【ブンデス第7節プレビュー】シュツットガルトvsフランクフルトの日本人対決

2022.09.17 07:30 Sat
Getty Images
前節はシュツットガルトがバイエルンに挑み、試合終了間際のPK弾で引き分けに持ち込んだ。そして新生ライプツィヒがローゼ監督古巣のドルトムントを撃破して初陣を飾っている。残念なニュースとしてボルシアMGのDF板倉とボーフムFW浅野がヒザを負傷し、長期離脱となることが発表された。迎える第7節、シュツットガルトvsフランクフルトの日本人対決が行われ、DF吉田シャルケがドルトムントとのレヴィア・ダービーを戦う。

まずは日本人対決から。シュツットガルトは前節、王者バイエルン相手に粘り強く戦い、終盤のPK弾で勝ち点1を持ち帰った。バイエルン相手の勝ち点獲得で自信を得た中、今季初勝利を掴むことはできるか。遠藤と伊藤は引き続きスタメン予想だ。

対するフランクフルトは前節、ヴォルフスブルクに0-1で惜敗。ただ、水曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではマルセイユに1-0で勝利。とりわけスタメンに抜擢されたDF長谷部が見事なパフォーマンスを見せ、チームの勝利に貢献した。3バックに変更したチームはシュツットガルト戦ではどう挑むのか。グラスナー監督の采配に注目だ。
続いて土曜に開催されるレヴィア・ダービー。ドルトムントは前節、ローゼ監督就任のライプツィヒに敗れ、今季2敗目を喫した。水曜に行われたCLLではマンチェスター・シティ相手に善戦。最終的にFWハーランドに恩返し弾を食らったものの、鋭いカウンターでシティを大いに苦しめた。公式戦連敗となってしまったが、実力差のあるシャルケとのダービーで勝利を確実に取り戻したい。

対するシャルケは前節、ボーフムとの裏天王山で3-1と快勝。DF吉田が統率する守備も安定感が生まれ出している中、強力攻撃陣擁するドルトムント相手にも通用するか、試金石となる。
好調を維持するフライブルクMF堂安はホッフェンハイムとのアウェイ戦に臨む。フライブルクは前節、ボルシアMGにゴールレスドロー。首位を明け渡したが、2位に付けている中、ホッフェンハイムに勝利して首位を奪還し代表ウィークに入れるか。堂安の活躍に引き続き期待だ。

MF原口のスタメン落ちが続くものの、チームは首位に浮上したウニオン・ベルリンはヴォルフスブルクとのホーム戦に臨む。

◆ブンデスリーガ第7節
▽9/16(金)
マインツ 1-1 ヘルタ・ベルリン

▽9/17(土)
《22:30》
シュツットガルトvsフランクフルト
アウグスブルクvsバイエルン
レバークーゼンvsブレーメン
ドルトムントvsシャルケ
《25:30》
ボルシアMGvsライプツィヒ

▽9/18(日)
《22:30》
ウニオン・ベルリンvsヴォルフスブルク
《24:30》
ボーフムvsケルン
《26:30》
ホッフェンハイムvsフライブルク

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