ドジなカバーニ、バレンシアデビュー直前でトランクに指を詰める
2022.09.22 17:25 Thu
【写真】よく見るとカバーニの右手の小指と薬指が…
DEBUT TIME FOR @valenciacf_en's NEW MAN...
— LaLiga English (@LaLigaEN) September 17, 2022
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「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持つ者だけ」21世紀で最もPKを外したのは誰?トップは同数で、やはりあの2人…!
PKと言えば決めるのが当たり前とされており、PK失敗シーンの方が珍しいが、「決めて当たり前」というプレッシャーが逆に足かせとなり、メンタルの強さが試されるプレーだ。 また、その独特のプレッシャーを再現することは試合本番でしかできず、練習できないプレーだとも言われている。 <div id="cws_ad">◆ミス数1位も外した分だけ決めている!<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJpOXAybUtTUSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> PKが得意、不得意な選手がいる中、『Transfer Markt』が21世紀に入ってから、最もPKをミスした選手たちを紹介している。 21世紀で最もPKを外した選手は、史上最高の選手と名高いバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの2人となっており、それぞれ27度のPK失敗を記録している。 しかし、PKを蹴った母数ではC・ロナウドの162回に対し、メッシは126回であることから、成功率はC・ロナウドの方が高いことが分かった。 また、3位には99回のPKを蹴り、19回外している元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティと、4位に92回のPKで16回の失敗を経験している元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがランクイン。 しかし、メッシ、C・ロナウド、トッティ、イブラヒモビッチの4人は、同時に21世紀で最も多くPKを決めている選手の上位4人にもなっており(1位:C・ロナウド、2位:トッティ、3位:メッシ、4位:イブラヒモビッチ)、成功も多い分、失敗も多いという結果となった。 1994年のアメリカワールドカップ(W杯)決勝でPKを外した元イタリア代表FWロベルト・バッジョ氏は「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持つ者だけだ」という名言を残しているが、まさにその言葉通りの結果となっている。 ◆21世紀のPK失敗回数(括弧内は失敗率) 1.リオネル・メッシ:126回中27回失敗(21.4%) 2.クリスティアーノ・ロナウド:162回中27回失敗(16.7%) 3.フランチェスコ・トッティ:99回中19回失敗(19.2%) 4.ズラタン・イブラヒモビッチ:92回中16回失敗(17.4%) 5.アントニオ・ディ・ナターレ:58回中15回失敗(25.9%) 6.エディンソン・カバーニ:73回中14回失敗(19.2%) 7.ウェイン・ルーニー:53回中13回失敗(24.5%) 8.ロナウジーニョ:68回中13回失敗(19.1%) 9.フランク・ランパード:80回中13回失敗(16.3%) 10.セルヒオ・アグエロ:61回中12回失敗(19.7%) <div style="text-align:left;" id="cws_ad">11.ルート・ファン・ニステルローイ:53回中11回失敗(20.8%)<br/>12.マルコ・ディ・バイオ:23回中10回失敗(43.5%)<br/>13.アントニオ・グリーズマン:30回中10失敗(33.3%)<br/>14.アンドレア・ピルロ:34回中10回失敗(29.4%)<br/>15.アリツ・アドゥリス:45回中10回失敗(22.2%)<br/>16.ピエール=エメリク・オーバメヤン:46回中10回失敗(21.7%)<br/>17.ネイマール:56回中10回失敗(17.9%)<br/>18.マレク・ハムシク:24回中9回失敗(37.5%)<br/>19.ルカ・トーニ:28回中9回(32.1%)<br/>20.ゴンサロ・イグアイン:32回中9回失敗(28.1%)<br/>21.ダニ・パレホ:41回中9回失敗(22%)<br/>22.ダビド・ビジャ:56回中9回失敗(16.1%)<br/>23.スティーブン・ジェラード:59回中9回失敗(15.3%)<br/>24.アントニオ・カッサーノ:20回中8回失敗(40%)<br/>25.クラース・ヤン・フンテラール:24回中8回失敗(33.3%)</div> 2020.11.15 20:30 Sun3
ボカでカバーニ歓迎の準備着々? 外国人枠確保へ
ボカ・ジュニアーズで、マンチェスター・ユナイテッドのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ獲得の準備が進んでいるようだ。アルゼンチン『infobae』が伝えている。 昨夏にパリ・サンジェルマンを退団し、ユナイテッド入りしたカバーニ。本来の契約は今夏までだが、1年の延長オプションもあり、去就は常に注目されている。 ここまで公式戦25試合の出場で7ゴール2アシストと、数字だけ見れば十分ではない印象だが、ポストワークや前線からのチェイシングといった献身的な働きでチームに貢献しており、オーレ・グンナー・スールシャール監督も延長に向けた会談を示唆していた。 だが、伝えられるところでは本人の意思は子供の頃からの夢だったというボカ・ジュニアーズ移籍にあるようで、父親のルイス・カバーニ氏も「南米に戻る可能性は60%」とコメントしていた。カバーニ自身、同クラブのフアン・ロマン・リケルメ副会長と話し合いの場を持ったことを明かしている。 そんな中、ボカである動きがあった模様。『infobae』によると、コロンビア人のMFホルマン・カンプサーノが近々、アルゼンチン国籍を取得するのだという。アルゼンチンリーグでは外国人枠は4人と定められており、現状カンプサーノを含めて4つが埋まっている状態だ。 しかし、2019年1月に加入した同選手はアルゼンチン国籍を取得するための条件を満たしており、まもなく二重国籍を得られるのだという。 これにより、カバーニの登録が問題なくできるようになり、歓迎の準備が整うことになると同メディアは主張。果たして移籍は実現するのだろうか。 2021.03.20 20:15 Sat4
ボカが本拠地を拡張へ! 実現なら収容8万2000人に…世界屈指の熱狂を誇るラ・ボンボネーラ
ボカ・ジュニアーズが本拠地拡張への第一歩を踏み出した。アルゼンチン『Ole』が伝えている。 南米屈指の名門であるボカ。故ディエゴ・マラドーナ氏やガブリエル・バティストゥータ氏、ファン・ロマン・リケルメ氏(現・副会長)といった数多のスーパースターたちが在籍し、南米王者を決めるコパ・リベルタドーレスでは歴代最多の決勝戦進出11回、歴代2位の優勝6回を誇る。 過去の実績や元所属選手を並べるだけでもその偉大さがよくわかるわけだが、クラブ最大の特徴はなんといっても人生を捧げるサポーター、そして彼らを迎え入れる首都ブエノスアイレスの本拠地「ラ・ボンボネーラ」だ。 ラ・ボンボネーラは1940年に建造され、収容人数は5万4000人。生前のマラドーナ氏が「サッカーの聖地」と称えたスタジアムは、ライトグリーンの芝生以外は全てがクラブカラーの青と黄色で埋め尽くされており、観客席の傾斜は非常に高く、競馬場を彷彿とさせるメインスタンドの構造も特徴的だ。 そんなラ・ボンボネーラに関して大きなニュースが。ボカのホルヘ・アモール・アメアル会長が22日、ブエノスアイレス議会でプレゼンテーションを行い、「収容人数を最大8万2000人まで拡張するプロジェクト」の要請書を正式に提出した。 『Ole』によると、この本拠地拡張計画では緑地環境の設置を大前提にしており、商業施設の併設も視野に入っているとのこと。過去にも何度か計画が持ち上がったものの、近隣の住宅などを取り壊して補償する必要があり、進展していなかったという。すなわち、議会に要請書を提出したのは今回が初めてだ。 今夏にウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニを迎え入れたボカが新しい時代に向けてスタートを切った。 <span class="paragraph-title">【動画】ファン熱狂! カバーニのボカ初得点はラ・ボンボネーラ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">¡Triunfazo en casa! +<br><br>Nos reencontramos el miércoles <a href="https://t.co/f3grzrqiMq">pic.twitter.com/f3grzrqiMq</a></p>— Boca Juniors (@BocaJrsOficial) <a href="https://twitter.com/BocaJrsOficial/status/1692737382510907392?ref_src=twsrc%5Etfw">August 19, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.08.23 16:04 Wed5
でん部負傷のカバーニ、CLマドリー戦に照準
▽パリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが、次節トゥールーズ戦を欠場するようだ。フランス『レキップ』が伝えた。 ▽現在、でん部を負傷中だというカバーニ。『レキップ』が伝えるところによると、チームのフルトレーニングはこなしたものの、10日のリーグ・アン第25節トゥールーズ戦に向けてPSGが発表したメンバーには含まれていなかった。 ▽PSGはトゥールーズ戦後、14日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグでレアル・マドリーとの大一番を迎える。チームを率いるウナイ・エメリ監督は、大事を取って、カバーニのチーム帯同を控える判断をしたようだ。 ▽今シーズンでPSG在籍5シーズン目を迎えたカバーニ。リーグ戦第23節のモンペリエ戦で、それまでズラタン・イブラヒモビッチ(現マンチェスター・ユナイテッド)が持っていたクラブ通算156得点の記録を塗り替え、PSGの歴史に名を残す大エースになった。今季もここまで公式戦33試合で28ゴールを挙げているウルグアイの点取り屋は、マドリー戦に照準を合わせるようだ。 2018.02.10 14:45 Satバレンシアの人気記事ランキング
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「これは天才のプレイ」「誰も想像してなかった」久保建英が衝撃のスーパーアシスト! 開始3分で魅せた圧巻のプレーに「さすがとしか言いようがない」
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が圧巻のアシストを記録した。 16日、ラ・リーガ第36節でソシエダはバレンシアと対戦した。 今シーズンはなかなか苦しんだソシエダ。それでも来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場をかけた戦いが最後まで続くこととなる。 久保はこの試合に右ウイングで先発出場。すると開始3分に衝撃のアシストを記録した。 ボックス左でパスを受けたアンデル・バレネチェアがゴール前にクロス。ファーサイドに大きく蹴られたボールはそのままゴールラインを割るかと思われた。 しかし、猛ダッシュした久保がギリギリのところで滑り込みながらダイレクトで左足に当てると、完全にフリーだったアンドレ・シウバがヘディングで合わせ、ソシエダが先制した。 素晴らしいランニングに難しい体勢ながらピッタリと合わせるスーパーアシスト。ファンは「尋常じゃなく難しい」、「さすがとしか言いようがない」、「うますぎだろ」、「誰も想像してなかったな」、「左足でやってんの凄いわ」、「これは本当にスーパーアシスト」、「これは天才のプレイだ」と称賛のコメントが寄せられている。 試合はこの1点を守り切り1-0で勝利。ソシエダは6位に位置し、残り2試合でEL出場権確保を目指す。 <span class="paragraph-title">【動画】久保建英がスーパーアシスト! 難しい体勢から優しいパス</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="B8u_4k07_i0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.17 09:55 Fri2
バレンシアがバレネチェアを獲得…今夏ユーベからアストン・ビラに完全移籍
バレンシアは30日、アストン・ビラからアルゼンチン人MFエンソ・バレネチェア(23)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 母国のニューウェルズ・オールドボーイズの下部組織出身のバレネチェアは、2019年に加入したスイスのシオンでヨーロッパでのキャリアをスタート。その後、2020年1月にユベントスNext Gen(U-23チーム)に加入。セリエCに所属するクラブで主力を担うと、2022年11月に行われたパリ・サンジェルマン戦でユベントスでのファーストチームデビューを飾った。 ダイナミックなセントラルMFは昨シーズンにレンタル先のフロジノーネでセリエA36試合に出場し、今シーズンはユベントスのファーストチームでの活躍も期待されたが、ブラジル代表MFドウグラス・ルイスの獲得オペレーションに際してU-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)と共にアストン・ビラへ完全移籍していた。 そして、今シーズンはバレンシアの地で研鑽を積むことになった。 2024.08.30 23:31 Fri3
近年低迷目立つバレンシアが会長交代! 筆頭株主の息子、キアット・リム氏が就任
バレンシアは3日、キアット・リム氏(31)が新会長に就任することを発表した。3月5日に正式に就任することとなる。 キアット・リム氏は、バレンシアの筆頭株主であるピーター・リム氏の息子。2022年からクラブのディレクターを務めていた。 クラブの会長はレイフーン・チャン女史が2期3年間務めていたが、キアット・リム氏が引き継ぐこととなる。 バレンシアはピーター・リム氏の杜撰な経営問題があり、近年は大きく低迷。ただ、クラブを売却する気はなく、息子に託していくことになった。 クラブは声明で「彼の任命は、クラブに対する確固とした長期的なコミットメントを示すものであり、クラブの安定性と将来に向けた堅実なプロジェクトの構築に対するコミットメントを強化するものです」としている。 また、これまで会長を務めたレイフーン・チャン氏もコメントしている。 「当社の筆頭株主の息子であるキアット・リム氏にバトンを渡すことができてうれしく思います。この任命は、クラブとその将来に対するクラブの継続的な取り組みを明確に示すものです」 「また、私がこの役職に就いている間、サポートをしてくださったファンやクラブ関係者の皆様に心から感謝の意を表したいと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】バレンシアの新会長に就任するキアット・リム氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">COMUNICADO OFICIAL: KIAT LIM, NUEVO PRESIDENTE DEL VALENCIA CF</p>— Valencia CF (@valenciacf) <a href="https://twitter.com/valenciacf/status/1896558908849926653?ref_src=twsrc%5Etfw">March 3, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.03 23:45 Mon4
【特集】14-15リーガ総括&ベストイレブン
【シーズン総括】 ★新たなバルサが新時代を告げる!? ▽シーズンを通して最も安定したパフォーマンスを披露したチームがリーグ優勝を飾った。圧倒的な個の力を有する南米トリデンテを擁したバルセロナが、これまでのポゼッションに加え、割り切ったカウンターからもゴールに迫る新たな一面を見せた。その攻撃力もさることながら、特筆すべきは守備力。失点はリーグ最小の21で、無失点試合は23試合を数えた。ペップの黄金期ほどではないが、前線からのプレス強度は近年の中でも随一だった。 ▽一方、勝ち点2差で優勝を逃したレアル・マドリーは、12連勝を飾った前半戦は素晴らしいパフォーマンスを披露したが、後半戦は負傷者や疲労の影響もあって失速。特にプレー強度の高いチーム相手に苦戦した。また、昨季王者のアトレティコも過密日程となった2月以降は勝ちきれない試合が増えて勝ち点を落とし、シーズンの佳境を迎える頃には優勝戦線から離脱してしまった。 ▽その一方、バレンシアとセビージャが躍進を見せ、熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いが最終節まで繰り広げられた。また、負傷者の影響などで後半戦は失速したビジャレアルも、ヨーロッパリーグ(EL)との二足の草鞋を履きこなしつつ、6位でシーズンを終えるなど健闘し、来季もヨーロッパの舞台に挑戦する権利を得た。 ▽その他、ビルバオ、セルタ、マラガ、エスパニョール、ラージョといった中位勢も、それぞれ持ち味を発揮し、過去数シーズンに比べると見応えのある試合が増えた印象だ。ただ、そのしわ寄せ?を受けたのが下位チームだ。勝ち点40に満たないチームが続出し、今季も最終節まで熾烈な残留争いが繰り広げられた。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆FWリオネル・メッシ(バルセロナ)<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150601_50_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right">Getty Images</div> ▽もちろん、優勝したチームの中で最も勝利に貢献した選手が選ばれるべきだろう。バルサ優勝の陰には、リーグ最小失点を誇る守備陣や、汗をかく中盤の奮闘、そしてチームに数多くの選択肢をもたらしたスアレスの存在があった。しかし、チームの勝敗に最も大きな影響を与えたのは、やはり10番を背負うアルゼンチンの至宝だった。右サイドからのパス、ドリブル、そしてシュートと、あらゆる選択肢を用意し、相手チームを幻惑し続けた。 ★最優秀監督 ◆ルイス・エンリケ(バルセロナ) ▽バレンシアのヌノ・エスピリート・サント監督も捨てがたいが、スアレスをチームに組み込みつつ、ポゼッションにこだわりすぎないフレキシブルなニュースタイルを作り上げた。また、上手く選手たちを入れ替えつつ、長丁場のシーズンを乗り切った点も評価できる。 【期待以上】 ★チーム ◆バレンシア ▽チームの顔ぶれが大幅に代わり、未知数な部分が大きかった。しかし、蓋を開けてみればヌノ監督の下で堂々の4位に入り、目標だった来季のCL出場権(プレーオフ)を獲得。来シーズン以降に大きな期待がかかる。 ★選手 ◆DFニコラス・オタメンディ(バレンシア) ▽これまでは、代表やポルトでのプレーから安定感に欠ける印象があったが、そんなイメージを払拭するようなパフォーマンスを披露した。特に対人プレーではフィジカルの強さを生かして圧倒的な存在感を示した。 【期待外れ】 ★チーム ◆ビジャレアル ▽シーズンを通して万全の状態で戦うことが叶わなかったチームの1つではある。しかし、シーズン前半のパフォーマンスが素晴らしかっただけに、後半の失速ぶりが際立ってしまった。もちろん、コパやELとの兼ね合いもあったが、もう少しできたのではないかという期待を込めて名前を挙げさせてもらった。 ★選手 ◆ヘセ・ロドリゲス(レアル・マドリー)<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150601_53_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right">Getty Images</div> ▽長期にわたる負傷離脱から復帰したこともあり、致し方のない部分もある。ただ、昨季のパフォーマンスが印象的だっただけに、その落差が大きかった。ヘセが昨季のようなパフォーマンスを発揮できていれば、レアル・マドリーの攻撃の幅も広がり、異なる結果になっていたかもしれない。 【ベストイレブン】<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/fom20150532lig_480000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div> ◆短評 GK クラウディオ・ブラーボ(バルセロナ) ▽もともとピンチの数自体が少ないのだが、その少ないピンチを素晴らしい反応で救い、クラブ記録となる19失点でサモラ賞も獲得。 37試合(先発37)3330分 DF ダニエウ・アウベス(バルセロナ) ▽フアンフラン(アトレティコ)やコケ(セビージャ)も良かったが、契約最終年に素晴らしいパフォーマンスを披露。その存在の大きさを改めて感じさせた。 30試合(先発29)2523分 0得点 DF ニコラス・オタメンディ(バレンシア) ▽ペペ(レアル・マドリー)も素晴らしいパフォーマンスだったが、シーズンを通した貢献度と安定感、勝負どころのゴールなどでオタメンディに軍配。 34試合(先発34)3009分 6得点 DF ハビル・マスチェラーノ(バルセロナ) ▽今季はアンカーの位置でも起用されたが、ピケやマテューと共にセンターバックの位置で起用されることが多かった。鋭い読みと粘り強い対応でリーグ最小失点に貢献。 27試合(先発26)2187分 0得点 DF マルセロ(レアル・マドリー) ▽成長著しいガヤ(バレンシア)との間で迷ったが、積極的な攻め上がりからのドリブル突破やクロス、ときにはミドルシュートで多くの得点機に絡んだ。 34試合(先発33)2929分 1得点 MF トニ・クロース(レアル・マドリー) ▽ブスケッツ(バルセロナ)やハビ・フエゴ(バレンシア)もいるが、リーガ初年度でいきなりチームにフィットし、慣れないポジションながら正確な配給でマドリーの攻撃を支えた。守備面の意識がやや低かったことが玉に瑕。 36試合(先発36)3067分 2得点 MF ダニエル・パレホ(バレンシア) ▽バレンシアの中盤を支えた大黒柱。特に攻撃面でアクセントとなり、自らもチーム最多の12得点を記録した。躍進した今季のバレンシアを語る上で欠かすことのできない選手の一人だ。 33試合(先発32)2838分 12得点 MF ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリー) ▽シーズンの序盤は周囲に気を使っていたが、徐々にチームに慣れていくと、左足から繰り出される正確なキックでチャンスを量産。何よりも得点に絡むプレーの多さが目を引いた。 28試合(先発28)2199分 13得点 FW リオネル・メッシ(バルセロナ) ▽もはや説明不要のフェノメノ。そのドリブルと左足から数多のチャンスとゴールを生み出し、チームに成功をもたらした。特に後半戦はゴールを量産し、無得点に終わったのはわずか4試合だった。 37試合(先発36)3284分 43得点 FW ルイス・スアレス(バルセロナ) ▽リーグ戦の約3分の2にあたる25試合に出場し、ギリギリでベスト11のメンバー入り。ベンゼマのポストプレーも素晴らしかったが、スアレスの自らゴールを狙えて周囲も生かせる幅のあるプレーがあったからこそ、今のバルサがあると言っても過言ではない。 27試合(先発25)2178分 16得点 FW クリスチアーノ・ロナウド ▽48得点を記録して得点王に輝いたゴールマシーン。今季はウインガーというより、2トップの一角のような形でプレーした。終盤はやや動きに精細を欠いたが、それでもゴールを記録し続け、終盤の4試合で3度のハットトリックを達成。 34試合(先発34)3041分 48得点 ※明日5日はセリエAの総括をお届けします。 2015.06.04 18:30 Thu5