地域CLの前哨戦“全社”2023、25日の決勝戦はFC刈谷vsアルテリーヴォ和歌山に!【Road to JFL/全社準決勝】
2023.10.24 13:18 Tue
地域CLを展望する上で欠かせない全社、今大会の決勝は刈谷vs和歌山に
24日、第59回全国社会人サッカー選手権大会(以下:全社)の準決勝2試合が行われた。日本全国の地域リーグから全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)の出場権獲得(※1)、そして日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すチームが集う“全社”。今年は佐賀県開催となり、24日に準決勝2試合が行われた。
(※1)大会レギュレーションは「目指すはJFL昇格!前回王者ブリオベッカ浦安に続け! “全社”2023が21日開幕【Road to JFL】」をご参照ください
★ジョイフル本田つくばFC(関東1部5位) 2-2(PK:4-5) FC刈谷(東海1部2位)
準決勝進出によって全社枠での地域CL出場を勝ち取った両チーム。つくばは茨城県リーグ時代の2013年以来10年ぶり、3度目のJFL昇格(旧JFL時代含む)を目指す刈谷は2年連続の地域CLとなる。
お互いに準々決勝までの緊張感から解放されたのかと思ってしまうほどあっさり決まった先制点。しかし、スコアが動いてからは互いに集中力の高さを見せあい、21分に刈谷が同点に。右サイドから崩し、最後は折り返しのボールをMF尾﨑僚(23)が左足で蹴り込んだ。
35分につくばが宮本の豪快左足弾で勝ち越すも、直後の37分、刈谷はMF薗田新一郎(23)が混戦から左足で蹴り込んで再び同点に。チームの大半が22〜25歳というヤング刈谷。この日のスタメン11人も平均年齢23.5歳という若さでありながら、その逞しさを見せられれば、JFL昇格の有力候補と推さざるを得ない。昨年の地域CL決勝ラウンドも経験済みだ。
後半はスコアが動かずPK戦へ。両チームとも3人目まで成功したなか、先攻・つくばは4人目のFW恩塚幸之介(23)がシュートをクロスバー上へ外す。後攻・刈谷の4人目、先攻・つくばの5人目が成功し、刈谷の5人目は今大会3ゴールのMF齋藤雅之(24)。齋藤が豪快にゴール右上へ蹴り込み、PK戦を4-5で制した刈谷が決勝戦へ駒を進めた。
★アルテリーヴォ和歌山(関西1部1位) 3-1 FC徳島(四国1位)
関西1部王者の和歌山、四国王者のFC徳島。今大会を地域CLの前哨戦として戦う両者は、昨年の地域CL1次ラウンドでも対戦しており、この時は互いに敗退が決まっていたなかで和歌山が2-1と勝利している。
今年再び地域CLで顔を合わせる可能性もあるなか、今回は19分にFC徳島が先制。地元徳島出身のMF南野心(25)がボックス手前から左足ミドルを叩き込む。22分に和歌山が同点に。MF清本将史(23)がスルーパスに抜け出し、GKとの一対一を制して左足で流し込んだ。
試合は1-1のまま進み、70分に和歌山が逆転。FW北野純也(34)がボックス右まで運び、外側を並走するMF山瀬翔輝(22)へ預ける。これを山瀬が強めのダイレクトパスで中央へ折り返し、走り込んだMF音田幸四郎(28)がボックス手前から右足ダイレクトで豪快に蹴り込んだ。
和歌山はさらに80+1分、ボックス内で北野がボールをキープし、折り返しの浮き玉に頭で合わせたのはMF竜田柊士(24)。このゴールがダメ押しとなり、和歌山が3-1でFC徳島を撃破。地域CLで初の1次ラウンド突破、そしてJFL昇格を目指すなか、紀州のクラブに良い風が吹いている。
◆準決勝結果
▽10月24日/11:00
[29]ジョイフル本田つくばFC 2-2(PK:4-5) FC刈谷
[30]アルテリーヴォ和歌山 3-1 FC徳島
◆明日の日程
▽3位決定戦(10月25日/10:00)
ジョイフル本田つくばFC vs FC徳島
▽決勝戦(10月25日/12:30)
FC刈谷 vs アルテリーヴォ和歌山
(※1)大会レギュレーションは「目指すはJFL昇格!前回王者ブリオベッカ浦安に続け! “全社”2023が21日開幕【Road to JFL】」をご参照ください
準決勝進出によって全社枠での地域CL出場を勝ち取った両チーム。つくばは茨城県リーグ時代の2013年以来10年ぶり、3度目のJFL昇格(旧JFL時代含む)を目指す刈谷は2年連続の地域CLとなる。
前哨戦対決は開始2分でつくばが先制。GK水野竜(29)が前線へロングボールを蹴ると、FW宮本英明(31)が頭で繋ぎ、FW郡司侑弥(24)が最終ラインの背後へ。最後はボックス右からバウンドにうまく合わせて右足ボレーを叩き込んだ。
お互いに準々決勝までの緊張感から解放されたのかと思ってしまうほどあっさり決まった先制点。しかし、スコアが動いてからは互いに集中力の高さを見せあい、21分に刈谷が同点に。右サイドから崩し、最後は折り返しのボールをMF尾﨑僚(23)が左足で蹴り込んだ。
35分につくばが宮本の豪快左足弾で勝ち越すも、直後の37分、刈谷はMF薗田新一郎(23)が混戦から左足で蹴り込んで再び同点に。チームの大半が22〜25歳というヤング刈谷。この日のスタメン11人も平均年齢23.5歳という若さでありながら、その逞しさを見せられれば、JFL昇格の有力候補と推さざるを得ない。昨年の地域CL決勝ラウンドも経験済みだ。
後半はスコアが動かずPK戦へ。両チームとも3人目まで成功したなか、先攻・つくばは4人目のFW恩塚幸之介(23)がシュートをクロスバー上へ外す。後攻・刈谷の4人目、先攻・つくばの5人目が成功し、刈谷の5人目は今大会3ゴールのMF齋藤雅之(24)。齋藤が豪快にゴール右上へ蹴り込み、PK戦を4-5で制した刈谷が決勝戦へ駒を進めた。
★アルテリーヴォ和歌山(関西1部1位) 3-1 FC徳島(四国1位)
関西1部王者の和歌山、四国王者のFC徳島。今大会を地域CLの前哨戦として戦う両者は、昨年の地域CL1次ラウンドでも対戦しており、この時は互いに敗退が決まっていたなかで和歌山が2-1と勝利している。
今年再び地域CLで顔を合わせる可能性もあるなか、今回は19分にFC徳島が先制。地元徳島出身のMF南野心(25)がボックス手前から左足ミドルを叩き込む。22分に和歌山が同点に。MF清本将史(23)がスルーパスに抜け出し、GKとの一対一を制して左足で流し込んだ。
試合は1-1のまま進み、70分に和歌山が逆転。FW北野純也(34)がボックス右まで運び、外側を並走するMF山瀬翔輝(22)へ預ける。これを山瀬が強めのダイレクトパスで中央へ折り返し、走り込んだMF音田幸四郎(28)がボックス手前から右足ダイレクトで豪快に蹴り込んだ。
和歌山はさらに80+1分、ボックス内で北野がボールをキープし、折り返しの浮き玉に頭で合わせたのはMF竜田柊士(24)。このゴールがダメ押しとなり、和歌山が3-1でFC徳島を撃破。地域CLで初の1次ラウンド突破、そしてJFL昇格を目指すなか、紀州のクラブに良い風が吹いている。
◆準決勝結果
▽10月24日/11:00
[29]ジョイフル本田つくばFC 2-2(PK:4-5) FC刈谷
[30]アルテリーヴォ和歌山 3-1 FC徳島
◆明日の日程
▽3位決定戦(10月25日/10:00)
ジョイフル本田つくばFC vs FC徳島
▽決勝戦(10月25日/12:30)
FC刈谷 vs アルテリーヴォ和歌山
竜田柊士の関連記事
FC刈谷の関連記事
JFLの関連記事
|
|
竜田柊士の人気記事ランキング
1
GK櫛引政敏が決定機阻止で1発レッドも逃げ切り成功…滋賀の今季2勝目に 岩手は藤本憲明2発で逆転勝利【JFL第3節】
23日、日本フットボールリーグ(JFL)第3節の5試合が各地で行われた。 ◆滋賀 2-1 飛鳥 クラブ名称変更から3年目、県勢初のJリーグ参入へ正念場の2025シーズンを戦うレイラック滋賀だが、前節早くも今季初黒星。今節はホームに昇格組の飛鳥FCを迎え、49分に左CKからMF竜田柊士が頭で合わせて先制点とする。 78分にはFW北川柊斗のPKで追加点。 しかし、90+3分に1点差とされ、交代枠を使い切った90+5分にGK櫛引政敏が自身の判断ミスから決定機阻止で1発退場に。MF角田駿が代理でGKを務め、直後のFKが枠に飛ばず難を逃れた格好か。かろうじて逃げ切った滋賀である。 ◆枚方 2-4 Honda 盟主Honda FCがFCティアモ枚方に4発勝利。まずは11分、FW児玉怜音の左足弾で先手を取り、17分には知花康士朗のミドルが軌道変わってゴールへ吸い込まれる追加点に。28分に敵陣での守備から岡崎優希がダイビングヘッドを叩き込み、41分には斉藤涼優が4点目を決めた。 怠慢な守備対応から決定的な4点目を奪われた枚方は後半、若谷拓海の左足弾、上元直樹のヘディング弾で2点差に。しかし、これ以上の反撃は叶わず、今シーズン初黒星である。Hondaは今季初得点からの今季初白星とした。 ◆武蔵野 1-2 岩手 いわてグルージャ盛岡が2連勝。まずは開幕3試合を2勝1分け0敗で乗り切った。 今節は敵地吉祥寺で横河武蔵野FCと対戦し、36分に先制被弾。それでも76分、FW藤本憲明が相手のハンドで得たPKを沈めて追いつき、藤本は勢いそのまま78分に逆転ゴールを流し込んだ。なお、敗れた武蔵野は開幕3連敗だ。 ◆V三重 2-1 ミネベア ヴィアティン三重もミネベアミツミFCを撃破で2連勝。新加入FW山田晋平の初ゴールで先制したなか、36分に敵軍エース・FW大塚尋斗の機を見たミドルで追いつかれるも、前半ラストの45分にラッキーなオウンゴールで勝ち越した。 ◆V大分 2-0 マルヤス ヴェルスパ大分は元日本代表FW金崎夢生(36)の先制点を皮切りに2-0で勝利。ホームにFCマルヤス岡崎を迎え、31分に敵陣での守備から金崎が絶妙な左足シュートを叩き込む。 後半に入ると、後半頭から出場のFW矢野佑介が67分、敵陣深くでボールを刈り取り、自ら持ち運んで左足シュート。これが決まって追加点とし、守備でもシャットアウトに成功した。 なお、V大分は昨季ホームゲーム15試合で3勝8分け4敗。今季はここまで2戦2勝としており、J3入会を目指すなか、地元での認知拡大に向け、ホームでさらに勝利を重ねていきたい。今節の入場者数は1285人と発表されている。 ◆JFL第3節 ▽3月22日(土) Y.S.C.C.横浜 0-2 クリアソン新宿 ブリオベッカ浦安・市川 0-0 ラインメール青森 沖縄SV 2-1 アトレチコ鈴鹿 ▽3月23日(日) レイラック滋賀 2-1 飛鳥FC FCティアモ枚方 2-4 Honda FC 横河武蔵野FC 1-2 いわてグルージャ盛岡 ヴィアティン三重 2-1 ミネベアミツミFC ヴェルスパ大分 2-0 FCマルヤス岡崎 2025.03.23 18:07 SunFC刈谷の人気記事ランキング
1
目指すはJFL昇格! 地域CL2023の全12チーム出揃う…全社1回戦敗退の栃木シティFCのオーナーが明言「百年構想枠使います」
日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すチームが集う全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)2023。一次ラウンドへ駒を進める全12チームが出揃った。 23日、第59回全国社会人サッカー選手権大会(全社)の準々決勝が行われ、ジョイフル本田つくばFC(関東)、FC刈谷(東海)、アルテリーヴォ和歌山(関西)、FC徳島(四国)がそれぞれ勝利。ジョイフル本田つくばFCとFC刈谷は各地域リーグ王者9チームとともに全社枠として地域CLへ進むことが決定した。 また、アルテリーヴォ和歌山とFC徳島は地域リーグで優勝しているため、上位4チームのうち最大3チームに与えられる全社枠が全て埋まらなかったため、1回戦でジェイリースフットボールクラブに敗れていた栃木シティFC(関東)はJリーグ百年構想クラブ枠での繰り上げ申請が可能に。同クラブの代表取締役を務める大栗崇司氏は23日午後、自身のXに「百年構想枠使います。やるぞおおおおおお」などと投稿。選手たちも続々とSNSで地域CLへの意気込みを表明した。 これにより、2017年以来のJFL復帰を目指す栃木シティを12チーム目とする形で地域CL出場チームが全て出揃ったことに。JFL復帰を目指すFC刈谷と栃木シティの2チームと初昇格を狙う10チームという顔ぶれになった。 なお、一次ラウンドは、12チームが4チームずつ3グループに分かれて対戦。各組1位の3チーム、各組2位の中で成績最上位1チームの計4チームが決勝ラウンド進出となる。なお、今年の決勝ラウンドでは1位がJFL自動昇格、2位はJFL最下位との入替戦へ進むこととなる。組み合わせ抽選会は10月28日に開催される。 ◆地域CL2023 出場チーム ▽各地域リーグ優勝 BTOP北海道(北海道/北海道) ブランデュー弘前FC(青森/東北1部) VONDS市原FC(千葉/関東1部) 福井ユナイテッドFC(福井/北信越1部) wyvern(愛知/東海1部) アルテリーヴォ和歌山(和歌山/関西1部) 福山シティFC(広島/中国) FC徳島(徳島/四国) ヴェロスクロノス都農(宮崎/九州) ▽全社枠 ジョイフル本田つくばFC(茨城/関東1部5位) FC刈谷(愛知/東海1部2位) ▽Jリーグ百年構想クラブ枠 栃木シティフットボールクラブ(栃木/関東1部2位) ◆日程 ▽一次ラウンド(グループA〜C) 第1節:11月10日(金) 第2節:11月11日(土) 第3節:11月12日(日) ▽決勝ラウンド 第1節:11月22日(水) 第2節:11月24日(金) 第3節:11月26日(日) 2023.10.23 18:05 Mon2
宮崎のMF内薗大貴が現役引退を発表、2020年にはJ3昇格に貢献「テゲバジャーロ宮崎の発展の為に努めたい」
テゲバジャーロ宮崎は17日、MF内薗大貴(36)の現役引退を発表した。 内薗は鹿児島県出身で、東海学園大学、FC刈谷、宮崎の前身であるMSUFC、FC鹿児島でプレー。その後、鹿児島ユナイテッドFCでプレーしたのち、2018年に宮崎に加入した。 9年ぶりに復帰した宮崎ではJFL時代からプレーし、2020年にはJ3昇格に貢献。鹿児島時代以来となるJ3で3シーズン戦い、25試合に出場していた。 通算ではJ3で28試合出場、JFLで88試合1得点、地域チャンピオンズリーグで6試合出場、天皇杯で7試合出場。今シーズンは明治安田生命J3リーグでここまで7試合に出場していた。 内薗はクラブを通じてコメントしている。 「この度2023年シーズンをもって、現役を引退する事を決断致しました。この年齢まで続ける事ができたのも、素晴らしい指導者の方々、今まで所属させていただいたクラブのチームメイト、スタッフ、サッカーを通じて出会った方々、そして1番近くで支えてくれた家族のおかげです」 「兄の影響で始めたサッカー、これまで様々な経験をサッカーにさせてもらい、人としても成長させてもらいました。サッカーの世界で経験できた全てに感謝したいです」 「残り3試合、限られたサッカー選手としての時間を楽しみ、テゲバジャーロ宮崎の発展の為に努めたいと思います」 2023.11.17 12:35 Fri3
地域リーグは九州などで地域CL出場チームが確定も…東京23FC奮闘の関東1部、和歌山首位陥落の関西1部などで死闘続く【Road to JFL】
日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指すクラブが集う「地域リーグ」。優勝チームが揃いつつある各地域の推移をざっくりまとめる。 大前提として、各地域の優勝チームはJFL昇格が懸かる「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)」への出場権を獲得。 それ以外のチームは「第60回全国社会人サッカー選手権大会(全社)」の成績上位3チームに入ることで、地域CL出場権を獲得できる。 全社は各地域の予選が終わり、全社予選も敗退でリーグ優勝も逸…というチームは、JFL昇格が翌年以降へお預けとなる格好だ。 ・・・ ◆北海道サッカーリーグ 〜十勝が覇権奪還!〜 優勝:北海道十勝スカイアース | 勝ち点36 2位:BTOP北海道 | 勝ち点28 3位:札大GOAL PLUNDERERS | 勝ち点21 BTOPが初優勝から2連覇していた北海道だが、今季は十勝が3季ぶり優勝、3季ぶり地域CL出場を決めた。2020年に地域CL決勝ラウンドを経験した十勝は、北海道勢初のJFL昇格(※)を目指す。なお、BTOPも全社切符は掴んでおり、全社経由での地域CLを掴みたい。 (※)北海道コンサドーレ札幌は県外からの移転で旧JFLに参戦し、のちにJリーグ入会 ・・・ ◆東北社会人サッカーリーグ1部 〜弘前の連覇近づく〜 首位:ブランデュー弘前FC | 勝ち点40 2位:コバルトーレ女川 | 勝ち点33 3位:一目千本桜FCfeat.S.U.F.T. | 勝ち点28 現在、首位弘前が残り4試合、2位女川が残り5試合で勝ち点「7」差。最終節が直接対決ということもあり、女川は最終節までにこの差を詰めておきたいところである。 ただし、連覇を目指す弘前はここまで13勝1分け0敗。2度目のJFL昇格を目指す女川は、全社からの地域CL挑戦を視界に入れねばならない。東北の全社出場は弘前&女川となっている。 ・・・ ◆関東サッカーリーグ1部 〜矛vs盾の一騎打ちに〜 首位:VONDS市原 | 勝ち点37 2位:東京23FC | 勝ち点35 3位:東邦チタニウム | 勝ち点21 3年連続でJFL昇格チームを出す関東1部は、残り3試合で優勝争いが2チームに絞られた。伝統的に守備が堅い首位V市原は15試合8失点、2位東京23は15試合45得点となっている。 こちらも最終節が直接対決。勝ち点「2」差で追いかける東京23は直近の第15節で格下相手に黒星を喫したが、もうこれ以上取りこぼしは許されない。目下白熱中の関東1部である。 なお、東京23は優勝なら8年ぶり2度目、昨季10チーム中9位で栃木シティのJFL昇格によって関東2部降格を免れたなかでの栄冠となる。 ・・・ ◆北信越フットボールリーグ1部 〜福井が連覇!地域CLでの強さを!〜 優勝:福井ユナイテッドFC | 勝ち点36 2位:JAPAN.S.C. | 勝ち点29 3位:富山新庄クラブ | 勝ち点24 福井がここまで12戦12勝で連覇達成。JSCとともに全社出場権を獲得していたなか、地域CL行きを決めた。同県は今や数少ない“Jなし県”のひとつとなっているが、JFLに目を向ければ高知が県をあげての総力戦で首位独走。やはり福井には、“地域CLでの強さ”を期待したい。 ・・・ ◆東海社会人サッカーリーグ1部 〜デッドヒート〜 首位:FC刈谷 | 勝ち点28 | +16 2位:FC.ISE-SHIMA | 勝ち点25 | +13 3位:中京大学FC | 勝ち点18 名門刈谷とISE-SHIMAの一騎打ちが続く東海1部。現状、初優勝を目指すISE-SHIMAが1試合少なく、未消化分次第で首位奪還の可能性も。何よりISE-SHIMAは全社予選を落とし、優勝しか3年ぶり地域CL出場への道がない状況だ。まだどちらに転ぶか予測できぬ東海1部だ。 ・・・ ◆関西サッカーリーグ1部 〜大!混!戦!〜 首位:飛鳥FC | 勝ち点23 2位:アルテリーヴォ和歌山 | 勝ち点21 3位:Cento Cuore HARIMA | 勝ち点20 4位:守山侍2000 | 勝ち点17 王者和歌山が直近の試合で守山侍に逆転負けを喫し、首位から陥落。初優勝を目指す飛鳥(旧:ポルベニル飛鳥)が首位に躍り出た。 残り3試合、和歌山としては飛鳥およびハリマとの上位対決を残す状況。飛鳥は初の地域CL、ハリマはバンディオンセ加古川時代以来となる地域CLを目指すなか、ともに全社予選敗退…ひとつ和歌山戦に懸かっている部分もある。 ・・・ ◆中国サッカーリーグ 〜福山が3連覇目前〜 首位:福山シティFC | 勝ち点41 2位:SRC広島 | 勝ち点33 3位:ベルガロッソいわみ | 勝ち点29 今年の有力なJFL昇格候補と目される福山が3連覇目前。2位SRCが直近2試合未勝利と躓いたことで一気に前進した。中国は現在の上位3チームが揃って全社出場。島根県勢トップクラブとなったいわみはすでに優勝の可能性が消滅も、全社での奮闘、4強入りに期待したい。 ・・・ ◆四国サッカーリーグ 〜FC徳島の4連覇確実か〜 首位:FC徳島 | 勝ち点36 2位:多度津FC | 勝ち点33 3位:SONIO高松 | 勝ち点19 絶対王者・FC徳島が残り1試合で優勝確実か。2位多度津と勝ち点「3」差も、得失点差に膨大な開きがある状況だ。FC徳島は今季リーグ戦5年ぶり黒星も、13試合12勝1敗と取りこぼしを最小限にとどめている。多度津は初の2位以上が確定し、FC徳島とともに全社も出場する。 ・・・ ◆九州サッカーリーグ 〜都農が連覇、3強揃って全社へ〜 優勝:ヴェロスクロノス都農 | 勝ち点49 2位:ジェイリースFC | 勝ち点42 3位:FC延岡AGATA | 勝ち点40 九州は全国各地域で唯一、全日程が終了し、都農が連覇達成。ジェイリースおよび延岡との3強で上位を独占、揃って全社へ。地域リーグNo.1の実業団と呼ぶに相応しいジェイリース、また延岡も、全国での競争力が侮れず。3チームとも今年に懸ける意気込みが強そうだ。 ◆全社2024本大会出場組 ▽開催地代表 ・レイジェンド滋賀 ▽北海道 ・北海道十勝スカイアース ・BTOP北海道 ▽東北 ・ブランデュー弘前FC ・コバルトーレ女川 ▽関東 ・VONDS市原 ・東京23FC ・東邦チタニウム ・東京ユナイテッドFC ・エリース東京 ・横浜猛蹴(関東2部) ・SHIBUYA CITY FC(東京都1部) ▽北信越 ・福井ユナイテッドFC ・JAPAN.S.C. ▽東海 ・FC刈谷 ・中京大学FC ・FC岐阜SECOND(東海2部) ・東海FC(東海2部) ▽関西 ・アルテリーヴォ和歌山 ・守山侍2000 ・ASラランジャ京都(関西2部) ・おこしやす京都(関西2部) ・ルート11(大阪府1部) ▽中国 ・福山シティFC ・SRC広島 ・ベルガロッソいわみ ▽四国 ・FC徳島 ・多度津FC ▽九州 ・ヴェロスクロノス都農 ・ジェイリースFC ・FC延岡AGATA ・三菱重工長崎SC(長崎県1部) <span class="paragraph-title">【動画】関西1部で首位陥落の和歌山は14日に大一番...3位ハリマとの勝ち点1差対決に</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">【NEXT MATCH】<br>☆アストエンジ関西サッカーリーグ第13週☆<br><br>アルテリーヴォ和歌山 vs Cento Cuore HARIMA<br>日時 9月14日13:00<br>会場 桃源郷運動公園<br>※観戦無料<br><br>優勝へ重要な2位・3位の直接対決、〝ONE WAKAYAMA〟で戦いましょう<br><br>配信あり<a href="https://t.co/6sS18zKkfZ">https://t.co/6sS18zKkfZ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A9%E5%92%8C%E6%AD%8C%E5%B1%B1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#アルテリーヴォ和歌山</a> <a href="https://t.co/GIRKUJVq31">pic.twitter.com/GIRKUJVq31</a></p>— アルテリーヴォ和歌山【公式】《次戦》山忠建設プレゼンツ KSL⑬ 9/14㊏13時 @桃源郷 (@arterivo_info) <a href="https://twitter.com/arterivo_info/status/1833702009880387636?ref_src=twsrc%5Etfw">September 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.12 17:00 Thu4
東海1部へ期限付き移籍のDF宮嵜海斗が熊本復帰「まずはケガを治すこと、今できることに専念」
ロアッソ熊本は3日、DF宮嵜海斗(24)のFC刈谷への期限付き移籍期間満了、および契約更新を発表した。 宮嵜は熊本県出身の熊本ユース育ち。鹿屋体育大学を経て2023年に熊本でプロ入りした。 1年目からJ2リーグで2試合に出場も、2年目の今シーズンは出番が訪れず。7月に東海社会人サッカーリーグ1部のFC刈谷へ期限付き移籍したが、ケガによりプレーできなかった。 熊本に戻って2025シーズンを迎える宮嵜は、両クラブを通じてコメントしている。 ◆ロアッソ熊本 「またこのクラブでプレーできることを嬉しく思います。まずはケガを治すこと、今できることに専念して、復帰した際にはチームの勝利に貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」 ◆FC刈谷 「JFL昇格するためにFC刈谷に来ましたが、合流してすぐにケガをしてしまい結果を残せず、とても悔しい気持ちです」 「初めて刈谷の試合を見て、選手、サポーターの一体感、スタジアムの雰囲気に心打たれ、このピッチで試合をしたかったなと思いました。短い期間でしたが、ありがとうございました」 2024.12.03 16:45 Tue5
