負傷理由にCAN不参加サディクがオサスナ戦の遠征メンバー入り…ソシエダ指揮官は見解の相違と説明

2024.01.17 06:00 Wed
サディクがオサスナ戦メンバー入り
Getty Images
サディクがオサスナ戦メンバー入り
負傷を理由にナイジェリア代表を離脱したレアル・ソシエダのFWウマル・サディクが、17日に行われるオサスナ戦の招集メンバーに入った。

サディクはアフリカ・ネーションズカップ(CAN)に臨むナイジェリア代表の招集メンバーに選出。だが、今月3日にヒザのケガを理由に同大会を欠場することが発表された。

しかし、ソシエダは16日、翌日にアウェイで行われるコパ・デル・レイのラウンド16、オサスナ戦に向けた遠征メンバーにサディクを選出した。
ナイジェリアの前述の発表を考えると、CANグループステージ開催期間中のサディクの復帰は物議を醸すものだ。そのため、前日会見ではイマノル・アルグアシル監督に同選手の遠征メンバー入りに関する質問が出た。

これに対して、ラ・レアルの指揮官はサディクのケガの見立てに関して代表チームと見解の相違があったと説明。現時点で同選手が問題なくプレー可能であると主張した。
「サディクはナイジェリア代表に残りたかったが、代表チームは彼の回復がどうなるか疑問を抱いていたため、彼はここに戻ってきた。昨日、彼は検査を受けて良い感触を得ており、今日もチームと一緒だった。彼はプレーする準備ができている」

今大会でグループAに入ったナイジェリアは、赤道ギニア代表との初戦を1-1のドローで終えた。そして、18日に第2節のコートジボワール代表戦、22日にギニアビサウ代表と対戦する。

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大改革必至のソシエダ、久保建英含めた主軸3選手の売却で資金集めと地元メディアが報道…今夏来日で2試合開催

今夏は大きな改革が行われると見られているレアル・ソシエダ。スペイン『El Desmarque』によれば、主力3選手の退団がすでに決まっているとし、日本代表MF久保建英(23)もその1人だという。 今シーズンは苦しい戦いを強いられ続けてきたソシエダ。ラ・リーガでは2節を残して勝ち点43の12位。来シーズンのヨーロッパの切符を手にすることは非常に厳しい状況となっている。 加えて、指導者としてソシエダ一筋で過ごし、2018年12月から6年半指揮したイマノル・アルグアシル監督の退任がすでに決定。また、フットボール・ディレクター(FD)のロベルト・オラべ氏も退任が決まっており、フロントで大きな変化が確定している。 一方で、クラブはこの夏に全ての選手の給与の調整を目指しており、多額の移籍金を手にできる3名の退団はすでに決定しているとのこと。資金集めができる夏だとされている。 1人目はアーセナルへの移籍が秒読み段階に入っているとされるスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(26)。アーセナルは契約解除金に当たる6000万ユーロ(約97億6500万円)を支払うつもりがあり、大きな収入となる。なお、レアル・マドリーも最後まで粘りを見せると見られており、その場合でも多額の資金が手に入ることになる。 2人目は、元スペイン代表MFブライス・メンデス(28)。ソシエダの攻撃を司っているが、今シーズンはパフォーマンスが低下。2028年夏まで契約を結んでいるが、クラブは良いオファーには耳を傾ける準備があるとされており、現在の市場価値は2800万ユーロ(約45億6000万円)となっている。 そして3人目が久保。今シーズン不調だったソシエダにおいて、輝く瞬間も多くあった久保には常に関心がつきまとっている状況。久保自身は 「ここで続けるつもりだけど、どうなるかは分かりません」と去就について語っていた。 また、代理人を通じてクラブに対してスポーツ面のプロジェクトに関して懸念を示したとされており、プレミアリーグクラブからの強い関心は継続されているという。 ソシエダとは2029年夏まで契約があり、6000万ユーロの契約解除金も設定されている。 いずれにしても、今夏は大きな変化があるソシエダ。夏には来日してV・ファーレン長崎、横浜FCと対戦が決まっているが、久保はチームにいるのか注目だ。 2025.05.16 13:55 Fri

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