コリチーバ(ブラジル)/完全移籍 2024.02.13 18:45 Tue
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ガラガラのスタンド5000人を見てふとデジャヴに襲われない?! の巻/倉井史也のJリーグ

J1リーグ再開して3試合こなしたところで、何となくもう落ち着きも感じるようになってきたのは気のせい? 選手の集中力が切れてても、それは連戦プラス夏の暑さって感じ? そう言えばFC東京の長谷川健太監督が再開した後の試合日程を「33連戦」と表現してたんだけど、これって自分たちに置き換えると7月から12月までほぼ休みなしで働こうって感覚? ってことになると、つい大声を出したくなるのはスタンドにいる人じゃなくて選手かも。 そんで今週もまた5000人以下の入場者ってことになると思うんだけど、実は先日、等々力の川崎vs柏をDAZNで見てたときに、何と言いますか、不思議な感覚に見舞われたわけですよ。あれ? これ、どっかで見たスタンド。何だっけ……。 メインスタンドが立派になる前の等々力で、そう言えば川崎も集客苦労してました。特にJ2に落ちた後。サポーターも2階に陣取るとかいろんな工夫をしながら応援してたなぁ。でもあのころのことは最古参の中村憲剛も知らないだろうな……とか、すっごいおじいさんになった気分を味わったんですよ。 で、何が言いたいかというと、5000人は寂しいかもしれないけど、そんな時代もJリーガーは必死に戦ってたってコト。今の礎を築いたのは、間違いなくあの寂しかったスタンドに人を呼ぼうと奮闘してた当時の選手なんです。 ということで、今週のデータは、川崎の年度別入場者数推移を振り返ってみました。ところで余談なんだけど、Jリーグのデータサイトでチームの平均観客動員数を調べようとすると、つい「入場者数一覧」って見ちゃうじゃないですか。ところがこれがワナ。そこに出ている数字は、アウェイの数字も足したものなのでした。だから「年度別入場者数推移」か「クラブ別入場者数」を見るべきなんだけど、なんと「クラブ別入場者数」は2001年以降のデータしか掲載されてない。ちょっとちょっと、困りますよ〜。 ともあれ、川崎のホーム平均入場者数ってどんなものだったのか? 【1999年】J2 平均 5,396人 【2000年】J1 平均 7,439人 【2001年】J2 平均 3,784人 【2002年】J2 平均 5,247人 【2003年】J2 平均 7,258人 【2004年】J2 平均 9,148人 【2005年】J1 平均13,658人 【2006年】J1 平均14,340人 【2007年】J1 平均17,338人 【2008年】J1 平均17,565人 【2009年】J1 平均18,847人 【2010年】J1 平均18,562人 【2011年】J1 平均17,340人 【2012年】J1 平均17,807人 【2013年】J1 平均16,644人 【2014年】J1 平均16,661人 【2015年】J1 平均20,999人 【2016年】J1 平均22,136人 【2017年】J1 平均22,112人 【2018年】J1 平均23,218人 【2019年】J1 平均23,272人 2001年に在籍してた中には後に日本代表になった箕輪義信氏や寺田周平氏、そして何より鬼木達現監督もいるんですよ。その他にも渋い名手が一杯。その選手たちはこの制限されている観客数よりも少ない中でプレーしてたんです。 それが今では2万3000人超え。よくぞここまで持ってきたという感じですね。もしかして、今の入場者が少ない状況って、昔を思い出して感謝するっていういいきっかけかもしれませんぞ……。おーっと、いいこと言った!! <hr>【倉井史也】 試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。 2020.07.18 11:00 Sat
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【J1クラブ通信簿/川崎フロンターレ】Jリーグ史上最強チーム、記録ずくめの記憶に残る2冠達成

未曾有のシーズンとなった2020年のJリーグ。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、中断による異例の超過密日程、観戦や応援の制限など、多くの困難を乗り越え、すべての日程を終了した。 その中でも、熱戦が続いた2020シーズンのJリーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。 最後は優勝した川崎フロンターレを総括!(評価は「S」が最高、「E」が最低) ◆総合評価【S】 26勝5分け3敗 (勝率76.5%) 88得点31失点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> 2017シーズン、2018シーズンと明治安田J1を連覇した川崎フロンターレにとって、2020シーズンは忘れられないシーズンとなった。そして、それはJリーグの歴史にもしっかりと記録されることとなるだろう。 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてどのチームも苦しんだ2020シーズン。過密日程やコンディション調整の難しさなどは、平等とは言い切れないものの、各チームに一定の負担をかけることとなった。 川崎Fにも当然ながら大きな影響を与えた新型コロナウイルスだったが、それを感じさせない圧倒的な強さを見せ続けた。 開幕戦こそサガン鳥栖に0-0のゴールレスドローとなったが、中断明けの第2節から驚異の11連勝を記録。12連勝目を目指した名古屋グランパス戦では敗れ、次のヴィッセル神戸戦でも2-2の引き分けとなったが、第13節の清水エスパルス戦で勝利すると、そのまま連勝を続けJ1新記録の12連勝を達成した。 圧倒的な強さで勝ち点を積み上げ首位を独走していた川崎Fは、11月25日のガンバ大阪戦で5-0と圧勝。4試合を残すJ1最速での優勝を決めた。 この強さは、チームとして同じ方向を向いて戦い続けられたことも大きいが、鬼木達監督が作り上げたチームの賜物。25試合以上の先発選手が6名いるものの、バランスよく選手を起用。どの選手が出場してどういった組み合わせになっても、チームのレベルを大きく下げることなく戦えたことが優勝の要因だろう。 また、特別採用となった5人の交代枠を最も有効に使えたのも川崎Fだった。おおよそのクラブが似たような選手交代を繰り返し、同じタイプの選手を起用するという形を取らざるを得ない中、川崎Fは選手交代によってチームを変化。一気に流れを掴むことも大きかった。 鬼木監督を筆頭に、チームとしての完成度の高さを見せつけた川崎Fは成績も示す通り、Jリーグ史上最強のチームと言っても過言ではない。そして、リーグ2位のガンバ大阪と対戦した新年一発目、元旦の天皇杯決勝でも試合巧者ぶりを見せて2冠を達成。クラブ一筋で支えたバンディエラ・中村憲剛の現役引退に華を添え、全ての国内タイトルを獲得させたシーズンは文句なしの「S」評価だ。 ◆チーム内MVP <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> MF三笘薫(23) 明治安田生命J1リーグ30試合出場(先発11試合)/13得点 二桁得点を記録した選手が4名、多くの選手が試合にしっかりと絡み、誰か1人が突出していたわけではない2020シーズンの川崎F。その中で、MVPを決めるのは難しいことだが、インパクトの大きさでMF三笘薫を選出する。 筑波大学から新加入したルーキーの三笘は、シーズン序盤はベンチスタートが多かった。しかし、途中出場でしっかりとゴールという結果を残すと、徐々にスタメンでの出場機会が増えていく。 左ウイングで起用される三笘は独特のリズムで仕掛けるドリブルで、対峙するDFを翻弄。縦にもカットインもできるドリブルは相手DFを混乱に陥らせ、シュートやパスといった攻撃パターンの多さも困らせる要因となった。 14得点を記録したFW小林悠、13得点を記録したFWレアンドロ・ダミアンという強力なストライカーがいることももちろん影響はあるが、どのチーム相手にも三笘は通用することを示した。 終わってみれば新人最多タイの13得点を記録。決定力も備えたアタッカーという武器を手に入れた川崎Fは、さらに進化する可能性がある。三笘自身は2年目のジンクスに打ち当たらず、2020シーズン以上の数字を残してもらいたいものだ。 ◆補強成功度【S】 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/frontale2020_1_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©︎J.LEAGUE<hr></div> 既存選手の活躍も非常に大きかった2020シーズンだが、やはり新加入選手がもたらした効果は大きいと考える。 前述の三笘も新加入選手の1人。圧倒的なパフォーマンスを見せたことはもはや説明不要。三笘の存在が、川崎Fの強さを加速させたことは間違いない。 そして、その三笘と同じ大卒ルーキーだったFW旗手怜央も忘れてはならない。順天堂大学から加入した旗手は、31試合に出場し5得点を記録。旗手の方が三笘よりも多く先発機会を得ていた。 得点数を見れば三笘に大きく離されている旗手だが、ポテンシャルの高さを発揮。シーズン終盤や天皇杯では左サイドバックを務めるなど、プレーヤーとしての幅の広さを見せることとなった。 選手層が厚い川崎Fの前線で勝負するには、やはり得点が求められる。2年目のシーズンはより数字にこだわってプレーしてもらいたい。 そしてこの2人をも凌駕する驚きを見せたのは湘南ベルマーレから獲得したDF山根視来だ。加入当初は硬い動きだったが、右サイドバックとして定着すると持ち前の粘り強い守備と、湘南で鍛えられた運動量をベースにアグレッシブな攻撃参加を披露。シーズンを通して4得点を記録するなど、新たなサイドバックとして君臨した。 2度優勝した時にチームを支えたDFエウシーニョ(現清水エスパルス)とはまた違ったタイプで、同じ右サイドのMF家長昭博のコンビネーションは抜群。ベストイレブンにも選ばれる活躍は圧巻だった。 大卒ルーキーは他にも2名おり、東海学園大学卒のDF神谷凱士と桐蔭横浜大学卒のMFイサカ・ゼインがいたが両者は試合に絡めず。また、セレッソ大阪からきたGK丹野研太も出場機会なし。DFジオゴ・マテウスも3試合の出場に終わったが、3名が優勝に大きく貢献し、重要なピースになったことを評価したい。 2021.01.11 22:30 Mon

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【Jリーグ出場停止情報】J1首位町田のFWオ・セフン、磐田DFリカルド・グラッサらが出場停止…柏DF関根大輝はパリ五輪活動中に消化

Jリーグは16日、明治安田Jリーグの出場停止選手を発表した。 J1では、柏レイソルのDF関根大輝とFC町田ゼルビアのFWオ・セフンが累積警告により出場停止。関根はパリ・オリンピックに参加するU-23日本代表活動中に消化となる。 そのほか、湘南ベルマーレ戦、セレッソ大阪戦でそれぞれ一発退場のジュビロ磐田DFリカルド・グラッサと川崎フロンターレの通訳を務める中山和也氏が1試合の出場停止。また、東京ヴェルディのMF山田楓喜とアルビレックス新潟のMFダニーロ・ゴメスは、それぞれ2試合目の消化となる。 J2では、ザスパ群馬のMF天笠泰輝が累積警告により出場停止。J3では、いわてグルージャ盛岡のDF西大伍ら4選手が累積警告により出場停止となり、カマタマーレ讃岐戦でイエローカードを2枚受けて退場した大宮アルディージャのDF市原吏音は1試合の出場停止となった。 【明治安田J1リーグ】 DF関根大輝(柏レイソル) 第24節vs川崎フロンターレ(7/20) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF山田楓喜(東京ヴェルディ) 第24節vsアビスパ福岡(7/20) 今回の停止:2試合停止(2/2) FWオ・セフン(FC町田ゼルビア) 第24節vs横浜F・マリノス(7/20) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MFダニーロ・ゴメス(アルビレックス新潟) 第24節vsセレッソ大阪(7/20) 今回の停止:他の大会での出場停止処分(2/2) DFリカルド・グラッサ(ジュビロ磐田) 第24節vs京都サンガF.C.(7/20) 今回の停止:1試合停止 通訳 中山和也(川崎フロンターレ) 第24節vs柏レイソル(7/20) 今回の停止:1試合停止 【明治安田J2リーグ】 MF天笠泰輝(ザスパ群馬) 第25節vsヴァンフォーレ甲府(8/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J3リーグ】 DF西大伍(いわてグルージャ盛岡) 第22節vsカターレ富山(7/21) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF市原吏音(大宮アルディージャ) 第22節vsFC大阪(7/20) 今回の停止:1試合停止 DF山本義道(ツエーゲン金沢) 第22節vsヴァンラーレ八戸(7/20) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF嫁阪翔太(奈良クラブ) 第22節vsFC琉球(7/21) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF坂井駿也(テゲバジャーロ宮崎) 第22節vs福島ユナイテッドFC(7/20) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 2024.07.16 20:44 Tue
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中村憲剛氏がS級ライセンス取得! Jクラブや日本代表も指揮可能に

日本サッカー協会(JFA)は18日、2024年度の第9回理事会を開催。2名にS級コーチライセンスを認定したことを発表した。 日本国内のすべてのサッカーチームの指導が可能となるS級コーチのライセンス。Jリーグクラブや日本代表などを指揮する際に必要となる。 今回S級ライセンスを取得したのは、2023年度から受講している元日本代表MFで川崎フロンターレ一筋でプレーしていた中村憲剛氏(43)と、2018年度から受講しているソニー仙台FCで監督を務めたこともある石川雅人氏(48)に決まった。 中村氏は、中央大学から2003年に川崎Fに加入。川崎Fの“バンディエラ”として一筋でプレーし、J1通算471試合出場74得点を記録。J1では2017年、2018年、2020年と3度の優勝に加え、2019年にYBCルヴァンカップ、2020年に天皇杯と国内の3タイトルを全て獲得していた。 個人としてもJリーグ優秀選手賞を15回受賞し、ベストイレブンには8回選出。2016年は最優秀選手賞も受賞。日本代表として68試合に出場し、2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)に出場していた。 現役引退後、川崎フロンターレアカデミー FROを務めており、母国である中央大学のテクニカルアドバイザーも務めている。また、JFAではU-17日本代表、U-16日本代表のロールモデルコーチも務めていた。 石川氏は筑波大学からソニー仙台FCに加入し、JFLでプレー。引退後は古巣のソニー仙台を指揮し、2015年にはJFL優勝を果たすとともに最優秀監督賞を受賞するなどしていた。 ◆2018年度受講者 20名/20名 石川雅人氏(48) 指導チーム:CHUO SPORTS ACADEMY U-15 2009年:A級コーチジェネラルライセンス取得 ◆2023年度受講者 18名/20名 中村憲剛氏(43) 指導チーム:川崎フロンターレ U-18、中央大学サッカー部 2022年:A級コーチジェネラルライセンス取得 2024.07.18 18:45 Thu
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レアンドロ・ダミアンが3月頭に母国復帰初戦…川崎F移籍にもつながった“恩師”のもとで選手キャリア最終章へ

元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンの新天地初戦が近づいているようだ。 川崎フロンターレで5年間プレーしたレアンドロ・ダミアン。日本ではJ1リーグを2度、天皇杯を2度、YBCルヴァンカップを1度制し、2021シーズンはJ1得点王とMVPの個人2冠を成し遂げている。 34歳を迎えての母国復帰で選んだ新天地は、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のコリチーバ。現在は2024シーズンの全国リーグ開幕に先立ち、パラナ州選手権を戦っている。 12日に合流したというダミアンの契約は1年間。ブラジル『グローボ』によると、デビュー戦は最速で、3月3日に行われるパラナ州選手権ラウンド16・1stレグのシアノルテ戦だという。 ダミアン加入はコリチーバにとって今季の目玉補強。昨季まで本職センターフォワードを配置しない”偽9番”の時期が長かったようだが、ダミアンを置くことでそれを終わらせるプランがあるようだ。 ただ、サッカーはチームスポーツであり、周囲の選手との関わりなくして活躍はない。 ダミアンはどうやらサイドアタッカーを中心としたポジションの近い選手との連携、またチームへのフィット具合を慎重に見極められているようで、現段階ではさほど熟成されていないとのこと。「しばらくは途中出場中心か」とも予想されている。 また、川崎Fでのラストゲーム(昨年12月9日)から2カ月強、コンディションも上がりきっていないとレポートされている。 それでも、コリチーバを率いるは、ダミアンが川崎F移籍前に所属したインテルナシオナル時代の指揮官でもあるグト・フェレイラ監督(※1)。欧州移籍に失敗し、ブラジルに戻っても不遇を抜け出せなかったダミアンを復活させた人物…コリチーバ行きの決め手は、もちろんフェレイラ監督の存在だ。 ロンドン五輪得点王、ブラジル代表通算18キャップ、J1得点王…34歳レアンドロ・ダミアンは、恩師のもとで選手キャリア最終章を迎える。 (※1)フェレイラ監督は2017年5月〜11月にかけてインテルナシオナルを指揮。同年7月加入のダミアンはフェレイラ監督の下でブラジル2部リーグ17試合10得点を記録し、エースとしてチームの1部昇格に貢献した 2024.02.27 19:43 Tue
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川崎Fの若きドリブラー、永長鷹虎が武者修行先をJ2群馬からJ3宮崎に変更! 「成長するために環境を変えてプレー」

テゲバジャーロ宮崎は22日、川崎フロンターレからMF永長鷹虎(21)の育成型期限付き移籍加入を発表した。 興国高校を卒業の2022年に川崎Fでプロ入りの永長は2023年夏の水戸ホーリーホック行きから育成型期限付き移籍が続いており、今季からザスパ群馬を修行の場に。ここまで明治安田J2リーグ11試合を含め、公式戦14試合に出場していた。 この夏から武者修行先をJ3リーグに移す永長は3クラブの公式サイトでそれぞれコメントしている。 ◆テゲバジャーロ宮崎 「ファミリーの皆様、この度、川崎フロンターレからレンタルで来ました! 永長鷹虎です。現状、チームは難しい立ち位置にいますが、少しでも宮崎の力になれるように精一杯頑張ります。応援をよろしくお願いします!」 ◆川崎フロンターレ 「この度、川崎フロンターレから育成型期限付き移籍でテゲバジャーロ宮崎に移籍することになりました。なかなか自分の思うような活躍ができずチームの力になれなくて申し訳ありません。これから自分が成長するために環境を変えてプレーすることを決めました。またこのクラブで自分が活躍している姿を見せられるように精一杯成長したいと思います」 ◆ザスパ群馬 「この度、ザスパ群馬からテゲバジャーロ宮崎に移籍することになりました。皆さんの前で直接ご挨拶をすることが出来ずすみません! 半年間という短い間でしたが、自分にとってこの半年間はすごく濃いものでした」 「シーズンの最初から来させて頂きながらシーズン途中で、しかもこの順位でチームを離れるということは自分にとって心地の良いことではないですが、自分が成長するためにこの決断をしました。半年間、本当にたくさんの応援ありがとうございました!」 なお、移籍期間は2025年1月31日まで。川崎Fとの公式戦には出られない。 2024.07.22 12:15 Mon
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最後にドラマ、チョン・ソンリョンがPKセーブで川崎Fが7試合ぶり勝利! 柏は五輪組も抜けて手痛い連敗【明治安田J1第24節】

20日、明治安田J1リーグ第24節の柏レイソルvs川崎フロンターレが三協フロンテア柏スタジアムで行われ、2-3で川崎Fが勝利した。 勝ち点29で13位の柏と、勝ち点25で14位の川崎Fの戦い。柏は前節から5名を変更。パリ・オリンピックに臨む関根大輝、細谷真大に加え、立田悠悟、高嶺朋樹、小屋松知哉が外れ、片山瑛一、犬飼智也、戸嶋祥郎、垣田裕暉、木下康介が起用された。垣田は移籍後初先発となった。 対する川崎Fは、パリ・オリンピックに臨む高井幸大に加え、大島僚太、瀬古樹、エリソンの4名に代えて、大南拓磨、三浦颯太、山本悠樹、家長昭博が起用された。三浦は4月3日以来3カ月半ぶりのリーグ戦出場となった。 残留争いに巻き込まれる日も近づいてしまっている両者の戦いは早々に試合が動く。4分、ボックス左から家長とのコンビで崩すと、三浦がクロス。山田新がジエゴの前に入りダイレクトで合わせ、川崎Fが先制する。 さらに10分、川崎Fは波状攻撃を仕掛けると、右サイドへの展開から家長がクロス。これに山田が飛び込み、ヘディングで合わせて早々にリードを2点に広げる。 あっという間にリードを2点に広げた川崎Fだったが、12分に柏が反撃。FKの流れから、ファーサイドでジエゴが折り返すと、白井永地がボックス中央で頭で押し込み、1点を返した。 序盤からゴールが多く生まれた中、徐々に落ち着きを取り戻すことに。それでも前半アディショナルタイムにビッグチャンス。カウンターから、木下が左足でシューをと放ったが、GKチョン・ソンリョンが足を伸ばしてなんとかセーブ。その後のこぼれ球も、川崎Fはブロックしてなんとか凌いでいく。 前半をリードで終えた川崎F。一方で追いつきたい柏だった中、61分に柏がチャンス。木下の落としを受けたジエゴがボックス手前から左足で強烈なシュートを放つが、GKチョン・ソンリョンがセーブ。こぼれ球に山田が押し込みにいくが、枠を外れていく。 すると67分、左CKからのクロスはGKチョン・ソンリョンがパンチング。しかし、これを拾いに行った山田が右サイドからクロスを上げると、鹿島から加入した垣田裕暉がヘッドで合わせ、柏が同点に追いつく。 点の取り合いとなった両チームの戦い。次にスコアを動かした方が勝利に近づく中、79分にゴールが生まれる。川崎Fは瀬古がボックス右からグラウンダーのクロス。マルシーニョがダイレクトでグラウンダーのシュートもGK松本がキャッチ。しかし、これを溢してしまうと、瀬川が一気に詰めてシュート。跳ね返りを脇坂が落ち着いて蹴り込み、川崎Fが勝ち越しに成功する。 負けられな柏は後半アディショナルタイムにPKを獲得。小屋松が浮かせたボールが橘田の手に当たったとしてアピールがあると、オンフィールド・レビューの結果PKの判定に。マテウス・サヴィオがキッカーを務めたが、GKチョン・ソンリョンがしっかり読み切ってセーブ。川崎Fが逃げ切り、2-3で勝利を収めた。 川崎Fは5連続ドローの後の7試合ぶり勝利。柏は前節に続いて連敗となった。 柏レイソル 2-3 川崎フロンターレ 【柏】 白井永地(前12) 垣田裕暉(後22) 【川崎F】 山田新(前4、前10) 脇坂泰斗(後34) 2024.07.20 22:17 Sat

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