ドルトムントが狙う板倉滉同僚の左SBベンセバイニ、代理人が交渉を確認

2022.12.11 17:30 Sun
Getty Images
ドルトムント行きが専らの噂となっているボルシアMGのアルジェリア代表DFラミ・ベンセバイニ(27)だが、事実交渉は行われているようだ。
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ドルトムントでは、長らく左サイドバックで主力を務めたポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロ(28)の今季限りでの退団が濃厚に。後任として有力候補に挙がっているのがベンセバイニだ。同選手は母国でキャリアをスタートさせた後、モンペリエやレンヌを経て2019年夏にボルシアMGに加入。レンヌでクープ・ドゥ・フランス優勝に貢献した左サイドバックは、ボルシアMGで通算305試合に出場したオスカー・ヴェントから徐々にポジションを奪い、主力に定着していった。
左サイドバックながら得点力が魅力で、ボルシアMG加入以降、99試合の出場で24ゴール7アシストを記録。今季もリーグ戦14試合で5ゴールをマークしており、チーム内では10ゴールのマルクス・テュラムに次いで、5ゴールのヨナス・ホフマンと並んでいる。

ただ、そんなベンセバイニも今季で契約満了を迎えるにあたり、前々からドルトムントとの関連が伝えられていた。そして今回、代理人のジャスパル・シン・ギル氏がドイツ『Sport1』の取材でドルトムントとの交渉を確認。一方で他のクラブも接触してきているようだ。
「ドルトムントとの話し合いが行われていることは事実だ。しかし、他の外国のクラブとも交渉している」

「現段階ではどのクラブとも合意に達していない。ラミ自身も最終決定はまだしていないよ」

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