【J1注目プレビュー|第13節:新潟vs横浜FM】新潟・松橋力蔵監督がキャリアの殆どを過ごした古巣・横浜FMと初対決…軍配は?

【明治安田生命J1リーグ第13節】
2023年5月14日(日)
13:30キックオフ
アルビレックス新潟(13位/13pt) vs 横浜F・マリノス(2位/24pt)
[デンカビッグスワンスタジアム]◆指揮官初の古巣戦、らしさを見せる【アルビレックス新潟】開幕から好スタートを切っていた新潟だが、このところは4戦未勝利。3連敗も喫するなど、J1のレベルの高さを徐々に感じ始めている状況だ。
悲観するほどの内容ではないが、6年ぶりのJ1ということ、強度の高さ、局面のクオリティなど、J2との差を感じざるを得ない場面は少なくない。

気掛かりなのは直近2試合は無得点。勝てていないこの4試合はわずか1得点で、今季負けなかった試合は無失点か複数得点という状況。試合をしっかりとコントロールできなければ、厳しい結果が待っているということだ。松橋力蔵監督としては、初めての古巣対決となる。高校卒業後に日産に加入し、Jリーグでもプレー。引退後は指導者としても在籍し、今のチームにも知っている選手は多い。そして30年前のJリーグ開幕戦のピッチにはいなかったが、そのチームを知っている。そのチームに自分が作り上げたチーム、選手たちで立ち向かい、勝利を収められるか。

★予想スタメン[4-2-3-1]
GK:小島亨介
DF:藤原奏哉、舞行龍ジェームズ、千葉和彦、堀米悠斗
MF:高宇洋、島田譲
MF:太田修介、伊藤涼太郎、三戸舜介
FW:鈴木孝司
監督:松橋力蔵

◆よく知る指揮官との対戦、上回れるか【横浜F・マリノス】

前節は京都サンガF.C.を相手に4-1で圧勝、2試合連続で快勝を収め、気がつけば2位にまで復帰した。

相手の対策も進み、メンバーが入れ替わることでのズレなど多少の難しい時期もあったが、結局のところ王者は這い上がってくるもの。首位をピッタリとマークする位置につけている。

とはいえ、何も変化がないわけではない。この2試合でチームを牽引するのはヤン・マテウス。昨シーズンは出番がかなり限られたが、先発起用した2試合で3ゴールの活躍。今季は全ての試合に絡み、チームにフィットしてピッチ上で違いを見せている。

エウベル、アンデルソン・ロペスとのトリオは脅威的な破壊力を持ち、圧倒的な力で攻め切る横浜FMらしさを取り戻している。

その時々で、調子やコンディションを見極めて選手を起用するケヴィン・マスカット監督。誰がスターティングメンバーに立つかは読めないことも多いが、やっぱり誰が出てもマリノスのクオリティは担保されるもの。よく知る松橋監督率いる新潟をしっかりと上回ることができるのか注目だ。

★予想スタメン[4-3-3]
GK:一森純
DF:松原健、畠中槙之輔、エドゥアルド、永戸勝也
MF:喜田拓也、西村拓真、渡辺皓太
FW:水沼宏太、アンデルソン・ロペス、エウベル
監督:ケヴィン・マスカット
U-20W杯参加:山根陸