千葉撃破で昇格PO決勝進出の東京Vは“勝ってポジティブに反省”…森田は更なる進化示し、齋藤&谷口は清水との決戦へ決意

2023.11.27 07:15 Mon
緑の名門を決勝に導く主将の仕事を果たした森田晃樹
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緑の名門を決勝に導く主将の仕事を果たした森田晃樹
東京ヴェルディは26日、味の素スタジアムで行われた2023J1昇格プレーオフ準決勝でジェフユナイテッド千葉を2-1で破り、決勝進出を決めた。

今シーズンの明治安田生命J2リーグを2位のジュビロ磐田と同じ勝ち点75で終えたものの、得失点差で涙を呑んで3位フィニッシュとなった東京V。これにより、2018シーズン以来の参戦となるプレーオフで、16年ぶりのJ1昇格という悲願達成を目指す。
6位の千葉を味スタで迎え撃った一戦では前半にMF中原輝、MF森田晃樹が挙げた2ゴールを守り切って2-1の勝利を収めた。そして、城福浩監督率いるチームはJ1最後の切符を懸けて12月2日に国立競技場で行われる決勝で、モンテディオ山形を破った清水エスパルスと対戦する。

殊勲の1ゴール1アシストで緑の名門を決勝に導くキャプテンとしての重要な役割を果たした森田。この試合では卓越したポジショニング、ターンの巧さ、厳しいプレッシャーに晒されてもぶれない技術を活かした配球役に加え、守備でも強度の高いプレーを90分間継続。

さらに、ゴールに絡んだシーンではシーズン最終盤に入って磨きをかけたゴール前に入っていく積極性という進化も示した。そして、個人としてもゴールに至った自身の動きに手応えを感じている。
「自分の得点に関しては齋藤選手と練習からずっとああいう形のボールを練習してきていたので、質の高いボールが上がってくると思ってあそこに入っていくことができました」

「自分でもあれ入ったかなという感じでした。去年とかはわりとヘディングシュートはありましたが、今年はなかなかそこまで入っていくことができていなかったので…」

また、チームとしては相手の圧力に呑まれた前半を中心に試合運びでの課題を口にしながらも、シーズンを通して築き上げてきた粘り強い戦いを評価。

「少し自分たちに硬さがありましたし、アドバンテージを持つ自分たちに対して千葉さんは前からハイプレスをかけてきたところで、主導権を奪われる形になりました。マテウスのファインセーブに感謝という場面もありましたし、前半だけでなく後半の最後の方も何本もシュートを打たれてしまったので、そこは反省点かなと思います」

「ただ、前半の最初に難しい時間帯があって、あそこでよくゼロで抑えた。そこがまず大きかったです。得点シーンもそうですが、時間帯がすごくよかったと思います」

「当初はファー狙いも意図したところに蹴ることができた」と、その森田の決勝点をお膳立てするなど前半の2ゴールの起点を担ったMF齋藤功佑

前半の苦戦はある程度想定通りだったとしながらも、後半に関しては「マイボールの時間が少なすぎて、ボールを取った後もすぐに相手に取られてしまって押し込まれて守備をするという展開がずっと続いてしまった」と想定以上の苦戦を認める。それでも、「(2-1となった後は)そこまで崩れることなく守備に意識を置きながら、うまくやれていたのかなと思う」と、試合の締め方についてはポジティブに振り返った。

同じくディフェンスラインで攻守両面のかじ取り役を担うDF谷口栄斗は、「結果がすべて」と語っていた通り、勝利での決勝進出という結果に満足しながらも、よりシビアな相手との決勝戦を控えるなかで課題の部分によりフォーカスしている。

「千葉が勢いをもって入ってくるということは頭に入っていましたが、無駄なファウルをしてしまってオフサイドではありましたが、ピンチも招いて勢いよくやられてしまった印象。後半は守備に回る時間帯が長かったですし、2-0という大きなアドバンテージがあったなかで、ああいう展開にしてしまったことは反省すべき」

「(後半はカウンターチャンスで)やり切ることが大事でしたし、やり直す選択肢も持っていてもよかったと思います。失った瞬間の切り替えやリスク管理のところももう少し徹底できればよかったです」

この千葉戦後も“勝ってポジティブに反省する”という城福体制で染みついているメンタリティを示した選手たち。

この1年間の集大成となる清水との決勝に向けて齋藤は、「やることは変わらず、アドバンテージがあるという部分でよりいつも通りにやれるというか、先制点を取れれば守備のところで連動してハードワークして堅く戦っていくという部分で自信を持っていますし、入りさえ間違えなければ先制点を奪って勝つことができると思っている」と、改めて自動昇格に肉薄した自分たちのスタイルへの自信を示した。

一方、谷口は今季レギュラーシーズンで2敗を喫した難敵へのリスペクトを示しながらも、来シーズンJ1で戦っていくうえで引き分けではなく勝利で昇格を決めたいと語っている。

「決勝戦はせっかくの機会なので、しっかりと勝って昇格を決めたいです。清水はJ2の中でタレントも揃っていますし、一番強いと言ってもいいようなチームです。そういうチームに勝たないとJ1はないので、しっかりと勝って上がりたい」

「歴史もあるスタジアムでヴェルディとしてもいろんな歴史が国立で刻まれています。そういった場所でまた新しい歴史を刻めるような一日にしたい」

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「魂を見せてくれた」柏に泥臭く勝ち切った東京Vは勝ち点40超え…城福監督「残留はこのクラブで絶対的に与えられた使命」

東京ヴェルディの城福浩監督が、泥臭く勝ち切った柏レイソルとの激闘を振り返った。 東京Vは8月31日、三協フロンテア柏スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第29節の柏戦を3-2で勝利した。 前節、3位の鹿島アントラーズを2-1で下し、4戦ぶりの得点と共に4戦ぶりの白星を挙げた東京Vは、16位の柏とのアウェイゲームで約3カ月ぶりとなる今季3度目の連勝を狙った。 今節も[3-4-2-1]の布陣で臨んだ東京Vは、鹿島と共通点も少なくない柏の[4-4-2]に対して、ミスマッチの優位性を意識した戦い方で臨むプランだったが、この試合で柏は可変式の布陣を採用。守備時には右サイドハーフのMF鵜木郁哉を1列下げて5バックを形成し、攻撃時もより流動的な形で揺さぶりをかけた。 その想定外の出方に加え、FW細谷真大、MFマテウス・サヴィオの両エースを起点にクオリティとインテンシティの高さを見せた相手に面食らう形でバタバタした入りを強いられると、8分に細谷に先制点を奪われる。 それでも、失点直後のピッチ上で円陣を組んで改めて意思統一を図り、連続失点を回避すると、15分にFW木村勇大、30分にFW山見大登の連続ゴールによって逆転。ただ、前半終了間際に相手のデザインしたセットプレーからMF戸嶋祥郎に強烈な一撃を浴びて2-2のイーブンで試合を折り返した。 迎えた後半、3枚替えで通常の[4-4-2]の戦い方に変化した相手に押し込まれる入りとなったものの、一瞬の隙を突いて55分のMF翁長聖の技ありシュートで勝ち越しに成功。その後は完全に押し込まれてハーフコートゲームを展開されたが、ディフェンスラインを中心としたハードワークに守護神マテウスの土壇場のビッグセーブによって相手の猛攻を耐え抜き、白熱のシーソーゲームをモノにした。 同試合後、公式会見に出席した城福監督は勝ち点3を得た充実感と共に心身ともに激しい消耗を強いられたであろう一戦を総括。チーム全体の献身を称えながらも、自身のアプローチを含め課題の部分をより強調した。 「ゲームの中で反省すべきは前半の入り方と終わらせ方。ここはいくらロッカールームで徹底しようと言っても、自分が徹底させきれなかったと思います。選手がやれなかったら自分の問題なので、どういうアプローチがよかったのか、どういう表現がよかったのか。そこは自分でもしっかり振り返りたいと思います」 「ただ、点を取られてからも我々のペースを崩さなかったこと。そこで2点取ったことはポジティブ。前半は相手の左サイド。ジエゴとマテウス・サヴィオ、あるいは小屋松の2列目のところで、浮いたところをどう掴むかという部分で苦労し、ちょっと押し込まれました。あそこの整理をもっと早くしてあげればよかったと思っています」 「後半は相手も2トップ気味にやってきたので、掴みづらさはなくなったけれどもゴール前の迫力が増えたので、選手はよく体を張って、球際のところでシュートブロックしてくれたなと思います」 押し込まれ続けてセカンドボールを拾えず、奪ったボールも前線への長いボールを選択せざるを得ない厳しい状況となった後半の戦いに関して、MF齋藤功佑や山見は傑出したパフォーマンスを見せたサヴィオら相手のクオリティの高さを認めると共に、攻め切れた前半にもう少し相手陣内でボールを動かす時間帯を作るべきだったとの反省の言葉も口にしていた。 それに加えて、指揮官は交代策の部分で少なからず誤算があったことを示唆。 本来であれば、優れたキープ力と献身的な守備で流れを好転させられたであろうFW染野唯月はコンディションに問題があったか、全体的に無理が利かない場面が散見された。 その点については「我々もちょっとそれを心配していましたけど、本人に確認したら問題ないと。ただ、彼もリードをしている状況で、失点したくないという状況だったので、かなり守備の方に気を使っていたと思います」と、本来での出来ではなかったものの、その中でもチームのためにプレーし続けたエースを慮った。 その染野以外では負傷明けでのプレーとなったDF林尚輝の比較的早いタイミングでの交代、交代枠を使い切った後で足が攣った翁長を最前線に配置せざるを得ないアクシデントも指揮官のゲームプランをより難しいものとした。 「もちろん相手はリスクを冒して、両サイドバックが非常に高い位置を取ってきましたし、そこを裏返すようなボールであったり、動き出しであったり、キープであったりというところは、ちょっと守備に追われて疲弊して押し返すようなキープ、ボールの持ち方ができなかった」 「最後は特に翁長聖が足を攣った中で、我々のカードの切り方も最初に1枚を切った後に、2枚ずつ切った後でのアクシデントだったので、1枚少ないような状況だったので、余計を押し返すことができなかった」 それでも、「ただみんなはそれを承知の上で彼も足を引きずりながらでしたが、よく耐えたなと思います。何よりもゴール前のところやバイタルエリアのシュートブロックというのは魂を見せてくれた」と、試合終了のホイッスルが鳴ったと同時にピッチに倒れ込んだ選手たちの献身に満足感を示した。 昇格プレーオフを制しての昇格という部分で“20番目のチーム”という位置づけで16年ぶりのJ1の戦いに挑み、開幕前はダントツで降格候補に挙げられながらも、今回の勝利によって残留争いの目安のひとつである勝ち点40の大台を超え、勝ち点41で暫定ながら7位に浮上した。 久々のJ1の舞台でサプライズを起こしたいという力強い宣言と共に、常々J1残留への危機感を強調してきた百戦錬磨の指揮官だが、やはり9試合を残しての現在の立ち位置によって最低限であり、最大の目標到達に近づきつつあると感じている。 「我々のクラブの目標が残留であることは間違いない。それはもう経験値とクラブの規模を考えたら、それは絶対唯一無二の目標であることは間違いない。ただ、それを最終節まで持ち込むのか、あとは何試合かを残して、我々らしく我々のサッカーを示すという状況で、終盤を迎えるのかというところでは、選手の経験値としても大きな差がある」 「とにかく一試合一試合を勝ち点3にこだわって、どのステージで最後J1の中で競い合うというところは高い意識を持っていますけど、それにしても後ろを気にしているわけではないですけども、残留というのはこのクラブで絶対的に与えられた使命だと思いますし、まずはそこに到達したいなという思いです」 2024.09.01 07:35 Sun
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「いい悩ましさが出てきた」…約3カ月ぶり連勝狙う東京V、城福監督は「Jリーグ屈指」と語る柏の司令塔を警戒

東京ヴェルディの城福浩監督が、31日に三協フロンテア柏スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第29節の柏レイソル戦に向けた会見を実施した。 東京Vは前節、鹿島アントラーズとのホームゲームを2-1で制し、4試合ぶりの得点と共に中断明け初白星となる4試合ぶりの勝利を挙げた。これにより、降格圏との勝ち点差を「10」に広げ、今節の結果次第では今シーズン最上位となる7位まで順位を上げる可能性も出てきた。 DF林尚輝、MF松村優太、FW染野唯月(累積警告で出場停止)と鹿島から期限付き移籍加入中の主力3選手を契約の影響で起用できなかった中、「バトンの受け渡しが、今シーズンのなかでも本当に高いレベルを示せた」と試合後に振り返った総力戦での勝利の価値を改めて強調。 「その前も3試合勝っていなかったですが、手応えはあったけれども勝ちに繋げられていないという状況は、何かが足りないわけです。何かが足りないものを足していく作業と、鹿島の良さを出させないという作業と、この両方を先発で出た選手と、途中から出た選手が高い意識を持ってやったことで勝ち点3が取れたと思います」 「我々のやり方を何か変えたわけではなくて、前の試合で出た課題に取り組みながら、我々がやろうとしていることをやり抜くと、その延長線上に勝利があるんだということを実感できたことがすごくよかった」 個人の部分では2ゴールの活躍でチームを勝利に導いたFW山見大登、3バックの右での起用となった中で果敢な持ち出しで先制点をお膳立てしたMF綱島悠斗と、シーズン序盤はバックアッパーという位置付けながら、日々の過酷なトレーニングによって大きな進化を遂げた選手たちの充実ぶりが目を引く。 その点について問われた指揮官は、森下仁志コーチを中心に若手や控え選手の課題克服を目的とした“エクストラ”と呼ばれる居残りのトレーニングの効果を挙げている。 「我々にとって全体練習が終わった後の“エクストラ”というのは、基本的には非常に厳しいゲーム形式のトレーニングをやりますが、ほぼオールアウトするようなぐらい追い込んだ中で、ポジショニングであったり、判断というのを要求する。そういうトレーニングをメンバーをチョイスして、コンディションを見ながらやっています」 鹿島戦の先制点に繋がった山見の絶妙な抜け出しからのスムーズなボールコントロール、冷静にニア上へ突き刺したフィニッシュワークもそういった日々の取り組みが実った。 「前線の選手、2列目よりも前の選手はシュート練習を、どんなに厳しいトレーニングをした後でも、最後にルーティンとして持っていますが、我々はそこにも手を入れて、ただ単に気持ちよく止めて蹴るだけでは試合に繋がらないという意味で、森下コーチが強いパスを出しそこにコントロールをして、点で合わせるようなパスをコントロールしてシュートを打つという、少し刺激を入れてくれている」 「まさに山見の点もハイスピードの中でコントロールをして、しっかりコースに打ち抜いたという意味では、ゴール前でフリーになるとしても強いパスと、ミスのないコントロールがない限り足を振らせてもらえないので、そういうエクストラの中のエクストラも目的意識を持って今年はやっているので、ああいう得点が生まれると、さらに(練習の)最後の最後までみんなが意味を持ちながらやってくれるのではないかなと思います」 DF谷口栄斗を累積警告による出場停止で欠くものの、柏戦に向けては保有元相手に躍動感あるパフォーマンスで勝利を挙げたチームに大きな刺激を受けた前述の3選手がメンバー選考に戻り、よりハイレベルなポジション争いが繰り広げられる。 「非常に意識の高い練習ができた」と今週のトレーニングへの手応えを語った城福監督は、「いい悩ましさが出てきた」と18名のメンバー選考に嬉しい悲鳴を上げる。 「レンタルの選手が普段試合に出ている中、その選手たちが出られないという意味では、その前の週からチャンスを掴みたい選手たちは意欲に溢れていたと思いますし、それで勝ち点3をつかみ取った」 「次に誰が出るんだという意味で、選手がやれることは練習場で見せることしかないですし、我々もチームを成長させるためにはピッチの上でしかないので、いい相乗効果というか、非常に意識の高い練習が今週もできたなと。(メンバーの)チョイスに関しては最後の最後まで考えたいと思いますけど、全員が試合に対する意欲を出して練習に取り組んでくれているので、むしろいい悩ましさが出てきたなという感触」 そういった充実を感じながら臨む今回のアウェイゲームでは6月初旬以来、今季3度目のリーグ連勝を目指す。 前回対戦で1-1と引き分けた柏は勝ち点5差で16位と苦しい戦いが続いているが、日本代表に選出されたFW細谷真大、リーグ屈指のアタッカーであるMFマテウス・サヴィオを擁する難敵だ。 指揮官は直近の鹿島と「大枠において似ている」と語る次節の対戦相手に言及。その両エースへの警戒と共に、前節の反省を踏まえて相手の攻撃陣がより輝くオープンな展開を避けたい考えだ。 「もちろん細かいところは違いますけど、[4-4-2]という言い方がいいか、[4-2-3-1]の中でサイドバックがどう構えてくるか、2列目がどういう起点になるかという大枠において柏と鹿島は似ています。ただ当たり前ですけど選手が違って、本当にJリーグの中で屈指の外国人選手がいますし、日本の将来を担うと言われているスピードスターもいるので、特徴がハッキリしている」 「そこを強く意識をしなければいけないですし、クオリティ的にもおそらくオープンな展開が何分か続くと、フィニッシュまで持っていくクオリティというのを、柏の前線の選手は持っている」 「(鹿島戦の後半序盤で)なぜオープンになったのかと言えば、我々がPKではないかと手を広げている間に、一気にゴール前まで持って行かれた。彼らが手を広げている暇があったら、そこの何十メーターかを(守備に戻るため)フルスプリントすることが大事だというのは確認しました」 「おそらくそれを許していれば、柏のクオリティであれば、本当に決定的なところまで持っていくと思うので、もう一度そこの手綱を締めて鹿島戦のようにコンパクトにしながら、簡単に中を通させないというところは徹底しなければいけない」 さらに、前回対戦で途中出場から同点ゴールを決められたFW木下康介、鹿島から今夏加入のFW垣田裕暉、アタッキングサードでの局面打開に優れるMF島村拓弥ら多士済々の“ゲームチェンジャー”を警戒しつつも、やはり崩しの局面で全権を握ると言っても過言ではないブラジル人アタッカーへの対応を勝負のカギに挙げた。 「スピードが特徴の選手と高さが特徴な選手と、ドリブルが好きな選手といろんな特徴を持った選手がメンバーとしているので、どういう先発できて途中でどういうふうに変わっていくのかで様子が変わってくる。我々はいろんなことを想定しなければいけない」 「ただひとつ言えるのは、彼らのカウンターを発動するときにマテウス・サヴィオが軸になっているのは間違いないので、自由にポジションを取る彼をいかにチームとして制限をかけていくかというのは、肝になるかなと思います」 2024.08.30 15:00 Fri
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東京Vのサイド牽引する翁長聖、次節柏戦へ「立ち位置の優位性の握り合い」、「スピーディーな攻撃の中でクオリティの高い選手が揃っている」

東京ヴェルディのサイドを牽引する29歳MFが、ここにきてさらに存在感を高めている。 昨シーズンの明治安田J2リーグでFC町田ゼルビアの優勝に貢献したMF翁長聖は、今シーズンから同じ昇格組である東京Vへ完全移籍。その新天地ではここまでリーグ戦27試合に出場し、2ゴール1アシストを記録。左右のサイドバックにサイドハーフ、現在は左ウイングバックを主戦場にサイドの職人としてチームを支える。 ホームの名古屋グランパス戦での芸術的なループシュート、アウェイのサガン鳥栖戦での体を張ったスーパークリアという印象的なプレーに加え、無尽蔵のスタミナを活かした攻守両面のハードワーク、若手の多いチームにおいてポジティブな声掛けなど、ここまでの貢献度の高さはチームトップクラスだ。 前節、鹿島アントラーズを2-1で破り、4試合ぶりの得点と共に勝利を挙げた一戦においても、相手の攻撃のキーマンの一人である右サイドバックのDF濃野公人を周囲との密な連携で封じ込め、積極的に高い位置を取ってマッチアップ相手の背後を突いて攻撃に厚みを加えた。 翁長は「相手の配置を考えれば、ああいった戦い方になるのは当然そうなるとわかっていましたけど、特に濃野選手だからというわけではなくて、いろいろとコミュニケーションを取れれば、(谷口)栄斗や(齋藤)功佑、(森田)晃樹と山見と周囲の選手とコミュニケーションが取れれば、大丈夫かなと思っていました」と、対鹿島や対濃野という部分は意識しなかったものの、チームとしてしっかりと整理した戦い方ができたと前節を振り返った。 ちなみに、その鹿島戦で殊勲の2ゴールを挙げた山見は今シーズンから本格的にウエイトトレーニングを始めたことを明かしていたが、そのきっかけを作ったのは翁長だった。 プレシーズンの時期に江尻篤彦強化部長が、非常にストイックな振る舞いを獲得の一因と語っていた29歳MFは、キャンプや普段のトレーニングにおいても、そのストイックさを窺わせる姿を見せてきたが、翁長自身は「自分1人ではやめてしまう」とその周囲からの見方を謙遜と共に否定。そして、山見を誘った意外な経緯を明かしてくれた。 「(筋トレは)1人ではできないので。個人的に1人でずっと筋トレやっているのはなんかちょっと気持ち悪い感じなので…。ジョギングとかは別にいいんですけど、1人でトレーニングルームで汗かきながらというのは、なんか気持ち悪い感じじゃないですか(笑)」 「あとは自分1人だと『もういいや』という感じでやめてしまうので、それはどこのチームでもそうですけど、大体チームメイトで筋トレをやらなそうなやつを捕まえて一緒にやっています。町田のときも一緒にやっていましたし、大宮でもやっていたと思います」 「こいつ筋トレ嫌いそうだなというやつを誘って一緒にやるのは好きですね。自分も似たような感じで、誰かいなかったらやらないと思うので…」 徹底された日々のコンディション調整に関しても「こだわりがないだけで、自分で思ったことをやっている」と語る翁長だが、東京V加入後から能城裕哉コンディショニングコーチのアドバイスによって試合後のウエイトトレーニングを新たに取り入れたという。その効果については「わからない」としながらも、シーズン序盤に比べて対人戦において力強さを増した印象もあり、日々のひたむきな努力は着実にパフォーマンスに結びついているはずだ。 チームは5月に行われた第16節のヴィッセル神戸戦後、[4-4-2]から[3-4-2-1]に変更した中、FW木村勇大、FW染野唯月の両エースの得点ペースの鈍化と共に、主にミラーゲームの試合ではウイングバックの攻撃参加を効果的に使えない状況が続いたが、この鹿島戦と前々節のFC東京戦では4バックの相手にミスマッチを活かせただけでなく、チームとして攻撃の形が整理された印象だ。 翁長は「ミラーゲームが今まで多かった中で、サイドバックとサイドハーフの[4-4-2]の相手のときに、そこは相手も同じですけど自分たちの立ち位置で両方とも優位性の取れる配置だと思うので、そこの鍵の握り合いかなとはいつも思っています」と、現状の戦いにおいて4バックの相手に対してミスマッチの優位を活かせていると感じている。 一方、城福浩監督は同じ質問に対して、ウイングバックに入る各選手の立ち位置の改善に加え、中盤の底でボールの循環の基準を担う“へそ”の位置をうまく使えている相乗効果があると説明。今後の戦いに向け、チームの課題であるクロスからのチャンスメイク、得点をより増やしていけると考えている。 「基本的にこのシステムで言えば、ウイングバックが幅を取る役目になると思いますが、その幅を取る高さが大事で、高ければ高いほどいいかというと、高く取るとそのぶんボールを受けづらいタイミングのようなシチュエーションもあるので、高いポジションを意識しながらもいつ引いてくるかと、そこで起点になるかというところのポジションを取るタイミングというのはどの選手も理解してきたのかなと思います」 「もうひとつは、幅を取るということは、相手がそれに対応してきたら中が空く。我々の言うところの“へそ”がうまく使えていれば、さらにウイングバックが活きる。ウイングバックが活きているということは、へそをうまく使えているということにもなる。そうすると相手はどちらを抑えればいいのかがわからなくなる。この状況をもっと長い時間作り出せると、さらにウイングバックがより高い位置でプレーできるようになるのかなと。ウイングバックからのクロスを逆サイドのウイングバックが押し込むような展開というのは、この前もそれに近い展開があったと思いますけど、もっともっと作り出していけるのかなと思います」 鹿島戦の勝利で降格圏との勝ち点差を「10」に広げ、10位に浮上した東京Vは31日に三協フロンテア柏スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第29節の柏レイソル戦で約3カ月ぶりのリーグ連勝を狙う。 その一戦に向けて翁長は「スピーディーな攻撃の中で個人のクオリティの高い選手が揃っていて、そこは注意しないといけない」と、FW細谷真大、MFマテウス・サヴィオが牽引する相手の攻撃を警戒しつつ、目の前の試合での勝利を誓った。 1-1のドローに終わった前回対戦では後半アディショナルタイムの途中出場となった翁長だが、今回の一戦ではマッチアップが予想されるMF山田雄士、MF島村拓弥らを抑え込みながら、DF関根大輝、DF古賀太陽らが不在となる相手ディフェンスラインを揺さぶる攻撃面の仕事を期待したいところだ。 2024.08.30 15:15 Fri
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「チームの勝利にやっとゴールで貢献できた」東京Vの木村勇大、2桁ゴール到達のゴラッソに「やっとここで動かすことができた」

東京ヴェルディのFW木村勇大が柏レイソル戦で決めたゴラッソは多くのネガティブなものを振り払う痛快な一撃となった。 東京Vは8月31日、三協フロンテア柏スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第29節の柏戦を3-2で勝利した。 前節、3位の鹿島アントラーズを2-1で下し、4戦ぶりの得点と共に4戦ぶりの白星を挙げた東京Vは、今回の勝利によって約3カ月ぶりとなる今季3度目の連勝を成し遂げた。 チームとしては残留争いの目安のひとつである勝ち点40の大台を超え、暫定ながら7位に浮上した点は大きいが、悩めるエースストライカーに2カ月半ぶりのゴールが生まれたことは今後に向けて大きなプラス材料となった。 京都サンガF.C.からの期限付き移籍でアカデミー時代を過ごした古巣帰還を果たした木村。その京都、昨シーズン途中に期限付き移籍で加入したツエーゲン金沢でどん底を味わった中、新天地では主に守備面を中心に厳しい要求を受けながらも開幕直後の第2節の浦和レッズ戦で初ゴールを記録。 上々の滑り出しを見せると、以降もコンスタントにゴールを重ねつつ得点以外の部分でも著しい成長を遂げ、6月15日に行われた第18節サンフレッチェ広島戦では9ゴール目を挙げた。 そのため、自身初の2桁ゴール到達は時間の問題かに思われたが、以降は10試合ゴールから遠ざかることに。さらに、ジュビロ磐田戦での0-3の大敗をきっかけに3試合連続ベンチスタートも経験し、順風満帆だった新天地で初の挫折も味わっていた。 この間にチームでは木村の関西学院大学の1つ年上の先輩であるFW山見大登がゴールを量産し、横浜F・マリノス戦、アビスパ福岡戦、前節の鹿島戦でチームは貴重な勝利も挙げていた。 ただ、エゴイストであるべきストライカーらしい性格だけでなく、J1最年少スカッドにおいて決して若くない23歳は、勝敗に対するより大きな責任の芽生えによって「先週も勝てて嬉しかったですけど、少し歯がゆい部分があったりして、心の底から喜べていない自分がいた」とこの間の正直な胸の内を明かした。 そんななか、この柏戦には「どんな形でもシュートを打つというところをすごく意識して挑んだ」という言葉通りの豪快なゴールを決めた。 FW細谷真大のゴールによっていきなりのビハインドを背負った中、15分にペナルティアーク付近で山見から足元にボールを受けると、背負ったDF野田裕喜を振り切って反転しながら右に持ち出すと、視野に入っていたDF宮原和也、MF山田楓喜へのパスという選択肢を排除して右足を一閃。GK佐々木雅士の手をはじいた強烈なシュートがゴールネットへ突き刺さった。 そして、木村にとって11試合ぶり、待望の今季リーグ10点目は焦りやもやもや、迷いを振り払うものとなったようだ。 「焦りもありましたし、ずっとワントップで試合に出ている中で結果が残せないという責任もすごく感じていましたし、自分の中で焦りや責任を感じながら毎試合やっていました。今日はチームの勝利にやっとゴールで貢献できたというのが、なによりも大きかったです」 「(2桁ゴールは)あまり気にしないようにはしていましたけど、ずっと9点で止まっているというのは、正直心の中で引っかかっていました。周りからもそういう声が聞こえていたので、より余計に自分の中でもどかしい部分がありました。そういった9点だったので、やっとここで動かすことができて、そこもすごく嬉しいです」 ストライカーとしては常にゴールを決められることに越したことはないが、もがき苦しんだ苦しい日々、状況を好転させるための試行錯誤もそのプレーに新たな深みを与える重要なことにも思える。 木村はそんな経験はしなくてもいいというような雰囲気を漂わせながらも、ここ最近の経験が自身をもう一段階上のレベルにステップアップする契機になると感じている。 「なかなかしんどかったですけど、今まであまり自分はシュート練習とかしなかったですけど、最近は仁志さん(森下仁志コーチ)に付きっきりでやってもらっていますし、そういうゴールを取るために何が大事かとか、ゴールを取るメンタルというところをすごく言われて、自分もすごく意識してやっているので、今日も前向きな気持ちで試合に取り組めたので、そこがよかったかなと思います」 「今まではメンタルとかがあまり強くなくて、やっぱりよくないときに結構自分は気持ちの部分で落ちたり、沈んでいきがちなところがあった中で、ちょっとベンチになった期間とかはしんどかったですけど、そこを乗り越えてちゃんとこうやってまた結果を残せたというのは、そのしんどいときにどういう取り組みをするかとか、何をやり続けるかというところは、去年の自分とか今までの自分と比べてすごく大きく成長できたこの数カ月だったかなと思います」 そういったひたむきな取り組みを経て、PKや“ごっつあんゴール”ではなく豪快な一撃で自ら壁を破ったスケールの大きなストライカーは、残り9試合で再びゴールを量産し、J1残留と共に上位進出を狙う緑の名門の牽引車となりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】豪快な一撃で待望の今季2桁ゴール到達!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ついに決めた<br>今季10ゴール目<br>\<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%A8%E6%9D%91%E5%8B%87%E5%A4%A7?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#木村勇大</a> 自らドリブルで持ち出し右足一閃<br>今季10ゴール目を豪快なゴラッソで決めた<br><br>明治安田J1リーグ第29節<br>柏×東京V<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> でライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9F%8F%E6%9D%B1%E4%BA%ACV?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#柏東京V</a> <a href="https://t.co/tx63auwso1">pic.twitter.com/tx63auwso1</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1829828975843066009?ref_src=twsrc%5Etfw">August 31, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.01 09:05 Sun

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