『ファギー』は禁止、A・ヤングが明かすファーガソン元監督の秘話「怒られなかったのは2人だけ」

2023.01.13 21:51 Fri
Getty Images
アストン・ビラの元イングランド代表DFアシュリー・ヤングが、マンチェスター・ユナイテッド時代のとあるエピソードを披露した。イギリス『ミラー』が伝える。

ユナイテッドに8年半在籍し、ラストシーズンは半年のみだが主将も務めたA・ヤング。イギリス『テレグラフ』のインタビューで、サー・アレックス・ファーガソン元監督にまつわる秘話を明かした。

「彼のことを『ファギー』と呼んではいけないんだ。それは許されない。常に彼は『ボス』だ」
「彼をニックネームで呼んで怒られなかったのは2人。1人が僕で、もう1人はダレン・フレッチャーさ。フレッチャーが同胞のスコットランド人だからかどうかはわからないけどね」

一見すると温厚そうなファーガソン氏だが、その反面、「ヘアードライヤー」という異名が示すように試合中に激昂する姿もファンにはお馴染み。A・ヤングいわく、選手からの呼び名も統一させていたという。
一方、選手キャリアを通じて最も影響を受けた指揮官こそファーガソン氏で、現在でも時折連絡を取り合っていると明かすなど、忠誠も示している。

「今でも会話するときは『ボス』さ。彼は数十年にわたって成功を収め、選手やマスコミへの対処にも独自の哲学があった」

「彼ならどのようにチームを構築していくか、どのようにチームを掌握していくか、どのように選手と関係を構築していくだろうか。最近のユナイテッドをどう見ているかは、まだ聞いてないな」

アシュリー・ヤングの関連記事

エバートンの元イングランド代表DFアシュリー・ヤングがFAカップ3回戦の組み合わせに反応した。 かつてはアストン・ビラ、マンチェスター・ユナイテッド、インテルなどでプレーし、39歳となった今もエバートンの主力サイドバックとして活躍するヤング。今シーズンはここまでプレミアリーグで11試合3アシストを記録し、EFLカ 2024.12.03 11:00 Tue
2024-25シーズンのプレミアリーグが開幕。第1節が終了した中、プレミアリーグのベストイレブンにブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が選出された。 マンチェスター・シティが5連覇を目指して臨むシーズン。日本人選手は過去最多となる5人がプレーすることとなり、三笘の他、DF冨安健洋(アーセナル)、MF 2024.08.20 23:09 Tue
開幕戦でいきなりゴールを記録したブライトン&ホーヴ・アルビオンの日本代表MF三笘薫が現地で高い評価を受けている。 17日、2024-25シーズンのプレミアリーグの開幕節が行われ、ブライトンはアウェイでエバートンと対戦した。 今夏はジャパンツアーをクラブ史上初めて行い、鹿島アントラーズと東京ヴェルディと対戦し 2024.08.18 22:30 Sun
エバートンの元イングランド代表DFアシュリー・ヤングがプレミアリーグで不名誉記録だ。 夏の身売り問題なども経て、17日のプレミアリーグ開幕戦でシーズンインのエバートン。ホームにブライトン&ホーヴ・アルビオンを迎え撃っての開幕戦だったが、0-3の敗北を喫した。 そんなエバートンの右サイドバックで先発したのが3 2024.08.18 17:35 Sun
エバートンは25日、元イングランド代表DFアシュリー・ヤング(38)との新契約締結を発表した。1年間延長し、2025年6月末までの契約となる。 ヤングはワトフォードでキャリアをスタート。アストン・ビラへ完全移籍すると、2011年7月にマンチェスター・ユナイテッドへと完全移籍する。 ユナイテッドでは攻撃的なポ 2024.06.25 18:45 Tue

マンチェスター・ユナイテッドの関連記事

アーセナルのミケル・アルテタ監督が12日に行われ、1-1で迎えたPK戦の末に敗れたFAカップ3回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。 5日前のEFLカップ準決勝1stレグのニューカッスル戦を攻め込みながらも0-2で落としたアーセナルは、この試合でも立ち上がりから攻め立てたがゴールを奪えない状況が続く。 2025.01.13 09:00 Mon
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が12日に行われ、1-1で迎えたPK戦の末に勝利したFAカップ3回戦のアーセナル戦を振り返った。 先週行われたプレミアリーグ第20節リバプール戦を2-2の引き分けに持ち込んだユナイテッド。その勢いを持って迎えたアーセナル戦では立ち上がりから守勢を強いられるも、後半 2025.01.13 08:10 Mon
FAカップ4回戦の組み合わせ抽選会が12日に行われた。 イングランドサッカー協会(FA)に登録されている全てのクラブが出場可能なFAカップ。プレミアリーグ勢、チャンピオンシップ(2部)勢が参戦した3回戦ではブレントフォードが唯一下位カテゴリーに敗れたものの、アーセナルやウェストハムといったプレミア勢対決に敗れたチ 2025.01.13 06:34 Mon
FAカップ3回戦のアーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドが12日にエミレーツ・スタジアムで行われ、1-1のスコアで120分の戦いが終了。PK戦を3-5で制したユナイテッドが4回戦進出を決めた。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 直近のEFLカップ(カラバオカップ)準決勝1stレグでニューカッス 2025.01.13 03:06 Mon
マンチェスター・ユナイテッドの10番と紐づくミランだが、この話は具体化するのだろうか。 ルベン・アモリム新監督が今季途中からやってきてからというもの、当初こそ出番が巡ってきたものの、今や公式戦6試合で出場なしのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(27)。移籍を匂わせる発言も残し、去就が騒がしくなってい 2025.01.12 16:55 Sun

プレミアリーグの関連記事

トッテナムは13日、U-19イングランド代表DFアルフィー・ドリントン(19)がスコティッシュ・プレミアシップのアバディーンへレンタル移籍すると発表した。 移籍期間は2025年5月末まで。クラブは合わせてドリントンと2029年までの契約を締結したとも発表している。 ドリントンは13歳でクラブに加入。イングラ 2025.01.14 11:00 Tue
チェルシーがバイエルンのU-21フランス代表FWマティス・テル(19)獲得に向けて、フランス代表FWクリストファー・エンクンク(27)とのトレード案が浮上しているようだ。 テルは2022年夏にスタッド・レンヌからバイエルンへ加入すると、今シーズンは途中出場がメインながら公式戦12試合に出場。まだチーム内で確固たる 2025.01.14 10:35 Tue
アストン・ビラがオランダ代表FWドニエル・マレン(25)獲得へドルトムントと合意に至ったようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。 選手本人がプレミアリーグ移籍に前向きな姿勢を示していたなか、先日に公式オファーの掲示が報じられていた。 ファーストオファーに関してはドルトムントが拒否したようだが、ここにきて250 2025.01.13 21:50 Mon
ドルトムントがチェルシーのポルトガル代表DFレナト・ヴェイガ(21)の獲得へ個人間で合意を取り付けたようだ。 スポルティングCPの下部組織育ちで、スイスの名門バーゼルで台頭したヴェイガは昨夏の移籍市場でチェルシーへ総額1400万ユーロ(約22億5000万円)と言われる金額で完全移籍した。 ここまでは主力温存 2025.01.13 15:11 Mon
ウェストハムのドイツ代表FWニクラス・フュルクルクが数週間の戦線離脱を強いられることになった。 昨夏、ドルトムントから完全移籍で加入したフュルクルクは、ここまで公式戦11試合2ゴールとプレミアリーグへの適応に苦戦。それでも、FWマイケル・アントニオが自動車事故による重傷で今季絶望で、FWジャロッド・ボーウェンが左 2025.01.13 14:30 Mon

記事をさがす

アシュリー・ヤングの人気記事ランキング

1

「夢が叶うかもしれない」39歳ヤングと18歳息子タイラーの親子対決が実現? FA杯3回戦で激突

エバートンの元イングランド代表DFアシュリー・ヤングがFAカップ3回戦の組み合わせに反応した。 かつてはアストン・ビラ、マンチェスター・ユナイテッド、インテルなどでプレーし、39歳となった今もエバートンの主力サイドバックとして活躍するヤング。今シーズンはここまでプレミアリーグで11試合3アシストを記録し、EFLカップ(カラバオカップ)でも2試合に出場している。 そんななか、2日にはFAカップ3回戦の対戦カードが決定。エバートンはEFLリーグ1(イングランド3部)のピーターバラ・ユナイテッドと対戦する。 ピーターバラにはヤングの息子、イングランド人MFタイラー・ヤングが所属。クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)から夏加入し、10月にはカップ戦のEFLトロフィーでファーストチームデビューを飾った。 18歳MFはまだこの1試合の出場にとどまっているものの、父アシュリー・ヤングとピッチで顔を合わせる可能性も。組み合わせ決定後、アシュリー・ヤングは自身のXを更新し、「ワオ… 夢が叶うかもしれない #FAカップ #鳥肌が立つ瞬間 #ヤングvsヤング」と投稿している。 親子対決実現の可能性に、「対戦できるといいね!」「ヤング・ダービー」「息子がパパを料理するだろう」といった反応も。FAカップ3回戦は1月10〜13日に開催予定となっている。 2024.12.03 11:00 Tue
2

38歳のアシュリー・ヤングがエバートンと1年契約延長…プレミアで31試合に出場「再契約は簡単だった」

エバートンは25日、元イングランド代表DFアシュリー・ヤング(38)との新契約締結を発表した。1年間延長し、2025年6月末までの契約となる。 ヤングはワトフォードでキャリアをスタート。アストン・ビラへ完全移籍すると、2011年7月にマンチェスター・ユナイテッドへと完全移籍する。 ユナイテッドでは攻撃的なポジションもやっていた中、年齢ともにポジションが下がるも、そのユーティリティ性と安定したパフォーマンスでチームを支えることに。その後インテル、アストン・ビラと渡り歩き、2023年7月にエバートンに完全移籍で加入した。 37歳という大ベテランながら、2023-24シーズンはプレミアリーグで31試合に出場。カラバオカップ(EFLカップ)では3試合で1ゴールを記録している。 プレミアリーグ通算453試合に出場し48ゴール78アシストを記録しているヤングは、クラブを通じて今回の契約延長にコメント。「考えるまでもなかった」と、プレーを続ける気でいたことを語った。 「僕にとって再び契約を結ぶことは簡単なことだった」 「シーズン終了前に(ショーン・ダイチ)監督と話をした。監督は僕に何をしたいのか残りたいのかと尋ね、僕はここで過ごした時間が大好きだったので、すぐに『イエス』と答えた」 「クラブの規模、スタッフ、選手、そしてもちろん素晴らしいファン…昨シーズンはここで過ごした時間が楽しかった。良い時も悪い時もあったけど、クラブがどれだけ大きく、どこへ向かおうとしているのはわかる。僕はその一員になりたいんんだ」 「朝、スタジアムに入った瞬間から帰る時まで、その感覚は変わらない。グディソン・パークに行ってファンと一緒にいるときも、その感覚は変わらない。そこにはちゃんとした繋がりがある」 「僕はその週(4月)を見ましたが、ファンがずっと大声で叫んでいるのが聞こえた。それはただ信じられないようなことだった。それに参加できて本当に良かった」 「クラブと選手たちが初日から僕をすぐに受け入れてくれたので、ここでの時間をとても楽しめた。シーズンが始まって2カ月くらい経ったころ、もっと長く滞在できる機会があれば絶対にそうすると言っていた。ここは素晴らしい場所だからね」 2024.06.25 18:45 Tue
3

三笘薫を引き倒した39歳アシュリー・ヤングが一発レッド プレミア史最年長の退場選手に

エバートンの元イングランド代表DFアシュリー・ヤングがプレミアリーグで不名誉記録だ。 夏の身売り問題なども経て、17日のプレミアリーグ開幕戦でシーズンインのエバートン。ホームにブライトン&ホーヴ・アルビオンを迎え撃っての開幕戦だったが、0-3の敗北を喫した。 そんなエバートンの右サイドバックで先発したのが39歳アシュリー・ヤングだったが、0-2の66分にトラップミスを三笘薫にかっさらわれると、慌ててファウル。レッドカードを受けた。 『Opta』の紹介データによると、これまでのプレミアリーグで退場処分を受けた選手としては今回のアシュリー・ヤングが39歳39日で最年長記録という。 エバートンのわずかながらに残る勝機が完全になくなった瞬間だったが、プレミアリーグ史においても記録的なシーンだったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】39歳アシュリー・ヤングが三笘薫にファウルで一発レッド! </span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="1E2BUiNs_u0?t";var video_start = 91;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.08.18 17:35 Sun
4

主審が観客にイエローカード掲示? イングランドのPSMで主審と観客がお茶目な掛け合い

先週末にイングランドで行われたプレシーズンマッチで主審がスタンドの観客にイエローカードを掲示する珍しい場面があった。イギリス『SPORT BIBLE』が伝えている。 この珍しい出来事が起こったのは、7月31日にアシュトン・ゲートで行われたブリストル・シティとアストン・ビラの一戦。 このゲームを裁いていた、プレミアリーグではお馴染みのケビン・フレンド氏は後半終盤にアウェイのビラにFKを与える。 だが、アウェイのゴール裏に陣取っていた一部のビラサポーターは、試合を通してブリストル生まれの50歳レフェリーの判定に納得がいかなかったのか、「あんたはクソなマイク・ディーンのようだな」と、イングランドであまり評判が芳しくないレフェリーのマイク・ディーン氏とフレンド氏を比較するチャントでイジりを敢行。 これに対してフレンド氏は大げさに肩をすくめるリアクションで応えると、楽しくなってきたビラサポーターは、さらに「ケビン、こっちに手を振ってくれよ」と、よりフレンドリーなチャントで相手のリアクションを促した。 すると、フレンド氏はバニッシングスプレーでブリストルの選手に壁の位置を示した直後、キッカーのDFアシュリー・ヤングに一旦プレーを止めるように制した後、ゴール裏のビラサポーターに向けてイエローカードを掲示すると共に、「君たちへのカードだぞ」っとばかりに指を差すジェスチャーを見せた。 この思わぬリアクションに大満足のビラサポーターは歓声と共に見事なユーモアを披露したフレンド氏に拍手を送った。 新型コロナウイルスの影響で一昨シーズン終盤から無観客開催が続いたプレミアリーグだが、ワクチン接種が進んだこともあり、新シーズンに向けてスタジアムにサポーターが戻ってきている。 レフェリーにとってサポーターは常に自身の判定にプレッシャーをかけてくるある意味で敵のような存在だが、無観客での開催が続いていたこともあり、フレンド氏は久々のサポーターとの掛け合いを誰よりも楽しんだようだ。 ちなみに、試合はカテゴリーで上位に位置するビラがエースFWオリー・ワトキンスのゴールなどで3-0の勝利を収めている。 <span class="paragraph-title">【動画】フレンド主審がビラサポーターにイエローカード掲示</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr"> <a href="https://t.co/htTLm0CUgt">pic.twitter.com/htTLm0CUgt</a></p>&mdash; Sebastian Bacon (@SebastianBacon8) <a href="https://twitter.com/SebastianBacon8/status/1421532206242189313?ref_src=twsrc%5Etfw">July 31, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2021.08.02 14:59 Mon
5

もうじき39歳のアシュリー・ヤング「できるだけ長くプレーしたい」…エバートンからも延長オファー

今年7月に39歳となる元イングランド代表DFアシュリー・ヤングだが、来季も現役でと考えているようだ。 かつてマンチェスター・ユナイテッドや、インテルでもプレーし、2023年夏からエバートンに活躍の場を移したヤング。エバートンでもユナイテッド時代でのキャプテン経験も生かしつつ、左右サイドバックでも渋く働ける万能ぶりを発揮し、公式戦34試合出場と奮闘した。 チームとして財務違反で勝ち点剥奪に処される特異のシーズンというなか、しっかりと残留にも導いたが、エバートンには1年契約での加入。今月初旬にはエバートンがキャプテンのアイルランド代表DFシェイマス・コールマンとともに、1年延長オファーとの報道がある。 そのなか、イギリス『The Athletic』によると、ヤングはイギリス『Talksport』で今後について語ったとのことで、「できるだけ長くプレーしたい」とし、エバートン残留の動きを認めた。 「監督と話をしている。もう1シーズンの残留について、軽く話し合っいるんだ。これから来季に向けて最終的な詳細を詰めるところだ」 プレミアリーグでは31試合に出場し、そのうちの27試合で先発と健在ぶりをアピールするヤング。現役続行を宣言しているが、このままエバートンでということになるのだろうか。 2024.05.23 12:10 Thu

マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング

1

赤い悪魔の控えGKバユンドゥルが好守連発で英雄に! 数的不利ユナイテッドがアーセナル撃破で4回戦進出【FAカップ】

FAカップ3回戦のアーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドが12日にエミレーツ・スタジアムで行われ、1-1のスコアで120分の戦いが終了。PK戦を3-5で制したユナイテッドが4回戦進出を決めた。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 直近のEFLカップ(カラバオカップ)準決勝1stレグでニューカッスルにホームで0-2の敗戦を喫し、公式戦2試合未勝利となったアーセナル。週明けの15日にトッテナムとのノースロンドン・ダービーを控えるなか、今季FAカップ初戦では前大会王者とのホームゲームに臨んだ。アルテタ監督はこの強豪対決に向けニューカッスル戦から先発3人を変更。トーマスとトロサール、ライスに代えてジョルジーニョ、メリーノ、ガブリエウ・ジェズスを起用した。 一方、大会連覇を狙うユナイテッドは直近のリーグ戦で絶好調のリバプール相手に2-2のドロー。公式戦連敗を「4」でストップした。マンチェスター・ダービー以来となる6戦ぶりの白星を目指した難敵とのアウェイゲームではリバプール戦から先発2人を変更。GKをアルタイ・バユンドゥル、アマドに代えてガルナチョを起用した。 ユナイテッドはリバプール戦を踏襲する形で相手にボールを持たせながら堅守速攻の入りを見せた。そのため、ホームのアーセナルが相手陣内で押し込んでプレーする状況が続いていく。 18分にはディフェンスラインの背後へ飛び出したマルティネッリが冷静にGKとの一対一を制してゴールネットを揺らすが、ここは惜しくもオフサイドの判定。以降も押し込む状況が続くが、流れの中ではなかなか相手を崩し切れない。さらに、セットプレーの守備に問題を抱える相手に十八番のセットプレーでチャンスを窺うが、これも不発に終わる。 対するユナイテッドは守備面では狙い通りも、攻撃ではなかなか自陣を出られず。ボールの前進に手を焼くなか、ホイルンドへの長いボールも相手に撥ね返される。それでも、幾度かカウンターやセットプレーでシュートシーンを作り出した。 完全に膠着状態に陥った前半終盤にはアーセナルにアクシデント発生。懸命な守備でブルーノ・フェルナンデスと交錯した際に左足を痛めたか、ジェズスが担架でピッチを後に。これでスターリングが右サイドに投入された。 カップ戦特有の手堅い展開となったビッグマッチはゴールレスで後半に突入するも、この後半は立ち上がりから試合が大きく動いた。52分、ハーフウェイライン付近の右サイドで競り合いの中でバランスを崩したDFガブリエウを振り切ったガルナチョがボックス手前まで運び、左で浮いたブルーノへ横パスを供給。これをユナイテッドのキャプテンが見事な右足ダイレクトシュートでゴール右隅へ突き刺した。 リバプール戦同様に敵地で先制に成功したユナイテッドだったが、直後には後半立ち上がりにカードをもらっていたダロトがメリーノへのアフターチャージで2枚目のイエローカードをもらって退場となった。 ビハインドも数的優位を手にしたアーセナルはすぐさま攻勢を強めると、相手の退場から2分後に追いつく。63分、セットプレーの二次攻撃からマルティネッリの左クロスに対して相手のクリアが続けて短くなると、ボックス右でガブリエウが放った左足シュートがDFデ・リフトにディフレクトしてニア下の最高のコースに決まった。 これで俄然勢いづくホームチームは69分にボックス内で仕掛けたハヴァーツがDFマグワイアと交錯。VAR不採用のレギュレーションの中、誤審に近い形ながらもPKを獲得。しかし、キッカーのウーデゴールが右隅を狙ったシュートはGKバユンドゥルの圧巻のセーブに阻まれた。 このPK失敗直後にはメリーノに代えてライスをピッチに送り出すと、そのライスは投入直後に絶妙なゴール前への飛び出しから完璧なヘディングシュートを放ったが、これはPKストップで完全にノッたトルコ代表GKの驚異的なワンハンドセーブに阻まれる。 バユンドゥルのビッグセーブで逆転を回避したものの、守勢は変わらずのユナイテッドは80分に3枚替えを敢行。メイヌー、ガルナチョ、ホイルンドを下げてコリアー、アマド、ザークツィーとフレッシュな選手をピッチに送り出した。この交代で幾度かカウンターを繰り出したが、勝ち越しゴールには繋がらず。 その後、後半終了間際には攻勢のホームチームにハヴァーツ、ライスとボックス内で続けざまの決定機が訪れたが、バユンドゥルに精度を乱されたか、いずれの場面でも仕留め切れず。試合は延長戦に突入した。 消耗戦色濃い延長戦では引き続きアーセナルが攻勢を仕掛け、途中投入のトロサールやジョルジーニョを起点に再三ゴールへ迫っていくが、最後のところで体を張る赤い悪魔のディフェンスラインとGKバユンドゥルの牙城を破れない。 すると、延長後半ではユナイテッドも元気な前線の選手が前がかりな相手を引っくり返すカウンターからザークツィーやアマドが決定的なシーンに顔を出すも、GKラヤの好守に阻まれた。 結局、ユナイテッドの粘りの守備を数的優位のアーセナルが上回ることはできず。決着はPK戦に委ねられた。そのPK戦では互いに1人目のキャプテンがきっちり決めた中、2人目で明暗。先攻ユナイテッドのアマドが決めたのに対して、後攻アーセナルはハヴァーツの右を狙ったシュートがGKバユンドゥルのビッグセーブに阻まれた。その後、両者全員が決めて迎えた5人目でザークツィーが突破を決めるシュートを決め切った。 この結果、バユンドゥルがヒーローとなった激闘を制した王者ユナイテッドが4回戦進出を決めた。初戦敗退のアーセナルは公式戦3試合未勝利でノースロンドン・ダービーに臨むことになった。 アーセナル 1-1(PK:3-5) マンチェスター・ユナイテッド 【アーセナル】 ガブリエウ・マガリャンイス(後18) 【マンチェスター・U】 ブルーノ・フェルナンデス(後7) <span class="paragraph-title">【動画】両者のゴールにトルコ代表GKのPKストップ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">カウンター一閃<br>キャプテン ブルーノ・フェルナンデス<br>右足で見事に仕留めユナイテッドが先制<br><br>FAカップ3回戦 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナル</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBU?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・U</a><br><br><a href="https://t.co/lKoiHAKVHg">https://t.co/lKoiHAKVHg</a> <a href="https://t.co/ceU1oU9vQf">pic.twitter.com/ceU1oU9vQf</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1878478249501888971?ref_src=twsrc%5Etfw">January 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">ガブリエウ・マガリャンイス<br>ミスを取り返す同点弾は<br>頭ではなく左足<br><br>FAカップ3回戦<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナル</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBU?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・U</a><br><br><a href="https://t.co/lKoiHAKVHg">https://t.co/lKoiHAKVHg</a> <a href="https://t.co/JKm4mSAglj">pic.twitter.com/JKm4mSAglj</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1878483849702961436?ref_src=twsrc%5Etfw">January 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">アルタイ・バユンドゥル<br>ウーデゴールのキックを読み切り<br>PKストップ<br>数的不利のチームを救う<br><br>FAカップ3回戦<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%8A%E3%83%AB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#アーセナル</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBU?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・U</a><br><br><a href="https://t.co/lKoiHAKVHg">https://t.co/lKoiHAKVHg</a> <a href="https://t.co/82Ew1paW2V">pic.twitter.com/82Ew1paW2V</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1878484800409113070?ref_src=twsrc%5Etfw">January 12, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.13 03:06 Mon
2

10人のユナイテッドにPK戦負けのアーセナル、アルテタ監督は「1000試合に1度の敗戦」と悔しさ露わ

アーセナルのミケル・アルテタ監督が12日に行われ、1-1で迎えたPK戦の末に敗れたFAカップ3回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。 5日前のEFLカップ準決勝1stレグのニューカッスル戦を攻め込みながらも0-2で落としたアーセナルは、この試合でも立ち上がりから攻め立てたがゴールを奪えない状況が続く。 そんな中で後半序盤に先制を許したが、DFジオゴ・ダロトの退場で数的優位となると、63分にセットプレーの流れから試合を振り出しに戻した。そして69分にはPKを獲得したが、MFマルティン・ウーデゴールのシュートはGKアルタイ・バユンドゥルにセーブされてしまう。 その後も逆転弾に迫ったアーセナルだったが、バユンドゥルの再三のビッグセーブに阻まれ、延長戦でも決着が付かず。そしてPK戦ではMFカイ・ハヴァーツのシュートをバユンドゥルに止められ、3-5で敗戦となった。 26本ものシュートを浴びせながら1ゴールに終わって敗れたアルテタ監督は悔しさを露わにした。 「信じられないことだ。パフォーマンスや試合内容を考えれば我々がこの試合に勝つに相応しかった。だが現実は敗退であり、それが唯一評価されるものだ。だが、今は納得できない。私は選手とチームを愛している。もし1000試合に1度負けなければならない試合があったとしたら、この試合だったということだ。これも理解しなければならない。サッカー界においてはあることで我々は前に進むべきだ。後悔している時間はない。水曜には大きな試合があるからだ」 また29分にDFリサンドロ・マルティネスとの競り合いで左ヒザを痛め、38分にMFブルーノ・フェルナンデスとの接触でバランスを崩して悶絶し、そのまま交代となったFWガブリエウ・ジェズスについては以下のように述べた。 「とても心配している。ひどい痛みを感じている様子で担架で運ばれなければならなかったからね。2022年W杯で負傷した右ヒザではないが、状況は良くないと思う」 公式戦連敗となったアーセナルは15日にプレミアリーグでトッテナムとのノースロンドン・ダービーを戦う。 2025.01.13 09:00 Mon
3

【2024-25 プレミアリーグ前半戦総括】超WS選出の最優秀選手は異次元のアタッカー

◆4連覇王者不振にロンドン勢奮闘も新生レッズが独走 開幕前には5連覇を狙うマンチェスター・シティ、アーセナルと直近2シーズンに優勝を争った2強を軸にタイトルレースが繰り広げられるかに思われたが、蓋を開けてみれば1試合未消化ながら2位以下に6ポイント差を付けたリバプール(勝ち点45)が首位を独走している。 クロップ長期体制終焉に伴い、前フェイエノールトのスロット監督を新指揮官に招へいしたリバプール。昨夏の移籍市場では主力の残留に成功した一方、純粋な補強はキエーザのみと上位争いへの関与に疑いはなかったが、タイトル争いの主役を演じると見る向きは少なかった。しかし、プレミア初挑戦のオランダ人指揮官の下、攻守両面で傑出した安定感をみせたマージーサイドの雄は14勝3分け1敗、最多45得点、最少タイ17失点と圧巻のスタッツを含め首位にふさわしいパフォーマンスを披露した。さらに、並行して戦うチャンピオンズリーグ(CL)ではリーグフェーズ唯一の全勝で首位、EFLカップ(カラバオカップ)でも準決勝進出と最高の前半戦を過ごした。 その首位チームに次ぐ2位は開幕前からタイトルコンテンダーに挙がっていたアーセナル(勝ち点39)。10月から11月の期間に4戦無勝利(2分け2敗)と厳しい時期を経験したが、開幕からの安定した滑り出しに年末年始の復調と上位陣において最も安定したチームのひとつだった。リバプールと並ぶリーグ最高の堅守に加え、昨季後半戦から猛威を振るうセットプレーによってしぶとく勝ち点を積み重ねてきた。現在、離脱中のサカ、不振の期間に不在だったウーデゴールと一部主力への依存度の高さ、ケガ人の多さや選手層の問題は懸念材料も、今冬の移籍市場で適切な補強ができれば、首位チームの状況次第で逆転優勝の可能性は十分にある。 リバプール同様に新指揮官の下で前半戦を4位で終えたチェルシー(勝ち点35)。昨夏の移籍市場では引き続き若手有望株を乱獲し、全体の経験不足と大きすぎるスカッドは懸念材料だったが、戦術の幅に用兵に優れたマレスカ新監督の下でここまで上位争いの主役の一角を担っている。ただ、上位陣との直接対決の戦績、年末年始での不振はやや気がかり。とりわけ、守備陣に目立つ離脱者の穴埋めやパーマー、ジャクソンの両エースの状態次第の攻撃面の改善は後半戦への課題となる。 その上位陣に引き離されて6位に甘んじるマンチェスター・シティ(勝ち点31)は、グアルディオラ体制において最も厳しい前半戦となった。開幕4連勝スタートも、9月末にバロンドーラーのロドリが長期離脱を強いられると、勤続疲労や相次ぐ離脱者も重なって大不振に。11月以降はペップ初のリーグ4連敗など、2勝2分け6敗と苦しい戦いを強いられた。プレー強度、切り替えの精度を中心に攻守両面でテコ入れが必要な部分は幅広く、稀代の名将も一時はお手上げ状態だった。今冬の移籍市場では数人の補強を行う見込みだが、財政違反の審理の影響も引き続き懸念されるなか、例年のような後半戦の無双状態に持っていくことは厳しいかもしれない。 その王者以上に厳しい前半戦を過ごしたのは11位のトッテナム(勝ち点24)、14位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点22)。ポステコグルー体制2年目で補強も行ったトッテナムだが、消耗激しいプレースタイルと、今季はヨーロッパリーグ(EL)に参戦している影響で昨季以上に負傷者が増加。センターバックの主力3人、守護神ヴィカーリオと守備陣を中心に満身創痍の状況が続く。また、リーグ2位の得点数に得失点差+13とトップ4圏内のスタッツを残しながらも、試合ごとの大きすぎる波が低迷に繋がっている。 一方、昨季FAカップを制してテン・ハグ体制を継続したユナイテッドは各ポジションに新戦力も補強。だが、スパーズ同様に負傷者の多さと指揮官のマネジメントの拙さもあり、10月末にオランダ人指揮官を解任。ファン・ニステルローイ暫定体制を挟み、11月中旬から前スポルティングCP指揮官のアモリム監督を招へい。ただ、新体制移行後も苦しい戦いは変わらず、残留争いも気になる前半戦となった。 ビッグ6以外では古豪ノッティンガム・フォレスト(勝ち点37)が3位と大躍進。前半戦の最大のサプライズチームとなった。また、シーズンが進むごとに本来の力を取り戻したニューカッスル(勝ち点32)が5位、ボーンマス(勝ち点30)やフルアム(勝ち点29)がトップハーフ入り。一方、昨季4位のアストン・ビラ(勝ち点29)は9位、MF三笘薫のブライトンは中盤戦以降の失速で10位フィニッシュ。 ボトムハーフではMF鎌田大地のクリスタル・パレス(勝ち点20)が15位、エバートンやウェストハムも苦しい戦いが続く。残留争いではDF菅原由勢を擁するサウサンプトン(勝ち点6)の最下位に、レスター・シティ(勝ち点14)、イプスウィッチ・タウン(勝ち点15)の昇格組が降格圏に沈んでいる。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWモハメド・サラー(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 得点ランキングとアシストランキングでトップ。前半戦に輝いた選手は数知れずも、前半戦のMVPは異論なく首位チームの攻撃をけん引した32歳のエジプト代表FWだ。開幕前の段階からピッチ外では契約延長問題が取り沙汰されるが、ピッチ上では開幕から圧巻の輝きを放った。 いずれもリーグトップの17ゴール13アシストを記録。特筆すべきはそのパフォーマンスの安定感で、唯一の敗戦となったノッティンガム・フォレスト戦、辛勝となったクリスタル・パレス戦の2試合を全試合でゴールかアシストを記録。前半戦の対ビッグ6の全試合でゴールを挙げる勝負強さが光った。 32歳とは思えないスピード、パワーに、アシスト数が物語るように、一時批判を浴びた利己的なプレーはほぼなくスーパーエースとして躍動した。 ★最優秀監督 ◆アルネ・スロット(リバプール) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 首位快走に導く。フェイエノールト時代から優れた指揮官として評価されていたが、プレミア初采配に、クロップの後任として初めてメガクラブを指揮するオランダ人指揮官の手腕に懐疑的な見方も少なからずあった。 それでも、プレシーズンの段階から目の肥えた選手たちを納得させる指導をみせ、信頼を勝ち取ると、キャプテンを務めるファン・ダイク、中盤と前線でキープレーヤーとなったグラフェンベルフ、ガクポの同胞を中心にうまくチームがまとまった。 開幕直後こそメンバー固定に否定的な意見も出たが、交代策や試合中の修正力の高さを含めて非の打ち所がない采配によって節が進むごとにそういった批判を払拭。ルイス・ディアスのセンターフォワード起用や遠藤航の偽センターバック起用など、新たなオプションも構築。指導者としての引き出しの多さも垣間見せている。 【期待以上】 ★チーム ◆ノッティンガム・フォレスト <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦最大のサプライズ。昨季は残留圏内ギリギリの17位でフィニッシュした古豪が数多の強豪を抑えて前半戦を3位でフィニッシュ。昇格プレーオフを制して久々の復帰となった2022-23以降の2シーズンは総入れ替えに近いスカッド構築の問題で残留争いを強いられてきたが、ヌーノ体制2年目の今季は引き続き人員を入れ替えたものの、昨季後半戦をベースとした継続路線を選択した。 [4-3-3]と[3-4-2-1]を併用しながら、ポルトガル人指揮官が得意とする堅守速攻、セットプレーを軸に、ソリッドな戦いぶりで11勝4分け4敗という見事な戦績を残した。さらに、リバプールに今季唯一の黒星を付け、トッテナムやユナイテッドにも内容が伴った勝利を収めている。 個人の部分ではミレンコビッチ、アンダーソンとセンターラインに迎え入れた新戦力2人、リーグ得点ランキング上位に付けるベテランFWウッド、攻守に推進力と躍動感がある2列目のエランガ、ギブス=ホワイト、ハドソン=オドイが印象的。さらに、ムリージョとアイナの守備陣2人は強豪クラブの関心を集める躍動ぶりだった。 ★選手 ◆MFエリオット・アンダーソン(ノッティンガム・フォレスト) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新天地で躍動の“ジョーディ・マラドーナ”。クラブOBだった祖父の影響もあり8歳からニューカッスルのアカデミーに在籍したアンダーソンは、2021年にファーストチームデビュー。昨季はトップチームに定着するも、財務違反の処分回避の目的もあって昨夏フォレストへ売却される形となった。 繊細なボールタッチと攻撃センスに優れる天才肌は、新天地でセントラルMFでプレー。ここまでチームトップの5アシストを記録するなど持ち味である攻撃センスを遺憾なく発揮。さらに、トップ下や左サイドでもプレーする攻撃に特長を持つ選手ながらも、新天地では守備面でも奮闘が光る。 昨夏移籍時に総額3500万ポンドの移籍金と報じられており、ある意味で値段に見合った活躍と言えなくもないが、フォレスト躍進の象徴の一人として選出した。 【期待外れ】 ★チーム ◆マンチェスター・ユナイテッド <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 赤い悪魔の暗黒期続く。クラブの買収問題の長期化によって昨季を8位で終えたなか、ラトクリフ卿主導で初めて臨んだ移籍市場ではヨロ、デ・リフト、マズラウィ、ウガルテ、ザークツィーとセンターラインを中心に積極補強を敢行。開幕時点での期待感は大きかったが、結果的にはFAカップ優勝でテン・ハグ体制を延命させた決断が裏目に出た。 開幕から低空飛行が続いたなか、10月末にオランダ人指揮官を解任。ファン・ニステルローイ暫定で持ち直したのち、11月中旬から宿敵シティもリストアップしていたアモリム監督を招へい。だが、新体制では2勝1分け5敗という厳しい戦績で前半戦を終える形となった。 新指揮官の手腕に疑いはないものの、戦術浸透に時間を擁するタイプな上、現状のスカッドでは個人でなんとかできるタイプのタレントが少なく、過密日程のなかでチームを成熟させながら逆転でのヨーロッパ出場権獲得へ巻き返すのは至難の業だ。 ★選手 ◆DFカイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250109_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 大不振のチームとともに低調な前半戦に。ラッシュフォードやザークツィーといったユナイテッドの攻撃陣やソン・フンミン、エンケティアといった選手も厳しい前半戦となったが、フォーデンとともに絶対的な王者で不振に陥ったスキッパーを選出した。 30歳を過ぎて時期によってはパフォーマンスに波があったものの、34歳で臨んだ今季は開幕から低調な出来が続く。多くの離脱者の影響で軽傷を抱えながらプレーを続けているとの話もあるが、フィジカル的に無理が利かない以外にも集中力の欠如や責任感のないプレーも散見され、キャプテンという立場を考えれば批判は避けられない。 現状ではリコ・ルイスにファーストチョイスを奪われつつあるが、チームの後半戦の巻き返しに向けてはプレミア屈指の右サイドバックの復活が必須だ。 2025.01.09 22:24 Thu
4

ラッシュフォード獲得に説得不要も「難しいオペレーション」 かつて共闘したミラン幹部イブラの見解

マンチェスター・ユナイテッドの10番と紐づくミランだが、この話は具体化するのだろうか。 ルベン・アモリム新監督が今季途中からやってきてからというもの、当初こそ出番が巡ってきたものの、今や公式戦6試合で出場なしのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(27)。移籍を匂わせる発言も残し、去就が騒がしくなっている。 近年のユナイテッドではプレーのムラっけから扱いづらい選手になりつつあるが、それに反して、最近の報道では複数クラブの関心話が浮上。その一角と目されるミランに関してはラッシュフォードの実弟である代理人と接触したと報じられる。 そのなか、ミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏が11日に行われたカリアリとのセリエA第20節を前にして、イタリア『スカイ』でラッシュフォードへの関心話に言及。説得不要としつつ、難しい交渉と述べた。 「私自身、彼のことはよく知っている。彼がまだ若いころ、一緒にプレーした。今や大人になり、地位を確立している。あのユナイテッドで素晴らしいことを成し遂げ、今のユナイテッドは彼のクラブだ」 「どうやって彼を説得すればいいか? ミランは世界有数の大きなクラブの1つであり、誰もがここでプレーしたいと思っている。難しいオペレーションだし、彼と話せるかどうかはこれからだ」 新天地がどこになるにしても、移籍形態、そして給与条件がネックとなるとされるが、いかに。 2025.01.12 16:55 Sun
5

ラッシュフォードの実弟代理人がミラノ入り...ミランとの協議へ

イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(27)の代理人がミラノに到着した。 マンチェスター・ユナイテッドからミランへのレンタル移籍が報じられるラッシュフォード。 イタリア『カルチョメルカート』によると、現地時間7日夜、ラッシュフォードの代理人を務める実弟、デーン氏がミラノへ到着。1月の移籍について、8日にミランとの協議に臨むとのことだ。 今後の焦点は、年俸負担の割合、買取条項の有無。また、ラッシュフォードに目を向けると、完全移籍を前提とするなら1400万ユーロ(約22.9億円)からの年俸ダウンが避けられない。 実弟はミランとの協議に進む一方、すでにドルトムントから具体的なオファーが届いており、ユベントスとの間でも意見交換中とされる。 2025.01.08 13:35 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly