Jリーグにおける「ビッグクラブ」の意義は? 内田篤人「このチームでプレーしたいとなれば」と日本行きを望んだ仲間との会話から見解

2023.01.25 21:25 Wed
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Jリーグは25日、「Jリーグ30周年オープニングイベント」を開催。Jリーグ開幕から30周年を迎えるシーズンに向けてのトークイベントを実施した。

1993年5月15日に国立競技場で開催された「ヴェルディ川崎vs横浜マリノス」から数え、今年リーグ開幕30周年を迎えるJリーグ。その新シーズンを前に行われたイベントには、野々村芳和チェアマンの他、サッカー解説者の松木安太郎氏、OBの中村憲剛氏、槙野智章氏、内田篤人氏が登壇。また、女優や歌手として活躍する観月ありささんがゲストとして参加した。
トークセッションでは、テーマを分けてトーク。まずはJリーグの魅力について中村氏と内田氏がプレゼンした。

中村氏は「地域密着」を掲げ、「ピッチ上のパフォーマンスも当然ですが、Jリーグは60クラブありまして、ほぼ全国カバーしている状態です。Jリーグクラブで地域を盛り上げることが可能となっていて、社会連携活動と言われる「シャレン!」で地域の課題解決にクラブや選手が取り組むことで、お子さんにJリーガーに憧れてもらったり、お年寄りに活力を与えたりとか、そういったこと。ピッチでサッカーをやるだけで、地域のために活動していること。地域活性を含めて魅力だと思います」とコメント。全国に広がるJリーグクラブがその地域を活性化させる力が魅力だとした。

観月さんは「子供が頻繁に選手に会えたり、お年寄りがピッチに行かなくても街で会えるというのがあると身近に感じられると思うので、地域に密着することは良いと思います」と、Jリーグらしい魅力だとコメントした。
また内田氏は「安心と安全」を掲げ「日本は安心と安全です。僕はドイツに行っていましたが、発煙筒も飛びますし、警察が出てサポーターを会わせないようにしたりということがありましたが、Jリーグは子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで来ていて、安全に家まで帰れるというのは本当に凄く大事なことで、魅力の1つだと思います」と日本の環境についてプレゼン。「試合だけじゃなく練習もいけますし、普段の姿や会話なども聞けるので魅力的なJリーグだと思います」とまとめた。

観月さんは「女性が1人で観に行っても安全に観られて、安全に帰れるというのはとても魅力だと思いますし、日本ならではの安全さだと思います」と、こちらも日本らしい魅力だとコメントした。

また、Jリーグの未来に向けたテーマとして「トップ層がナショナルコンテンツ、グローバルなコンテンツになってもらいたい」というものを掲げている中、日本にも「ビッグクラブ」と呼ばれるクラブを作っていきたいとした。

ドイツのブンデスリーガでプレー経験があり、「ビッグクラブ」とも対戦している内田氏は、「国に1つ、2つ大きなクラブがあることは大きいです。パリにはパリ・サンジェルマン、バイエルンはミュンヘン、レアルはマドリード。大きなクラブに付随して、大きなチームができやすいと思っています」とコメント。「日本であれば、東京や大阪などビッグクラブを作りやすい環境ではあると思うので、日本の1つのビッグクラブが世界に発信されるようになるといいなと」と、環境として日本の大きな都市に「ビッグクラブ」ができるのではないかと語った。

また、「シャルケでプレーしているときも、『ウッシー、日本でプレーしたいんだけど何か良いチームない?』というのはありましたが、どこのクラブでやりたいというのは彼らにはありませんでした。Jリーグにビッグクラブがあれば、『このチームでやりたいから、代理人紹介してくれ』などという話がしやすくなると、日本からビッグクラブを中心にJリーグが世界へと発信されるし、ヨーロッパ、世界からJリーグのこのチームでプレーしたいとなれば、実力のある選手ももっと来るようになると思います」と語り、ビッグクラブという存在はリーグ全体にとっても、対外的に良い影響を与えることになるとした。

さらに、地方の小さなクラブがビッグクラブから恩恵を受けることもあるとコメント。「バイエルンとやるときは自分の価値を高めるために一生懸命やりますし、プレシーズンではブンデスの1部が4部、5部のチームと練習試合をします。そうすると、その地域で凄くお客さんが入って、お金が落ちて集客が増えて、シーズンの開幕から応援してもらえる。ビッグクラブが地方に行って試合をするというのも1つの形かなと思います」と、「ビッグクラブ」の意義を語った。

一方で、近年はJリーグにも「ビッグプレーヤー」と呼ばれる選手がやって来てプレーをしている。スペインの名門・バルセロナで育ち、スペイン代表としてもワールドカップ(W杯)を優勝したMFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)を始め、ドイツ代表でW杯を優勝したFWルーカス・ポドルスキ(元ヴィッセル神戸)や元スペイン代表のFWダビド・ビジャ(元ヴィッセル神戸)、同じく元スペイン代表のFWフェルナンド・トーレス(元サガン鳥栖)、W杯得点王の元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(元セレッソ大阪)などがいた。

イニエスタとは実際にプレーした槙野氏は「Jリーグにはイニエスタ選手も、ポドルスキ選手、ビジャ選手、フォルラン選手など、ワールドカップで得点王になったり活躍した選手がJリーグにいたということを考えると、日頃の練習の強度が上がる。簡単なパスやコントロール、シュートを含めて、質を求められる環境があるというのはJリーグの良さ、そういった選手がもたらす影響だと思います」とコメント。「選手も彼らから教えてもらうこともありますが、メディカルや広報、強化に対しても良いプレッシャーが与えられているということも良いことなのかなと思います」と、プレー面、技術面だけでなく、クラブとしても大きな影響を受けるとコメントした。

観月さんはワールドクラスの選手がプレーすることについては「日本にいながらトップの選手のプレーが観られるのは、スタジアムに足を運ぶキッカケにはなるかなと思います」とコメント。ファンを増やすという点でも、魅力的だと語った。

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【J1注目プレビュー|第29節:浦和vs横浜FC】上位潰し合いの隙に差を縮められるか!? 横浜FCは連敗ストップへ

【明治安田生命J1リーグ第29節】 2023年9月29日(金) 19:30キックオフ 浦和レッズ(3位/49pt) vs 横浜FC(17位/22pt) [埼玉スタジアム2○○2] ◆上位が潰し合い、勝ち点3以外いらない【浦和レッズ】 前節はアウェイでのガンバ大阪戦。ホセ・カンテの愚行もあり、数的不利となりながらも1-3で逆転勝利を収めた。 これでリーグ戦は5戦無敗。上位が勝ち点を取りこぼす中でしっかりと積み上げ、3位にまで浮上し、逆転優勝への権利を残している。 さらに今節は首位のヴィッセル神戸と2位の横浜F・マリノスが直接対決。必ず勝ち点を落とす構図となり、浦和としてはさらに差を詰めるチャンス。そのためにもホームで勝ち切らなければ意味がない。 首位と勝ち点差「6」、2位と勝ち点差「5」という状況。引き分けに終われば、浦和としては2つずつ差を縮めることに。大事な一戦でホセ・カンテが不在というのは痛手だが、残されたメンバーがしっかりとゴールを決められるかがポイントとなる。 相手は残留争い中ということもあり、簡単な試合にはならない。それでもホームでしっかりと勝ち切るかどうか。浦和のタイトル獲得には、勝利以外必要ない。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:西川周作 DF:酒井宏樹、アレクサンダー・ショルツ、マリウス・ホイブラーテン、荻原拓也 MF:伊藤敦樹、岩尾憲 MF:小泉佳穂、安居海渡、関根貴大 FW:ブライアン・リンセン 監督:マチェイ・スコルジャ 出場停止:ホセ・カンテ ◆悪癖出て連敗、ここで止めたい【横浜FC】 前節はアウェイでアルビレックス新潟と対戦して3-1で完敗。柏レイソル戦に続いて残留争いのライバル相手に敗れ、手痛い連敗となった。 最下位の湘南ベルマーレがお付き合いしてくれていることもあり残留圏内にいるが、勝ち点差は「1」。直接対決が残っているだけに勝ち点差を広げておきたいところだ。 堅守からのカウンターを武器に、上位2チームに勝利を収めた一方で、チャンスを生かせないでいると、一気にやられるパターンも見えている。 この2試合は失点から崩れてしまうパターンもあり、浦和を相手にはまずは無失点で長い時間過ごしたいところ。焦って攻撃しては仕留められないため、いかに自分たちのペースに持ち込んでいくのかが重要だ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:スヴェンド・ブローダーセン DF:岩武克弥、ンドカ・ボニフェイス、マテウス・モラエス MF:山根永遠、ユーリ・ララ、井上潮音、林幸多郎 MF:カプリーニ、山下諒也 FW:伊藤翔 監督:四方田修平 2023.09.29 13:40 Fri

【J1注目プレビュー|第29節:横浜FMvs神戸】勝者が首位、天下分け目の大一番! 強みを出して勝利を掴め

【明治安田生命J1リーグ第29節】 2023年9月29日(金) 19:00キックオフ 横浜F・マリノス(2位/54pt) vs ヴィッセル神戸(1位/55pt) [日産スタジアム] ◆逆転のチャンス、天王山を制したい【横浜F・マリノス】 前節はアウェイでの鹿島アントラーズ戦。リーグ戦3戦未勝利、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で仁川ユナイテッドに惨敗という中で、難しい試合を2-1で制した。 これにより首位との差を守っての直接対決を迎えられた横浜FM。連覇に向けての大一番をホームで迎えることとなる。 一度は首位にたちながらもこのところは取りこぼしが目立った結果2位に転落。しかし、神戸も勝ち点を伸ばせなかったことで、可能性を残したまま天王山を迎えた。 これは連覇に向かえという気運が高まっているとも言えるだろう。逆に言えば、ここで敗れれば連覇が一気に厳しくなるということだ。 ポイントは中盤の攻防。いかにしてコンパクトに保ち、良い攻撃に繋げていけるか。また、守備陣もリーグ得点ランキングトップのFW大迫勇也をどう抑えるかがポイントとなる。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:一森純 DF:松原健、角田涼太朗、エドゥアルド、永戸勝也 MF:山根陸、ナム・テヒ、渡辺皓太 FW:ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、エウベル 監督:ケヴィン・マスカット ◆負ければ陥落、力を見せたい【ヴィッセル神戸】 前節はホームにセレッソ大阪を迎えての一戦。1-0と簡単な試合ではなかったが勝利を収めた。 取りこぼしたことで2位以下を突き放せていなかった神戸だが、それでも首位をキープ。ただ、ここの大一番が最も重要となる。 勝ち点差は「1」。前回対戦はホームで敗れているだけに、ダブルをユスしては悲願のJ1優勝も無理ということだろう。 昨シーズンは目の前で優勝を許すという屈辱を味わっており、神戸としては何重にもリベンジを果たしたい思いが強いはずだ。 残留争いしていたチームが復活した今シーズン。その特徴であるアグレッシブさを全面に出したプレーを今節も見せられるか。優勝への思いをピッチ上で見せつけたい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:前川黛也 DF:酒井高徳、山川哲史、本多勇喜、初瀬亮 MF:山口蛍、扇原貴宏、佐々木大樹 FW:武藤嘉紀、大迫勇也、汰木康也 監督:吉田孝行 出場停止:井出遥也 2023.09.29 12:35 Fri

神戸MF齊藤未月が復帰への第一歩!退院、リハビリ姿に多数のエール「いい笑顔!」「目頭が熱くなった!」「逆に励まされ続けている」

ヴィッセル神戸のMF齊藤未月が復帰への第一歩を踏み出した。 今季、湘南ベルマーレから期限付き移籍で加入した齊藤は、神戸の中盤を支える1人として躍動していたが、8月19日の明治安田生命J1リーグ第24節柏レイソル戦で負傷。 関節脱臼、複合じん帯損傷(前十字じん帯断裂、外側側副じん帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩筋腱損傷、内側側副じん帯損傷、後十字じん帯損傷)、内外側半月板損傷と診断され、全治約1年が見込まれる重傷を負った。 復帰を志すNo.16へは、クラブの垣根を越えてファンや関係者からエールが送られているなか、神戸の公式X(旧:ツイッター)は28日に情報を更新。齊藤の退院とリハビリ開始を報告した。 神戸のトレーニングウエアに着替え、いぶきの森球技場に姿を見せた齊藤。ファンからは多くの反響が集まり、「より強く、より逞しくなっていく未月を楽しみに待ってますよ」、「退院おめでとうございます」、「いい笑顔です!リハビリ頑張ってください!!」、「嬉しくて泣いてまうわ」、「笑顔嬉しすぎる!!!!もうほんとにね、励ましたいのに逆に励まされ続けている」、「焦らずじっくり、トモニイコウ!」、「目頭が熱くなりました!」などの声が届いた。 神戸によれば、完治へはもう一度手術が必要とのことだが、笑顔を見せる齊藤には改めて多くの励ましの言葉が寄せられることとなった。 <span class="paragraph-title">【写真】いいい笑顔!退院し神戸の練習場に姿を見せた齊藤未月</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">昨日退院した齊藤未月選手(<a href="https://twitter.com/MitsukiSaito?ref_src=twsrc%5Etfw">@MitsukiSaito</a>)が本日からいぶきでリハビリを開始<br><br>完治のためにもう一度手術を行うことは決まっていますが、復帰に向けての第一歩を踏み出しました<a href="https://twitter.com/hashtag/visselkobe?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#visselkobe</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%AB%E7%A5%9E%E6%88%B8?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ヴィッセル神戸</a> <a href="https://t.co/BodoIzBV3e">pic.twitter.com/BodoIzBV3e</a></p>&mdash; ヴィッセル神戸 (@visselkobe) <a href="https://twitter.com/visselkobe/status/1707262621140091185?ref_src=twsrc%5Etfw">September 28, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.09.28 21:20 Thu

クラブライセンス取得で熱を帯びる昇格争い/六川亨の日本サッカー見聞録

Jリーグは9月26日の理事会後に記者会見を開いて、『シーズン移行』と『2024シーズンのJ1、J3ライセンス判定結果』について報告した。『ライセンスの判定結果』に関しては、すでに当サイトでも26日に報告済みだ。 J1ライセンスは新たに、いわき、藤枝、讃岐の3チームが取得し、合計49クラブとなった。ただし岩手、秋田、いわき、水戸、金沢、藤枝、鹿児島、琉球の8クラブはスタジアムに不備があり、「施設基準の例外適用申請」クラブとして今後の改善が求められている。 そして金沢は北陸初となる1万席(1万5千席まで拡張可能)の新フットボールスタジアムが9月末に竣工予定で、24年2月から供用を開始する。広島は市内の中央公園広場に約2万8500席の新フットボールスタジアムを建設中で、長崎も約2万席の新フットボールスタジアムを建設中だ。 こうした動きを踏まえて今シーズンのリーグ戦終盤を眺めてみると、J2リーグの藤枝は15位、いわきは19位と、自動昇格の2位以内に入る可能性はなく、J1昇格のためにはプレーオフ圏内の4位〜6位以内というのが目標となる。しかしながら両チームともにJ2残留も決まっていないだけに、リーグ終盤戦はこちらの方がより現実的な目標ではないだろうか。 J1昇格争いに関しては、11位の山形まで予断を許さない勝点差となっている。11チーム中8チームにJ1での経験があり、全クラブがライセンスを保有しているだけに昇格争いは今後ますます激化するに違いない。 そしてJ2リーグと同様にJ3リーグも混戦模様となっている。一時は愛媛(勝点54)が頭一つ抜けたかと思われたが、9月22日の第28節では鹿児島に0-2と完敗。鹿児島(同45)は2位に浮上し、さらに例外適用とはいえJ1クラブライセンスを取得したのだから、昇格へ向けて選手のモチベーションと地元の期待も高まっていることだろう。 さらに3位の今治(勝点44)はすでにJ2ライセンスを取得済みだし、4位のFC大阪(同43)と7位の奈良(同40)は現在J2ライセンスを申請中のため、上位2位以内に入れば昇格の可能性がある。5位の富山(同43)、8位〜10位の岐阜、松本、鳥取(同40)もJ2ライセンスは取得しているため、こちらも残り試合での大逆転を狙っている。 そうした中で唯一J2ライセンスを申請していないのが6位の沼津(勝点42)だ。ホームである愛鷹広域公園多目的競技場は観客席(5104人収容)、屋根、大型ビジョンなどがJ2基準に満たないため申請できずにいる。沼津としてはスタジアムを新設する方向で検討しているようだ。 26日の会見では、JFL所属の青森、新宿、三重、ヴェルスパ大分にもJ3クラブライセンスが交付され、10月の理事会でJリーグ入会が審査されることになった。また滋賀と高知については継続審議となった。現在のJFLは「アマチュアの門番」と言われるHondaが勝点42で首位に立ち、同じくアマチュアのソニー仙台(同32)が2位につけている。しかし3位・青森(同32)、4位・新宿(同31)、5位・V三重(同29)、6位・滋賀(同29)、7位・高知(同28)、9位・V大分(同28)と2位以下は大混戦だ。 上位陣で唯一Jのクラブライセンスを申請していないのは8位の浦安(勝点28)だが、浦安は今シーズン久しぶりにJFLへ復帰したばかり。シーズン序盤は勝ちきれない試合が続き下位に低迷していただけに、それも仕方のないことだろう。転機となったのは、都並敏史監督も敵わないと思っていた筑波大に天皇杯の1回戦で3-2と競り勝ったことかもしれない。6月以降は負け知らずで順位を上げてきた。高知も天皇杯2回戦でG大阪に2-1、3回戦では横浜FCに3-1とジャイアントキリングを演じたことが「選手の自信につながった」と西村昭宏GMは話していた。 Jはもちろんのこと、JFLも終盤に入り熱を帯びてきているのは間違いない。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2023.09.28 20:20 Thu
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