「JFLに適応」昇格組浦安がダントツ最下位から16戦無敗で優勝争い…伊藤純也&都並敏史が過去とミライを紐解く
2023.11.13 19:00 Mon
2023シーズンのJFLをかき乱す存在として、J3クラブライセンスを持たない昇格組ながらも優勝争いに加わったブリオベッカ浦安。選手と指揮官に今季ここまでの戦いを振り返ってもらった。
〜ブリオベッカ浦安って?~
日本サッカー史において後世まで名を残すであろう“炎のサイドバック”都並敏史。“ドーハの悲劇”を始めとする歴史の生き証人であり、サッカー解説でもお馴染みの都並が2019年から指揮官として率いるチームこそ、今季6年ぶりにJFLへと返り咲いたブリオベッカ浦安だ。
浦安は2016年に関東サッカーリーグ1部からJFLへ初昇格。ただ、18年から関東1部へ逆戻りすることとなり、リスタートを切って5年目の昨季、リーグ戦10チーム中6位と苦しみながらも、全国社会人サッカー選手権大会と地域CLの2冠を成し遂げ、見事、今季からJFLへと返り咲いた。
そんな彼らが今季のJFL開幕9試合で0勝3分け6敗のダントツ最下位だったのはもはや過去。第10節でソニー仙台FCを撃破すると勢いに乗り、そこから第27節まで怒涛の16試合無敗(10勝6分け)に。気づけば順位は4位となっていた。
~選手間の意識強化で苦境を乗り切る~
しかし、昇格組でありながら、優勝決定の首位Honda FC、2位ソニーに対して1勝1分けと勝ち越し。Jリーグ入会「継続審議」の3位レイラック滋賀、4位ラインメール青森、7位ヴェルスパ大分、さらに来季のJ3参入が条件付きで承認されていたクリアソン新宿、ヴィアティン三重に対しても、ホーム&アウェイ2試合の中でいずれも1勝を挙げている。
結果として、Honda&ソニーに次ぐ“Jへの門番”的役割の一翼も担う形となっている浦安。高知戦終了後、MF伊藤純也に16試合無敗という快進撃を振り返ってもらった。
「16という数字を振り返ると、確かに良い流れが来ていたようにも思えますが、僕たち選手はそれほどこの数字にこだわっていませんでした。浦安は今季からJFLで戦うチーム…対戦相手へのリスペクトを持ちながら一戦一戦に向き合ってきたことで、この数字が積み上がったんだと思います」
「開幕9試合未勝利のあの時期、『自分たちに必要なことってなんだろう』『どのチームもプレー強度の高いJFLでどうやって戦うべきか』など、基本的な部分を選手間で見つめ直しました。主にデュエルや攻守の切り替えなどです」
「最初に勝利したソニー戦から何試合か無敗が続いて、少しずつ自信が大きくなったのは間違いないです。良い意味での“慣れ”というか、選手ひとりひとりがJFLのプレー強度に適応していきました。そうなると今度は各々がいかに個性を発揮できるか…この点はまだまだこれからですね」
〜残り2試合を経て、来季へ〜
一方で、伊藤が「“人間力”という点で大きな影響を与えてくれた方。サッカーの戦術面ももちろんですが、ひとりの人間として大切なことを教えてくださった方です。“忍耐”の大切さはサッカーでも活きています」と尊敬の念を寄せたのは、就任5年目の都並監督。指揮官も選手たちの成長を実感しつつ、さらなる進歩も可能だと踏んでいるようだ。
「選手たちが率先して話し合いのできる、柔軟性を持つチームになったという印象です。こういう部分を見ると、やっぱり成長を感じますね」
「ただ、まだまだ伸び代があるとも思っています。本来ゴールを期待できるFWの得点数があまり伸びないまま、この時期、この順位まで来てしまった印象なので、FWがゴールを決められる攻撃の形を増やしていけるといいですね」
「今日(高知戦)なんかでも、自分たちができた部分、研究されて難しかった部分、これらを学びとして持って、課題をひとつずつ埋めていく。しっかり反省して次に繋げます」
苦しい時期を選手間の意識強化で乗り切ったと明かしてくれた伊藤。さらなる進歩に意欲を示す都並監督。両者とも今季の残り2試合に集中を傾けているという。
伊藤は「優勝のチャンスはなくなってしまいましたけど、残り2試合を全力で戦い抜きます。『全員、全力、最後まで』という浦安のスローガン通り、ひとりひとりがこの2試合で何をすべきか考え、実行することが来季につながると思います。少しでも上の順位で終わりたいですね」と語る。
都並監督は現在開催中の地域CLに絡めて「関東1部だとVONDS市原FCや栃木シティFCなんかはJFLでも十分戦えると思います。昇格してきたら嫌…いやいや、どこが相手でも嫌ですよ(笑) 自分たちがしっかり戦うことが最も大事ですから」と笑う。
「来季を考えて残り2試合で何かを実験的に試す、ということはないです。まだそこまで熟成されたチームにはなっていないですね。これまでの積み上げを2試合でも出せるようにと考えています」
都並敏史がベンチから、伊藤純也がピッチの中央からタクトを振るうブリオベッカ浦安。18日に今季のホーム最終戦でミネベアミツミFCと対戦し、最終節(第30節)は26日、アウェイでのFCマルヤス岡崎戦となっている。
〜ブリオベッカ浦安って?~
日本サッカー史において後世まで名を残すであろう“炎のサイドバック”都並敏史。“ドーハの悲劇”を始めとする歴史の生き証人であり、サッカー解説でもお馴染みの都並が2019年から指揮官として率いるチームこそ、今季6年ぶりにJFLへと返り咲いたブリオベッカ浦安だ。
そんな彼らが今季のJFL開幕9試合で0勝3分け6敗のダントツ最下位だったのはもはや過去。第10節でソニー仙台FCを撃破すると勢いに乗り、そこから第27節まで怒涛の16試合無敗(10勝6分け)に。気づけば順位は4位となっていた。
ただ、11日に敵地で行われた第28節の高知ユナイテッドSC戦(1●2)は敗れ、残念ながら無敗街道が「16」でストップ、5位後退、前節終了時点でわずかに残していた昇格即初優勝の可能性も消滅。悔しい敗戦となった。
~選手間の意識強化で苦境を乗り切る~
しかし、昇格組でありながら、優勝決定の首位Honda FC、2位ソニーに対して1勝1分けと勝ち越し。Jリーグ入会「継続審議」の3位レイラック滋賀、4位ラインメール青森、7位ヴェルスパ大分、さらに来季のJ3参入が条件付きで承認されていたクリアソン新宿、ヴィアティン三重に対しても、ホーム&アウェイ2試合の中でいずれも1勝を挙げている。
結果として、Honda&ソニーに次ぐ“Jへの門番”的役割の一翼も担う形となっている浦安。高知戦終了後、MF伊藤純也に16試合無敗という快進撃を振り返ってもらった。
「16という数字を振り返ると、確かに良い流れが来ていたようにも思えますが、僕たち選手はそれほどこの数字にこだわっていませんでした。浦安は今季からJFLで戦うチーム…対戦相手へのリスペクトを持ちながら一戦一戦に向き合ってきたことで、この数字が積み上がったんだと思います」
「開幕9試合未勝利のあの時期、『自分たちに必要なことってなんだろう』『どのチームもプレー強度の高いJFLでどうやって戦うべきか』など、基本的な部分を選手間で見つめ直しました。主にデュエルや攻守の切り替えなどです」
「最初に勝利したソニー戦から何試合か無敗が続いて、少しずつ自信が大きくなったのは間違いないです。良い意味での“慣れ”というか、選手ひとりひとりがJFLのプレー強度に適応していきました。そうなると今度は各々がいかに個性を発揮できるか…この点はまだまだこれからですね」
〜残り2試合を経て、来季へ〜
一方で、伊藤が「“人間力”という点で大きな影響を与えてくれた方。サッカーの戦術面ももちろんですが、ひとりの人間として大切なことを教えてくださった方です。“忍耐”の大切さはサッカーでも活きています」と尊敬の念を寄せたのは、就任5年目の都並監督。指揮官も選手たちの成長を実感しつつ、さらなる進歩も可能だと踏んでいるようだ。
「選手たちが率先して話し合いのできる、柔軟性を持つチームになったという印象です。こういう部分を見ると、やっぱり成長を感じますね」
「ただ、まだまだ伸び代があるとも思っています。本来ゴールを期待できるFWの得点数があまり伸びないまま、この時期、この順位まで来てしまった印象なので、FWがゴールを決められる攻撃の形を増やしていけるといいですね」
「今日(高知戦)なんかでも、自分たちができた部分、研究されて難しかった部分、これらを学びとして持って、課題をひとつずつ埋めていく。しっかり反省して次に繋げます」
苦しい時期を選手間の意識強化で乗り切ったと明かしてくれた伊藤。さらなる進歩に意欲を示す都並監督。両者とも今季の残り2試合に集中を傾けているという。
伊藤は「優勝のチャンスはなくなってしまいましたけど、残り2試合を全力で戦い抜きます。『全員、全力、最後まで』という浦安のスローガン通り、ひとりひとりがこの2試合で何をすべきか考え、実行することが来季につながると思います。少しでも上の順位で終わりたいですね」と語る。
都並監督は現在開催中の地域CLに絡めて「関東1部だとVONDS市原FCや栃木シティFCなんかはJFLでも十分戦えると思います。昇格してきたら嫌…いやいや、どこが相手でも嫌ですよ(笑) 自分たちがしっかり戦うことが最も大事ですから」と笑う。
「来季を考えて残り2試合で何かを実験的に試す、ということはないです。まだそこまで熟成されたチームにはなっていないですね。これまでの積み上げを2試合でも出せるようにと考えています」
都並敏史がベンチから、伊藤純也がピッチの中央からタクトを振るうブリオベッカ浦安。18日に今季のホーム最終戦でミネベアミツミFCと対戦し、最終節(第30節)は26日、アウェイでのFCマルヤス岡崎戦となっている。
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