41歳GK柴崎貴広が現役引退を発表「試合に使いたいと思われなくなったら、選手として終わるべき時にしようと」…東京V、横浜FC、FC東京、相模原、富山でプレー

2024.01.05 11:47 Fri
現役引退を決めた柴崎貴広
©︎J.LEAGUE
現役引退を決めた柴崎貴広
カターレ富山は5日、GK柴崎貴広(41)が現役を引退することを発表した。

柴崎は、横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2001年に東京ヴェルディに加入。控えのGKとして出番がほとんどないなか、横浜FCFC東京へと移籍。2007年に東京Vに復帰した。

ポジションを掴んだのは2011年。J2で自身最多の36試合に出場すると、2012年も24試合でプレー。再び横浜FCへ期限付き移籍。再び東京Vに復帰すると、2017年もJ2で42試合に出場していた。
2022年に東京Vを離れSC相模原に完全移籍。2023年に富山に完全移籍で加入するも、2023シーズンは明治安田生命J3リーグで1試合の出場に終わっていた。

J1通算2試合、J2通算152試合、J3通算6試合に出場した。天皇杯で12試合に出場していた。
柴崎は自身のX(旧ツイッター)を通じて、引退への想いを綴っている。

ーーーーー
2000年12月25日雪の日、ヴェルディのクラブハウスでプロサッカー選手としての契約をしました。
子どもの頃憧れたヴェルディの一員となれたこの瞬間は忘れることができません。

ヴェルディでは2001〜2003、2007〜2012、2014〜2021の計17年在籍しました。
自分の全ての基準はヴェルディ
ヴェルディの先輩方が築いてきた歴史の中でプレー出来た時間は夢のような時間でした。
自分にとってキャリアハイは2017シーズンなのかな。
夢は途中で終わってしまったけど、これから新しい素晴らしい時間を過ごせると信じています。
そしていつか…

横浜FCでは2004〜2005、2013、の計3年在籍しました。
最初の在籍では、驚かされることばかりでした。
ヴェルディとは正反対の環境に戸惑いながらも楽しい毎日でした。
2013シーズンまたオファーをいただき、嬉しかったことを思い出します。
以前とは全く違う素晴らしい環境になっていました。
またカズさんと2度も一緒のチームでプレー出きたことも貴重な財産です。

FC東京は2006年の1年間在籍しました。

横浜FCの2005年J2下から2番目の順位で終えたシーズンに戦力外通告を受けてトライアウトをに出場。
そんな時J1のFC東京からオファーが届きびっくりしたことを覚えています。
GKのメンバーが凄くて…
土肥さん、大志さん、塩さん、ごんちゃん、そして自分。
毎日レベルの高い選手たちとトレーニングが出来て成長出来ました。

SC相模原は2022年に在籍しました。
チームが切り替わる時でとても難しい時間でしたが、毎日楽しくサッカーが出来ました。

そして昨年はカターレ富山でプレーしました。

初めての関東以外での生活、それも単身赴任。
色々考える時間もあり、子ども食堂を始めてみたり、県内のたくさんの人たちと交流する機会もあり有意義な時間を過ごすことができました。

2023シーズン、引退を決意する出来事が何度かありました。

選手の価値とは色々な形があると思いますが、やはり試合に使いたいと思われなくなったら、選手として終わるべき時にしようと、ここ何年か考えていたので、2023シーズンで終わろうと決意しました。

ということで、

「引退」します。

23年前、神奈川の無名な高校生がプロサッカー選手としてこんなに長くプレー出来ると思った人は誰1人いなかったと思います。

こんなに長くプレー出来たのはやはり練習だと思う。
父親から「人より努力しないと人より上にはいけないぞ」
「人の見てないところで努力しなさい」

と言われ続けた小学生時代、楽しく友だちと毎日サッカーをしてましたが、いつの間にか空き時間は1人で練習したり、ランニングしたりするのが普通になりました。
中学時代はマリノスJY追浜での毎日素晴らしい練習がありました。
高校時代、日本中の誰よりも厳しい練習をした自信があります。
通学の片道2時間半も色々と鍛えられた。

プロに入ってからも練習は嘘をつかないと、たくさん練習したと思います。

大きな怪我はほとんどなく、丈夫な身体に産んでくれた両親には本当に感謝です。
ありがとう。

またプロサッカー選手として、たくさんの方々と知り合うことが出来たのも財産です。

妻、子どもたちが新しいモチベーションにもなってくれました。
ありがとう。

今まで関わってくださった全ての人に感謝します。
ありがとうございました!

本当に幸せでした。

これからは違う立場でサッカーに関わっていきます。

これからもどうぞよろしくお願いします!」
ーーーーー

柴崎貴広の関連記事

Jリーグ移籍情報まとめ。2024年1月5日付けのJリーグ各クラブにおける移籍動向を一挙にお届け。 【J2移籍情報 | J3移籍情報】 【J1移籍情報】王者・神戸に加入したGK新井章太 王者・神戸に加入したGK新井章太/©超ワールドサッカー ◆北海道コンサドーレ札幌 [IN] 《期限付き移籍満了》 2024.01.06 08:00 Sat
今シーズン限りで東京ヴェルディを退団することになったMF梶川諒太(34)が、通算3度在籍した心のクラブへの熱い想いを語った。 梶川は2011年に関西学院大学から東京Vに加入。その後、湘南ベルマーレ、V・ファーレン長崎、徳島ヴォルティスでもプレー。東京Vには通算3度在籍し、J2では通算229試合に出場した。 2023.12.12 19:01 Tue
カターレ富山は4日、GK柴崎貴広(41)との契約満了を発表した。 柴崎は横浜F・マリノスの下部組織出身で、東京ヴェルディ1969でキャリアをスタート。横浜FC、FC東京、SC相模原とプレーし、今シーズンから富山に加入した。 今シーズンは明治安田生命J3リーグで1試合に出場も、1年での退団となった。 柴 2023.12.04 20:30 Mon
カターレ富山は15日、SC相模原からGK柴崎貴広(40)の完全移籍加入を発表した。 横浜F・マリノスのアカデミー出身である柴崎は、2001年に向上高校から東京ヴェルディ入りしてプロキャリアをスタート。以降は横浜FC、FC東京、東京Vとわたり歩き、今シーズンから相模原に加入した。 相模原ではセカンドキーパーの 2022.12.15 13:36 Thu

カターレ富山の関連記事

Jリーグは14日、5月15日の「Jリーグの日」を記念し、開幕当時に多くのファンに親しまれた「Jリーグチップス」を特別に復刻することを発表した。 1993年の開幕とともに人気を博した「Jリーグチップス(選手カード付)」が、32周年を迎えるJリーグに帰ってくることに。復刻版では、J1、J2、J3の全60クラブから各3 2025.05.14 15:55 Wed
明治安田J2リーグ第15節の10試合が10日、11日に行われた。 【RB大宮vs仙台】2位・3位の上位対決はRB大宮が快勝 前節は首位のジェフユナイテッド千葉を国立競技場で下した3位のRB大宮アルディージャと、藤枝MYFCを下して2位をキープしたベガルタ仙台の一戦。仙台は8試合無敗の中で迎えた一戦だったが 2025.05.11 17:40 Sun
日本サッカー協会(JFA)は7日、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会に関して、今大会の放送情報を発表した。 今大会もNHKと「スカパー!」にて放送、配信が決定。1回戦は3カードが放送されることとなる。 1回戦は「スカパー!」のみの放送、配信となり、水戸ホーリーホックvs神奈川県代表、RB大宮 2025.05.08 17:40 Thu
6日、明治安田J2リーグ第14節の10試合が全国各地で行われた。 【札幌vs磐田】昨季のJ1対決は磐田に軍配 12位の北海道コンサドーレ札幌と9位のジュビロ磐田の対戦。昨季はJ1で戦った両者が上位に向かうために大事な試合に臨んだ。 試合は開始38秒に動く。リカルド・グラッサのロングフィードを裏に 2025.05.06 18:40 Tue
3日、明治安田J2リーグ第12節の10試合が各地で行われた。 【鳥栖vs千葉】首位・千葉が2試合連続ドロー 首位に立つジェフユナイテッド千葉は、前節のロアッソ熊本戦で今季初のドロー。連勝が4でストップした中、8位のサガン鳥栖とアウェイで対戦した。 試合は立ち上がりから動くことに。9分、鳥栖は千葉の最 2025.05.03 21:10 Sat

J1の関連記事

ファジアーノ岡山のMF江坂任が、華麗な足裏パスでアシスト。ファンタジスタと呼ぶにふさわしいプレーに、ファンが大興奮している。 テクニカルなプレーが飛び出したのは、岡山がJ1リーグ第25節でガンバ大阪と対戦した36分のことだ。1点リードのアウェイチームは、右サイドを起点に相手陣内に進入すると、腕章を巻く背番号8が個 2025.08.11 18:00 Mon
最後の最後に意地を見せた。 90+5分、工藤孝太が力を振り絞って左サイドを駆け上がり、ウェリック・ポポのパスを受けて左足でクロスを蹴り込む。ボールが鋭い軌道でゴール前に飛んでいく。両チームの選手は試合終盤で足が重く、ボールウォッチャーになっていた。しかし、ただ1人だけボールに合わせて足を動かし続けていた選手がいた 2025.07.23 17:00 Wed
【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 3ー2 柏レイソル(7月20日/メルカリスタジアム) 圧巻!ロングシュートゴール動画 明治安田J1リーグ 第24節鹿島vs柏 1-0 5分 レオ セアラ(鹿島)#Jリーグ pic.twitter.com/BtZS2T7XaK— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) 2025.07.22 07:00 Tue
【明治安田J1リーグ】ファジアーノ岡山1ー2 ヴィッセル神戸(7月20日/JFE晴れの国スタジアム) 言うこと無し!これが神戸の誇る“ゴールデンコンビ”#佐々木大樹 のポストプレーから#宮代大聖 がパーフェクトフィニッシュ明治安田J1第24節 岡山×神戸#DAZN LIVE配信中 #Jみようぜ #Jリーグ #岡山 2025.07.21 17:02 Mon
まさに千両役者の働きだ。4戦3発と絶好調の柏レイソルに所属するMF久保藤次郎が、サイドからのクロスに頭から飛び込んで決勝点を挙げた。チームを首位奪還に導いた豪快ヘッドにファンが歓喜している。 日本代表初招集久保藤次郎が頭で先制弾ドンピシャのアシストは小屋松知哉明治安田J1第23節柏×FC東京 #DAZN LIVE 2025.07.07 12:00 Mon

柴崎貴広の人気記事ランキング

1

東京V退団の梶川諒太が通算3度在籍の心のクラブに別れ…「ヴェルディのレジェンドになりたかったですが、やり残したという後悔はひとつもない」

今シーズン限りで東京ヴェルディを退団することになったMF梶川諒太(34)が、通算3度在籍した心のクラブへの熱い想いを語った。 梶川は2011年に関西学院大学から東京Vに加入。その後、湘南ベルマーレ、V・ファーレン長崎、徳島ヴォルティスでもプレー。東京Vには通算3度在籍し、J2では通算229試合に出場した。 今季は開幕から主力を担ってきたが、4月に行われた清水エスパルス戦で右ヒザ前十字じん帯損傷の重傷を負った。その後、驚異的な回復力で10月末のジュビロ磐田戦で戦列復帰し、リーグ戦8試合2ゴールの数字を残した。 昇格決定後の7日にクラブから契約満了が発表された梶川は、9日に千人以上のサポーターを集めたファン感謝イベント『VERDY FAMILY FES.2023 inヴェルディグラウンド』で、ファン・サポーターへヴェルディの選手として最後の別れを告げた。 同イベント後に囲み取材に応じた梶川は、退団が決定したクラブへの想いを語った。 「国立での涙は最後の涙というわけではなく、シンプルにヴェルディが昇格して嬉しかったです。今回満了の発表があったので、そう思った方もいたと思いますが、来年もヴェルディでやるつもりでしたし、やっとヴェルディでJ1の舞台でできるのかという気持ちもありました。それだけに、悔しいというか寂しい気持ちです」 「ただ、練習で全部出し切ってやってきたので、最後は自分のなかではコンディションもめちゃくちゃ良かったですし、いつ選んでもらってもいいという気持ちでやっていたので、そういう面ではプレー面だけでなくピッチ外のことを含めてヴェルディでやり残したという後悔はひとつもないです」 また、退団のリリースでは「多分アカデミー出身」と語るなど、アカデミー出身選手よりも色濃く緑の血が流れる34歳MFは、改めてヴェルディを愛する理由を問われると、「入ってもらわないと分からない(笑)」としながらもクラブに根付くなんとも言えない心地よい雰囲気を挙げた。 「他のクラブとは比べられないですし、大学4年生のときに来たところから数えると合計8シーズン在籍したなかで、自分でもこんなに好きになるのかというクラブになりました。元々、大学までは青色のチームカラーが多かったので、青が好きでした。身に着けているものも青が多かったですが、今は本当に財布やカバンを含めてすごく緑のものが増えていて、『これいいな』と感じるものが緑になるぐらい、本当にこのチームのことが好きになったので、そうさせてくれたこのチームに本当に感謝しています。だからこそ一緒に上の舞台でもやってみたかったですが、これからは一人のファンとしてヴェルディを応援していきたいです」 「(ヴェルディ愛の理由は?)本当に何が理由ですかね。それは選手同士の雰囲気を含めて入ってもらわないと分からないという感じです。これがというものというよりも、雰囲気というかヴェルディは本当に選手同士の仲が良いです。もちろん、他のクラブも経験して仲が良いことに間違いはないですが、ここは独特な雰囲気があります。ユースの子たちが練習参加に来てもすんなりと入ってこれます。それはしっかりとアカデミーの教育というか、やり方がしっかりしているからこそだと思います。とにかくなんとも言えない心地よい雰囲気があります」 「自分の加入当時は試合や練習の厳しさは相当なものがありましたが、ピッチ外では先輩が面倒をみてくれる感じにすごく愛を感じました。それは自分が勝手に感じていただけですが、今でも連絡をくれたりしますし、ずっと繋がってくれているなと思います。結果が出ていないときもそうでしたし、ベテランが若手を可愛がったり、若手がすごくイジッてきたりもします。ただ、2012年のときはそんなイジれる感じではなかったです(笑) みんなが愛のある繋がりというか、そういう絆を感じていました」 「だからこそ、自分は当時の良かった厳しい部分をピッチの中で求めましたし、なかなか言いづらい時代もありましたが、それは普段の関係性づくりをしっかりとできていれば、『なんだアイツ』とか言われるようなことはないですし、そういうものを常に意識してやっていました。それはピッチ内だけでなく、チームとして組織としてどうすれば良くなるかを考えさせてもらいました」 「プロサッカー選手としてだけでなく、人生においてもいろんな面で成長させてもらいました。サッカーだけやっておけばいいという感じではないと思っていましたし、本当に会社やチームとしてどうすれば良くなるのかを考えながらやってきました。本当にしんどい時期もありましたが、人生経験において重要な期間でした」 また、在籍期間にはスポーツ面の低迷に加え、経営危機、クラブを巡るネガティブな報道など苦しい期間もあった。そのなかで奇しくも同じタイミングで契約満了が発表された“コイカジ”のコンビの名で知られる盟友・小池純輝らベテランと共に、チームを支えた梶川。 当時の難しい状況を認めながらも、当事者の一人として「チームを支えていた感覚」はあまりなかったと語っている。 「自分たちのなかでチームを支えていた感覚はなかったです。ただ、ヴェルディが好きだという気持ちの下、勝手に愛着を持って何とかしたいと思っていただけでした。なんかやばいから支えようという感じではなく、無償の愛というか、支えてあげた感はないです(笑)」 「もちろんキツい時期もありましたし、いろんな問題を抱えていた時期もありました。選手同士でいろんな話をしましたし、シバくん(柴崎貴広)やカンペーさん(富澤清太郎)もそうでしたが、ああいう方々のおかげでいろんなことを乗り越えられました」 「ラクな期間はなかったですが、クラブ消滅の危機や最後の最後でJ1に届かずに地獄をみるという経験もしましたが、サポーターの方はずっと応援してくれました。そういう方たちと最後に一緒にJ1に昇格できたことは自分のなかで特別な時間になりました。本当に言葉にならなかったですし、ちょっと自分でも泣きすぎやろという感じでしたが、昇格できたことは本当に嬉しかったです」 今回のファミフェスでは、昇格決定後にも特別な感謝を語っていたファン・サポーターとヴェルディの選手として最後の交流が行われ、サイン会では多くのサポーターからも労いの言葉もかけられた。 そういったサポーターにとっては、Jリーグ黎明期の黄金期を支えた偉大なる先達同様に、紛れもないヴェルディのレジェンドと認識されているはずだが、梶川は自身の果たしてきた役割に満足感を示しながらも、「ヴェルディでレジェンドになりたかった」と悔しさを口にする。 「サイン会の列がどういう感じだったか自分にはよく見えていなかったですが、本当に多くの人がいろんな声をかけてくれましたし、泣いてくれる人もいました。そういう意味ではここまで応援してもらえる職業はなかなかないです」 「ただ、ヴェルディでレジェンドになりたかったなと…。全然レベルは違いますが、フロンターレの中村憲剛さんのような存在になりたいと思って僕はやってきたので、そうなれなくて悔しいです。それでも、自分のやるべきことをやってきた結果、こうやって応援してもらえたのかなと思います。これからどうなるかは分かりませんが、この自分の信念や生き方を次のチームがあるのであれば、やっぱりそのチームを愛しながらそういう思いで戦えればと思います」 梶川が通算8年を過ごしたクラブは名門復活、J1定着に向けてピッチ内外で大きな変化の途上にある。 そういったなか、読売クラブ時代から連綿と受け継がれる、名門クラブの伝統の重みを知るベテランMFは、愛するクラブの今後に向けて改めて提言。その一方で、アカデミーを中心とする次代のヴェルディを担う後輩たちにその想いは受け継がれていると感じている。 「もちろんクラブが強くなるために変わらなければいけない部分はありますし、僕もそうですが、奈良輪(雄太)さんも(ファン感での挨拶で)ヴェルディのユースの子たちは少し緩いなという部分をずっと感じていました。前にも話しましたが、その子たちとポジション争いをしたときに最終的には負けないというところも感じていて、そういった緩さや甘さを感じている部分もありました。そこは変わる必要がありますし、だからこそこれまで強く言い続けてきました」 「ただ、すべてを変えてしまうことはもったいないと感じる部分もあり、ここまでいろんなものを積み上げたこのチームで、アカデミーカラーのこの地位のようなものを全部変えてしまうのはもったいないと感じる部分もあります。そういった意味で自分はその歴史を知っている数少ない選手として、その良さを継承しつつ強くなっていかない部分をうまくバランスよくというか、どこが一番良いバランスなのかを考えながらやってきました。そこに関してチームに対していろんな意見も伝えていました」 「ヴェルディのためにとか、どうしても個人事業主というプロの集まりではチームのために戦うことは難しいですが、試合に出なくてもチームのためにやるという姿勢は自分のなかでずっと出し続けてきたつもりです。最後に(森田)晃樹や(谷口)栄斗、(深澤)大輝といったアカデミー育ちの選手がピッチで厳しい試合を自分たちで乗り越えながらやってくれる姿を見ると、いろいろやってきて良かったと思いました。ただ、一緒にピッチに立ちたかったという思いもありましたが、少しでも届けられたのかなと思います」 最後に、今後の自身の去就については「今の状態でここでキャリアを終えるという考えはゼロ」と、新天地での現役続行の意思を力強く示した。 「興味を持ってくれているクラブはありますが、興味なのでどうなるかは本当に分からないです。ただ、シーズンの最後の方は前十字(じん帯)を切ったのかと思うぐらいに動けていました。それは早く復帰させてもらったトレーナーやドクター、最後に復帰した後は石井(孝典フィジカル)コーチにもずっとお願いして走らせてもらいましたし、本当に多くの方々のサポートのおかげでここまで戻れました。だから、まだまだ向上心も持ち続けていますし、プレーできるチームがあるうちは続けたいと思います」 「今の状態でここでキャリアを終えるという考えはゼロでした。まだまだやりたいと思いますし、自分の中でもっとうまくなりたい、オフの日にも身体を動かそうと思ったり、練習後に走り込んだり、何かやろうという気持ちがなくなった時が引退する時だとずっと感じています。今はそういう気持ちが全く消えていないです。もちろんチームがなければ終わってしまいますが、そういう気持ちです。どっかでまた走り回りたいです」 2023.12.12 19:01 Tue

カターレ富山の人気記事ランキング

thumb
1

富山DF今瀬淳也が昨年12月25日に入籍! 「かねてよりお付き合いしていた女性と入籍致しました」

カターレ富山は8日、所属するDF今瀬淳也(26)が入籍したことを発表した。 クラブの発表によると、今瀬は昨年12月25日に入籍。なお、お相手の情報などは明かされていない。今瀬は、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。 ◆DF今瀬淳也 「日頃より応援してくださっているファン、サポーターの皆様、いつもありがとうございます。ご報告が遅くなりましたが、この度かねてよりお付き合いしていた女性と入籍致しました。今後は選手としても、1人の人間としても成長出来るように努力していきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします」 今瀬は2015年に水戸ホーリーホックに入団。昨年から期限付き移籍で富山に加わり、明治安田生命J3リーグ24試合1得点をマークした。今シーズンから完全移籍での加入に切り替わっている。 2019.02.08 18:15 Fri
2

J2富山内定のMF亀田歩夢…遺憾なく存在感を発揮した選手権は準Vも「後悔はありません」「流経大柏は日本一のチーム」

流通経済大学附属柏高校のMF亀田歩夢が3年間を振り返った。 13日、第103回全国高校サッカー選手権大会の決勝戦が行われ、前橋育英(群馬)と流通経済大柏(千葉)が対戦。前橋育英がPK戦を9-8で制し、7大会ぶり2度目の頂点に立った。 敗れた流経大柏は王座奪還ならず。カターレ富山に入団内定のMF亀田(3年)は開始12分、チームを日本一へ近づける値千金の先制点も、その後追いつかれ、最後はPK戦で散った。 試合後、言葉を紡いでくれた亀田。 「悔しいというより、この3年間、辛かったり楽しかったりした記憶が蘇ってきます。この選手権決勝というところで(先制点を)決めた時は気持ちよかったですし、ドリブルから持っていけたことも自信になります」 今大会を通じ、FW山野春太(3年)と並ぶチームトップタイの4得点。8-0圧勝の準々決勝・上田西戦では、持ち前のドリブルから叩き込んだ1発を含む2得点を記録するなどし、大会を通して遺憾なく存在感を発揮したのが亀田である。 「悔しいというより、楽しかったかなと。後悔はないですし、自分たちが一番強いと思ってここまできて、楽しくやれたと思います。(流経大柏は)日本一のチームだと思っています」 今後は富山でJリーガーへ。「日本代表や海外でプレーするのが夢」とも語る亀田である。 2025.01.13 20:28 Mon
3

富山のサポーターが違反行為、甲府戦で「トラメガの目的外使用」と「違法駐車」

カターレ富山は6日、サポーターによる違反行為を報告した。 違反行為が確認されたのは、2日に行われた明治安田J2リーグ第3節のヴァンフォーレ甲府戦。富山のサポーターが違反行為におよんでいた。 確認された違反行為は、「トラメガの目的外使用」と「スタジアム近隣での違法駐車」とのことだ。 「トラメガの目的外使用」については、試合の70分に甲府の井上樹が退場した際に、富山サポーターが選手に向けてトラメガを目的外で使用したという。 富山は「スタジアム内におけるトラメガの使用は、応援の統率を目的として利用が許可されているものであり、それ以外での使用は違反行為にあたります」とし、「当該サポーターには後日、事実関係を聞き取り、違反行為を認めたため、クラブとして厳重注意を言い渡しました。当日観戦された皆様をはじめ、対戦相手であるヴァンフォーレ甲府の選手・スタッフおよびファン・サポーターの皆様には大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」としている。 また「スタジアム近隣での違法駐車」については、「富山県総合運動公園北側「南中田地区車道」において駐車禁止を案内しているにもかかわらず、路上に車両が溢れており、近隣住民の方より苦情の連絡が入りました」とし、「当該公園以外の駐車可能エリアは臨時駐車場のみであり、一般車道は違法駐車にあたります。このような行為は近隣の住民の皆様への迷惑となりますので絶対にお止め下さい」と注意喚起している。 11年ぶりにJ2に昇格した富山だが、試合と関係ない部分での問題行動に、クラブは改めてルール順守を呼びかけている。 「カターレ富山のホームゲーム観戦におけるルールおよびマナーは、スタジアムでプレーする選手や観戦する皆様の安全のために設けられており、それはスタジアム外においても同様です」 「クラブは11シーズンぶりにJ2復帰を果たし、悲願のJ1昇格に向けて新たに歩みを進めております。この目標を達成するためには多くの方が『カターレ富山があってよかった』 と思っていただけることがその第一歩であると考えており、クラブに関わるファン・サポーターの皆様も県民に愛され・尊敬される存在であっていただきたいと思います」 「クラブとしてもより一層努力を重ねてまいりますので、ご理解・ご協力の程お願い申し上げます」 2025.03.06 14:07 Thu
4

大崎淳矢が富山を退団…地元でプレーできなかった悔しさ滲ませる「毎日が辛かった」

カターレ富山は4日、MF大崎淳矢(30)が今季限りで退団することを発表した。 サンフレッチェ広島ユース出身の大崎は、2種登録だった2009年にトップチームデビューを果たし、翌年から正式にプロキャリアをスタート。しかし、出場機会に恵まれなかったこともあり、2013年に期限付き移籍で当時J2の徳島に加入すると、主力としてJ1昇格に貢献した。 その後、期限付き移籍期間を含めて5年過ごした徳島を退団し、レノファ山口FCと栃木SCに加入。今季から地元クラブのカターレ富山に加わった。 だが、退団発表の4日現在で一度も出場しておらず、活躍を誓った地元でまさかの境遇に置かれてしまった。大崎はクラブ公式サイトを通じて、その悔しさをあらわにした。 「この度カターレ富山を退団することになりました。地元という事もあり、富山に移籍する事が決まったときは、僕の全てをかけて戦うことを心に誓った日のことは今でも覚えてます」 「少しだけ僕の思いをきいてください」 「正直この1年苦しい事が多かったです。なかなか変わらない状況をどうにかしようと必死にもがき、突破口を必死にさがしました。それでも現状はかえられず正直毎日が辛かったです」 「それでも富山を盛り上げたい。富山を元気にしたいという思いでどうにか1年間やりきることができました」 「僕の大好きだった草島のグランド。その地で初めてプロサッカー選手に本気でなりたいと思いました。そしてこうして同じ場所にプロサッカー選手として戻ってこれて本当に幸せでした」 「僕のこれからはどうなるかわかりませんが、今やってる活動は続けてやっていきたいと思っています。自分が小さい頃にアローズ北陸の選手を見て夢を抱いたように、富山の子供たち、未来のカターレ戦士たちに夢を見させてあげたいからです。そして、愛する地元の為に」 「最後に、家族、両親、兄、そして今年亡くなったじいちゃん、ばあちゃんに地元でプレーする姿を見せてあげれなくて本当にごめん。だけど、本当に感謝しています。貴方達がいたからなんとか頑張れました。ありがとう」 「そして僕にかかわってくださった全ての方に心から感謝を伝えます。ありがとうございました」 2021.12.04 17:15 Sat
5

今治が3つの取引成立を発表! 富山MF松本雄真の獲得、岡山DF下口稚葉のレンタル延長、武井成豪の契約更新

FC今治は30日、3つの移籍成立を発表した。1つはカターレ富山からMF松本雄真(23)の完全移籍加入。2つ目はファジアーノ岡山から育成型期限付き移籍加入しているDF下口稚葉(24)の期間延長で、最後はMF武井成豪(24)との契約更新だ。 松本は新潟医療福祉大学に在学中から富山の特別指定選手となり、今季から正式入団。その今季の明治安田生命J3リーグでは26試合に出場した。JFAアカデミー福島出身の下口は2017年に岡山入りし、2019年8月から半年を過ごしたAC長野パルセイロ時代に続く育成型期限付き移籍で今季から今治に。24試合でプレーした。 武井は2021年に東海大学から今治に入団。今季は11試合に出場。3選手はそれぞれ今治の公式サイトを通じて、次のようにコメントしている。 ◆松本雄真 「はじめまして、カターレ富山から加入することになりました、松本雄真です。FC今治のJ2昇格のため強い覚悟と責任を持って全力で戦います! よろしくお願いします」 ◆下口稚葉 「2023シーズンもFC今治の一員として戦える事を嬉しく思います。今シーズン叶えることの出来なかったJ2昇格を必ず果たします。里山スタジアムで新しい風を吹かせ、サッカーの力で今治を盛り上げましょう。来年も熱い応援よろしくお願いします」 ◆武井成豪 「2023シーズンもFC今治でプレーさせて頂くことになりました。強い気持ちと覚悟を持って戦いたいと思います。里山スタジアムで必ずJ2昇格を成し遂げましょう! 来シーズンもよろしくお願いします!」 2022.12.30 10:50 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly