「何よりも大きなものはクラブ」、ティエリ・アンリがレ・ブルー後輩ムバッペの振る舞いに苦言

2022.10.12 22:42 Wed
Getty Images
フランス代表のレジェンドであるティエリ・アンリ氏が、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの振る舞いを非難した。アメリカ『CBS Sports』が伝えている。

今年5月にPSGと2025年までの契約延長にサインしたムバッペだが、ここに来て補強戦略や自身の起用法を巡ってクラブへの不満を募らせ、今冬の退団を希望しているとの報道が出てきた。

その後、クラブサイドはすぐさま噂を真っ向から否定したものの、両者の間に少なからず問題が生じていることは間違いなさそうだ。
そういった中、これまでアーセナルやバルセロナ、ユベントスといったビッグクラブでプレー経験のあるアンリ氏は、センターフォワードでポストプレーなど不得手なプレーを要求されることに不満を示すレ・ブルーの後輩の振る舞いに苦言を呈した。

「自分の苦手なことをやらされるのは誰だって嫌なものだ」
「しかし、何よりも大きなものはクラブだ」

「ただ、クラブは彼に対してクラブが最も重要なことだと感じさせたのだろうか、それとも彼がクラブよりも重要だと彼に感じさせたのだろうか?」

また、アンリ氏はジョゼップ・グアルディオラ監督の下で左ウイングでのプレーを求められた自身のバルセロナ時代の話を引き合いに出し、ムバッペに対してチームプレーヤーとしての振る舞いを求めている。

「自分の物語を使うことになるが、当時バルセロナで高い位置や広い位置でプレーするのは好きではなかった。それを嫌っていたよ。だが、チームのためにその役割をこなした」

「フランス代表で100キャップ、何ゴール決めたかわからないのに、左サイドでプレーしなければならないのは嫌だった」

「『ああ、なんて素敵なジェスチャーだ』と周りで言ってくれる人間は誰もいなかったし、通常であれば、ゴールやキャップが少ないプレーヤーが代わりに左に行くものだからね」

「ルールは1つだけだ。監督から何かを求められたら、それがチームにとって良いことであれば、それを実行する。逆に、チームにとって悪いことであれば、私自身は反論を考える」

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「君は私が嫌いな選手の原型」、L・エンリケは追放したヴェッラッティのライフスタイルを問題視

パリ・サンジェルマン(PSG)からカタールのアル・アラビへと完全移籍したイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティ(30)だが、パリを追われた背景にはライフスタイルの問題があったようだ。フランス『Le Parisien』が報じている。 2012年夏にペスカーラからPSGへと完全移籍したヴェッラッティ。以降は11年間在籍し、クラブ史上2位となる公式戦416試合に出場。在籍期間にビッグイヤー獲得はならずも、30個もの国内タイトル獲得に貢献してきた。 ただ、今シーズンから就任したルイス・エンリケ監督の下では完全に構想外となり、開幕からベンチ外が続いて先月13日にカタールへ新天地を求めることになった。 その構想外の経緯に関しては、近年稼働率の低さや高年俸、クラブとして世代交代が必要だったなどいくつかの原因が語られてきたが、一番の問題は同選手のライフスタイルの問題にあったようだ。 『Le Parisien』によると、ルイス・エンリケ監督は当初、ヴェッラッティのプレースタイルやピッチ上でのパフォーマンスを気に入っていたようだが、リクルート部門を取り仕切るルイス・カンポス氏や既存のスタッフからの評判、プレシーズンの短期間での仕事を通じて、同選手のプロフェッショナリズムやライフスタイルの問題を把握したという。 そして、イタリア代表MFに構想外を言い渡した際には、「君は私が嫌いなプレーヤーの原型だ」との過激な言葉を伝えていたとのことだ。 ヴェッラッティは以前から体重管理の問題、過度な喫煙や飲酒といった素行面が不興を買っており、それがスペイン人指揮官の下での構想外に繋がったようだ。 2023.10.04 23:08 Wed
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メッシがパリで交通事故死!? 明らかなフェイクニュースにショックを受ける人も…メディアに見せかけたSNSの投稿が多発

明らかなフェイクニュースであっても、信じてしまう人はいるものということが分かった。 現在、『エアトリ presents PSG JAPAN TOUR 2022』で来日中のパリ・サンジェルマン(PSG)の選手たち。23日には浦和レッズとの第2戦を戦い、3-0で勝利していた。 20日の川崎フロンターレ戦に続いての連勝。浦和戦は、主軸選手を前半と後半で使い分けるなどし、コンディションも考慮した采配となっていた。 川崎F戦ではリオネル・メッシが、浦和戦ではキリアン・ムバッペがゴールを決めるなどし、日本のファンは大いに盛り上がっている。 そんな中、怪情報とも言えるフェイクニュースがSNSで話題に。なんと、メッシが交通事故に遭って死亡したというのだ。 イギリス『HITC』によると、ソーシャルメディア上ではメッシはパリで事故に遭い、病院に搬送されたが、そのまま息を引き取ったというものだった。 これはツイッターに投稿されたフェイクニュース。『ESPN』や『スカイ・スポーツ』の投稿に見えるようにした悪質なフェイクニュースだった。 来日中のメッシがパリで事故に遭う訳はないのだが、事情を知らない人も多く、悲しみに暮れショックを受けた人が多数いるという。 もちろん、日本で試合に出るほど元気な訳だが、著名人がフェイクニュースで殺される事件は多発。その情報が本人にも届くということもあるようだ。 「エイプリルフール」などウソをつくタイミングはあるものの、笑えるウソならまだしも、人の死や不幸にするものはいかがなものだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】生きているメッシは、新幹線で大阪へ移動</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="fr" dir="ltr"> <a href="https://t.co/kbi8M8Jpft">pic.twitter.com/kbi8M8Jpft</a></p>&mdash; Paris Saint-Germain (@PSG_inside) <a href="https://twitter.com/PSG_inside/status/1551026547947077634?ref_src=twsrc%5Etfw">July 24, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.07.24 11:22 Sun

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