本命サウジアラビアが後半AT土壇場弾で白星発進! 石井正忠監督率いるタイはキルギスに快勝【アジアカップ2023】
2024.01.17 05:00 Wed
アジアカップ2023のグループF第1節が15日に行われた。
グループ本命に挙がるサウジアラビア代表はオマーン代表との初戦に臨み、2-1で逆転勝利した。
名将マンチーニ監督の下、7大会ぶりの優勝を目指すサウジアラビアは、国内リーグの強豪で主力を担うモハメド・カンノ、サレム・アル・ドサリ、アル・シェフリといった選手をスタメンで起用した。
立ち上がりから押し込む入りを見せたサウジアラビアだったが、先にゴールをこじ開けたのはオマーンだった。10分過ぎにロングカウンターの流れからボックス内でアル・ガッサニがDFタンバクティと交錯。オンフィールド・レビューの結果、タンバクティがアル・ガッサニのかかと付近を踏んだとの判定でPKが与えられる。これをキッカーのアル・ヤヒヤエイがきっちり決め切って14分の先制点とした。
まさかの形で先手を奪われたサウジアラビアはここから一気に攻撃のギアを上げていく。左サイドを起点に幾度も際どい崩しを見せるなか、31分には中央でのパス交換からペナルティアーク付近のアル・ナジが足を振っていくが、これはDFにディフレクトして枠の右に外れた。
後半も立ち上がりからリスクを背負って押し込むサウジアラビアだが、前半同様に最後の精度を欠いてゴールが遠い。以降は焦れて中盤での不用意なボールロストからオマーンに引っくり返されて、長い距離を走って守備に戻るなど流れが悪い。
これを受けてマンチーニ監督は積極的に交代カードを切っていくと、この交代策が同点ゴールをもたらす。78分、直前に投入されたばかりのガリーブがボックス手前左で細かいタッチのドリブルでボックス内に侵入。同じく途中出場のラディフがニアへのランニングとスクリーンプレーで内側のコースを空けると、ゴール前の密集を抜く見事な右足シュートを突き刺した。
この同点ゴールで完全に勢いづいたサウジアラビアは畳みかける攻めでゴールをこじ開けにかかるが、オマーンも勝ち点1奪取への気概を示して水際での見事な守備対応でこれを撥ね返していく。
そして、試合は1-1のイーブンのまま最終盤に突入するが、サウジアラビアが土壇場で底力を見せた。96分、左CKの場面でキッカーのガリーブのクロスをラジャミが頭で競ったボールがゴール方向に向かうと、オフサイドギリギリで飛び出したアルブラシがダイビングヘッドで叩き込んだ。副審がゴールと同時に旗を上げて幻のゴールとなるかに思われたが、VARのレビューの結果、最終的にゴールが認められた。
そして、オマーンに大苦戦を強いられながらも劇的な逆転勝利を収めたサウジアラビアが白星スタートを飾った。
また、グループFのもう1試合のタイ代表vsキルギス代表はタイが2-0で勝利した。
石井正忠監督率いるタイは札幌のスパチョーク、神戸や横浜FMでプレーしたティーラトンがスタメン起用。立ち上がりから押し込む入りを見せると、トップ下に入ったスパチョークに見せ場が訪れる。
14分、ボックス右で右足ダイレクトシュートを狙うが、これは惜しくも右ポストを叩く。このこぼれをスパチャイがワンタッチで押し込むが、これはオフサイドで認められず。
その後、22分にもクロスバー直撃の決定機を作ったタイがこのまま押し切る。26分、ボックス手前左からスパチョークが低弾道のミドルシュートを放つと、これをGKが前にこぼす。これにいち早く反応したスパチャイがタップインし、良い時間帯に先制点を挙げた。
前半半ばから終盤にかけては反撃に出るキルギスがボールを握って厚みのある攻撃を仕掛けたが、最後のところで身体を張るタイが冷静に撥ね返していく。さらに、前半終了間際には鋭いロングカウンターからスファナート・ムアンタがボックス左まで持ち込んでGKと一対一となったが、うまくシュートコースを消された結果、シュートはニアのサイドネットを叩いた。
1点リードで試合を折り返したタイは後半開始早々に追加点を奪取。48分、ティーラトンの左クロスをボックス右で回収したミッケルソンがすかさず折り返す。ニアのスパチョークが頭で合わせたボールがDFに当たってゴール前にこぼれると、これをスパチャイが冷静に右隅へ蹴り込んだ。
2点差が付いた試合はここから一進一退の攻防が続いていく。前半終盤同様に後ろに重心を置きながら、前がかるキルギスにロングカウンターでトドメの3点目を狙うタイだが、最後のところで粘る相手を崩し切れない。
後半半ばを過ぎると、試合が膠着状態に陥るなかでタイにアクシデント発生。ここまで2ゴールのスパチャイが足を痛めてプレー続行不可能となり、担架に乗せられてピッチを後にした。
それでも、最後まで集中した守備でキルギスの反撃を無失点で凌ぎ切ったタイが2-0の快勝で白星発進となった。
グループ本命に挙がるサウジアラビア代表はオマーン代表との初戦に臨み、2-1で逆転勝利した。
名将マンチーニ監督の下、7大会ぶりの優勝を目指すサウジアラビアは、国内リーグの強豪で主力を担うモハメド・カンノ、サレム・アル・ドサリ、アル・シェフリといった選手をスタメンで起用した。
まさかの形で先手を奪われたサウジアラビアはここから一気に攻撃のギアを上げていく。左サイドを起点に幾度も際どい崩しを見せるなか、31分には中央でのパス交換からペナルティアーク付近のアル・ナジが足を振っていくが、これはDFにディフレクトして枠の右に外れた。
前半終盤にかけては相手陣内でハーフコートゲームを展開したサウジアラビアは、中央を固める相手をピッチの幅を使った攻めで揺さぶり続ける。だが、最後のところでクロスの精度や連携の質を欠いてゴールをこじ開けるまでには至らなかった。
後半も立ち上がりからリスクを背負って押し込むサウジアラビアだが、前半同様に最後の精度を欠いてゴールが遠い。以降は焦れて中盤での不用意なボールロストからオマーンに引っくり返されて、長い距離を走って守備に戻るなど流れが悪い。
これを受けてマンチーニ監督は積極的に交代カードを切っていくと、この交代策が同点ゴールをもたらす。78分、直前に投入されたばかりのガリーブがボックス手前左で細かいタッチのドリブルでボックス内に侵入。同じく途中出場のラディフがニアへのランニングとスクリーンプレーで内側のコースを空けると、ゴール前の密集を抜く見事な右足シュートを突き刺した。
この同点ゴールで完全に勢いづいたサウジアラビアは畳みかける攻めでゴールをこじ開けにかかるが、オマーンも勝ち点1奪取への気概を示して水際での見事な守備対応でこれを撥ね返していく。
そして、試合は1-1のイーブンのまま最終盤に突入するが、サウジアラビアが土壇場で底力を見せた。96分、左CKの場面でキッカーのガリーブのクロスをラジャミが頭で競ったボールがゴール方向に向かうと、オフサイドギリギリで飛び出したアルブラシがダイビングヘッドで叩き込んだ。副審がゴールと同時に旗を上げて幻のゴールとなるかに思われたが、VARのレビューの結果、最終的にゴールが認められた。
そして、オマーンに大苦戦を強いられながらも劇的な逆転勝利を収めたサウジアラビアが白星スタートを飾った。
また、グループFのもう1試合のタイ代表vsキルギス代表はタイが2-0で勝利した。
石井正忠監督率いるタイは札幌のスパチョーク、神戸や横浜FMでプレーしたティーラトンがスタメン起用。立ち上がりから押し込む入りを見せると、トップ下に入ったスパチョークに見せ場が訪れる。
14分、ボックス右で右足ダイレクトシュートを狙うが、これは惜しくも右ポストを叩く。このこぼれをスパチャイがワンタッチで押し込むが、これはオフサイドで認められず。
その後、22分にもクロスバー直撃の決定機を作ったタイがこのまま押し切る。26分、ボックス手前左からスパチョークが低弾道のミドルシュートを放つと、これをGKが前にこぼす。これにいち早く反応したスパチャイがタップインし、良い時間帯に先制点を挙げた。
前半半ばから終盤にかけては反撃に出るキルギスがボールを握って厚みのある攻撃を仕掛けたが、最後のところで身体を張るタイが冷静に撥ね返していく。さらに、前半終了間際には鋭いロングカウンターからスファナート・ムアンタがボックス左まで持ち込んでGKと一対一となったが、うまくシュートコースを消された結果、シュートはニアのサイドネットを叩いた。
1点リードで試合を折り返したタイは後半開始早々に追加点を奪取。48分、ティーラトンの左クロスをボックス右で回収したミッケルソンがすかさず折り返す。ニアのスパチョークが頭で合わせたボールがDFに当たってゴール前にこぼれると、これをスパチャイが冷静に右隅へ蹴り込んだ。
2点差が付いた試合はここから一進一退の攻防が続いていく。前半終盤同様に後ろに重心を置きながら、前がかるキルギスにロングカウンターでトドメの3点目を狙うタイだが、最後のところで粘る相手を崩し切れない。
後半半ばを過ぎると、試合が膠着状態に陥るなかでタイにアクシデント発生。ここまで2ゴールのスパチャイが足を痛めてプレー続行不可能となり、担架に乗せられてピッチを後にした。
それでも、最後まで集中した守備でキルギスの反撃を無失点で凌ぎ切ったタイが2-0の快勝で白星発進となった。
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