【ラ・リーガ第8節プレビュー】クラシコ迫る両雄は格下と対戦! セビージャはサンパオリ初陣
2022.10.07 19:00 Fri
先週末に行われた第7節ではオサスナと引き分けた王者レアル・マドリーの開幕連勝がついにストップ。一方、6連勝を飾ったバルセロナが勝ち点で並び、得失点差で今季初めて首位に浮上した。
インターナショナルマッチウィーク明けから超過密日程に入った中、今回の第8節では今季最初のエル・クラシコを控えるバルセロナとレアル・マドリーの両雄の戦いに注目。
バルセロナは前節、マジョルカを相手にFWレヴァンドフスキの6試合連続ゴールを持ち味の堅守で守り切ってウノセロ勝利。6連勝での首位浮上に成功した。しかし、チャンピオンズリーグ(CL)ではグループ2番手の座を争うインテルとの連戦初戦を0-1のスコアで落とし、厳しいグループリーグ2連敗となった。
“FIFAウイルス”罹患でインターナショナルマッチウィーク中に5人の主力を失ったチームは、このインテル戦でDFクリステンセン、MFケシエの2選手が新たに負傷者リスト入り。通常であれば、勝ち点3必須のインテルとのホーム戦、次節のクラシコに向けて主力のプレータイムをコントロールしたいところだが、曲者セルタをホームで迎え撃つこの一戦では豊富な前線を除き主力の継続起用を余儀なくされる。対戦相手は7戦13失点と守備に問題を抱えており、直近の公式戦2試合で湿りがちな攻撃陣の爆発によって主力を早いタイミングでベンチへ下げられるような展開に持ち込みたい。
一方、レアル・マドリーは前節、オサスナ相手に試合の主導権を握りながらも復帰戦となったエースFWベンゼマのPK失敗が響き、ホームで1-1のドロー。今季の公式戦10戦目にして初の取りこぼしとなった。それでも、CLシャフタール戦ではシュート30本以上を放ってFWロドリゴ、FWヴィニシウスの2ゴールにとどまったものの、ホームで2-1の勝利。グループリーグ3連勝で突破に王手をかけている。守護神クルトワにMFセバージョスとこちらも負傷者が出始めている点は気がかりも、クラブ、代表でフル稼働だったMFモドリッチを温存するなど、余裕を持った戦いとなった。ヘタフェとのマドリード自治州ダービーでは対戦相手のハードな球際での戦いが懸念材料となるため、“戦える”メンバーできっちり勝ち点3を持ち帰りたい。
リーグ前節ではアトレティコ・マドリーに0-2、CLではドルトムントに1-4と連敗を喫して公式戦4試合未勝利のチームは攻守両面で大きな問題を抱えており、メンタル面でも厳しい状況。百戦錬磨のサンパオリ監督にとって中2日での立て直しは非常に困難だが、結果はともかく新たな空気をサンチェス・ピスフアンに吹かせたい。
前節はそのセビージャに2-0の快勝を収めてダービー敗戦のショックを払しょくしたアトレティコだが、CLでは好調クラブ・ブルージュに敗れてグループリーグ2連敗。波に乗り切れない序盤戦を過ごす。シメオネのチームにとって優先事項は週明けに控えるクラブ・ブルージュとの第2戦だが、昇格組ジローナをしっかりと叩いて弾みを付けたいところだ。その中でバルセロナからの完全移籍合意が報じられながらも、CLでは痛恨のPK失敗となったFWグリーズマンの奮起に期待したい。
MF久保建英を擁する7位のレアル・ソシエダは、8位のビジャレアルとの強豪対決でリーグ3連勝を狙う。前節のジローナ戦では壮絶な打ち合いとなった中、久保が1ゴール1アシストの鮮烈な活躍を披露し、5-3の勝利を手にした。さらに、チームはヨーロッパリーグ(EL)のシェリフ戦も2-0の快勝を飾り、公式戦4連勝を達成。そのシェリフ戦ではフル出場したものの、目に見える結果を残せなかった久保だが、随所に好調さを感じさせるプレーを見せた。ここまで7戦2失点とリーグ屈指の堅守を誇る古巣との一戦では、FWセルロートやMFダビド・シルバと共に攻撃を牽引する働きを期待したい。
《ラ・リーガ第8節》
▽10/7(金)
《28:00》
オサスナ vs バレンシア
▽10/8(土)
《21:00》
アルメリア vs ラージョ
《23:15》
アトレティコ・マドリー vs ジローナ
《25:30》
セビージャ vs アスレティック・ビルバオ
《28:00》
ヘタフェ vs レアル・マドリー
▽10/9(日)
《21:00》
バジャドリー vs ベティス
《23:15》
カディス vs エスパニョール
《25:30》
レアル・ソシエダ vs ビジャレアル
《28:00》
バルセロナ vs セルタ
▽10/10(月)
《28:00》
エルチェ vs マジョルカ
インターナショナルマッチウィーク明けから超過密日程に入った中、今回の第8節では今季最初のエル・クラシコを控えるバルセロナとレアル・マドリーの両雄の戦いに注目。
バルセロナは前節、マジョルカを相手にFWレヴァンドフスキの6試合連続ゴールを持ち味の堅守で守り切ってウノセロ勝利。6連勝での首位浮上に成功した。しかし、チャンピオンズリーグ(CL)ではグループ2番手の座を争うインテルとの連戦初戦を0-1のスコアで落とし、厳しいグループリーグ2連敗となった。
一方、レアル・マドリーは前節、オサスナ相手に試合の主導権を握りながらも復帰戦となったエースFWベンゼマのPK失敗が響き、ホームで1-1のドロー。今季の公式戦10戦目にして初の取りこぼしとなった。それでも、CLシャフタール戦ではシュート30本以上を放ってFWロドリゴ、FWヴィニシウスの2ゴールにとどまったものの、ホームで2-1の勝利。グループリーグ3連勝で突破に王手をかけている。守護神クルトワにMFセバージョスとこちらも負傷者が出始めている点は気がかりも、クラブ、代表でフル稼働だったMFモドリッチを温存するなど、余裕を持った戦いとなった。ヘタフェとのマドリード自治州ダービーでは対戦相手のハードな球際での戦いが懸念材料となるため、“戦える”メンバーできっちり勝ち点3を持ち帰りたい。
今季のラ・リーガでは、前節終了後に最下位のエルチェと17位のセビージャで最初の監督交代が行われた。エルチェは現時点で後任は決まっていないが、ロペテギ監督を解任したセビージャはサンパオリ新監督を再招へい。5年ぶりのアンダルシア帰還となったアルゼンチン人指揮官は、3位のアスレティック・ビルバオという難敵との初陣に臨む。
リーグ前節ではアトレティコ・マドリーに0-2、CLではドルトムントに1-4と連敗を喫して公式戦4試合未勝利のチームは攻守両面で大きな問題を抱えており、メンタル面でも厳しい状況。百戦錬磨のサンパオリ監督にとって中2日での立て直しは非常に困難だが、結果はともかく新たな空気をサンチェス・ピスフアンに吹かせたい。
前節はそのセビージャに2-0の快勝を収めてダービー敗戦のショックを払しょくしたアトレティコだが、CLでは好調クラブ・ブルージュに敗れてグループリーグ2連敗。波に乗り切れない序盤戦を過ごす。シメオネのチームにとって優先事項は週明けに控えるクラブ・ブルージュとの第2戦だが、昇格組ジローナをしっかりと叩いて弾みを付けたいところだ。その中でバルセロナからの完全移籍合意が報じられながらも、CLでは痛恨のPK失敗となったFWグリーズマンの奮起に期待したい。
MF久保建英を擁する7位のレアル・ソシエダは、8位のビジャレアルとの強豪対決でリーグ3連勝を狙う。前節のジローナ戦では壮絶な打ち合いとなった中、久保が1ゴール1アシストの鮮烈な活躍を披露し、5-3の勝利を手にした。さらに、チームはヨーロッパリーグ(EL)のシェリフ戦も2-0の快勝を飾り、公式戦4連勝を達成。そのシェリフ戦ではフル出場したものの、目に見える結果を残せなかった久保だが、随所に好調さを感じさせるプレーを見せた。ここまで7戦2失点とリーグ屈指の堅守を誇る古巣との一戦では、FWセルロートやMFダビド・シルバと共に攻撃を牽引する働きを期待したい。
《ラ・リーガ第8節》
▽10/7(金)
《28:00》
オサスナ vs バレンシア
▽10/8(土)
《21:00》
アルメリア vs ラージョ
《23:15》
アトレティコ・マドリー vs ジローナ
《25:30》
セビージャ vs アスレティック・ビルバオ
《28:00》
ヘタフェ vs レアル・マドリー
▽10/9(日)
《21:00》
バジャドリー vs ベティス
《23:15》
カディス vs エスパニョール
《25:30》
レアル・ソシエダ vs ビジャレアル
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バルセロナ vs セルタ
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《28:00》
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