【ラ・リーガ第33節プレビュー】久保ソシエダvsレアル・マドリー! バルサはコパ決勝控えるオサスナと
2023.05.02 19:00 Tue
先週末に行われた前節はバルセロナ、マドリードの2強を含め上位5チームがいずれも勝利を収める波乱の少ない一節となった。
2週連続でのミッドウィーク開催となる第33節では4位のレアル・ソシエダ(勝ち点58)と、2位のレアル・マドリー(勝ち点68)による上位対決が開催される。
ソシエダは前節、フライデーナイト開催でオサスナと対戦。中2日の厳しい日程ということもあり、幾つかのポジションでターンオーバーを敢行した中、前半開始早々のオウンゴールで幸先よく先制に成功。その後、後半に入ってFWオヤルサバルやMF久保建英といった主力をピッチに送り込むと、危なげなく試合をコントロールしつつ後半アディショナルタイムには久保が見事な股抜きシュートで今季7ゴール目を記録し、ダメ押しの2点目を奪取。敵地で2-0の快勝を収めて2試合ぶりの白星を取り戻した。
現在、5位のビジャレアル(勝ち点53)と5ポイント差という状況の中、今節は前回対戦で拮抗したドローゲームを演じた2位チームと対戦。その前回対戦で躍動を見せた古巣対戦の日本代表MFは、オサスナ戦でのベンチスタートによるわずかながらの休養に、前節ゴールの勢いに乗って勝利を目指す。
対するレアル・マドリーは前節、守護神クルトワにエースFWベンゼマら主力を復帰させたアルメリア戦に4-2で快勝。ジローナ戦での屈辱の大敗をきっちり払しょくした。ヴィニシウスとロドリゴの若きブラジル代表FWコンビを従えたベンゼマが前半だけでトリプレーテを達成する圧巻のパフォーマンスを見せると、守備面では再び緩みを見せる場面こそあったものの、うまくメンバーを入れ替えながら危なげなく勝利を収めている。
首位のバルセロナ(勝ち点79)は前節、ホームで難敵ベティスに4-0の圧勝。悲願のプリメーラ制覇へまた一歩近づいた。対戦相手の主力2人の負傷や前半の退場に助けられた部分は少なくないが、FWハフィーニャの1ゴール1アシストの活躍に主砲レヴァンドフスキの2試合連続ゴール、守護神テア・シュテーゲンがクラブ新記録の今季24回目のクリーンシート達成と実りある内容に。さらに、DFクリステンセンとFWデンベレの戦列復帰も朗報だ。
今節の対戦相手である9位のオサスナ(勝ち点44)は、前述のように今週末にクラブ史上初のコパ優勝が懸かるレアル・マドリー戦を控えており、その試合に万全の状態で臨むために大幅なターンオーバーが見込まれる。前半の内に畳みかける攻めで試合を決められれば、前節デビューを飾ったばかりの15歳FWヤマルや最終盤の戦いに向けてコンディションを上げさせたい負傷明けの選手に出番を与えられる展開となるはずだ。
直近の連勝で2位浮上のチャンスが大いに出てきているアトレティコは、残留争いをやや抜け出しつつある14位のカディス(勝ち点35)と対戦。前節は思わぬ打ち合いとなったバジャドリー戦で苦戦を強いられたものの、終わってみれば5-2の快勝。FWグリーズマンの2アシストに加え、DFヒメネスが1ゴール1アシストを記録し、負傷明けのFWデパイも即ゴールを挙げる実りある内容となった。守護神オブラクやDFサビッチと守備陣に離脱者が目立つ中、今回のカディス戦では引き続き好調な攻撃陣の躍動で押し切りたい。
レアル・マドリーのアシストに期待しつつ、逆転でのトップ4へ勝ち点3必須のビジャレアルは、降格圏を脱出したものの未だ残留争いの渦中にいる17位のバレンシア(勝ち点33)とのバレンシア自治州ダービーに臨む。前々節はMFキャプー、前節はFWジャクソンがいずれもドブレーテを記録するなど節替わりでヒーローが出ている好循環のチームは、前節カディス相手に敗れて連勝がストップした地元のライバル相手に3連勝を狙う。
その他では今節の結果次第で5節を残してセグンダ降格が決定する最下位のエルチェ(勝ち点16)、キケ・フローレス監督を解任してぼるダラス新監督を招へいした19位のヘタフェ(勝ち点31)の下位2チームの戦いにも注目したい。
《ラ・リーガ第33節》
▽5/2(火)
《26:30》
バルセロナ vs オサスナ
アルメリア vs エルチェ
《29:00》
レアル・ソシエダ vs レアル・マドリー
▽5/3(水)
《26:30》
バレンシア vs ビジャレアル
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs カディス
ヘタフェ vs セルタ
▽5/4(木)
《26:30》
ジローナ vs マジョルカ
セビージャ vs エスパニョール
《29:00》
アスレティック・ビルバオ vs ベティス
ラージョ vs バジャドリー
2週連続でのミッドウィーク開催となる第33節では4位のレアル・ソシエダ(勝ち点58)と、2位のレアル・マドリー(勝ち点68)による上位対決が開催される。
ソシエダは前節、フライデーナイト開催でオサスナと対戦。中2日の厳しい日程ということもあり、幾つかのポジションでターンオーバーを敢行した中、前半開始早々のオウンゴールで幸先よく先制に成功。その後、後半に入ってFWオヤルサバルやMF久保建英といった主力をピッチに送り込むと、危なげなく試合をコントロールしつつ後半アディショナルタイムには久保が見事な股抜きシュートで今季7ゴール目を記録し、ダメ押しの2点目を奪取。敵地で2-0の快勝を収めて2試合ぶりの白星を取り戻した。
対するレアル・マドリーは前節、守護神クルトワにエースFWベンゼマら主力を復帰させたアルメリア戦に4-2で快勝。ジローナ戦での屈辱の大敗をきっちり払しょくした。ヴィニシウスとロドリゴの若きブラジル代表FWコンビを従えたベンゼマが前半だけでトリプレーテを達成する圧巻のパフォーマンスを見せると、守備面では再び緩みを見せる場面こそあったものの、うまくメンバーを入れ替えながら危なげなく勝利を収めている。
3位のアトレティコ・マドリ―(勝ち点66)が2ポイント差に迫っている点は気がかりだが、今週末にコパ・デル・レイ決勝のオサスナ戦、週明けにチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのマンチェスター・シティ戦というビッグマッチ連戦を控えており、今回のアウェイゲームでは幾つかのポジションでターンオーバーを行う可能性が高そうだ。
首位のバルセロナ(勝ち点79)は前節、ホームで難敵ベティスに4-0の圧勝。悲願のプリメーラ制覇へまた一歩近づいた。対戦相手の主力2人の負傷や前半の退場に助けられた部分は少なくないが、FWハフィーニャの1ゴール1アシストの活躍に主砲レヴァンドフスキの2試合連続ゴール、守護神テア・シュテーゲンがクラブ新記録の今季24回目のクリーンシート達成と実りある内容に。さらに、DFクリステンセンとFWデンベレの戦列復帰も朗報だ。
今節の対戦相手である9位のオサスナ(勝ち点44)は、前述のように今週末にクラブ史上初のコパ優勝が懸かるレアル・マドリー戦を控えており、その試合に万全の状態で臨むために大幅なターンオーバーが見込まれる。前半の内に畳みかける攻めで試合を決められれば、前節デビューを飾ったばかりの15歳FWヤマルや最終盤の戦いに向けてコンディションを上げさせたい負傷明けの選手に出番を与えられる展開となるはずだ。
直近の連勝で2位浮上のチャンスが大いに出てきているアトレティコは、残留争いをやや抜け出しつつある14位のカディス(勝ち点35)と対戦。前節は思わぬ打ち合いとなったバジャドリー戦で苦戦を強いられたものの、終わってみれば5-2の快勝。FWグリーズマンの2アシストに加え、DFヒメネスが1ゴール1アシストを記録し、負傷明けのFWデパイも即ゴールを挙げる実りある内容となった。守護神オブラクやDFサビッチと守備陣に離脱者が目立つ中、今回のカディス戦では引き続き好調な攻撃陣の躍動で押し切りたい。
レアル・マドリーのアシストに期待しつつ、逆転でのトップ4へ勝ち点3必須のビジャレアルは、降格圏を脱出したものの未だ残留争いの渦中にいる17位のバレンシア(勝ち点33)とのバレンシア自治州ダービーに臨む。前々節はMFキャプー、前節はFWジャクソンがいずれもドブレーテを記録するなど節替わりでヒーローが出ている好循環のチームは、前節カディス相手に敗れて連勝がストップした地元のライバル相手に3連勝を狙う。
その他では今節の結果次第で5節を残してセグンダ降格が決定する最下位のエルチェ(勝ち点16)、キケ・フローレス監督を解任してぼるダラス新監督を招へいした19位のヘタフェ(勝ち点31)の下位2チームの戦いにも注目したい。
《ラ・リーガ第33節》
▽5/2(火)
《26:30》
バルセロナ vs オサスナ
アルメリア vs エルチェ
《29:00》
レアル・ソシエダ vs レアル・マドリー
▽5/3(水)
《26:30》
バレンシア vs ビジャレアル
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs カディス
ヘタフェ vs セルタ
▽5/4(木)
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