アンリが優勝目指す古巣アーセナルに助言 「感情を取り除かなければ...」

アーセナルのレジェンド、元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が古巣のプレミアリーグ優勝争いに言及した。イギリス『メトロ』が伝えている。

首位アーセナルは、直近のリーグ戦2試合でともに2-0から追いつかれ、引き分け。1つの未消化試合を残す2位のマンチェスター・シティと4ポイント差となり、優勝争いが熾烈を極めている。

次節は21日に最下位のサウサンプトンと対戦するが、その次はエティハド・スタジアムでシティとの直接対決。サウサンプトン戦はしっかり勝利しておきたいところだ。
アンリ氏は『CBS Sports』で、シティとの直接対決を控えたアーセナルに対して、「この数週間はあまりにも感情的」、「前回のシティとの対戦は私を安心させるものではなかった」と語っている。

「カップ戦は感情で獲得できるが、38試合のリーグではそうはいかない。感情的になりすぎてはいけない。最近のアーセナルは感情的になりすぎている」「情熱と感情は違う。感情を感じることができるが、感情的になりすぎないでほしい。彼らは落ち着く必要がある」

「アーセナルはまだシティを上回っているが、彼らは試合の感情的な部分を取り除き、仕事に集中する必要がある」

「我々は元々、こういう状況にいるなんて期待もされていなかったのだから」

また、チャンピオンズリーグ(CL)でも準決勝に進出し、歴史的なトレブルの可能性を残しているシティについても言及した。

「シティを見ていると、スコアがどうであれ、彼らはとても落ち着いているように見える。これはアーセナルが必要としているものだ」

「アーセナルの試合を見ていると、試合が上下し、コントロールを失うことがある。繰り返しになるが、アーセナルはまだ上を行っている」

そして、自分がアーセナルの更衣室にいたら、とした上でこう話した。

「『今がその瞬間だ。そうでなければいけない』と言うだろうね。大きな瞬間を迎えるのに、感情的には十分に落ち着いている必要がある。それができれば素晴らしくなるだろう」

現役時代にキャプテンとしてアーセナルを率いたアンリ氏は、アーセナルに期待も込めて助言を残した。