【ラ・リーガ第23節プレビュー】今季4度目のマドリードダービー! ジローナvsソシエダも

2024.02.02 19:11 Fri
2位ジローナvs6位ソシエダ
Getty Images
2位ジローナvs6位ソシエダ
先週末に行われた第22節ではマドリード勢にジローナがきっちり勝ち点3を積み上げた一方、バルセロナがビジャレアルに衝撃的な敗戦。上位陣で明暗が分かれる形となった。また、ミッドウィークに行われた第20節延期分の結果、レアル・マドリーが首位奪還に成功した。

今冬の移籍市場が閉幕した中で迎える第23節は、今シーズン4度目のマドリード・ダービー、2位のジローナと6位のレアル・ソシエダによる上位対決に大きな注目が集まる。

レアル・マドリーは前節、リーグ屈指の“盾対決”となったラス・パルマスとのアウェイゲームに2-1で勝利。後半に互いの堅守を攻略し合ったなか、後半終盤に途中投入チュアメニの24歳バースデーゴールを守り切って2-1の逆転勝利を収めた。さらに、直近のヘタフェ戦はFWホセルのドブレーテの活躍によって2-0の快勝。リーグ6連勝で首位に返り咲いた。ただ、ダービーに向けてはMFチュアメニの累積警告によるサスペンションに加え、ヘタフェ戦で強い打撲を負って前半終了時に交代したDFリュディガーの状態が懸念材料。仮に、リュディガーが難しい場合はメンディとナチョのセンターバックコンビで臨むことになる。
対するアトレティコは前節、リーグ4連勝中だった好調バレンシア相手にFWサムエウ・リーノの恩返しゴールにFWデパイのダメ押しゴールによって2-0の完勝。直近のラージョ戦ではDFヘイニウドの今季初ゴールで先制したものの、相手に追いつかれて難しい戦いを強いられたが、90分にデパイが決めた公式戦3試合連続ゴールによって2-1で競り勝ち、リーグ3連勝で敵地でのダービーに臨むことになった。今季ここまで2勝1敗と唯一エル・ブランコに土を付けているシメオネのチームは、宿敵相手に3度目の勝利を挙げて優勝争いに望みを繋げるか。

そのアトレティコのアシストを期待しつつ、首位再浮上を目指すジローナ。前節は下位のセルタ相手に苦戦を強いられたが、MFポルトゥのゴールによってウノセロ勝利。レアル・マドリーに抜かれて首位陥落も良い状態を維持している。3連勝を目指す今節は堅守を誇るラ・レアル相手に、FWドフビクやFWサヴィオら攻撃陣の活躍に期待したい。
一方、ソシエダは前節、ラージョ相手にほとんど決定機を作れない渋い内容でゴールレスドロー。MF久保建英を欠く中でチャンスクリエイトの質が落ちており、FWサディクやFWアンドレ・シウバらストライカー陣も振るわないパフォーマンスだ。守勢が見込まれるジローナとのアウェイゲームでは持ち味の堅守で相手の攻撃を受け止めつつ、FWオヤルサバルや新加入の快速FWベッカーを中心にカウンターやセットプレーで仕留め切る展開に持ち込みたい。

4位のバルセロナはボトムハーフの11位アラベス相手に連勝を狙う。2024年初のホームゲームとなった前節のビジャレアル戦は一時2点差を引っくり返したものの、後半アディショナルタイムの連続失点でまさかの3-5の敗戦。さらに、この試合後の会見でチャビ監督が今季限りでの辞任を表明。クラブに激震が走った。そういった苦境のなか、主砲レヴァンドフスキの自宅で選手だけのランチミーティングを開催したブラウグラナは、直近のオサスナ戦を新戦力ヴィトール・ロッキの初ゴールによってウノセロ勝利。FWフェラン・トーレスの負傷離脱は痛手も、仕切り直しの白星を手にした。前線ではフェラン、フェリックスと離脱者の増加で苦しい台所事情だが、初ゴールで自信を手にしたロッキやレヴァンドフスキの奮起によって格下相手にきっちり勝ち切りたいところだ。

その他では今冬の移籍市場最終盤に大きな動きを見せたグラナダやレアル・ベティス、マジョルカ、セビージャ辺りのクラブの新戦力のパフォーマンスにも注目したい。

《ラ・リーガ第23節》
▽2/2(金)
《29:00》
アラベス vs カディス

▽2/3(土)
《22:00》
アスレティック・ビルバオ vs アルメリア
《24:15》
グラナダ vs ラス・パルマス
《26:30》
アラベス vs バルセロナ
《29:00》
ジローナ vs レアル・ソシエダ

▽2/4(日)
《22:00》
ビジャレアル vs カディス
《24:15》
オサスナ vs セルタ
《26:30》
ベティス vs ヘタフェ
《29:00》
レアル・マドリー vs アトレティコ・マドリー

▽2/5(月)
《29:00》
ラージョ vs セビージャ

バルセロナの関連記事

バルセロナのジョアン・ラポルタ会長がハンジ・フリック監督の契約延長に改めて言及した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 15日、ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナはアウェイでエスパニョールと対戦。同じ街のライバルであるエスパニョールとのダービーでは勝てばリーグ優勝が決まる中、前半はゴールレスに。それで 2025.05.16 20:20 Fri
バルセロナのスペイン代表MFフェルミン・ロペスが、リーグ制覇を喜んだ。 15日、ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナはアウェイでエスパニョールと対戦した。 同じ街のライバルであるエスパニョールとの対戦。勝てばリーグ優勝が決まる中、前半はゴールレスに。それでも後半に入ると、53分にヤマルが先制ゴール。後半ア 2025.05.16 15:25 Fri
インテル・マイアミは15日、元スペイン代表DFジョルディ・アルバ(36)との契約延長を発表した。契約期間は2027年末までとなる。 新契約にサインしたジョルディ・アルバは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「契約を更新できることを嬉しく思っている。なぜなら、僕には今後もプレーを続けたいという気持ちがあ 2025.05.16 13:30 Fri
バルセロナのブラジル代表FWハフィーニャがラ・リーガ優勝にコメントした。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 15日、ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナはアウェイでエスパニョールと対戦した。 同じ街のライバルであるエスパニョールとの対戦。勝てばリーグ優勝が決まる中、前半はゴールレスに。それでも後半 2025.05.16 12:05 Fri
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルがラ・リーガ優勝にコメントした。 15日、ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナはアウェイでエスパニョールと対戦した。 同じ街のライバルであるエスパニョールとの対戦。勝てばリーグ優勝が決まる中、前半はゴールレスに。それでも後半に入ると、53分にヤマルが先制ゴール。後 2025.05.16 11:05 Fri

ラ・リーガの関連記事

バルセロナの人気記事ランキング

1

ラミン・ヤマルがキングスリーグに参戦! ヴィニシウスと共に新シーズン目玉に

バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルが「キングス・リーグ」に参戦することが決定した。 キングス・リーグは、元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏がチェアマンを務める7人制サッカーの大会。様々な大会独自のルールが設けられており、その独自性とエンターテインメント性で大きな人気を誇るコンテンツ。 今年5月から6月にかけてメキシコで行われた第1回の「キングス・ワールドカップ」ではネイマール、マリオ・ゲッツェ、リオ・ファーディナンド、エデン・アザールらスター選手や日本のゲーム実況者として知られる加藤純一氏らインフルエンサーやストリーマーら著名人も参加し、大きな話題を集めていた。 そのキングス・リーグは7日、新シーズンに向けたプロモーション動画を公開。すでに参戦が話題を集めていたレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに加え、アメリカの世界的なインフルエンサーであるジェイク・ポール、 アルゼンチン出身の有名歌手マリア・ベセラと共にサプライズ枠として17歳FWの参戦が明かされた。 なお、現役選手であるヤマルとヴィニシウスに関しては現時点でどういった役割を担うかは明かされておらず、今月15日の新シーズン開幕直前に改めてアナウンスされることになるようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】注目集めたフードの男の正体はラミン・ヤマル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Lamine Yamal, the new star of the Kings League.<a href="https://t.co/znTeCSORb5">pic.twitter.com/znTeCSORb5</a></p>&mdash; Kings League World (@_KingsWorld) <a href="https://twitter.com/_KingsWorld/status/1832499264179859958?ref_src=twsrc%5Etfw">September 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.08 09:35 Sun
2

浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!

▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu
3

プレミアの選手じゃないのに…メッシがビッグ6得点数で上位

バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの対プレミアリーグビッグ6成績が異常だ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 メッシは1日にホームで行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのリバプール戦(3-0でバルセロナが勝利)で2ゴール。この試合2得点目は相手GKノーチャンスの直接FKからのものであり、自身のクラブキャリア通算600ゴール目となるメモリアルな一撃だった。 この2得点により、メッシはプレミアリーグビッグ6相手の通算得点数を「26」に。これは2011-12シーズン以降の現役選手による対プレミアリーグビッグ6の得点ランキングにおいて、ベルギー代表MFエデン・アザールに並ぶ3位タイの好記録だという。 ランキングの顔ぶれを見ると、アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)や元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディ(レスター・シティ)らプレミアリーグの錚々たる点取り屋がずらり。同リーグ外の選手はメッシだけだ。 なお、内訳で見ると、最多は対アーセナル戦の9得点。普段、プレミアリーグを主戦場にしておらず、基本的に相対する機会がヨーロッパ主要大会しかない状況を踏まえば、メッシの同ランキング上位入りはより凄みを増す。 ◆2011-12以降の対PLビッグ6通算得点ランキング 【43】 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ) 【31】 ジェイミー・ヴァーディ(レスター・シティ) 【26】 エデン・アザール(チェルシー) リオネル・メッシ(バルセロナ) 【22】 ハリー・ケイン(トッテナム) 【21】 ウェイン・ルーニー(DCユナイテッド) ※過去、マンチェスター・ユナイテッド/エバートンでプレー 【18】 ロビン・ファン・ペルシ(フェイエノールト) ※過去、アーセナル/マンチェスター・ユナイテッドでプレー 2019.05.03 11:15 Fri
4

バルセロナの至宝ガビに衝撃の事実「彼は靴紐の結び方をよく知らない」

バルセロナのスペイン代表MFガビの秘密が1つ明らかになった。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 今季17歳という若さでファーストチームデビューを果たしたカンテラの至宝ガビ。10月にはスペイン代表デビューし、85年ぶりに最年少出場記録を塗り替えた。 ここまで公式戦に17試合に出場しているが、チャビ・エルナンデス新監督就任以降の6試合でもスタメン起用されており、新体制でもその存在感を遺憾なく発揮している。 その実力もさることながら、別の注目を浴びていたのがガビのスパイクの靴紐だ。 ガビは試合中に靴紐が解けた状態でプレーすることがよくあり、一種の迷信的な行いなのではないかとも噂されていたが、スペイン人記者のマルク・マルバ・プラッツ氏によると、その理由は単純なものだった。 「ガビは幼い頃から靴紐をほどいたままプレーしている。それは、靴紐の結び方をよく知らないからだ。彼は気にしていないし、それでプレーしている」 最近では、同僚のU-19スペイン代表MFニコ・ゴンサレスが、自身のインスタグラムで「学ぶ時間…」というコメントを添えて、ガビの靴紐を結んであげている写真を掲載しており、ガビの靴紐の秘密に関しては、チームメイトにも知れ渡っているようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】スパイクのひもが解けまくるガビ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi1.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi2.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/gavi3.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2021.12.21 21:15 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly