「自分には想像もつかない長さ」土壇場の同点劇で16年ぶりJ1昇格の東京V、城福浩監督が語った覚悟「絶対にこのチームを上げる」

2023.12.02 19:20 Sat
東京Vを16年ぶりのJ1昇格に導いた城福浩監督
©超ワールドサッカー
東京Vを16年ぶりのJ1昇格に導いた城福浩監督
東京ヴェルディの城福浩監督が、J1復帰を喜んだ。

2日、2023J1昇格プレーオフ決勝で東京Vは清水エスパルスと対戦した。
今シーズンのJ2で3位に終わった東京Vと4位の清水の対戦。国立競技場で行われた試合には、5万3264人の大観衆が詰めかけた。

16年ぶりのJ1昇格を目指す東京Vは、1年での復帰を目指す清水と“オリジナル10”同士の意地を懸けた戦いとなった。

試合は前半から清水が攻撃を仕掛けていく展開もゴールレスで折り返すと、63分に東京Vの森田晃樹がハンドを取られてPKを与えてしまうと、チアゴ・サンタナがしっかりと決めて清水が先制する。
1点を追う東京Vはボールこそ握るもフィニッシュまでなかなかいけず。敗退かと思われたが、94分に抜け出した染野唯月に対して高橋祐治がタックル。これがファウルとなりPKを獲得すると、これを染野がしっかりと決めて同点に。そのまま試合は終わり、1-1で終了。年間順位で上位にいたため、16年ぶりのJ1昇格を果たすこととなった。

試合後の記者会見で城福監督は、ファン・サポーターへの感謝とともに昇格を喜んだ。

「まずは多くのサポーターと昇格を喜びあえて本当に良かったと思います。16年ぶりというのは自分には想像もつかない長さですし、重さですし、そこの間に味わった悔しさは自分はわからないです
ただ、このチームを指揮するということはそれを背負ってやるということだと思っていましたし、自分の経歴を考えたら、ここに何しにきたんだと言われてもおかしくない状況で来ましたので、絶対にこのチームを上げるという覚悟で来ました」

「決して選手層の厚い、経験豊富な選手たちがいるわけではないですけど、チーム一丸となって、毎日毎日良い練習をして、特に今週のメンバー選考は本当に苦しみました。それぐらい彼らは目を輝かせて練習をして、今日に挑めたのは、最後追い付けた要因かなと思います。兎にも角にも、多くのサポーターの後押しがあって、彼らと一緒に喜べあえたことは良かったです」

同じ東京のライバルであるFC東京と繋がりの深い城福監督は、並々ならぬ覚悟を持って2022年途中に指揮官に就任。シーズンを通しての指揮は今季が1年目だったが、見事に悲願を達成した。

苦しい試合となる中で、最終盤に劇的なゴールが生まれたが、「最後の1分切るような状況であれば、もちろんパワープレーも選択しますが、それは我々らしくないですし、辛抱強く幅を使ってボールを回しながら、ペナの中に入っていく。それを繰り返して、今シーズンは勝ち点75を取ってきたので、そういうメンバーを最後選んでピッチに送り出しました」と、パワープレーに出なかった理由を説明。「中盤で戦うところ、しっかり我々がボールを回しながら入っていくところは、やり抜いたことで最後PKが得られた。やり方を変えないことが大事だったかなと思います」と自分たちのスタイルを貫いたことが結果的に良かったと語った。

東京Vは8月26日のファジアーノ岡山戦で敗れて以降、12試合負けなしでJ1昇格を掴んだ。

ここまでのマネジメントについて問われた城福監督は、全て選手たちとスタッフのお陰だとコメント。競争が重要だったと語った。

「週明けには全員がその週末の試合のメンバーに入りたいと思ってやります。その質、競争力を高めることが一番大事で、火曜日から水曜日になって、木曜日になって、試合前日の土曜日になったら落胆するんです。なぜならば本気で入りたいからです」

「次の週になったら、また希望を持ってみんなが練習をするわけです。練習の質と競争力が何よりも源であって、何かをやったからマネジメントできる、何をやったから人の心を宥められるというものではないです」

「とにかくあの18人に入りたい、それを公平にジャッジしていく。だけれども、落胆する。人間なので。そこからもう1度這い上がらせるのは私だけではできません。最高のスタッフがいないととてもカバーできないです」

まさにチーム一丸となって勝ち取った16年ぶりのJ1昇格。若い選手たちと共にやり切ったが、それは今シーズンを通して自分たちが目指すものだけを追い求めた結果だとした。

「チームの外に向けてだけでなくて、中に対しても目指すものがある。その延長線上で3位に終わったという事実がある。昇格プレーオフの千葉戦だからといって、特別な準備はしていないです。今回の清水だからといって特別な準備は全くしていないです」

「我々が目指すハイラインで、相手陳内でボールを動かして、即時奪回して、人数をかけていく。もちろん相手が違うので、力の差があって思うようにいかないこともありますが、これをどのようにしていくかだけにフォーカスしてやってきたので、プレーオフだから何か心の準備とか、生きるか死ぬかだとか、そういうイメージの伝え方は一切していないです」


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