今夏ユナイテッド関心のアルナウトビッチ、ボローニャSDが残留の経緯語る「彼がオファーを断った」

2022.09.30 14:53 Fri
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ボローニャのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるマルコ・ディ・ヴァイオ氏が、今夏にマンチェスター・ユナイテッドから接触のあったオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチの残留の経緯を説明している。

昨夏にボローニャに加入したアルナウトビッチ。11年ぶりのセリエAだったが、昨季は30代にしてキャリアハイのリーグ戦14得点を記録し、ユナイテッドはFWクリスティアーノ・ロナウドの退団などに備えて獲得に動いたとされている。

最終的にはサポーターから反対の声が多数を占め、獲得から撤退したと見られていたが、実際には選手側から断られていた模様。ディ・ヴァイオ氏が、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』の取材で明かした。
「ユナイテッドはファンのせいで引き下がった? そうではない。アルナウトビッチは自らが現在、そして今後数年間、クラブのプロジェクトの中心にいることを理解しているのだよ。彼はクラブとこの街の象徴として、真のチャンピオンとして振る舞っている」

ボローニャ残留の決断が功を奏してか、今季のアルナウトビッチは昨季を上回るペースでゴールを量産。現在までにセリエAで7試合6得点を記録し、得点ランキングの単独首位に立っている。

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ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督が怒り心頭だ。イタリア『スカイ』が伝えた。 ボローニャは3日、セリエA第29節でインテルをホームに迎えた。この試合は31分にロメル・ルカクにゴールを許し、0-1で敗れていた。 しかし、ミハイロビッチ監督が怒っているのは敗戦ではなく、日本代表に向けてだった。 この試合、DF冨安健洋は先発出場。しかし、34分に負傷交代するハメになっていた。 今シーズンのボローニャではセンターバックだけでなく、チーム事情により左右のサイドバックでもプレーしていた冨安。ここまで26試合に出場し2ゴールを記録し、チームの守備を支えていた。 試合後、ミハイロビッチ監督は冨安が負傷した件で、日本代表の起用法について不満をあらわにした。 「14-0で勝った試合、冨安をプレーさせたが何の意味があるのか?私は代表チームの監督になりたいとは思わないが、彼らがプレーする必要性があるのだろうか?」 「私はモンゴルとも試合ができるし、良い印象を与えられるだろう。敗れた選手にも敬意を払う必要がある」 「ただ、結局、割りを食うのは我々クラブチームの監督なんだ」 「冨安はケガをしてしまった。我々の重要な選手だ」 2021.04.04 11:15 Sun
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元イタリア代表FWディ・バイオ氏がボローニャの新SDに就任

ボローニャは14日、チーフスカウトを務めていた元イタリア代表FWマルコ・ディ・バイオ氏(45)が新たなスポーツ・ディレクター(SD)に就任したことを発表した。 ディ・バイオ氏は2014年10月にMLS(メジャーリーグサッカー)のモントリオールで引退するまで、パルマやユベントス、バレンシア、ジェノア、ボローニャなどでプレー。また、イタリア代表では2004年のユーロに出場するなど、通算14キャップを誇った。 引退後は2015年1月からクラブマネージャーとして古巣ボローニャのフロントに入閣。2019年7月からはチーフスカウトを務めていた。 2022.06.15 01:45 Wed
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ボローニャ加入のサーレマーケルス、ミランを去った理由は「マルディーニが去り、いくつかの変化があった」

ベルギー代表MFアレクシス・サーレマーケルス(24)が、ミランからボローニャへ移籍した理由を明かした。『フットボール・イタリア』が伝えている。 2020年9月にアンデルレヒトからミランへ加入したサーレマーケルスは、チームの主力の1人として2021-22シーズンはスクデット獲得にも貢献。一方で、クラブが今夏にアメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチ、ナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼとポジションの被る2人のアタッカーを獲得したことで、序列低下を余儀なくされた。 セリエA開幕からの2試合でベンチ外になったこともあり、サーレマーケルスは移籍を決断。8月30日に、買い取りオプションが付随した1年間のレンタル移籍でボローニャに加入した。 6日に入団会見が開かれたサーレマーケルスは、軽いケガこそ負っているものの、第4節のエラス・ヴェローナ戦に向けて準備を進めていると強調。また、ミランを去った理由として、今年6月に自身を連れてきた存在でもあるテクニカルディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏が退任したことが大きかったと語っている。 「最初のトレーニングで足首を少し痛めたけど、気分は良いよ。今はエラス・ヴェローナ戦に出場できるよう努力している」 「チアゴ・モッタ監督は僕の代理人と話した後で、電話をくれた。彼のような監督には会ったことがないね。すぐにここへ来たいと思った。監督からの信頼を感じたからだ。モッタは信頼と野心について語り、一緒に多くのことができると言ってくれた」 「僕の役割についても話したよ。スペインからのオファーもあったけど、このクラブからの信頼を感じたから、ここに来ることを決めた」 「ミランについては、マルディーニが去るまではあそこを去るという考えはなかったんだ。でも、マルディーニが去ったことで、いくつかの変化があった。僕としては、今日ここにいることができて幸せさ」 「僕はミランのため、すべてを捧げてきた。ミランのファンも、その点についてきっと評価してくれていると思う」 2023.09.07 11:00 Thu

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