元豪州代表スピラノビッチが34歳で現役引退…かつて浦和所属のセンターバック

2023.02.03 14:40 Fri
Getty Images
Aリーグ・メンのメルボルン・ビクトリーでプレーする元オーストラリア代表DFマシュー・スピラノビッチ(34)が現役を引退した。

代表として2014年のワールドカップ(W杯)に出場するなど、通算36キャップのスピラノビッチはメルボルン・ビクトリーでのプロ入りから、ドイツ、日本、カタール、中国でもプレー。日本では2010年から2012年途中まで浦和レッズに所属して、通算48試合で1得点5アシストの数字をマークした。

その浦和を退団してからはカタール、オーストラリア、中国ときて、2018年夏からパース・グローリーで改めて母国復帰。2021年夏から古巣のメルボルン・ビクトリーに戻り、今季はここまでAリーグ・メン4試合の出場にどどまっていた。
17年間のプロキャリアに終止符を打つセンターバックはメルボルン・ビクトリーの公式サイトで「この場を借りて、プロ選手としての引退を発表させてもらう」と表明。そして、感謝の言葉を送っている。

「この4カ月は足のケガに悩まされ続け、ついに現役を退くときが来た。今季を戦い抜いて、メルボルン・ビクトリーの上位進出を手助けしたかっただけに、複雑な心境だ。チームメイト、コーチングスタッフ、トニー・ポポヴィッチ、そしてクラブ全体に感謝したい。キャリアを通じて、僕は恵まれ、誇りを感じる。過去にいたクラブ、チームメイト、コーチ、ファンにも楽しい思い出と特別な時間をありがとうと言う」
また、現役時代のいち時期をサンフレッチェ広島で過ごしたトニー・ポポヴィッチ監督は「マティは私が何年も指導し、一緒に仕事をしてきた選手。非常に才能のある守備者で、ピッチ内外ですべてが完璧なプロだ」などと労った。

マシュー・スピラノビッチの関連記事

▽オーストラリアサッカー連盟(FFA)は23日、今月行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の日本代表戦(8月31日)、タイ代表戦(9月5日)に向けたオーストラリア代表メンバー23名を発表した。 ▽15日に発表された30名の候補メンバーから7名が落選。横浜F・マリノスのDFミロシュ・デゲネクは招集メン 2017.08.23 16:47 Wed

メルボルン・ビクトリーの関連記事

元U-23オーストラリア代表MFライアン・ティーグ(23)が中国代表入りを真剣に検討しているという。豪『news.com』が伝えた。 02年日韓大会以来のW杯出場へアジア最終予選を戦うなか、ここ数日の間にもいわゆる「帰化選手」を巡るトピックが飛び交う中国代表。 国外出身者の帰化プロセスが順調だったりそうでは 2025.01.24 15:13 Fri
アルビレックス新潟は8日、Aリーグ・メン(オーストラリア1部)のメルボルン・ビクトリーFCからオーストラリア代表DFジェイソン・カトー・ゲリア(31)の加入内定を発表した。メディカルチェック終了後に正式加入となり、チームへの合流は1月中旬が予定されている。 ジェイソン・ゲリアはメルボルン・ビクトリーでプロデビュー 2025.01.08 16:45 Wed
横浜F・マリノスは23日、ヘッドコーチにオーストラリア人指導者のパトリック・キスノーボ氏(43)が就任することを発表した。 横浜FMは、2024シーズンはハリー・キューウェル監督でスタートしたものの、チームが不調に陥り解任。ヘッドコーチのジョン・ハッチンソン監督が指揮を執っていた。 しかし、ハッチンソン監督 2024.12.23 17:05 Mon
Aリーグ・メン(オーストラリア1部相当)のメルボルン・ビクトリーは17日、パトリック・キスノルボ監督(43)の辞任を発表した。 キスノルボ氏はイタリア系の元オーストラリア代表DF。クラブキャリアは、レスター・シティやリーズ・ユナイテッド、イプスウィッチ・タウンと、イングランドで長くプレーした。 引退後はメル 2024.12.17 14:04 Tue
メルボルン・ビクトリーのパトリック・キスノルボ監督が、年明けに復帰する元オーストラリア代表GKランゲラック(36)について言及した。豪『news.com.au』が伝える。 2024シーズン限りで名古屋グランパスを退団、8日のJ1最終節は残念ながら負傷欠場となったランゲラック。楢崎正剛氏の後継者として最後尾に立ち、 2024.12.09 16:45 Mon

J1の関連記事

横浜F・マリノスが、「ファン・サポーターの皆さまへ」として声明を発表した。 今シーズンはスティーブ・ホーランド監督の下でスタートした横浜FM。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)と並行して戦うシーズンとなった中、明治安田J1リーグでは開幕4試合勝利なしとつまづいたスタートとなった。 その後、初白 2025.05.17 22:45 Sat
明治安田J1リーグ第17節の浦和レッズvsFC東京が17日に埼玉スタジアム2002で行われ、3-2でホームの浦和が勝利した。 リーグ戦2試合未勝利となっている4位浦和(勝ち点26)は、ドローで終えた前節のアルビレックス新潟戦からスタメンを4人変更。金子拓郎や松本泰志、長沼洋一、GK牲川歩見に代えて大久保智明、サミ 2025.05.17 18:20 Sat
17日、明治安田J1リーグ第17節の湘南ベルマーレvs横浜FCがレモンガススタジアム平塚で行われた。 連敗を「2」でストップさせた湘南と、ミッドウィークに連勝を逃した横浜FCの一戦。湘南は前節と同じ11名をピッチに送り込むことに。中2日での試合となった横浜FCは4名を変更し、伊藤槙人、駒井善成、室井彗佑、櫻川ソロ 2025.05.17 17:30 Sat
17日、明治安田J1リーグ第17節の鹿島アントラーズvs清水エスパルスが県立カシマサッカースタジアムで行われた。 現在6連勝で首位を快走中の鹿島と、3試合勝利がない清水の対戦。鹿島は前節から3名を変更。荒木遼太郎、三竿健斗、レオ・セアラが外れ、ターレス・ブレーネル、知念慶、田川亨介が入った。 対する清水は2 2025.05.17 17:02 Sat
thumb 17日、明治安田J1リーグ第17節でアビスパ福岡と名古屋グランパスがベスト電器スタジアムで対戦した。 一時は首位に立つも6戦未勝利で12位まで転落した福岡。3連敗中と苦しい流れの中、前節からは4名を変更。永石拓海、橋本悠、見木友哉、シャハブ・ザヘディが外れ、村上昌謙、田代雅也、前嶋洋太、紺野和也が入った。 2025.05.17 16:35 Sat

記事をさがす

メルボルン・ビクトリーの人気記事ランキング

1

名古屋退団ランゲラックの古巣帰還は定位置争いから…メルボルン・V指揮官「既存のNo.1がとても好調」「待つしかないよ」

メルボルン・ビクトリーのパトリック・キスノルボ監督が、年明けに復帰する元オーストラリア代表GKランゲラック(36)について言及した。豪『news.com.au』が伝える。 2024シーズン限りで名古屋グランパスを退団、8日のJ1最終節は残念ながら負傷欠場となったランゲラック。楢崎正剛氏の後継者として最後尾に立ち、主将となったラスト1年はYBCルヴァンカップを掲げた、偉大なる功労者だ。 年が明ければ、プロキャリアをスタートさせたAリーグ・メン(豪州1部)のメルボルン・Vへ約15年ぶりに復帰することが決定済み。『news.com.au』いわく、ランゲラックは復帰即ポジション獲得が見込まれていたという。 しかし8日、メルボルン・Vはリーグ戦でパース・グローリーと対戦し、パトリック・キスノルボ監督が試合直前、先発で送り込むGKジャック・ダンカンを手放しで褒めちぎった。 「『ジャックのプレーが好調ならチャンスを待つしかないよ』とランゲラックに伝えてある。現時点でジャックが我々のNo.1だし、とても好調だ。パフォーマンスも報われているしね」 「ミッチ(ランゲラック)がどれだけ素晴らしいかを誰もがよく知っているが、帰ってきても私自身がマインドを変えるつもりはない。ネームバリューで勝負するわけではないし、とにかくチームが今とても上手く回っているからだ」 結局、パース・グローリー戦は2-0と勝利し、GKダンカンは今季公式戦12試合で6度目となるクリーンシート。メルボルン・VはAリーグ・メンで首位と勝ち点2差の2位(暫定)につける。 ランゲラックのメルボルン・V帰還は定位置争いから始まる見込みだ。 2024.12.09 16:45 Mon
2

横浜FMがメルボルン・ビクトリーの監督、キスノーボ氏をHCに招へい…かつてはモンバエルツ氏の右腕としても活躍

横浜F・マリノスは23日、ヘッドコーチにオーストラリア人指導者のパトリック・キスノーボ氏(43)が就任することを発表した。 横浜FMは、2024シーズンはハリー・キューウェル監督でスタートしたものの、チームが不調に陥り解任。ヘッドコーチのジョン・ハッチンソン監督が指揮を執っていた。 しかし、ハッチンソン監督も今シーズン限りで退任。元イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督の右腕でヘッドコーチでもあったスティーブ・ホーランド氏(54)が監督に就任することが発表されていた。 キスノーボ氏は、イタリア系の元オーストラリア代表DF。クラブキャリアは、レスター・シティやリーズ・ユナイテッド、イプスウィッチ・タウンと、イングランドで長くプレーした。 引退後はメルボルン・シティでかつて横浜FMも指揮したエリク・モンバエルツ監督のアシスタントを担うなどし、今年7月からメルボルン・ビクトリーの指揮官に。2024-25シーズンのAリーグでも好調を維持していた中、横浜FMのヘッドコーチに就任することが決まった。 キスノーボ氏はクラブを通じてコメントしている。 「横浜F・マリノスの一員となることをとても楽しみにしています。ピッチでの成功を目指し、才能ある選手、献身的なスタッフ、そして情熱的なファン・サポーターと共に、優れた文化とチームワークを育むために、スティーブ・ホーランド監督を全力でサポートしていきたいと思います。このすばらしい旅を皆さんと一緒に始められることを心待ちにしています!」 2024.12.23 17:05 Mon
3

元ポルトガル代表WGナニがアダナ・デミルスポル加入…フェネルバフチェ以来のトルコ復帰に

アダナ・デミルスポルは13日、元ポルトガル代表FWナニ(36)の加入を発表した。契約は1年+1年延長オプションとなる。 スポルティングCPの出身で、かつてマンチェスター・ユナイテッドではテクニカルなサイドアタッカーとしていち時代を築いたナニ。ユナイテッドを去ってから、フェネルバフチェやバレンシア、オーランド・シティ、ヴェネツィアを転々とした後、2022年7月からメルボルン・ビクトリーに加入した。 だが、今年1月にヒザの前十字じん帯を断裂する重傷を負って、思い描いたようなシーズンを過ごせず、1年での退団が決定。そして、新シーズンからはフェネルバフチェ時代の2015-2016シーズン以来となるスュペル・リグ復帰を果たす運びとなり、自身のSNSで喜びの思いとともに意気込みを語った。 「アダナ・デミルスポルでトルコに戻ってこられてすごく嬉しいよ。このクラブのために全力を尽くす! さあ、仕事をしよう!」 昨季のスュペル・リグを4位でフィニッシュしたアダナ・デミルスポルは新シーズンから元オランダ代表FWのパトリック・クライファート氏が新監督に就任している。 2023.07.14 09:25 Fri
4

元豪代表DFキスノルボ氏がJリーグでコーチ就任か メルボルン・ビクトリー指揮官を辞任、豪紙「横浜FMかC大阪か磐田」

Aリーグ・メン(オーストラリア1部相当)のメルボルン・ビクトリーは17日、パトリック・キスノルボ監督(43)の辞任を発表した。 キスノルボ氏はイタリア系の元オーストラリア代表DF。クラブキャリアは、レスター・シティやリーズ・ユナイテッド、イプスウィッチ・タウンと、イングランドで長くプレーした。 引退後はメルボルン・シティでエリク・モンバエルツ監督のアシスタントを担うなどし、今年7月からメルボルン・ビクトリーの指揮官に。 チームは24-25シーズンのAリーグで現在3位につけ、つい先日には、年明けの加入が決定しているGKランゲラック(名古屋グランパス)に言及するなど、退任の兆候は伝わっていなかった。 しかし、メルボルン・ビクトリーは17日、キスノルボ氏の辞任を「海外で活躍するためにクラブを去った」と説明。クラブの会長は取材対応で「残念だ」と口にした。 豪『news.com.au』いわく、行き先は日本。同紙はキスノルボ氏が横浜F・マリノス、セレッソ大阪、ジュビロ磐田のいずれかでアシスタントコーチを担う可能性が高いとしている。 2024.12.17 14:04 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly