イタリア代表FWが路面電車と衝突事故…運転するSUVは前部大破も本人に大きなケガなし

2023.04.16 20:55 Sun
Getty Images
ラツィオイタリア代表FWチーロ・インモービレが交通事故に遭った。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』などが報じた。事故はオスタディオ・オリンピコにほど近い場所で16日の8:30頃に発生。インモービレの運転する車と、路面電車19号線が衝突した。インモービレやその他の目撃者の話では、路面電車が赤信号を遵守せず、車に追突したと伝えられている。

ラツィオのストライカーは娘2人を連れて運転していたが、家族は事故後に病院の救急部門へ向かうこととなり、インモービレは手から出血をしたものの、肩の骨折が疑われていたが、検査の結果重傷はなし。娘も首の検査を受けたが、現在のところ異常はないとのことだ。また、トラムの乗客7人も検査のために病院へ搬送された。
一方でランドローバーSUVは大破。フロント部分は完全に破壊され、レッカーで移動されることとなった。

14日に行われたセリエA第30節のスペツィア戦ではインモービレもゴールを挙げ、3-0でアウェイゲームを制していたラツィオ。22日にはホームでのトリノ戦を控えるが、インモービレの出場可否については未定だと伝えられている。
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イタリア国内で指揮官大移動! ラツィオはヴェローナのバローニ監督と契約合意か

ラツィオがエラス・ヴェローナのマルコ・バローニ監督(60)と契約合意か。 低調なシーズン、マウリツィオ・サッリ前監督との実質的な喧嘩別れ、長年主軸を担うルイス・アルベルトの退団発言、鎌田大地の急転退団(確実)…そして、それに伴うかのようにイゴール・トゥドール監督(46)が一転して退任へ。 低調かつ激動、非常にカオスなシーズンを送ってきたラツィオだが、イタリア『カルチョメルカート』によると、クラウディオ・ロティート会長はこの度、ヴェローナで指揮を執るバローニ監督の招へいへ大きく前進したという。 バローニ監督は現役時代にローマやナポリ、ボローニャ等でプレー。2000年の引退後、シエナやユベントスU-19、ペスカーラ、フロジノーネ等で指揮を執り、2021年夏から2年間のレッチェ指揮を経て、今季より現職だ。 今季の采配はそれなりに評価されているようで、モンツァとカリアリが早くからバローニ監督に接触。ただ、同監督はラツィオからの連絡でこちらに一本化。ヴェローナは後任としてパオロ・ザネッティ氏(41)を確保済みとされる。 このように、ラツィオはトゥドール監督退任とバローニ新監督就任がかなり濃厚。ヴェローナはザネッティ氏を来季からベンチに据え、バローニ新監督を断念したモンツァはアレッサンドロ・ネスタ氏(48)の招へいへ向かう。 また、モンツァで現職のラッファエレ・パッラディーノ監督(40)は来季からフィオレンティーナ。ヴィオラのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)はボローニャへ。ボローニャからはチアゴ・モッタ監督(41)がユベントスへ。 さらに、イバン・ユリッチ監督(48)が去るトリノはベネツィアでセリエA昇格の元イタリア代表DF、パオロ・ヴァノーリ監督(51)から就任OKを貰い、招へいがほぼ確実。ベネツィアもセリエB内からの引き抜きが濃厚とされる。 今夏はイタリア国内で指揮官大移動だ。 2024.06.07 11:40 Fri

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