【ラ・リーガ第25節プレビュー】クラシコ控える両雄は曲者と対戦! 久保は古巣マジョルカ戦
2023.03.10 19:00 Fri
先週末に行われた前節は首位のバルセロナが勝利を取り戻した一方、2位のレアル・マドリーは2試合連続ドローに終わって明暗分かれる形に。また、大勝のアトレティコ・マドリーが取りこぼしのレアル・ソシエダを抜き久々に3位に浮上した。
今季ラ・リーガの覇権争いを左右するエル・クラシコを19日に控える、バルセロナ(勝ち点62)とレアル・マドリー(勝ち点53)は、9位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点33)と、13位のエスパニョール(勝ち点27)とぞれぞれ対戦する。
バルセロナは前節、新生バレンシアとホームで対戦。コパ・クラシコ初戦の勝利で勢いづくチャビ率いるチームは、前線の複数主力を欠く中でFWハフィーニャのゴールで先制に成功。その後、DFアラウホが一発退場となるアクシデントに見舞われたが、持ち味の堅守を武器にウノセロで逃げ切り、リーグ戦2試合ぶりの白星を手にした。
これで2位チームとの勝ち点差を9ポイントに広げたブラウグラナは、次節直接対決に向けてその勝ち点差維持を目指す中、公式戦4戦未勝利(1分け3敗)と不振が続くアスレティックとのアウェイゲームに臨む。今節ではアラウホが出場停止で不在となる一方、サスペンション明けのMFガビに加え、負傷明けのFWレヴァンドフスキに復帰の可能性が報じられており、バレンシア戦に比べて陣容が整いそうだ。
一方、来週にチャンピオンズリーグ(CL)のリバプールとのリターンレグ、クラシコという重要な連戦を控えるレアル・マドリーは、エスパニョールとのホームゲームで公式戦4試合ぶりの白星を目指す。前節のベティス戦ではGKブラーボを中心とする相手のパフォーマンスも素晴らしかったが、過密日程の中で全体的にパワーを出し切れず、0-0のドローに終わった。
MF久保建英を擁する4位のソシエダ(勝ち点44)は、10位のマジョルカ(勝ち点31)と対戦。リーグ前節はカディス相手のホームゲームで最後まで相手の集中した守備をこじ開けられず、0-0のドロー。3試合未勝利と足踏みが続く。さらに、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16初戦のローマ戦では敵将モウリーニョの術中に完全に嵌ってしまい、相手が得意とするカウンターとセットプレーからゴールを奪われて0-2の敗戦。3試合連続で無得点に終わった。
そのローマ戦では右ポスト直撃のシュートなど個人としては見せ場を作った久保だったが、決定的な仕事には至らなかった。そのため、過去に2度に渡ってプレーしたソン・モイシュへの凱旋試合では堅い守備を特徴とする古巣に対して恩返し弾を狙っていきたい。
また、ソシエダを抜いて3位に浮上したアトレティコ(勝ち点45)は、マンデーナイトの一戦で11位のジローナ(勝ち点30)と対戦する。シメオネ監督がクラブ最多指揮者(613試合)となった前節のセビージャ戦ではエースFWグリーズマンの圧巻のパフォーマンスに、FWデパイとFWモラタがドブレーテ共演と、今季最多6ゴールを奪ってセビージャを6-1のスコアで粉砕。厳しいシーズンを過ごす中、これまでの鬱憤を晴らす見事な勝利を収めた。これでリーグ戦無敗を8試合に更新したコルチョネロスは、曲者ジローナ相手に再びの快勝を目指す。
その他ではミッドウィークにヨーロッパのコンペティションを戦った6位のビジャレアル(勝ち点37)と、5位のベティス(勝ち点41)のトップ4争いライバル対決、勝ち点25で並ぶ17位のセビージャと18位のアルメリアの残留争い直接対決に注目したい。
《ラ・リーガ第25節》
▽3/10(金)
《29:00》
カディス vs ヘタフェ
▽3/11(土)
《22:00》
レアル・マドリー vs エスパニョール
《24:15》
エルチェ vs バジャドリー
《26:30》
セルタ vs ラージョ
《29:00》
バレンシア vs オサスナ
▽3/12(日)
《22:00》
マジョルカ vs レアル・ソシエダ
《24:15》
セビージャ vs アルメリア
《26:30》
ビジャレアル vs ベティス
《29:00》
アスレティック・ビルバオ vs バルセロナ
▽3/13(月)
《29:00》
ジローナ vs アトレティコ・マドリー
今季ラ・リーガの覇権争いを左右するエル・クラシコを19日に控える、バルセロナ(勝ち点62)とレアル・マドリー(勝ち点53)は、9位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点33)と、13位のエスパニョール(勝ち点27)とぞれぞれ対戦する。
バルセロナは前節、新生バレンシアとホームで対戦。コパ・クラシコ初戦の勝利で勢いづくチャビ率いるチームは、前線の複数主力を欠く中でFWハフィーニャのゴールで先制に成功。その後、DFアラウホが一発退場となるアクシデントに見舞われたが、持ち味の堅守を武器にウノセロで逃げ切り、リーグ戦2試合ぶりの白星を手にした。
一方、来週にチャンピオンズリーグ(CL)のリバプールとのリターンレグ、クラシコという重要な連戦を控えるレアル・マドリーは、エスパニョールとのホームゲームで公式戦4試合ぶりの白星を目指す。前節のベティス戦ではGKブラーボを中心とする相手のパフォーマンスも素晴らしかったが、過密日程の中で全体的にパワーを出し切れず、0-0のドローに終わった。
エスパニョール戦に向けては足首に問題を抱えるエースFWベンゼマに欠場の可能性が報じられており、フル稼働のFWヴィニシウスに加え、FWアセンシオや注目の18歳FWアルバロ・ロドリゲスらアタッカー陣の奮起に期待したいところだ。
MF久保建英を擁する4位のソシエダ(勝ち点44)は、10位のマジョルカ(勝ち点31)と対戦。リーグ前節はカディス相手のホームゲームで最後まで相手の集中した守備をこじ開けられず、0-0のドロー。3試合未勝利と足踏みが続く。さらに、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16初戦のローマ戦では敵将モウリーニョの術中に完全に嵌ってしまい、相手が得意とするカウンターとセットプレーからゴールを奪われて0-2の敗戦。3試合連続で無得点に終わった。
そのローマ戦では右ポスト直撃のシュートなど個人としては見せ場を作った久保だったが、決定的な仕事には至らなかった。そのため、過去に2度に渡ってプレーしたソン・モイシュへの凱旋試合では堅い守備を特徴とする古巣に対して恩返し弾を狙っていきたい。
また、ソシエダを抜いて3位に浮上したアトレティコ(勝ち点45)は、マンデーナイトの一戦で11位のジローナ(勝ち点30)と対戦する。シメオネ監督がクラブ最多指揮者(613試合)となった前節のセビージャ戦ではエースFWグリーズマンの圧巻のパフォーマンスに、FWデパイとFWモラタがドブレーテ共演と、今季最多6ゴールを奪ってセビージャを6-1のスコアで粉砕。厳しいシーズンを過ごす中、これまでの鬱憤を晴らす見事な勝利を収めた。これでリーグ戦無敗を8試合に更新したコルチョネロスは、曲者ジローナ相手に再びの快勝を目指す。
その他ではミッドウィークにヨーロッパのコンペティションを戦った6位のビジャレアル(勝ち点37)と、5位のベティス(勝ち点41)のトップ4争いライバル対決、勝ち点25で並ぶ17位のセビージャと18位のアルメリアの残留争い直接対決に注目したい。
《ラ・リーガ第25節》
▽3/10(金)
《29:00》
カディス vs ヘタフェ
▽3/11(土)
《22:00》
レアル・マドリー vs エスパニョール
《24:15》
エルチェ vs バジャドリー
《26:30》
セルタ vs ラージョ
《29:00》
バレンシア vs オサスナ
▽3/12(日)
《22:00》
マジョルカ vs レアル・ソシエダ
《24:15》
セビージャ vs アルメリア
《26:30》
ビジャレアル vs ベティス
《29:00》
アスレティック・ビルバオ vs バルセロナ
▽3/13(月)
《29:00》
ジローナ vs アトレティコ・マドリー
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
「ほぼバルサの同窓会」「5人もいるのすごい」インテル・マイアミ来日パーティーに集まった豪華面々にファン興奮「これは夢ですか?」
6日、来日しているインテル・マイアミの来日記念パーティーが開催。集まった豪華メンバーに注目が集まっている。 元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるメジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミ。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシをはじめ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツ、DFジョルディ・アルバと元バルセロナの選手が多く所属している。 そのインテル・マイアミは、2024シーズンの開幕を前にプレシーズンツアーを実施。アル・ヒラル、アル・ナスルのサウジアラビア勢と戦った後、4日に香港選抜チームと対戦。7日には「Inter Miami in Tokyo 2024」にて国立競技場でヴィッセル神戸と対戦することとなっている。 6日の昼には、神戸戦に向けた記者会見も実施されていたなか、夜には来日記念パーティーが開催。「Inter Miami in Tokyo 2024」の公式X(旧ツイッター)がその様子を伝えている。 最高額は1人300万円というスペシャル・エクスペリエンス・シートのチケットを持っている一般の参加者もいる中、パーティーには、インテル・マイアミの選手だけでなく、メッシらとバルセロナでも一緒にプレーし、神戸でもプレーしていた元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現エミレーツ・クラブ)や神戸の三木谷浩史代表取締役会長の姿もあった。 豪華メンバーの集まりには、ファンも「ほぼバルサの同窓会じゃん」、「これは夢ですか?」、「当時のスタメン5人が式典に居るって凄いです」、「メンツえぐすぎる」とコメント。3冠達成を果たした2014-2015シーズンなどバルセロナの黄金期の主力を担った選手たちの再会に喜びの声を寄せている。 <span class="paragraph-title">【写真】来日パーティーにバルサ黄金期のメンバーが集結!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">来日パーティー、始まりました<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%B7?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#メッシ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%84?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ブスケツ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#スアレス</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#アルバ</a> そして対戦相手の <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB%E7%A5%9E%E6%88%B8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ヴィッセル神戸</a> で昨年までプレーした <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%BF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#イニエスタ</a> と、<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ヴィッセル</a> のオーナーである <a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B8%89%E6%9C%A8%E8%B0%B7%E6%B5%A9%E5%8F%B2?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#三木谷浩史</a> 会長にも出席いただいております<a href="https://twitter.com/InterMiamiCF?ref_src=twsrc%5Etfw">@InterMiamiCF</a> <a href="https://twitter.com/andresiniesta8?ref_src=twsrc%5Etfw">@andresiniesta8</a> <a href="https://t.co/iDlHv7q76K">pic.twitter.com/iDlHv7q76K</a></p>— 【公式】Inter Miami in TOKYO 2024 (@IM_Tokyo2024) <a href="https://twitter.com/IM_Tokyo2024/status/1754835689357930802?ref_src=twsrc%5Etfw">February 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.07 11:05 Wed2
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu3