「自分自身を取り戻せ」プレミアリーグで苦戦のスカマッカにモイーズ監督が注文

2023.03.13 17:09 Mon
Getty Images
ウェストハムのデイビッド・モイーズ監督が、フィットに苦しむイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカに言及した。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。
PR
昨夏の移籍市場で、サッスオーロから3550万ポンド(約58億6000万円)の移籍金でウェストハムに加わったスカマッカ。昨シーズンのセリエAで36試合に出場し16ゴールを記録していたイタリア代表FWには、クラブの新たなエースとしての期待が寄せられていた。
しかし、プレミアリーグ初挑戦となった今シーズンは、リーグやチームへのフィットに苦戦。最後にゴールを決めたのは1月のプレミアリーグ第20節ウォルバーハンプトン戦まで遡り、12日に行われたプレミアリーグ第27節アストン・ビラ戦でも90分間ベンチに座り続け出番はなかった。

ビラ戦後にスカマッカの扱いについて問われたモイーズ監督は、選手が成長する必要があると強調。試合に出るためには、より一層のアピールが必要になると語った。

「彼のフィジカルデータを見てみると、現在の姿よりもっと良くならなければならないとわかるだろう。ジャンルカは自分自身を取り戻さなければならない。どんな監督だって、悪いチームを見せたいとは思わないはずだ。何かのため勝ちたいと考える選手を出したいと思うし、常に最高のチームを送り出したいと考えている」
「私としては、彼が専念すべきものはそこにあると思っている。我々が彼に対して求めているのは、より大きな、より多くの仕事なのだ」

「彼のボールを持ったときに見せるプレーについて、我々は本当に好んでいる。彼はチームの中でも本当に巧みな選手だ。我々がこれまで行ってきた仕事の中でも、こうした選手はあまり見てこなかった」

2月には代理人から一方的に契約を破棄されてしまったことも発覚したスカマッカ。ピッチ外の問題を解消しないことには、将来は明るくなさそうだ。

PR
関連ニュース

シティが前人未踏のPL4連覇達成! MVPフォーデンが殊勲の2ゴール【プレミアリーグ】

プレミアリーグ最終節、マンチェスター・シティvsウェストハムが19日にエティハド・スタジアムで行われ、3-1で勝利したシティがプレミアリーグ4連覇を達成した。 ミッドウィーク開催の第34節延期分のトッテナム戦を2-0で制し、アーセナルを2ポイント差で上回って首位に浮上したシティ。前人未踏のプレミアリーグ4連覇に王手をかけたグアルディオラのチームは、本拠地エティハド・スタジアムで9位のウェストハムを迎え撃った。 モイーズ体制ラストマッチもエティハドで7連勝中の相性がいいハマーズとの大一番に向け、スペイン人指揮官は先発1人を変更。コバチッチに代えてドクを起用した。 4連覇が懸かる大一番となったが、3連覇中の王者はその重圧をモノともしない最高の入りを見せる。開始2分、ペナルティアーク付近でベルナルド・シウバから横パスを受けたフォーデンが絶妙なファーストタッチでスムーズにシュート体勢に入り、無回転気味の鋭い左足ミドルシュートをゴール左上隅に突き刺した。 前日にリーグMVPに輝いた至宝の鮮烈な一撃で早々にリードを手にしたシティは、以降もハマーズを自陣深くに押し込む。7分にはボックス手前左からデ・ブライネが鋭いミドルシュートでGKアレオラにファインセーブを強いる。 危なげなくゲームを進めるホームチームは、以降もドク、ロドリと続けて決定機を作り出すと、再びアカデミー育ちの至宝が眩い輝きを放つ。18分、中盤でのベルナルド・シウバの見事なプレス回避から局面を打開。ドクがボックス左に持ち込んで丁寧なグラウンダーの折り返しを供給すると、これをゴール前のフォーデンが左足ダイレクトでゴール右隅へ流し込んだ。 この追加点で優勝に大きく近づいたホームチームだが、前半でアウェイチームの心を折るべく攻勢を継続。ハーフコートゲームを展開する中、再三際どいシーンを作り出すが、決め切るまでには至らない。 すると、前半終盤にはクドゥスに際どいファーストシュートを許すと、42分には左CKの流れからゴール前のクドゥスに見事なオーバーヘッドシュートを突き刺され、点差を1点に縮められた。 前半終了時のアーセナルvsエバートンのスコアが1-1と依然として優位な立場で試合を折り返したシティ。後半も引き続き相手陣内でプレーを続ける。 決定機まであと一歩という状況が続いたが、頼れるオーガナイザーが決定的な仕事を果たす。59分、右サイドで押し込んだ流れからボックス内のベルナルド・シウバがマイナスに落としたボールをロドリが右足シュート。このグラウンダーシュートがゴール前の密集を抜けてゴール右隅に決まった。 この3点目でハマーズの心を折ることに成功したシティは、ここからゲームコントロール優先の戦い方にシフト。相手陣内でボールを動かしながらドクやハーランドも無理のない仕掛けから、さらなるゴールを目指す。 その後、試合終盤にウェストハムのセットプレーからソウチェクにゴールネットを揺らされるが、ここは完全に腕に当たっておりノーゴールの判定に。 冷や汗をかいたものの、このまま2点差を維持して危なげなくクローズに成功したシティが、最終節までもつれ込んだアーセナルとの熾烈なタイトルレースを制してイングランド史上初のリーグ4連覇を達成した。 なお、偉業を成し遂げたグアルディオラのチームは、来週末にウェンブリーで行われるFAカップ決勝のマンチェスター・ダービーで有終の美を目指す。 2024.05.20 02:09 Mon

タイトル逃したシティがなでしこDF清水梨紗を狙う、長谷川唯と共闘か

なでしこジャパンMF長谷川唯が所属するマンチェスター・シティ・ウィメンが、なでしこジャパンDF清水梨紗(27)の獲得を目指しているようだ。イギリス『BBC』が伝えた。 今シーズンのFA女子スーパーカップ(FAWSL)でチェルシーとのタイトル争いを繰り広げたシティ。最終節でも勝利し勝ち点では並んだものの、得失点差で2位に終わり、優勝を逃していた。 そのシティだが、ウェストハム・ウィメンでプレーする清水の獲得を目指しているとのことだ。 清水は2022年夏に日テレ・東京ヴェルディベレーザからウェストハムに完全移籍。すぐに主軸としてポジションを掴み、1年目からFAWSLの全試合に出場した。 今シーズンもFAWSLで22試合に出場し1ゴールを記録した清水。サイドバックやボランチでプレーし、その活躍は評価されている。 清水とウェストハムとの契約は今シーズン限りで満了を迎え、『BBC』によればウェストハムからの契約延長オファーを断ったとのこと。MF林穂之香、FW植木理子となでしこジャパンのチームメイトと今季はプレーしていたが、退団を決めたという。 シティには長谷川が所属しており、2人は東京NB時代にチームメイトであり、なでしこジャパンでも長らく共にプレー。長谷川とは1カ月だけウェストハムで被っているが、イングランドでは同じチームでプレーしたことはなく、なでしこの共演が見られる可能性がありそうだ。 2024.05.19 23:17 Sun

南野拓実所属のモナコ、独代表DFケーラーをウェストハムから買い取る! 4年契約締結

日本代表FW南野拓実も所属するモナコは17日、ドイツ代表DFティロ・ケーラー(27)との4年契約締結を発表した。 シャルケがプロキャリアの始まりとなるケーラーは2018年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)移籍を果たし、2022年夏からはウェストハムへ。イングランド挑戦1年目からヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝に貢献した。 だが、今季は公式戦12試合のうち、4回の先発にとどまり、今年1月からモナコにローン移籍。シーズンローンでのフランス復帰となるなか、センターバックとともに右サイドバックもこなし、公式戦17試合で1アシストを記録中だ。 チームもリーグ・アン2位フィニッシュを決めるなか、ケーラーのローン契約に付く買取オプションの行使を明らかに。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によると、行使額は1100万ユーロ(約18億6000万円)ほどだという。 それに伴い、モナコと2028年6月までの契約を結んだケーラーは「モナコと冒険を続けられるのがすごく嬉しいし、誇りに思う」と喜びの思いとともに、決意を新たにした。 「1月に来たとき、チームメイトやスタッフ、サポーターからすごくよく迎えてもらった。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場となる2位確定だったり、多くの良い瞬間を過ごしているけど、このユニフォームとともにもっと多くの経験がしたい」 2024.05.17 18:10 Fri

ブランスウェイトは残留でアマドゥ・オナナが移籍へ? 経営難エバートンの資金調達プラン

エバートンはベルギー代表MFアマドゥ・オナナ(22)を優先的に売りたいようだ。 経営難&勝ち点剥奪という苦難に負けず、プレミアリーグ残留を勝ち取ったエバートン。現在15位だが、勝ち点剥奪がなければ10位ブライトンと同じ「48」で11位と、”古豪”の体裁を保つポイントを稼いでいる。 昨夏以降進められてきた米国「777パートナーズ」へのクラブ売却交渉は決裂する見込みも、代わって地元リバプール出身の実業家、アンディ・ベル氏とジョージ・ダウニング氏が買収レースに加わるとの見立てが。 両氏はかねてよりエバートンに出資。イギリス『テレグラフ』によると、実現した場合、両氏共同でクラブを所有する形となる可能性が高いとのことだ。 さて、エバートンは売却買収以前に経営が危機的状況であり、先週ショーン・ダイチ監督も「誰かを売る可能性が高い」と主力選手の売却による資金調達を示唆。来季も勝ち点剥奪を科される事態だけは避けたい。 若き人気銘柄として表題のオナナ、そしてイングランド代表DFジャラッド・ブランスウェイト(21)が挙げられるが、イギリス『フットボール・インサイダー』いわく、優秀かつ需要が高いセンターバックのブランスウェイトはなるべく確保しておきたい模様。優先的に売るのはオナナだという。 よく伝えられる通り、オナナはバイエルンやトッテナムなどなどトップクラブから根強い人気のセントラルハーフ。ただ、非常に現実味のある移籍先として、カルヴァン・フィリップスの“返却”を決定したウェストハムを挙げることができるとのことだ。 クラブは、今季が終わればA・オナナに移籍の意志を問う予定とされ、ブランスウェイトについては「2025年夏の移籍を許可する」との口説き文句で残留を説得中だそうだ。 2024.05.14 21:20 Tue

ルートン指揮官がプレミア残留絶望的で涙も 「選手、スタッフ、ファンには感謝の言葉しかない」

日本代表DF橋岡大樹も所属するルートン・タウンのプレミアリーグ残留が厳しくなった。 残り2節のプレミアリーグで降格圏の18位に沈むルートン。11日の第37節ではウェストハムのホームに乗り込み、先制に成功したが、後半に崩れ、1-3で敗れた。 この結果が反映されても残留圏の17位につけるノッティンガム・フォレストと3ポイント差だが、得失で「12」の差があり、残留が絶望的となっている。 イギリス『BBC』によると、1年での降格が濃厚とあって、試合後に涙のロブ・エドワーズ監督は『Match of the Day』で「サポーターの反応には感動した」と思いを語った。 「選手、スタッフ、ファンには感謝の言葉しかない。まだ終わったわけじゃないが、昇格できたわけだし、またここに戻れる」 「結果がすべての世界だが、ファンは理解と思いやりをもって全面的にサポートしてくれた。繋がりと絆を感じる。こんなの滅多にない」 「我々は非常に成長したし、このクラブも1つの方向にしか進まない。このチームの成長ぶりは私を本当に誇らしくさせてくれる」 「我々がどのように取り組み、競争力を生み出すかは大切にするところで、このリーグが我々をより良くさせてくれた」 「それは我々にとってあまりにも大きなものだった」 2024.05.12 09:25 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly