「コンテはチームの強みを生かしているか?」2戦未勝利のトッテナムに疑問の声

2022.10.05 15:42 Wed
Getty Images
元スコットランド代表FWのアリー・マッコイスト氏が、トッテナムで守備を重視するアントニオ・コンテ監督の戦術に疑問を呈した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

1日に行われたプレミアリーグ第9節でアーセナルとの“ノースロンドン・ダービー”に完敗したトッテナム。続く4日のチャンピオンズリーグ(CL)グループD第3節のフランクフルト戦でもゴールレスドローに終わり、今季開幕から無敗が続き膨らんでいたファンの期待とは裏腹に、チームはやや失速傾向にある。

イギリス『BT Sport』に出演したマッコイスト氏は、フランクフルト相手に最後までゴールを奪えなかった試合を振り返り、コンテ監督の采配を疑問視。チームの強みである前線を活かしきれていないと指摘している。
「私はトッテナムの強さが前線にあると考えている。そして、誰もこの意見に異論はないだろう。一方で、彼らの守備陣については疑問符がつく。開幕直後のチェルシー戦では、もう少しソリッドな守備だと思ったがね。ここ数試合がこれからのターニングポイントになるか? 私はそう思わない」

「トッテナムファンができる議論は、コンテがチームの強みを生かしているかだろう。私ははっきりとした答えがわからない。彼は明らかにディフェンシブな考え方を持ち、チームを構成している。そして、それが非常に巧みであるのは間違いないだろう。トッテナムは今年のプレミアリーグで、ノースロンドン・ダービーの1試合しか負けていないのだから」
「しかしながら、もし私がデヤン・クルゼフスキやハリー・ケインソン・フンミンだとしたら、チームのプレーに疑問を抱いているかもしれないね」

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