MVP受賞の町田FWエリキ、パフォーマンスと共に評価される人間性は両親の教え「周りの人を尊重する気持ちを大事に」
2023.12.07 22:40 Thu
MVPを受賞した町田FWエリキ
2023シーズンの明治安田生命J2リーグ最優秀選手(MVP)に輝いたFC町田ゼルビアのFWエリキが喜びを口にした。
それでもチームのJ2優勝、J1昇格に大きく貢献されたことが認められてのMVP受賞となったエリキ。受賞後の会見で喜びを語った。
「まずは本当にこの賞を受け取ることができて、チームメイトのみんな、スタッフ、関わってくださった全ての方に感謝したいと思う」
チーム一丸となり掴んだ結果、そこに貢献したことで受賞したエリキ。町田に加入した際に「チームの歴史に名を残したい」と口にしていたが、大きくなを残すこととなった。
「J2で優勝するということ、自分がチームの歴史に名を残すということを話ししたが、その目標が叶って本当に嬉しく思う」
「ポジティブに物事を捉える性格なので、チームメイト共に達成したこの優勝、J1昇格という目標が達成できた。来シーズンはJ1という舞台で町田が数々のタイトル、快挙を成し遂げられるようにしたい」
「僕たちの持ち味は勝者のメンタリティ。それぞれがベストを尽くして、来シーズンJ1でもたくさん自分たちが掲げる目標を達成していきたいと思う」
来シーズンはJ1を戦う中、エリキは自身初のJ2を過ごしたシーズンを振り返り、守り方の違いを感じたという。
「大きな違いがあると感じた。特にプレーしてみて感じたのはディフェンス面。J1でプレーしていた時はディフェンス面で他クラブの戦い方としてラインを高く保ってくるということがあり、自分のストロングポイントであるスピードが有効活用できていた」
「J2の多くのクラブはブロックを敷いてきて、カウンターを仕掛けて背後のスペースを有効活用しにくい守り方をしてきた。そこの部分の違いを大きく感じた」
「ただ、J2の選手の中にも、かなりレベルの高い選手がいるということを実感したし、そのレベルが高いJ2で町田が優勝できたことは素晴らしいと思っている」
苦しみもありながら、しっかりと結果を残したエリキ。ケガからの回復を目指す中で、優勝と昇格を目指すチームに対してはビデオメッセージやテキストメッセージでパワーを与えた。その背景には、両親からの教えが大きく影響しているという。
「幼少期の頃、僕がブラジルで過ごしていた生活はテレビがなく、生活するにも便利なものが揃っていない環境で過ごしてきた。その中で両親から周りの方々、周りの人を尊重する気持ちを大事にしなさいと言われた」
「残念ながらシーズン途中のアウェイ清水戦でケガをしたが、その後にゴールを決めることもできたが、前半30分ごろにケガした状態でプレーして凄く痛かった。試合は負けてしまったが、周りの人たち、チームメイトをリスペクトするということでプレーを続けた」
「あの後家に帰ってからも痛くて、眠れず、チームのことを今後サポートできないと考えると良い状況ではなかったが、両親から受けた相手を尊重するという部分から、自分のチームに対するリスペクトと、サポートという意味で、心の底からチームメイトのこと、チームのことをサポートしたく、ビデオや文章でメッセージを送っていた」
ピッチ内のパフォーマンスだけでなく、人間性も非常に評価されているエリキ。現在はブラジルで治療を行っている中、「今の気持ちを伝えると、このタイトル獲得のことをまずはしっかり感傷に浸りたいと思っている」と、ケガのことよりもこの喜ばしい受賞に浸りたいという。
また「ブラジルにいるが、リハビリのことよりも、遠くにいるチームメイトと共に、遠くからでも成長するということが今の考えだ」と語り、チームへの合流はしばらく先になるが、仲間と共に成長していくとした。
そしてこのMVPを受賞した日は、古巣であるパウメイラスがカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAで優勝を果たしていた。エリキにとっては特別な1日となったが、あらためて喜びを語った。
「僕にとってはとても特別な日になった。昨晩パウメイラスの試合を見ていたが、パウメイラスの優勝、ブラジル全国選手権で12回タイトルを獲ったことになる」
「ボタフォゴに勝利して優勝を決めたが、上位にいたアトレチコ・ミネイロ、ボタフォゴも古巣のクラブで、2つのクラブを差し置いてパウメイラスが優勝したことは本当に特別な思いで見ていた」
「今サンパウロにいるが、本当に周りもそういうパウメイラスの優勝でお祭り騒ぎで賑わっている。特別な日になった」
まずはケガを治すこと。そしてJ1を戦う町田にシーズン途中で大きな戦力として戻ってくることを期待したい。
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7日、2023J2アウォーズが開催。各賞が発表された中、MVPはエリキが受賞した。今シーズンから町田に加入したエリキは30試合で18得点を記録。首位を走るチームを牽引していた中、ヒザに重傷し全治8カ月と診断され、終盤戦を欠場した。「まずは本当にこの賞を受け取ることができて、チームメイトのみんな、スタッフ、関わってくださった全ての方に感謝したいと思う」
「みんなでまとまってプレーした結果得られた賞だと思っている」
チーム一丸となり掴んだ結果、そこに貢献したことで受賞したエリキ。町田に加入した際に「チームの歴史に名を残したい」と口にしていたが、大きくなを残すこととなった。
「J2で優勝するということ、自分がチームの歴史に名を残すということを話ししたが、その目標が叶って本当に嬉しく思う」
「ポジティブに物事を捉える性格なので、チームメイト共に達成したこの優勝、J1昇格という目標が達成できた。来シーズンはJ1という舞台で町田が数々のタイトル、快挙を成し遂げられるようにしたい」
「僕たちの持ち味は勝者のメンタリティ。それぞれがベストを尽くして、来シーズンJ1でもたくさん自分たちが掲げる目標を達成していきたいと思う」
来シーズンはJ1を戦う中、エリキは自身初のJ2を過ごしたシーズンを振り返り、守り方の違いを感じたという。
「大きな違いがあると感じた。特にプレーしてみて感じたのはディフェンス面。J1でプレーしていた時はディフェンス面で他クラブの戦い方としてラインを高く保ってくるということがあり、自分のストロングポイントであるスピードが有効活用できていた」
「J2の多くのクラブはブロックを敷いてきて、カウンターを仕掛けて背後のスペースを有効活用しにくい守り方をしてきた。そこの部分の違いを大きく感じた」
「ただ、J2の選手の中にも、かなりレベルの高い選手がいるということを実感したし、そのレベルが高いJ2で町田が優勝できたことは素晴らしいと思っている」
苦しみもありながら、しっかりと結果を残したエリキ。ケガからの回復を目指す中で、優勝と昇格を目指すチームに対してはビデオメッセージやテキストメッセージでパワーを与えた。その背景には、両親からの教えが大きく影響しているという。
「幼少期の頃、僕がブラジルで過ごしていた生活はテレビがなく、生活するにも便利なものが揃っていない環境で過ごしてきた。その中で両親から周りの方々、周りの人を尊重する気持ちを大事にしなさいと言われた」
「残念ながらシーズン途中のアウェイ清水戦でケガをしたが、その後にゴールを決めることもできたが、前半30分ごろにケガした状態でプレーして凄く痛かった。試合は負けてしまったが、周りの人たち、チームメイトをリスペクトするということでプレーを続けた」
「あの後家に帰ってからも痛くて、眠れず、チームのことを今後サポートできないと考えると良い状況ではなかったが、両親から受けた相手を尊重するという部分から、自分のチームに対するリスペクトと、サポートという意味で、心の底からチームメイトのこと、チームのことをサポートしたく、ビデオや文章でメッセージを送っていた」
ピッチ内のパフォーマンスだけでなく、人間性も非常に評価されているエリキ。現在はブラジルで治療を行っている中、「今の気持ちを伝えると、このタイトル獲得のことをまずはしっかり感傷に浸りたいと思っている」と、ケガのことよりもこの喜ばしい受賞に浸りたいという。
また「ブラジルにいるが、リハビリのことよりも、遠くにいるチームメイトと共に、遠くからでも成長するということが今の考えだ」と語り、チームへの合流はしばらく先になるが、仲間と共に成長していくとした。
そしてこのMVPを受賞した日は、古巣であるパウメイラスがカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAで優勝を果たしていた。エリキにとっては特別な1日となったが、あらためて喜びを語った。
「僕にとってはとても特別な日になった。昨晩パウメイラスの試合を見ていたが、パウメイラスの優勝、ブラジル全国選手権で12回タイトルを獲ったことになる」
「ボタフォゴに勝利して優勝を決めたが、上位にいたアトレチコ・ミネイロ、ボタフォゴも古巣のクラブで、2つのクラブを差し置いてパウメイラスが優勝したことは本当に特別な思いで見ていた」
「今サンパウロにいるが、本当に周りもそういうパウメイラスの優勝でお祭り騒ぎで賑わっている。特別な日になった」
まずはケガを治すこと。そしてJ1を戦う町田にシーズン途中で大きな戦力として戻ってくることを期待したい。
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【明治安田J1リーグ第10節】 2025年4月13日(日) 14:00キックオフ FC町田ゼルビア(1位/17pt) vs 浦和レッズ(12位/10pt) [国立競技場] <h3>◆しっかりと首位キープへ【FC町田ゼルビア】</h3> 開幕黒星スタートとなった町田だが、第4節から3連勝をおさめるとここまで6戦無敗。勝ち点で並びながらも首位に立つことに成功した。 昨シーズンの結果がブラフではないことを示している町田。ミッドウィークにはアウェイでのYBCルヴァンカップでヴァンフォーレ甲府と対戦し、1-0で勝利を収めた。 過密日程になる中で、90分で試合を終えてメンバーを入れ替えずに戦った中で結果も残したことはプラス材料と言える。 ただ、相手の浦和は試合なし。1週間休んだこともあり、コンディションの差は歴然。ただ、持ち味である強度をしっかりと出せれば、今の浦和を圧倒することは可能だ。しっかりとアグレッシブにプレーし、ショートカウンターで一気に仕留められれば、首位キープも可能だろう。 ★予想スタメン[3-4-1-2] GK:谷晃生 DF:ドレシェヴィッチ、岡村大八、昌子源 MF:林幸多郎、仙頭啓矢、下田北斗、中山雄太 MF:西村拓真、相馬勇紀 FW:オ・セフン 監督:黒田剛 <h3>◆新国立での初勝利なるか?【浦和レッズ】</h3> 前節はアウェイでアビスパ福岡相手に1-0で敗戦。4試合続いていた不敗がストップした。 チームとしての戦い方に以前よりも安定感は出てきているが、まだまだ突き抜けるものがないのも事実。毎試合失点をする一方で、強力であるはずの攻撃陣は機能し切ってはいない。 今節は国立競技場での試合。実は浦和はリニューアルされてから国立競技場は得意としておらず、3試合を戦い勝ちはなし。あまり良いデータはない。 また、チームの士気が上がりきらず、失点するとトーンダウンする傾向が見られる今シーズン。先手を奪って試合を優位に進めていけるかがポイントとなりそうだ。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:西川周作 DF:石原広教、ダニーロ・ボザ、マリウス・ホイブラーテン、長沼洋一 MF:渡邊凌磨、安居海渡 MF:金子拓郎、松本泰志、マテウス・サヴィオ FW:チアゴ・サンタナ 監督:マチェイ・スコルジャ 2025.04.13 11:35 Sun3
【ルヴァンカップまとめ】J2で降格圏に沈む山口が鹿島をPK戦で撃破! J1首位の町田がPKの1点を守り切り3回戦へ、“静岡ダービー”はJ2の磐田に軍配
9日、YBCルヴァンカップ2回戦の6試合が各地で行われた。 <h3>【甲府vs町田】J1首位の町田がPKの1点を守り切る</h3> J1で首位を走るFC町田ゼルビアはJ2のヴァンフォーレ甲府と対戦した。 試合は地力勝る町田が主導権を握って進んでいく中、なかなかゴールを奪えず。29分にはアクシデントで菊池流帆が昌子源と交代するなどした中、前半アディショナルタイムに仙頭啓矢がPKを決めて先制する。 良いタイミングで先制した町田。後半は甲府が盛り返し、町田ゴールに迫っていくがゴールが遠い。町田はしっかりと時間を使っていきそのままタイムアップ。PKの1点を守った町田が3回戦に駒を進めた。 <h3>【山口vs鹿島】PKまでもつれた激闘は山口が下剋上</h3> J1で3位の鹿島アントラーズがアウェイでJ2で降格圏に苦しむレノファ山口FCと対戦。ターンオーバーをしたチームだったが、荒木遼太郎や田川が積極的にゴールに迫っていく。 18歳のDF佐藤海宏が積極的なプレーを見せるなど、若手が躍動する中ゴールが遠い鹿島。押し込みながらもゴールを奪えないでいると、後半に山口が先にスコアを動かす。 64分、ボックス左で山口がFKを獲得。池上丈二がクロスではなくマイナスのボールを入れると、小澤亮太がトラップからそのまま左足一閃。サイドネットを揺らし、プロ初ゴールで山口が先制する。 先手を奪われてしまった鹿島はレオ・セアラや柴崎岳、植田直通、安西幸輝と主力を続々と投入して流れを掴みにいくが山口が粘りの戦いの前にゴールを奪えず。それでも81分、自陣からのロングボールをレオ・セアラが競り勝つと、ボックス内右から師岡柊生がボレーで蹴り込み追いついた。 延長戦にもつれ込んだ試合は互いにゴールを奪えずPK戦へ。1人目は共に成功すると、鹿島2人目の柴崎のシュートをGK田口潤人がセーブ。山口は5人全員が成功しPK5-3で山口が下剋上を達成した。 <h3>【磐田vs清水】“静岡ダービー”はJ2の磐田に軍配</h3> J2を戦うジュビロ磐田とJ1を戦う清水エスパルスの“静岡ダービー”。今季はリーグ戦では起こり得ないダービーが実現した中、試合はいきなり動く。 開始24秒、右サイドの中原輝のスルーパスに抜け出した小竹知恩の正確なクロスをゴール前のアフメド・アフメドフが頭で合わせ清水が先制する。 あっという間にリードを奪った清水だが、その後はゴールを奪えず。耐える磐田は53分に川﨑一輝が頭で合わせて同点に追いつくと、80分にはデザインされたセットプレーからリカルド・グラッサがボレーで決めて逆転。そのまま逃げ切り2-1で勝利を収めた。 <h3>【今治vs徳島】J2の四国対決は今治に軍配</h3> 共にJ2を戦う四国勢の対決。今治市長沢での林野火災の影響で延期となっていた1回戦の最後の試合が行われた。 前半からペースを握ったのは徳島ヴォルティス。しかし、何度もゴールに迫るがゴールを奪えない展開となる。一方のFC今治は耐える展開となる中、前半はゴールレスで終えると、後半早々にゴール。54分、日野友貴がボックス中央から決めて先制する。 押し込まれながらも先にスコアを動かした今治。すると64分には右サイドからの笹修大のクロスを藤岡浩介が決めてリードを広げる。 2点ビハインドとなった徳島は72分に坪井清志郎が1点を返すも、その後はゴールを奪えず。2-1で今治が2回戦に駒を進めた。 <h3>◆YBCルヴァンカップ2回戦</h3> ▽4/9(水) モンテディオ山形(J2) 0-1 京都サンガF.C.(J1) 【京都】 永田倖大(前45+1) ヴァンフォーレ甲府(J2) 0-1 FC町田ゼルビア(J1) 【町田】 仙頭啓矢(前45+2) 松本山雅FC(J3) 0-2 アルビレックス新潟 【新潟】 笠井佳祐(前19) 奥村仁(後18) ジュビロ磐田(J2) 2-1 清水エスパルス(J1) 【磐田】 川﨑一輝(後8) リカルド・グラッサ(後35) 【清水】 アフメド・アフメドフ(前1) レノファ山口FC(J2) 1-1(PK:5-3) 鹿島アントラーズ(J1) 【山口】 小澤亮太(後19) 【鹿島】 師岡柊生(後36) V・ファーレン長崎(J2) 1-2 湘南ベルマーレ(J1) 【長崎】 七牟禮蒼杜(後19) 【湘南】 ルイス・フェリッピ(前34) 鈴木章斗(延前13) <h3>◆YBCルヴァンカップ1回戦</h3> ▽4/9(水) FC今治 2-1 徳島ヴォルティス 【今治】 日野友貴(後9) 藤岡浩介(後19) 【徳島】 坪井清志郎(後27) 2025.04.09 21:49 Wed4
3回戦の対戦カード、日程が決定! J1対決は4試合、J2で勝ち上がった3チームは生き残れるか!?【ルヴァンカップ】
Jリーグは16日、YBCルヴァンカップ2回戦が終了したことを受け、3回戦の対戦カードと日程を発表した。 9日と16日にかけて行われたルヴァンカップ。J1、J2、J3の60チームが参加する中、2回戦では波乱が起こっている。 9日には、鹿島アントラーズがレノファ山口FC相手にPK戦までもつれ込み敗退。また、清水エスパルスはジュビロ磐田との“静岡ダービー”に敗れてこちらも敗退。16日には名古屋グランパスがカターレ富山にPK戦の末に敗れ、敗退となった。 3つのJ1クラブが敗退となった2回戦が終わり、3回戦ではJ1同士の対決も実現。横浜FCvsFC町田ゼルビア、アルビレックス新潟vs東京ヴェルディ、湘南ベルマーレvsFC東京、京都サンガF.C.vsセレッソ大阪の4カードが実現した。 すでにJ3クラブは全滅しており、J2クラブは3チームのみが勝ち上がっている状況。磐田はガンバ大阪と、山口は柏レイソルと、富山はアビスパ福岡と対戦する。 3回戦の7試合はいずれも5月21日(水)に開催される。試合日程は以下の通り。 <h3>◆YBCルヴァンカップ 3回戦日程</h3> ▽5/21(水) 《18:30》 【42】横浜FC vs FC町田ゼルビア [ニッパツ三ツ沢球技場] 《19:00》 【43】ジュビロ磐田 vs ガンバ大阪 [ヤマハスタジアム(磐田)] 【44】レノファ山口FC vs 柏レイソル [維新みらいふスタジアム] 【45】アルビレックス新潟 vs 東京ヴェルディ [ヤマハスタジアム(磐田)] 【46】湘南ベルマーレ vs FC東京 [レモンガススタジアム平塚] 【47】京都サンガF.C. vs セレッソ大阪 [サンガスタジアム by KYOCERA] 【47】カターレ富山 vs アビスパ福岡 [富山県総合運動公園陸上競技場] 2025.04.16 22:55 Wed5