セビージャが待望の今季初勝利! 初先発の生え抜きDFカルモナが殊勲のドブレーテ《ラ・リーガ》
2022.09.11 01:24 Sun
ラ・リーガ第5節、エスパニョールvsセビージャが10日にRCDEスタジアムで行われ、アウェイのセビージャが2-3で勝利した。
開幕から公式戦5試合未勝利と低迷が続くセビージャ。前節のバルセロナ戦に続き、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではマンチェスター・シティにホームで0-4の大敗を喫し、ロペテギ監督の去就が騒がしくなっている。
結果次第で即時解任とも報じられ、背水の陣で臨んだ試合でセビージャは底力を見せる。まずは開始40秒過ぎ、中盤でのボール奪取からカルモナの縦パスに抜け出したラメラがボックス右に侵入。左足アウトで押し出すシュートでGKの股間を抜く技ありのフィニッシュで電光石火の先制点を奪った。
以降はホームチームの攻勢を受ける展開となるが、エン=ネシリのスピードを生かしたカウンターでチャンスを作るなど、集中した試合運びを継続。すると、26分にはこれがプリメーラ初スタメンとなった生え抜きDFが大仕事を果たす。左CKの場面でエン=ネシリの強烈なヘディングシュートはGKの好守に遭うが、こぼれ球をカルモナが押し込んだ。
貴重なプリメーラ初ゴールを挙げたカルモナは、これで完全にノッたか更なるゴールをもたらす。45分、味方とのワンツーでゴール前に侵入すると、相手DFがクリアをもたついたところを勢いを持って奪い切り、ゴール至近距離からのシュートを流し込み、ドブレーテを達成した。
しかし、今季ここまで勝ちのないアウェイチームは、後半の巻き返しに向けて勢いを持って入ったエスパニョールに押し込まれる時間帯が続く。そして、62分には右サイドのオスカル・ヒルが上げたクロスをブラースヴァイトに頭で合わせられると、GKボノが何とか前にはじき出すが、こぼれ球を押し込まれた。
これで1点差に迫られたロペテギ監督は、キケ・サラス、カルモナの若手2人に代えてレキク、ヘスス・ナバスを、さらにオリベル・トーレスを下げてタンギ・ニアンズをピッチに送り込み、[5-4-1]の守備的な布陣に変更した。
これで相手の勢いを止めることに成功したセビージャだが、84分にはラメラが不必要なアフターチャージで2枚目のカードをもらってしまい、痛恨の退場に。このアクシデントでアディショナルタイムを含め残り10分あまりを数的不利で戦うことに。
この退場直後には鋭いカウンターからボックス内に持ち込んだエン=ネシリにビッグチャンスも、ここは相手GKの好守に遭う。その後は攻撃的なカードを切ったホームチームの攻勢に晒され、自陣深くで耐える状況が続いたが、今季初勝利に向けて気迫を見せたアウェイチームが何とかリードを守り切った。
この結果、泥臭く敵地で勝ち切ったセビージャが待望の今季初白星を手にした。
開幕から公式戦5試合未勝利と低迷が続くセビージャ。前節のバルセロナ戦に続き、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではマンチェスター・シティにホームで0-4の大敗を喫し、ロペテギ監督の去就が騒がしくなっている。
結果次第で即時解任とも報じられ、背水の陣で臨んだ試合でセビージャは底力を見せる。まずは開始40秒過ぎ、中盤でのボール奪取からカルモナの縦パスに抜け出したラメラがボックス右に侵入。左足アウトで押し出すシュートでGKの股間を抜く技ありのフィニッシュで電光石火の先制点を奪った。
貴重なプリメーラ初ゴールを挙げたカルモナは、これで完全にノッたか更なるゴールをもたらす。45分、味方とのワンツーでゴール前に侵入すると、相手DFがクリアをもたついたところを勢いを持って奪い切り、ゴール至近距離からのシュートを流し込み、ドブレーテを達成した。
その後、アクーニャのハンドで与えたPKをホセルに決められて1点を返されたが、良い形で試合を折り返した。
しかし、今季ここまで勝ちのないアウェイチームは、後半の巻き返しに向けて勢いを持って入ったエスパニョールに押し込まれる時間帯が続く。そして、62分には右サイドのオスカル・ヒルが上げたクロスをブラースヴァイトに頭で合わせられると、GKボノが何とか前にはじき出すが、こぼれ球を押し込まれた。
これで1点差に迫られたロペテギ監督は、キケ・サラス、カルモナの若手2人に代えてレキク、ヘスス・ナバスを、さらにオリベル・トーレスを下げてタンギ・ニアンズをピッチに送り込み、[5-4-1]の守備的な布陣に変更した。
これで相手の勢いを止めることに成功したセビージャだが、84分にはラメラが不必要なアフターチャージで2枚目のカードをもらってしまい、痛恨の退場に。このアクシデントでアディショナルタイムを含め残り10分あまりを数的不利で戦うことに。
この退場直後には鋭いカウンターからボックス内に持ち込んだエン=ネシリにビッグチャンスも、ここは相手GKの好守に遭う。その後は攻撃的なカードを切ったホームチームの攻勢に晒され、自陣深くで耐える状況が続いたが、今季初勝利に向けて気迫を見せたアウェイチームが何とかリードを守り切った。
この結果、泥臭く敵地で勝ち切ったセビージャが待望の今季初白星を手にした。
セビージャの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
セビージャの人気記事ランキング
1
セビージャが今季就任のピミエンタ監督を解任…直近4連敗で13位に低迷
セビージャは13日、ガルシア・ピミエンタ監督(50)の解任を発表した。 バルセロナ出身でバルセロナのカンテラで指導者キャリアをスタートしたピミエンタ監督は、2022年1月にペペ・メル前監督の後任としてラス・パルマスの新指揮官に就任。クラブをプリメーラ昇格に導く手腕を発揮すると、昇格1年目の昨シーズンは後半戦に失速も、最終節を前に15位で残留を確定させていた。 そんななか、昨シーズン限りで退任したキケ・サンチェス・フローレス前監督の後任として今シーズンからセビージャの指揮官に就任。開幕7試合で2勝2分け3敗と微妙なスタートではあったが、その手腕を評価した首脳陣は昨年9月に就任時に結んでいた2年契約を1年延長していた。 だが、2025年に入って失速のチームは宿敵ベティスとのエル・グラン・デルビでの敗戦を含め直近は4連敗中。ラ・リーガ31試合9勝9分け13敗の13位という戦績を受け、クラブは解任を決断した。 なお、スペイン『レレボ』など複数国内メディアによれば、後任はすでにホアキン・カパロス氏(69)に決定しているという。 2000年から2005年まで長期体制を築き、2017-18、2018-19の2シーズンではシーズン終盤に暫定指揮官を務めた経験豊富な指揮官は残り7試合で降格圏と7ポイント差のチームを残留させる役目が託される。 2025.04.13 20:11 Sun2
セビージャがホアキン・カパロス氏を今季終了までの指揮官に任命! 通算4度目の指揮に
セビージャは13日、ホアキン・カパロス氏(69)の新監督就任を発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。 今シーズンここまでラ・リーガ31試合9勝9分け13敗の13位と不振に陥っていたセビージャは13日にガルシア・ピミエンタ監督(50)の解任を発表。クラブは直近で宿敵ベティスとのエル・グラン・デルビでの敗戦を含め4連敗中だった。 その後任として招へいされたのは、2000年から2005年まで長期体制を築き、2017-18、2018-19の2シーズンではシーズン終盤に暫定指揮官を務めた経験豊富な指揮官だ。 カパロス氏は、セビージャに加えてデポルティボ・デ・ラ・コルーニャ、アスレティック・ビルバオにマジョルカ、レバンテ、グラナダ、そしてオサスナなど、ラ・リーガで豊富な監督キャリアを積んできた。2018年5月にはセビージャのフットボールディレクターに就任。その後、直近はアルメニア代表監督も務めていた。 2025.04.13 22:15 Sun3
アクーニャ退団のセビージャ、左SBにはバルサを離れた元スペイン代表DFを狙う?
左サイドバックの補強を目指すセビージャだが、新たなターゲットが浮上している。 セビージャは20日、アルゼンチン代表DFマルコス・アクーニャが退団し、リーベル・プレートに移籍することを発表。チームを支えてきた選手が開幕早々に去ることとなった。 左サイドバックの補強が必要なセビージャだが、スペイン『マルカ』によればバルセロナを退団した元スペイン代表DFマルコス・アロンソ(33)の獲得に興味を持っているという。 2022年9月にチェルシーからフリーでバルセロナに加入したマルコス・アロンソ。バルセロナでは45試合に出場し3ゴールを記録していたが、契約満了により昨シーズン限りで退団。現在はフリーの状態が続いている。 マルコス・アロンソにはオファーがあるものの、金銭的に興味深いオファーを拒否。プロジェクトを重視しているとされ、セビージャはうってつけのクラブ。ただ、サラリーの問題が浮上しており、バルセロナ時代に比べて大幅な減給を受け入れる必要があるという。 センターバックでもプレーできるマルコス・アロンソは、ガルシア・ピミエンタ監督が求めるビルドアップ能力も兼ね備えており、個人条件で合意すれば加入も大きく近づくことになりそうだ。 2024.08.21 12:58 Wed4
「ほとんど存在感がなかった」終盤途中出場の久保建英、見せ場なしでチームも敗戦
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は厳しい評価となっている。 9日、ラ・リーガ第27節でソシエダはホームにセビージャを迎えた。 ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・2ndレグのマンチェスター・ユナイテッド戦を控える中、セビージャ戦ではメンバーを入れ替えて臨んだソシエダ。久保やMFマルティン・スビメンディ、FWミケル・オヤルサバルなどはベンチスタートとなった。 試合は、開始2分にチデラ・エジュケのゴールでセビージャが先制。ソシエダはなかなか攻撃の形を作れないでいると、後半から選手交代で活性化。久保は78分に登場したが、見せ場なく0-1でチームは敗れていた。 その久保には、現地メディアも採点はせず。ただ、厳しい評価となった。 <h3>◆スペイン『Noticias de Gipuzkoa』/ 採点なし(10点満点)</h3> 「ほとんど存在感のない15分だった」 <h3>◆スペイン『El Desmarque』/採点なし(10点満点)</h3> 「数回のチャレンジがあったが、それ以外はほとんど何もなかった」 <span class="paragraph-title">【動画】久保は終盤出場、ホームにセビージャ迎えたソシエダは敗戦…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="yh9WqE2JaFI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.10 16:50 Mon5