「代表ではレヴァンドフスキとプレーしている」 ユーベ新戦力ミリクがヴラホビッチとの共存に自信
2022.08.30 16:23 Tue
ユベントスに加入したポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクが新天地での意気込みを語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。
26日にマルセイユからユベントスへの移籍が発表されたミリク。2016年夏から5年間にわたってナポリでプレーした同選手はセリエAでの経験が豊富であり、エースであるFWドゥシャン・ヴラホビッチの負担軽減が期待される。27日に行われたセリエA第3節のローマ戦でさっそくデビューを果たすと、チームは1-1のドローに終わる中でポストプレーなど随所に存在感を発揮した。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督はヴラホビッチとの共存も期待しているが、加入後初の記者会見にて、選手本人も代表でFWロベルト・レヴァンドフスキと2トップを組む経験が活かせると強調。また、ビッグクラブ移籍を喜ぶと同時に、ヴラホビッチへの期待感も口にしている。
「僕は代表でレヴァンドフスキと一緒にプレーしている。だから、他の選手とも一緒にプレーできると思うよ。どんなプレーをするかは、見てのお楽しみだ」
「こうしたビッグクラブでプレーすることは常に僕の目標だった。チームに対して特別なものを提供し、ゴールを決め、幸せになりたいね」
「僕が来てからのチームの雰囲気は本当に良いね。スタジアムにトレーニング施設、フットボールをするために必要なものがすべて揃っている。すべてがオーガナイズされていて、多くの人がチームと共に働いているんだ」
「ドゥシャンは本当に若く、レヴァンドフスキとはキャリアの段階も違う。でも、2人とも強力なストライカーであり、それは彼らの決めるゴールが物語っているだろう。ドゥサンはまだ22歳で、もっと良くなれるはずだ。レヴァンドフスキは34歳だから、単純な比較は難しい」
ミリクはナポリで過ごしたラストシーズン、契約交渉の失敗からクラブで飼い殺し状態となっていた過去にも言及。原因について分析しつつ、特別な気負いはないと語っている。
「僕は次節のスペツィア戦に集中しているから、ナポリ戦がいつになるかは把握していない。ナポリで何がうまくいかなかったか? 出て行く必要があったのに、それが実現しなかったんだ。だから、僕はチームで冷凍状態になっていた」
26日にマルセイユからユベントスへの移籍が発表されたミリク。2016年夏から5年間にわたってナポリでプレーした同選手はセリエAでの経験が豊富であり、エースであるFWドゥシャン・ヴラホビッチの負担軽減が期待される。27日に行われたセリエA第3節のローマ戦でさっそくデビューを果たすと、チームは1-1のドローに終わる中でポストプレーなど随所に存在感を発揮した。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督はヴラホビッチとの共存も期待しているが、加入後初の記者会見にて、選手本人も代表でFWロベルト・レヴァンドフスキと2トップを組む経験が活かせると強調。また、ビッグクラブ移籍を喜ぶと同時に、ヴラホビッチへの期待感も口にしている。
「こうしたビッグクラブでプレーすることは常に僕の目標だった。チームに対して特別なものを提供し、ゴールを決め、幸せになりたいね」
「過去にも、ユベントス加入に近づいたことはあったんだ。でも、当時は今と状況が違っていた。とはいえ、いつも言っているように大事なのは今だからね。僕は自分の選択に満足している」
「僕が来てからのチームの雰囲気は本当に良いね。スタジアムにトレーニング施設、フットボールをするために必要なものがすべて揃っている。すべてがオーガナイズされていて、多くの人がチームと共に働いているんだ」
「ドゥシャンは本当に若く、レヴァンドフスキとはキャリアの段階も違う。でも、2人とも強力なストライカーであり、それは彼らの決めるゴールが物語っているだろう。ドゥサンはまだ22歳で、もっと良くなれるはずだ。レヴァンドフスキは34歳だから、単純な比較は難しい」
ミリクはナポリで過ごしたラストシーズン、契約交渉の失敗からクラブで飼い殺し状態となっていた過去にも言及。原因について分析しつつ、特別な気負いはないと語っている。
「僕は次節のスペツィア戦に集中しているから、ナポリ戦がいつになるかは把握していない。ナポリで何がうまくいかなかったか? 出て行く必要があったのに、それが実現しなかったんだ。だから、僕はチームで冷凍状態になっていた」
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飼い殺し状態となったナポリFWミリクが今夏の出来事を告白、本人は「次の移籍期間を待っている」
移籍問題のもつれから、クラブ内で干されているナポリのポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリク(26)が、この夏の出来事を告白した。 2020-21シーズン限りでナポリと契約が満了を迎えるミリク。2016年8月にアヤックスからナポリに加入してからはチームを支えるストライカーとして活躍。4シーズンで公式戦122試合に出場し48ゴール5アシストを記録していた。 そんなミリクには、今夏の移籍市場でローマやフィオレンティーナへの移籍が迫っているとされたが、いずれも破談に終わりナポリへの残留が決定していた。 しかし、ナポリは移籍を目論んだミリクを戦力外扱いとし、セリエAとヨーロッパリーグの登録メンバーから排除。プレーする機会を与えないことを決定した。 そのミリクは、ポーランド『Sportowe Fakty』のインタビューに応え、この夏に起こった出来事を告白。チームからの契約延長を断り移籍を求めたが、破談に終わったと明かした。 「ナポリは僕との契約をさらに5年間延長したいと考えていた。クラブは、僕に選択肢をくれた。契約にサインするか、チームを去るかだ。他の場所で何か新しいことを試したいと思った」 「2つの選択肢があったけど、契約延長を拒否したため、状況が明らかになった。代理人のダヴィド・パンタクは、僕のためにクラブを探していた」 「特定のチームから関心があり、話し合いがあった。多くのサッカー選手がそうであるように、コロナウイルスのパンデミックはあらゆることを複雑にした。そして、私も助けられなかった。すでに夏に他のオファーを受けていたんだ」 前述の通りローマやフィオレンティーナへの移籍が近づいていたとされるミリク。クラブ名こそ明かさなかったが、クラブ間の合意に至らなかったことが移籍失敗だと明かした。 「詳細なチーム名は言いたくない。別の方法で説明しよう。移籍を行うには、選手と両方のクラブの間で合意する必要がある。僕のサイドは青信号だった。クラブはうまくいかなかった。そして僕はナポリに残る事となった」 一部では、金銭面の問題でナポリから移籍しようとしていたとされたミリクだが、そんなことはないと否定した。 「もし、僕の将来がお金の問題によって決まるのであれば、僕はナポリとの契約を延長したよ。とても良い条件でオファーを受けたんだ」 一方で、移籍したい理由については、成長を求めてのこととし、ナポリを裏切りたいわけではなかったと弁明した。 「アスリートの人生は美しいけど短い。僕は26歳だ。成長して、より良いサッカー選手になりたい」 「今が新たな挑戦をするのにふさわしい時期だと思った。僕は自分の気持ちに従う人間だ」 「自分に対して何かをすることは僕には意味がない。ここ数カ月、多くのことが誤解され、誇張されてきた」 「僕にはナポリに対する敵意などなかった。全てをプロとして解決したかった。僕はクラブをとてもリスペクトしている。ナポリで素晴らしい4年間を過ごした」 「ナポリのファンもリスペクトしている。僕はパフォーマンスが悪くなっても、彼らは支えてくれた。でも、僕は決めたんだ。正しいか間違っているかは、僕の決断た」 「イタリアのジャーナリストは、単純な事象に対して、ちょっとしたドラマを付け加えることが好きだ。テレビ、新聞、ポータルサービス、ブログ。誰でも好きなことパレホ言うことができるけど、全ての情報が正しいわけではない」 そのミリクは1月の移籍市場が開くまでは何もできない状況。メンバーにも入っていないため、トレーニングにも参加できない可能性が高い。ミリクは冬の移籍期間で改めてチームを離れることを考えるようだ。 「次の移籍期間を待っている。その時、クラブが合意に達することを願っているよ」 「体調もいいし、個人としてもたくさん練習している。代表チームの試合もある。3カ月では、僕のフォームはそんなに崩れない」 2020.10.13 21:40 Tue2
理解不能な天国から地獄…劇的逆転弾もユニフォーム脱ぎ退場、さらにVARの謎判定でゴール取り消しの珍事
天国から地獄というのはまさにこのことを言うのだろう。 11日に行われたセリエA第6節のユベントスvsサレルニターナは波乱含みだった。 今季は開幕から無敗を維持も、勝ち点の取りこぼしが目立ちスタートダッシュに失敗したユベントス。サレルニターナ戦も18分、そして前半アディショナルタイムに失点し、2点ビハインドで後半を迎える。 しかし後半に反撃。51分に今夏加入したグレイソン・ブレーメルが1点を返すが、2点目が遠い。それでも後半アディショナルタイム3分にレオナルド・ボヌッチがPKを失敗したものの、こぼれ球を決めて値千金の同点弾を記録。さらに押し込んだユベントスに大きなドラマが待っていた。 2-2としたアディショナルタイム4分、押し込んだユベントスは左CKを獲得。クロスをニアサイドに飛び込んだアルカディウシュ・ミリクがヘッド。これがネットを揺らす。 歓喜爆発のミリクはユニフォームを脱ぎ、スタンドのファンに向かって咆哮。劇的な逆転勝利に沸いた。 しかし、なんとここでVARが発動。ミリクのヘディングに対して、ボヌッチが反応したことがオフサイドの可能性があるとされた。 確かにボヌッチはオフサイドポジションだったが、ボールに触れたわけでもなく、GKの視界を遮ったりプレーに関与したとは思えない。さらに、ゴール前ではなくコーナーフラッグ付近にいたアントニオ・カンドレーバの方がラインが後ろと見られており完全なるミス。それでもだ、判定はオフサイドとなりゴールは認められず、2-2のドローとなった。 なお、ミリクはユニフォームを脱いだためにイエローカードをもらったが、これは試合で2枚目となり退場。ゴールも認められず、退場処分となるまさに二重罰。加えて、フアン・クアドラードも退場処分となっていた。 マッシミリアーノ・アッレグリ監督は「シーズンの当初からVARで運がない」と試合後にコメント。今回のオフサイド判定は大きく問題として取り上げられる可能性がありそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ATの2発で劇的逆転勝利でユニフォーム脱いで退場、しかしゴールは取り消しの珍事</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="UmQpe6zyr_Q";var video_start = 114;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.09.12 17:10 Mon3
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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.23“リッピ第2次政権”復権の王者/ユベントス[2002-2003]
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