グローリの終盤一撃で福岡が3連勝!我慢重ねセットプレー1発で苦境続く湘南を撃破【明治安田J1第21節】
2023.07.16 21:03 Sun
16日、明治安田生命J1リーグ第21節の湘南ベルマーレvsアビスパ福岡がレモンガススタジアム平塚で行われ、0-1でアウェイの福岡が勝利を収めた。リーグ戦14戦勝利なしと苦しむ湘南だが、前節の柏レイソル戦では後半にらしさを取り戻した。後半アディショナルタイムの同点ゴールで連敗を「4」で止め、ミッドウイークの天皇杯3回戦もファジアーノ岡山に勝利と、不振脱却の兆しは見える。柏戦の前半はダブルボランチを採用したが、この日はこれまで通りのアンカーシステムでスタートし、先発復帰した杉岡大暉を左のワイドで起用した。
対する福岡は、7戦未勝利の難局から一足早く抜け出し連勝中。前節は北海道コンサドーレ札幌に逆転勝ち、天皇杯では延長戦の末にFC岐阜を下した一方、今節はルキアンと奈良竜樹が出場停止に。長谷部茂利監督は古巣戦となるウェリントンに加え、岐阜戦でフル出場した井上聖也をJ1初先発に抜擢し、[4-4-2]で臨んだ。
今季の前回対戦は後半アディショナルタイムの2発で福岡が劇的な勝利を飾っていたが、この日は開始早々10秒足らずで湘南の小野瀬康介がフィニッシュ。福岡もウェリントンへの縦パスを起点に山岸祐也がフリックし、佐藤凌我が決定機を迎える。
ゲームはにらみ合いの時間を経て、徐々に湘南のボール保持率が上昇。福岡が構えて対抗するという構図ができあがる。
以降も湘南がボックスへ侵入しながら、福岡も最終局面で粘りを見せ、ゴールレスで前半を終えた。
後半も出足の良い守備から攻撃の回数を増やした湘南。だが、ハイクロスには福岡も無類の強さを発揮し、決定機を許さない。
蒸し暑いコンディションとの戦いも強いられる中で、両ベンチは飲水タイム明け後の71分に動き、湘南は山田直輝と大橋祐紀を下げて平岡大陽と鈴木章斗を、福岡は佐藤に代えて鶴野怜樹を送り出した。
湘南は76分に小野瀬、5分後には奥野耕平が右足を振るも、GKの好セーブに遭ってこれという1本が出ない。
すると、我慢の時間が続いていた福岡がセットプレーからネットを揺らす。86分、敵陣右サイドの浅い位置でFKを獲得すると、前寛之が対角へ放り込み井上が頭で落とす。収めたグローリが反転からの左足シュートを左隅に流し込んだ。
長いVARチェックの末に改めてゴールが認められると、福岡は6分の後半アディショナルタイムに城後寿を最終ラインに組み込む5バックでシャットアウト。セットプレーからの1発逃げ切り勝ちで、見事な3連勝を飾っている。
湘南ベルマーレ 0-1 アビスパ福岡
【福岡】
ドウグラス・グローリ(後41)
対する福岡は、7戦未勝利の難局から一足早く抜け出し連勝中。前節は北海道コンサドーレ札幌に逆転勝ち、天皇杯では延長戦の末にFC岐阜を下した一方、今節はルキアンと奈良竜樹が出場停止に。長谷部茂利監督は古巣戦となるウェリントンに加え、岐阜戦でフル出場した井上聖也をJ1初先発に抜擢し、[4-4-2]で臨んだ。
ゲームはにらみ合いの時間を経て、徐々に湘南のボール保持率が上昇。福岡が構えて対抗するという構図ができあがる。
21分には左で作って右ウイングの畑大雅が右足のミドル。飲水タイム明け後の29分には長い距離を持ち運んだ小野瀬のクロスからファーの阿部浩之の一振りがGKを抜けたが、カバーに入ったドウグラス・グローリに阻まれ、直後のCKからは山本脩斗のシュートが左ポストを叩いた。
以降も湘南がボックスへ侵入しながら、福岡も最終局面で粘りを見せ、ゴールレスで前半を終えた。
後半も出足の良い守備から攻撃の回数を増やした湘南。だが、ハイクロスには福岡も無類の強さを発揮し、決定機を許さない。
蒸し暑いコンディションとの戦いも強いられる中で、両ベンチは飲水タイム明け後の71分に動き、湘南は山田直輝と大橋祐紀を下げて平岡大陽と鈴木章斗を、福岡は佐藤に代えて鶴野怜樹を送り出した。
湘南は76分に小野瀬、5分後には奥野耕平が右足を振るも、GKの好セーブに遭ってこれという1本が出ない。
すると、我慢の時間が続いていた福岡がセットプレーからネットを揺らす。86分、敵陣右サイドの浅い位置でFKを獲得すると、前寛之が対角へ放り込み井上が頭で落とす。収めたグローリが反転からの左足シュートを左隅に流し込んだ。
長いVARチェックの末に改めてゴールが認められると、福岡は6分の後半アディショナルタイムに城後寿を最終ラインに組み込む5バックでシャットアウト。セットプレーからの1発逃げ切り勝ちで、見事な3連勝を飾っている。
湘南ベルマーレ 0-1 アビスパ福岡
【福岡】
ドウグラス・グローリ(後41)
1
2
杉岡大暉
ルキアン
奈良竜樹
長谷部茂利
ウェリントン
ウェリントン
井上聖也
小野瀬康介
山岸祐也
佐藤凌我
畑大雅
阿部浩之
ドウグラス・グローリ
山本脩斗
山田直輝
大橋祐紀
平岡大陽
鈴木章斗
鶴野怜樹
前寛之
奥野耕平
城後寿
湘南ベルマーレ
アビスパ福岡
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鹿島、復権へSBを一斉補強! 湘南DF杉岡大暉、仙台DF永戸勝也、横浜FMDF広瀬陸斗を完全移籍で獲得!
鹿島アントラーズは3日、湘南ベルマーレから日本代表DF杉岡大暉(21)、ベガルタ仙台からDF永戸勝也(24)、横浜F・マリノスからDF広瀬陸斗(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。 杉岡は2017年に市立船橋高校から湘南に入団。1年目から主力としてプレーすると、昨年6月のコパ・アメリカで日本代表デビューを飾った。クラブでは明治安田生命J1リーグで28試合2ゴールを記録した。 永戸は2017年に法政大学から仙台に入団した。今シーズンは明治安田生命J1リーグで30試合2ゴール。また、武器である左足からの正確なクロスでリーグトップの「10」アシストをマークした。 広瀬は水戸ホーリーホック、徳島ヴォルティスでプレーした後、2019年に横浜FM入り。今シーズンは明治安田生命J1リーグで20試合1ゴールを記録し、リーグ優勝に貢献した。 常勝軍団への移籍が決まった3選手は、クラブ公式サイトでそれぞれコメントしている。 ◆杉岡大暉 《鹿島アントラーズ》 「この度、湘南ベルマーレから完全移籍で加入する杉岡大暉です。日本で一番伝統のあるクラブに入れることを嬉しく思います。全てのタイトルを獲るためにきました。その目標に少しでも貢献できるように精一杯頑張ります。よろしくお願いします」 《湘南ベルマーレ》 「湘南ベルマーレに関わる全ての皆様、来季から鹿島アントラーズへ移籍することが決まりました。2017年に高校からプロの世界に入るとき、いくつかの選択肢をいただいたなかで湘南ベルマーレを選んで本当に良かったと胸を張って言うことができます」 「この3年間、たくさんのことがあった中で今年は本当にサポーターの皆さんの温かく大きな声援に救われました。僕はこのチームメイト、サポーターをはじめ、スタッフ、フロントなどチームに関わる全員が一つの目標に向かって突き進む湘南ベルマーレの一体感がすごく好きでした。僕にとって湘南ベルマーレはプロ生活をスタートしたということ以上にたくさんの刺激を受けた特別なクラブです」 「新天地でも、さらに活躍して日本を代表するような選手になれるように頑張ります。3年間、本当にありがとうございました」 ◆永戸勝也 《鹿島アントラーズ》 「この度、ベガルタ仙台から鹿島アントラーズに加入することになりました、永戸勝也です。数多くのタイトルを獲得してきた伝統のあるチームの一員になれることをとてもうれしく思います。この先さらにタイトルを獲得出来るように、自分の特徴である左足のキックで貢献したい思います。よろしくお願いします」 《ベガルタ仙台》 「鹿島アントラーズよりオファーをいただき、悩みましたがチャレンジしたいという思いが強くなり、移籍を決断しました。ユアテックスタジアム仙台でベガルタゴールドのユニフォームを着て、プレーできたことは僕の誇りです。チームメート、スタッフのサポート、どんな時も支えていただいたファン、サポーターのみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。声援が僕のエネルギーでした。サッカー選手としてはもちろんですが、人間としても成長させていただいた仙台での時間はとてもかけがえのない財産です。3年間、本当にお世話になりました」 ◆広瀬陸斗 《鹿島アントラーズ》 「横浜F・マリノスから加入することになりました広瀬陸斗です。鹿島アントラーズに加入することができ、うれしく思います。タイトルを獲るのは義務だと思ってるので、一つでも多くのタイトルをともに獲りましょう!」 《横浜F・マリノス》 「1年間、短い間でしたけれどありがとうございました。そして、マリノスに関わる全ての方々優勝おめでとうございます。すべてはマリノスのためにと、みんなが口にするようにクラブ、監督、スタッフ、選手、サポーター、マリノスに関わる全ての方々が一丸となれたことで優勝できたと思っています」 「SNSでもお伝えさせていただきましたが、サポーターのためにじゃなく、サポーターのおかげで頑張れました。そんな支えてくれるサポーターがいるマリノス大好きです。1年間楽しくサッカーをすることが出来ました。無我夢中に朝から晩まで時間を忘れるほど楽しくサッカーをしていた子供の頃を思い出しました。そうなれたこのマリノスのサッカーも大好きです」 「毎日切磋琢磨して激しい練習をし、普段はふざけあってバカしているこんなに仲の良い仲間が大好きです。色々言いたいことはまだまだありますがこの辺で。2019年、横浜F・マリノスに居られたことはとても幸せでした。本当にありがとうございました」 2020.01.03 13:25 Fri4
新エース・大橋祐紀がプロ初の二桁ゴール達成!湘南が京都を下し今季初の連勝飾る【明治安田J1第30節】
明治安田生命J1リーグ第30節、京都サンガF.C.vs湘南ベルマーレが21日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、アウェイの湘南が1-0で勝利を収めた。 代表ウイークが明けておよそ1カ月ぶりに再開となったJ1リーグ。前節はサガン鳥栖に衝撃的な敗戦を喫した15位京都(勝ち点33)が、セレッソ大阪を下して最下位を脱出した17位湘南(勝ち点24)を本拠地に迎えた。 勝てばJ1残留が決定、敗れれば巻き込まれる可能性が高まる京都は松田天馬と出場停止のアピアタウィア久に代わって川﨑颯太とイヨハ理ヘンリーが先発に。対して練習時間を試合に合わせるなど、工夫を凝らしてきた湘南も2人を変更。田中聡、平岡大陽に代わって、山田直輝、茨田陽生が起用された。 序盤から京都の選手がピッチをめいいっぱい広く使った立ち位置を取ったことで各所にスペースが生じ、前線へのパスがつながりやすくなった。そのため立ち上がりからオープンな展開となり、湘南はキックオフの流れから阿部浩之がフィニッシュを迎えれば、京都も5分に山﨑凌吾のクロスから原大智がヘッドを放ち、8分には岡本拓也の背後からすっと顔を出した三竿雄斗が頭で合わせるも、枠を外れた。 次第に京都の攻勢が目立ち、20分には豊川雄太の右足、30分には原の左足とミドルシュートが続いた。だが、試合を動かしたのはこれをしのいだ湘南。2016年に湘南で左右のセンターバックを務めていた2人、序盤も攻防を見せた岡本と三竿は37分、切り返しで中への侵入を試みた岡本へ三竿が足をかけてしまい、湘南にPKが与えられる。 これを大橋祐紀がGKの動きを見てど真ん中へ蹴り込み、湘南が39分に先制。プロ初の二桁ゴールを達成した大橋は、今夏にホルシュタイン・キールへ移籍した町野修斗を越え、チームの単独トップスコアラーとなった。 ビハインドで前半を終えた京都は、後半立ち上がりにボックス左角付近からのFKを豊川が直接狙うも、わずかに枠を捉えられず。61分には第19回アジア競技大会のU-22日本代表として2試合連続で直接FKを沈めた谷内田哲平を投入するなど、攻勢を掛ける。 ただ、未勝利時と異なり、守勢でも我慢が効くようになった湘南も再びしのいで盛り返す。67分にはカットインから大橋が左足で狙えば、CKではサインプレーを駆使してから山田が狙う。78分には市立船橋高校の同級生でもあり、湘南でもともにプレーした杉岡大暉と金子大毅が闘志をぶつけ合うシーンも見られた。 88分の湘南は、田中の斜めのパスから阿部がつぶれて拾った大橋が再びネットを揺らすも、阿部が戻りオフサイドを取られてノーゴールに。救われた京都は追い付くべく、シンプルな長いボールと前線の高さを生かして猛攻を仕掛けるも、湘南も追加5分の福田心之助のヘディングをキム・ミンテがブロックし、木下康介の決定機も富居大樹がストップ。このままタイムアップを迎え、虎の子の1点を守り切った湘南が今季初の連勝を飾っている。 京都サンガF.C. 0-1 湘南ベルマーレ 【湘南】 大橋祐紀(前39) <span class="paragraph-title">【動画】大橋祐紀が今季10得点目となるど真ん中へのPK</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"> clip of the match <br>10月21日 J1リーグ第30節 京都サンガF.C.戦<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A7%E6%A9%8B%E7%A5%90%E7%B4%80?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#大橋祐紀</a> 選手のGOAL <br>今シーズン10得点目<br>ハイライト・振り返り視聴はこちらから<a href="https://t.co/O5K9etFPoO">https://t.co/O5K9etFPoO</a><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/bellmare?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#bellmare</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ベルマーレ</a> <a href="https://t.co/c5uCWwxUoW">pic.twitter.com/c5uCWwxUoW</a></p>— 湘南ベルマーレ (@bellmare_staff) <a href="https://twitter.com/bellmare_staff/status/1715640111537545249?ref_src=twsrc%5Etfw">October 21, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.10.21 17:10 Sat5
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FC東京は22日、11月3日(日・祝)に行われる明治安田J1リーグ第35節の湘南ベルマーレ戦に関して、テレビ東京でのテレビ地上波全国6局ネット放送が決定したことを発表した。 なお、民放キー局地上波全国ネットでJ1リーグの試合中継が行われるのは、2002シーズンJ1リーグ2ndステージ第1節 ベガルタ仙台 vs 鹿島アントラーズ(TBS全国放送)以来22年ぶりとのこと。また、テレビ東京で試合中継が行われるのは、2005シーズンJ1リーグ第18節 FC東京 vs ヴィッセル神戸以来19年ぶりとなる。 近年は『DAZN』がJリーグの放映権を取得しており、Jリーグを地上波で観る機会は減少。地方局やNHKでの放送はあったが、民放キー局での放送は久々のこととなった。 試合日:11月3日(日・祝) 対戦カード:FC東京vs湘南ベルマーレ キックオフ:14:00 会場:味の素スタジアム 2024.10.23 09:18 Wed2
連鎖したJリーグのジャイキリ/六川亨の日本サッカーの歩み
J1リーグも残り4節となったが、毎年シーズン終盤は下位チームも残留を目指して必死の戦いを挑んでくる。このため“ジャイアントキリング”が起こりやすい。とはいえ第34節は各地で波乱が続出し、優勝争いと残留争いは予断を許さなくなった。 まず“金J”ではシュート4本のFC東京が2位の神戸に2-0と快勝した。荒木遼太郎の2アシストは見事だったし、GK野澤大志ブランドンと交代出場した波多野豪も決定機を阻止する活躍を見せた。 FC東京も4試合負けなしと好調を維持していたが、いずれもホーム味スタや国立競技場、埼スタ、日産と首都圏での試合というアドバンテージがあった。しかし神戸戦はアウェーのノエスタ。にもかかわらず神戸の猛攻を凌ぎきったのだから見事というしかない。 そして、こうした“ジャイキリ”は伝播するのか、翌日は柏が細谷真大のゴールで後半アディショナルタイムまで町田を1-0とリードした。試合内容でも町田を圧倒し、勝点3はほぼ確実かと思われたが、痛恨のPK献上で1-1のドローに終わった。 しかし、この勝点1と湘南の逆転勝利により、鳥栖のJ2降格が決定したのだから、柏にとっては残留へ向けて価値ある勝点1と言っていいだろう。 湘南は、ここ2連勝で過去の残留争いの経験値からしぶといところを見せていた。とはいえ広島に先制を許した段階で、首位相手の逆転劇は難しいと思ったものだ。ところが後半開始早々に福田翔生のゴールで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムの2分には田中聡が強シュートを突き刺して逆転に成功。このまま逃げ切って広島に12試合ぶりの屈辱を味わわせた。 19位の札幌も名古屋に、18位の磐田もC大阪に、それぞれ2-0、2-1で勝って勝点3を積み上げ、残留争いから抜け出そうと必死だ。 そして浦和である。渡邊凌磨のゴールで先制したまではよかったが、後半は東京Vの反撃に防戦一方。クリアボールを綱島悠斗に押し込まれてJ1初ゴールで同点に追いつかれると、さらにCKから綱島にヘディングで叩き込まれて逆転負けを喫した。 綱島の活躍で勝点3をゲットした東京Vは、FC東京と同じ勝点51で7位に浮上すると同時にJ1残留も確定。一方、4連敗となった浦和は勝点39のまま16へ後退し、2試合消化試合が少ないとはいえ、気付けば降格ゾーンに足を踏み入れつつある。 優勝争いは依然として広島と神戸が勝点1差で争っているが、残留争いに目を向ければ23日には順延された第25節の浦和対柏戦が開催される。勝点39同士の6ポイントマッチだけに激戦は必至だろう。同日には勝点40の新潟も第35節の東京V戦を控えている。順位がどう入れ替わるのか、それぞれのサポーターにとっては、それこそ「天国と地獄」の水曜ナイターと言える。 さらにJ2では、昇格目前の横浜FCが仙台に0-3、同じく昇格にリーチをかけていた清水もホームで山形に1-2と敗れて昇格はお預けになった。こちらも両チームはリセットしての第36節ということになる。 果たして今後も“ジャイキリ”が続出するのか。上位、下位とも目の離せないJリーグである。 文・六川亨 2024.10.21 21:30 Mon3
首位広島が痛恨の逆転負け…湘南は後半ATに田中聡が劇的弾、残留手繰り寄せる3連勝!【明治安田J1第34節】
19日、明治安田J1リーグ第34節の湘南ベルマーレvsサンフレッチェ広島がレモンガススタジアム平塚で行われ、ホームの湘南が2-1で勝利した。 残留に向け2連勝中と勝ち点を伸ばしている15位湘南。前節は東京ヴェルディ相手に2-0で勝利したなか、スタメンは変えず首位チームとの一戦に臨んだ。 対する首位広島は11戦負けなしと優勝へ邁進。今節は一足先に試合を終えた2位ヴィッセル神戸が敗れ、勝ち点差を広げるチャンス。ゴンサロ・パシエンシアに代わって中島洋太朗が先発した。 開始直後からトルガイ・アルスランにシュートがあった広島。その後は主導権争いが続くが、松本泰志もボックス右手前から狙っていく。 19分には川辺駿のミドルが湘南ゴールを強襲。GK上福元直人が好セーブで凌ぐ。 攻勢の広島は28分に先制。加藤陸次樹が左サイドからドリブルを仕掛けると、逆サイドでフリーの中野就斗へ。トラップから右足を振り抜き、強烈なシュートがゴール右上に決まった。 守勢を強いられる湘南だったが、前半アディショナルタイムにネットを揺らす。右CKから鈴木淳之介が競り勝つと、最後はキム・ミンテが難しい体勢からボレー。クロスバーに当たったボールがゴールラインを割り、少ないチャンスをものにしたかに思われたが、VARとOFRによるチェックで直前のファウルが取られ、得点は取り消された。 追いつけず前半を終えた湘南だったが、茨田陽生、畑大雅を投入して迎えた後半には正真正銘の同点ゴール。48分、敵陣でボールを動かすと、茨田が右クロス。GK大迫敬介が弾いたボールに福田翔生が反応し、左足ワンタッチで押し込んだ。 振り出しに戻った試合は、前半とは違い拮抗した展開に。広島は右ポケットから川辺のシュートが生まれるが、右ポストに跳ね返される。 65分にも川辺が狙うが、今度はGK上福元がファインセーブ。守護神の粘りに応えたい湘南は、カウンターから最終ラインの裏に抜け出した福田がGK大迫敬介との一対一を迎えるが、逆転ゴールは決められない。 さらに73分、速攻から茨田の左クロスに繋げた湘南。ゴール前まで駆け上がった大岩一貴が頭で叩きつけたボールは、枠の右へ外れる。 両チームともチャンスを作るなか、広島は荒木隼人が負傷交代。より勢いに乗る湘南は途中出場の根本凌がオーバーヘッドでシュートを放つ。 すると後半アディショナルタイム、畑が左ポケットで粘ると、駆け上がってきた田中聡に落とし。受けた田中は相手をかわして左足を振り抜き、ついに湘南の逆転ゴールが決まった。 そのまま逃げ切った湘南は、3連勝達成。広島は痛恨の逆転負けを喫し、12試合ぶりの黒星。2位神戸との勝ち点差は「1」のままとなった。 湘南ベルマーレ 2-1 サンフレッチェ広島 【湘南】 福田翔生(後3) 田中聡(後45+3) 【広島】 中野就斗(前28) <span class="paragraph-title">【動画】田中聡の劇的弾! ボックス侵入からニア上射抜く</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>後半ATの劇的ゴール!<br>\<br><br>劇的ドラマの主役は <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%81%A1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#田中聡</a> <br>ゴール前に侵入し、見事に首位撃破の殊勲弾<br><br>明治安田J1第34節<br>湘南×広島<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B9%98%E5%8D%97%E5%BA%83%E5%B3%B6?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#湘南広島</a> <a href="https://t.co/WoMr31UTVT">pic.twitter.com/WoMr31UTVT</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1847550661467984173?ref_src=twsrc%5Etfw">October 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.19 17:30 Sat4
【Jリーグ出場停止情報】残留争い中の柏はエースFW細谷真大が出場停止、川崎FはDFファンウェルメスケルケン際が出場停止に
Jリーグは24日、最新の出場停止選手情報を発表した。 J1では次節5選手が出場停止に。3試合出場停止となった湘南ベルマーレのFWルキアンや2試合出場停止となった横浜F・マリノスのFW西村拓真は継続して出場停止。川崎フロンターレはDFファンウェルメスケルケン際の2名が出場停止。柏レイソルのFW細谷真大、アルビレックス新潟のMF宮本英治が出場停止となる。また、川崎FのDF高井幸大は延期分の浦和レッズ戦で出場停止となる。 J2では7選手が出場停止。J3では6選手が出場艇となる。 AC長野パルセイロの碓井 鉄平は21日に行われた明治安田J3リーグ第29節のガイナーレ鳥取戦で一発退場。「ペナルティーエリア内でドリブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできずに反則で止めた同選手の行為は、「相手チームの決定的得点機会の阻止」に該当する」と判断され、1試合の出場停止となった。 【明治安田J1リーグ】 FW細谷真大(柏レイソル) 第32節 vsセレッソ(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF高井幸大(川崎フロンターレ) 第28節 vs浦和レッズ(11/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFファンウェルメスケルケン際(川崎フロンターレ) 第32節 vsアルビレックス新潟(9/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW西村拓真(横浜F・マリノス) 第32節 vsFC東京(9/28) 今回の停止:2試合停止(2/2) FWルキアン(湘南ベルマーレ) 第32節 vs鹿島アントラーズ(9/28) 今回の停止:3試合停止(2/3) 第33節 vs東京ヴェルディ(10/6) 今回の停止:3試合停止(3/3) MF宮本英治(アルビレックス新潟) 第32節 vs川崎フロンターレ(9/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J2リーグ】 FW佐川洸介(ザスパ群馬) 第33節 vsロアッソ熊本(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF横山暁之(ジェフユナイテッド千葉) 第33節 vs愛媛FC(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFモヨマルコム強志(藤枝MYFC) 第33節 vs大分トリニータ(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF平瀬大(レノファ山口FC) 第33節 vsベガルタ仙台(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW渡大生(徳島ヴォルティス) 第33節 vsブラウブリッツ秋田(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF弓場将輝(大分トリニータ) 第33節 vs藤枝MYFC(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF岡本將成(鹿児島ユナイテッドFC) 第33節 vs水戸ホーリーホック(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J3リーグ】 DF藤原拓也(Y.S.C.C.横浜) 第30節 vsアスルクラロ沼津(9/29) 今回の停止:の1試合停止 DF高野遼(SC相模原) 第30節 vs大宮アルディージャ(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF碓井鉄平(AC長野パルセイロ) 第30節 vs福島ユナイテッドFC(9/29) 今回の停止:1試合停止 DF附木雄也(アスルクラロ沼津) 第30節 vsY.S.C.C.横浜(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW荒木大吾(FC岐阜) 第30節 vsツエーゲン金沢(9/28) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF下川陽太(奈良クラブ) 第30節 vs(9/29) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 2024.09.24 22:30 Tue5