開催国カタールがヨルダンを下し5カ国目の大会連覇!ハットトリックのアフィフが得点王に輝く【アジアカップ2023】

2024.02.11 02:35 Sun
Getty Images
アジアカップ2023決勝のヨルダン代表vsカタール代表が10日にルサイル・スタジアムで行われ、1-3でカタールが勝利した。この結果、カタールが大会連覇を達成した。

準決勝で韓国代表を下して史上初の決勝進出を決めたヨルダンと、イランとの打ち合いを制して連覇に王手をかけた開催国カタールによる決勝戦。

立ち上がりから一進一退の展開が続く中、最初の決定機はカタールに生まれる。20分、左サイドからドリブルでボックス内まで侵入したアフィフがナシブに後方から倒されると、主審はPKを宣告。このPKをアフィフがゴール左隅に決めた。
先制したカタールは、33分にもアフィフの右CKからルーカス・メンデスがドンピシャヘッドで合わせたが、これはGKアブラリアの好セーブに防がれた。

1点ビハインドのヨルダンは、前半終了間際にチャンス。追加タイム2分、ボックス左深くまでドリブルで侵入したオルワンの折り返しを走り込んだアル・ターマリが左足で合わせたが、このシュートはDFワードのブロックに阻まれた。
迎えた後半は、1点を追うヨルダンが立ち上がりから主導権を握る。すると59分、左クロスのこぼれ球をボックス手前で拾ったアル・ターマリの供給したラストパスからボックス左に走り込んだハダードがダイレクトシュート。しかし、これはGKバルシャムが弾き出す。

さらにヨルダンは、直後の右CKからアル・アラブにチャンスが訪れたが、ジャンピングボレーシュートは再びGKバルシャムの好セーブに阻まれた。

攻勢を続けるヨルダンは67分、左サイド深くまで持ち上がったアル・ラワブデーのパックパスを受けたハダードがダイレクトクロスを供給すると、ボックス中央のアル・ナイマトが絶妙なトラップからゴール左にシュートを突き刺した。

追いつかれたカタールは、すぐに反撃を開始。すると69分、アリのパスに反応したイスマイール・モハンマドがボックス右でアル・マルディに倒されると、主審は一度プレーを流したが、オンフィールドレビューの末にPKを獲得。このPKをアフィフがゴール左に突き刺した。

勝ち越しに成功したカタールは、試合終了間際の91分にも自陣からのロングボールを最前線のアルブレイクが頭で繋ぐと、これで抜け出したアフィフがボックス内で飛び出したGKに倒される。一度はオフサイドと判定されたが、オンフィールドレビューの末にオンサイドと判定が覆り、GKアブラリアのファウルが認められ、カタールにPKが与えられた。

この試合3本目でハットトリックのプレッシャーもかかるPKをアフィフがゴール右隅に決め、カタールが試合を決定づける3点目を奪った。

結局、試合はそのまま1-3でタイムアップ。アフィフのハットトリックでヨルダンを下したカタールが、史上5カ国目の大会連覇を達成した。

カタールの関連記事

パリ・オリンピックの出場権を逃したU-23カタール代表のイリディオ・ヴァレ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)が伝えた。 25日、AFC U23アジアカップ準々決勝でカタールは日本と対戦した。今大会の開催国であり、グループAを首位通過したカタール。A代表はアジアカップを連覇中であり 2024.04.26 12:52 Fri
U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が、U-23カタール代表戦を振り返った。 25日、AFC U23アジアカップの準々決勝で日本はカタールと対戦した。 ここで負ければパリ・オリンピック行きの可能性がなくなる両国。開催国であるカタールとの一戦だったが、開始2分に山田楓喜のゴールで日本が幸先 2024.04.26 08:30 Fri
U-23日本代表のFW山田楓喜(東京ヴェルディ)が、U-23カタール代表戦を振り返った。 25日、AFC U23アジアカップの準々決勝で日本はカタールと対戦した。 ここで負ければパリ・オリンピック行きの可能性がなくなる両国。開催国であるカタールとの一戦だったが、開始2分に山田のゴールで日本が幸先良く先制する 2024.04.26 08:15 Fri
U-23日本代表のFW細谷真大(柏レイソル)が、U-23カタール代表戦を振り返った。 25日、AFC U23アジアカップの準々決勝で日本はカタールと対戦した。 ここで負ければパリ・オリンピック行きの可能性がなくなる両国。開催国であるカタールとの一戦だったが、開始2分に山田楓喜のゴールで日本が幸先良く先制する 2024.04.26 07:15 Fri
U-23日本代表の大岩剛監督が、U-23カタール代表戦を振り返った。 25日、AFC U23アジアカップの準々決勝で日本はカタールと対戦した。 ここで負ければパリ・オリンピック行きの可能性がなくなる両国。開催国であるカタールとの一戦だったが、開始2分に山田楓喜のゴールで日本が幸先良く先制する。 24分 2024.04.26 06:45 Fri

アジアカップの関連記事

シンガポール代表は21日、国際親善試合でネパール代表に0-1と敗戦した。 シンガポール代表は昨年2月より小倉勉監督が指揮。W杯アジア二次予選が進むなかでの新体制となったなか、同予選は結局敗退も、格上・中国代表と2-2で引き分けた試合が、華人社会のシンガポールとあって大きく称賛された。 そこからおよそ1年、強 2025.03.22 22:31 Sat
アジアカップ2031は中央アジアで開催か。 近年競争力が高まったアジアのサッカー。 中央アジアに目を向けると、ウズベキスタン代表、キルギス代表が2026年W杯最終予選に進出し、ウズベクは現在A組2位で本大会初出場へ視界良好。マンチェスター・シティへ移籍したDFアブドゥコディル・クサノフ(20)を筆頭に、若い 2025.02.26 15:32 Wed
AFC U20女子アジアカップのグループA最終節の2試合が各地で行われ、U-20オーストラリア女子代表と、U-20韓国女子代表がノックアウトステージ進出と、8月末からコロンビアで開催されるU-20女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した。 引き分け以上でグループステージ突破が決まる2連勝中のオーストラリアは、 2024.03.09 22:30 Sat
アジアサッカー連盟(AFC)は7日、5月に開催される『AFC U17女子アジアカップインドネシア2024』の組み合わせ抽選会を実施した。 2022年大会は新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行のために中止となり、AFC U-16女子選手権から名称変更後、今回が初開催となる。 2019年大会以来、 2024.03.07 20:15 Thu
韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム)が内紛騒動に終止符を打った。 アジアカップ2023では、準決勝でヨルダン代表に敗れてベスト4に終わった韓国。大会後には、準決勝前日にチーム内で騒動が起こっていたことが報じられていた。 騒動はヨルダン戦前日の食事中に起きており、先に食事を終えたイ・ガンイン(パリ・サンジ 2024.02.21 12:05 Wed

カタールの人気記事ランキング

1

レーティング:日本 1-3 カタール《AFCアジアカップ2019》

日本代表は1日、AFCアジアカップ2019決勝でカタール代表戦と対戦し、1-3で敗戦した。この結果、日本は準優勝に終わった。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽日本採点 <span style="font-size:0.8em;">※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし</span> GK 12 権田修一 5.0 1失点目は何とか触って欲しかった DF 19 酒井宏樹 6.0 ビハインドを負った中、果敢な攻め上がりを続けた 16 冨安健洋 5.5 ややミスパスはあったが、ソリッドな守備をこの試合でも続けた 22 吉田麻也 4.5 1、2失点ともに寄せがやや甘かった。そして痛恨のPK献上 5 長友佑都 5.5 攻め上がりの回数を増やしたが、あと一歩精度が足りず MF 21 堂安律 5.0 縦への仕掛けが切られていた 18 塩谷司 5.0 遠藤の代役も守備を締めきれず (→伊東純也 -) 9 南野拓実 6.0 なかなかバイタルエリアでボールを受けられなかったが、今大会初ゴール (→乾貴士 -) 7 柴崎岳 5.5 前半は塩谷とのバランスを欠いたが、後半はゲームを作り急所のパスを突いた 8 原口元気 5.0 インテンシティ高くプレーも攻撃のクオリティをやはり欠く (→武藤嘉紀 5.5) シュートシーンに絡んで攻勢を強めた FW 15 大迫勇也 5.0 周囲と連係できず、自身もスペースを消されてシュートを打てなかった 監督 森保一 5.0 武藤投入で流れを好転させたが、前半の不出来が響いた ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! アルモエズ・アリ(カタール) スーダン出身の点取り屋が今大会大ブレイク。大会歴代最多の9ゴール目を見事なバイシクルシュートで決めてカタールを優勝に導いた。 日本 1-3 カタール 【日本】 南野拓実(後24) 【カタール】 アルモエズ・アリ(前12) アブドゥラジズ・ハティム(前27) アクラム・アフィフ(後38[PK]) 2019.02.02 00:59 Sat
2

「前代未聞すぎる」「エンターテナーだな」連覇達成のカタール、エースがゴール後にマジック披露もスローで種明かしされる「オチまでついてるんかい」

アジアカップ2023の決勝で、カタール代表のエースがまさかの手品が披露した。 10日、アジアカップ2023の決勝が行われ、ヨルダン代表vsあタール代表の一戦となった。 史上初の優勝を目指すヨルダンと、史上5カ国目の連覇を目指す開催国カタールの一戦。試合は前半にカタールがアクラム・アフィフのPKで先制する。 前半はカタールの1点リードで終わったが、後半にヨルダンが追いつく展開に。しかし、アフィフは再びPKを決めて勝ち越すと、アディショナルタイムにもPKを決めハットトリックを達成。1-3でカタールが勝利し、史上5カ国目の連覇を達成した。 そんな中話題のパフォーマンスは1点目のゴール直後。アフィフは自ら得たPKをしっかりと決めるとカメラに向かって接近。すね当てからカードを取り出すと、手を横に振った瞬間に入れ替わるという手品を見せた。 これには「PKもマジックもお見事」、「前代未聞すぎる」、「エンターテイナー」、「実際にマジックしたの初めてだろう」、「自信満々だったんだな」とコメント。また、スローでマジックの種明かしがされてしまったことにも「オチまでついてるんかい」、「全ての流れが素晴らしいわ」とコメントが寄せられた。 <span class="paragraph-title">【動画】史上初!? ゴールパフォーマンスでカメラに向かって手品を披露もスローで種明かしされる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1756340227277238435?ref_src=twsrc%5Etfw">February 10, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.11 10:57 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly