「マリノスで新しい自分を見させてもらった」トップ下の新境地を開いた西村拓真、2度目の日本代表で目指すもの「味方と繋がりながら結果を残していく」

2023.03.23 23:30 Thu
©超ワールドサッカー
23日、日本代表はキリンチャレンジカップのウルグアイ代表戦を翌日に控え、国立競技場で前日練習を行った。

カタール・ワールドカップ(W杯)後初の活動となった今回のトレーニングキャンプ。雨の降るなか、試合が行われるピッチで選手たちは汗を流した。
冒頭15分間の公開となり、ランニング、ストレッチ、ロンドまで行ったところで非公開となった。

練習後、FW西村拓真(横浜F・マリノス)がメディアの取材に応対。新たにスタートした日本代表について語った。

「監督にもみんなにもW杯のメンバーは立ち位置がありますが、新しく入ったこともあって、チームメイトにも監督にも示していく必要はあります。新しい風じゃないですけど、そこは強く意識しています」
西村は2022年7月に行われたEAFF E-1サッカー選手権で初めて日本代表に招集。当時は国内組だけの活動だったが、今回は海外組もいる。

3年半を見据えた今回の活動については「新しいことを積み上げると監督はおっしゃっていた。そこにどうプラスアルファとしてやっていけるのかはピッチで示していかなければいけないです」と、チームが進化する中で、自分も何かを与えたいとした。

海外組の選手については「まだ正直わからないです」と語り、「たくさん練習しているわけではないので、違いは全くわからないです」と、掴み切れてはいないという。

ただ、自分の感覚について西村は話し「対海外組ではなく、ウルグアイやコロンビアなので、味方とどう協力していくかということなので、前の時とは違うと思います」と、チームメイトとの連係を上げることをしたいとし、優勝を目指したE-1の時とは少し違うと語った。

ウルグアイ代表戦では[4-2-3-1]のシステムで戦うことが予想されるが、西村は横浜FMで[4-3-3]のトップ下をやっている。

出場となればトップ下が予想されるが「マリノスでやっていることを、どうやってより高いレベルの選手たちの中で味方と繋がりながら自分を出していけるかが楽しみです」と西村は語り、「マリノスの選手よりもより強みを持った選手も多くて、その中でどう自分が生かして、生かされるのかが大事になります」と意気込みを語った。

見せたいものについては「個人で何かをするタイプでは正直ないので、味方と繋がりながら結果を残していくというのは日本の強みでもありますし、凄く大事なところだと思います」とコメント。横浜FMで学んだことが大きいと語った。

「マリノスで新しい自分を見させてもらったので、上のレベルでチャレンジすることは楽しみですし、より課題も見つかると思いますし、まだまだ自分が足りないとも思っています」

「マリノスあっての今だと思っているので、ここからどんどん踏み込んでいきたいです」

また、アピールと貢献のバランスについても「自分自分となっても良くないと思いますし、勝つためにプレーできる選手が一番良い選手だと思います」と語り、「そこは一番マリノスで学んだ部分でもあるし、勝つための選択をしたいです」と、チームで見せているものをしっかりと代表でも出したいと語った。

横浜FMではDF角田涼太朗が初招集を受けるもケガのために辞退。西村は「一番悔しい思いをしているのはツノだし、マリノスの代表だという自覚を持ってやりたいです」と、仲間の分まで代表で活躍をしたいと誓った。
関連ニュース

「おめでとう」優勝した日本を祝福するウズベキスタン指揮官、ゴールが奪えなかったことを悔やむ「チャンスをものにできなかった」

U-23ウズベキスタン代表のティムル・カパーゼ監督が、U-23日本代表戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えた。 3日、AFC U23アジアカップの決勝が行われ、ウズベキスタンは日本と対戦した。 史上初となるオリンピック出場を決めたウズベキスタン。2年前の前回大会に続いて決勝に進出し、前回味わった悔しさを晴らしたい一戦となった。 2年前は準決勝で日本と対戦して勝利していた中、前半から積極的にシュートを放ち、日本ゴールを脅かすものの、得点は生まれない。 後半に入り、日本に押し返される時間帯もあった中、徐々にオープンな展開となり盛り返すことに成功。それでもこの試合はゴールが遠く、延長戦行きかと思われた。 しかし、後半アディショナルタイムに失点。今大会初めてゴールを奪われるも、その後にPKを獲得。千載一遇のチャンスを得たが、ウマラリ・ラフモナリエフのシュートはGK小久保玲央ブライアンにセーブされ万事休す。そのまま1-0で敗れ、2大会連続の準優勝となった。 カパーゼ監督は見事に優勝した日本に対し「おめでとうと言いたい」と祝福。試合については「本当に痛ましい結果だった。試合中にチャンスはあったし、PKで得点できていたかもしれない」と語り、優勝を逃したことを残念がった。 「我々はこのトーナメントに勝つことを目指していたが、選手たちは非常に良いプレーをしたと言わざるを得ない」 「前半は非常にチャレンジングだったが、後半はチャンスをものにすることができなかった」 準決勝ではU-23インドネシア代表相手に勝利し、悲願のオリンピック出場を果たしたが、海外クラブ所属のDFアブドゥコディル・クサノフ(RCランス)、MFアボスベク・ファイズラエフ(CSKAモスクワ)、MFホジマト・エルキノフ(アル・ワフダ)の海外組3選手は約束通り決勝前にチームを離れることとなっていた。 主軸が不在だった中での決勝。「海外でもっと選手がプレーすれば、よりできるかもしれない。もちろん、我々はここにいる選手たちが優れていると思っているし、今日も良いプレーができた」と語り、手元にいる国内組の選手も優れていると強調した。 いよいよ2カ月半後にはパリ五輪がスタート。ウズベキスタンとして初のオリンピックに向け、準備をしていくとした。 「今日から準備を始めるが、この大会も助けになった」 「我々は数日以内に対戦相手の分析をスタートさせ、今後のFIFAのスケジュールを利用して最善の準備をするつもりだ。オリンピックではさらに良くなって戻ってくるだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】日本とのハイレベルな戦いを見せたウズベキスタン、試合ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tBhQOgt4Ukk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 12:15 Sat

「自信を持ってパリに」日本を牽引した藤田譲瑠チマが“メダル”を目標に、大会MVPを受賞も「チームとして成し遂げたもの」と語る

大会MVPを受賞したU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)が、AFC U23アジアカップ決勝を振り返った。 3日、AFC U23アジアカップ決勝が行われ、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表が行われた。 2016年以来2度目の優勝を目指す日本と、2018年以来2度目の優勝を目指すウズベキスタン。2年前の前回大会は準決勝で対戦し、ウズベキスタンが2-0で勝利していた。 アジア王者を懸けた戦い。今大会無失点のウズベキスタンを相手に日本は前半はシュート1本という苦しい展開に。後半立ち上がりに攻め込むも、その後は押し込まれていくこととなった。 ゴールレスで90分が終了。長いアディショナルタイムに入った中で、日本は相手陣内でのボール奪取から最後は山田楓喜が左足ミドルを決めて先制。このまま勝利かと思われたがその後にウズベキスタンにPKを与えるも、GK小久保玲央ブライアンがビッグセーブ。1-0で日本が勝利し、見事に優勝を掴んだ。 試合後、フラッシュインタビューに応じた藤田。決勝を振り返り「本当にきつい試合でしたけど、勝つことが重要だったので、目標を達成できて良かったです」とコメント。優勝を果たせたことを喜んだ。 キャプテンとしてチームを牽引した藤田。準決勝では出色の出来を見せるなど高いパフォーマンスを見せ、大会MVPを受賞した。 「MVPに関しては僕だけのものではないので、チームとして成し遂げたものだと思います」と謙遜した藤田。「チームとしても優勝できたことが第一で、自信を持ってパリに行けると思います」とコメント。今大会の成果を胸に、世界の舞台でも戦いたいとした。 アジア王者として臨むパリ・オリンピック。「パリはアジアチャンピオンとして挑戦できるので、結果にこだわって、成し遂げたことないメダルや優勝を目指してやりたいです」とコメント。U-23世代の大会になってから縁がないメダルを掴みたいとした。 改めて大会を通して現地や日本から応援してくれたファン・サポーターへメッセージを送った。 「みなさんのおかげで優勝することができました。本当にありがとうございます」 <span class="paragraph-title">【動画】後半AT、山田楓喜が日本を優勝へ導く左足ミドルを決める!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="QYyvg_78ZLE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】絶体絶命のPKのピンチを小久保玲央ブライアンが完璧セーブ!!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="tBhQOgt4Ukk";var video_start = 409;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 11:10 Sat

「あまり自信はなかった…」殊勲のPKストップを見せた小久保玲央ブライアン、チームメイトの声掛けが後押しに「凄く嬉しい」

見事なPKセーブでU-23日本代表を優勝に導いたGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が、AFC U23アジアカップ決勝を振り返った。 3日、AFC U23アジアカップ決勝が行われ、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表が行われた。 2016年以来2度目の優勝を目指す日本と、2018年以来2度目の優勝を目指すウズベキスタン。2年前の前回大会は準決勝で対戦し、ウズベキスタンが2-0で勝利していた。 アジア王者を懸けた戦い。今大会無失点のウズベキスタンを相手に日本は前半はシュート1本という苦しい展開に。後半立ち上がりに攻め込むも、その後は押し込まれていくこととなった。 ゴールレスで90分が終了。長いアディショナルタイムに入った中で、日本は相手陣内でのボール奪取から最後は山田楓喜が左足ミドルを決めて先制。このまま勝利かと思われたがその後にウズベキスタンにPKを与えるも、GK小久保がビッグセーブ。1-0で日本が勝利し、見事に優勝を掴んだ。 試合後、フラッシュインタビューに応じた小久保。試合を振り返り「チーム一丸となって優勝できたことを凄く嬉しく思います」とコメント。自身のPKストップについても言及した。 「自分的にはあまり自信はなかったんですけど、みんなが駆け寄ってくれて、“お前なら止められる”という声をかけてくれて、信じて止められたのですごく嬉しいです」 殊勲のPKストップを見せた小久保。今大会を通じてのパフォーマンスの高さは驚きを与えていた。 決勝という難しい戦い。得点力のあるウズベキスタン相手に戦う意識については「難しい試合になることはわかっていたので、宿敵のウズベキスタンにリベンジを果たそうとみんなで話していて、それができたので勝てて嬉しいです」とコメント。2年前の同大会の準決勝で敗れた悔しさを果たせたと語った。 アジア王者としてパリ・オリンピックへ向かう小久保。ただ、今は優勝を喜び、ファン・サポーターに感謝したいと語った。 「まずはパリのことは考えずに、今いるチームメイトと喜んで、サポーターの皆さんには夜遅い中応援してもらって感謝しかないです」 <span class="paragraph-title">【動画】絶体絶命のPKのピンチを小久保玲央ブライアンが完璧セーブ!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tBhQOgt4Ukk";var video_start = 409;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 10:55 Sat

「素直に嬉しい」日本を優勝に導いた左足ミドル、山田楓喜がパリ五輪へ意気込み「優勝まで突っ走りたい」

見事な決勝ゴールでU-23日本代表を優勝に導いたMF山田楓喜(東京ヴェルディ)が、AFC U23アジアカップ決勝を振り返った。 3日、AFC U23アジアカップ決勝が行われ、U-23日本代表はU-23ウズベキスタン代表が行われた。 2016年以来2度目の優勝を目指す日本と、2018年以来2度目の優勝を目指すウズベキスタン。2年前の前回大会は準決勝で対戦し、ウズベキスタンが2-0で勝利していた。 アジア王者を懸けた戦い。今大会無失点のウズベキスタンを相手に日本は前半はシュート1本という苦しい展開に。後半立ち上がりに攻め込むも、その後は押し込まれていくこととなった。 ゴールレスで90分が終了。長いアディショナルタイムに入った中で、日本は相手陣内でのボール奪取から最後は山田が左足ミドルを決めて先制。このまま勝利かと思われたがその後にウズベキスタンにPKを与えるも、GK小久保玲央ブライアンがビッグセーブ。1-0で日本が勝利し、見事に優勝を掴んだ。 試合後、フラッシュインタビューに応じた山田は、試合を振り返り、「前半も後半始まってからも間延びしているなと見ていてわかったので、間で受けたら自分が前を向いてシュート打てるなということはイメージできていて、まんまと出ました」とコメント。ベンチで見守って気になていたプレーが出たとした。 今大会2ゴール目は得意の左足からのミドルシュート。改めてゴールについても振り返った。 「今までずっと積み上げてきたもの、大きな舞台で優勝を決める試合で持ち味を出せたのは、日々の練習、苦しかった時も諦めずにやってきたというのが、こういうところで結果を出せたかなと思います。素直に嬉しいです」 16年ぶりにJ1で戦う東京Vへ期限付き移籍し、そこでも直接FKなどで結果を残していた山田。そして、アジアの戦いでも結果を残した。 最後にファン・サポーターへ感謝のメッセージ。「カタールまですごく声援が届いていましたし、ここまで多くのサポーターも来てくれているので力になりました」とコメント。アジア王者として臨むパリ・オリンピックには「パリでも自分たちのスタイルを貫いて、優勝まで突っ走りたいと思います」と意気込みを語った。 <span class="paragraph-title">【動画】後半AT、山田楓喜が日本を優勝へ導く左足ミドルを決める!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="QYyvg_78ZLE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.04 10:35 Sat

アジア王者の日本、パリ五輪ではグループDに入りパラグアイ、マリ、イスラエルと対戦!

U-23日本代表は3日、AFC U23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1-0で勝利を収めた。 今大会無失点のウズベキスタン相手に苦しんだ中、後半アディショナルタイムに山田楓喜(東京ヴェルディ)が左足ミドルシュートで先制ゴールを奪った。 ついにウズベキスタンの無失点を打ち破ったが、その後に大ピンチ。ハンドによりPKを取られたが、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)が横っ飛びでセーブ。日本の絶体絶命のピンチを救った。 この勝利で日本はアジア王者に。この結果、パリ・オリンピックではグループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと同居することが決定した。 初戦は7月24日(水)の24時から、ブラジルを予選で下して勝ち上がったU-23パラグアイ代表と対戦。第2戦は7月27日(日)の28時から、3月に国内で対戦したU-23マリ代表と対戦。第3戦は7月30日(火)の28時からU-23イスラエル代表と対戦する。 また初のオリンピック出場を果たした準優勝のウズベキスタンは、グループCに入り、スペイン、エジプト、ドミニカと同居する。 3位でパリ五輪切符を掴んだイラクはグループBに入り、アルゼンチン、モロッコ、ウクライナと対戦する。 なお、4位となったインドネシアはアフリカ予選4位のギニアとの大陸間プレーオフで最後の切符を懸けて戦うことに。勝者はグループAに入り、開催国のフランス、アメリカ、ニュージーランドと対戦することとなる。 パリ・オリンピックのサッカー競技は、初戦が7月24日、決勝は8月9日に行われる。 <span class="paragraph-title">【動画】後半AT、山田楓喜が日本を優勝へ導く左足ミドルを決める!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="QYyvg_78ZLE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】絶体絶命のPKのピンチを小久保玲央ブライアンが完璧セーブ!!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"<a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信中 <a href="https://t.co/0QRyjjBEfC">pic.twitter.com/0QRyjjBEfC</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1786452111535800451?ref_src=twsrc%5Etfw">May 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.04 08:30 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly