王者マドリーが開幕連勝スタート! モドリッチのゴラッソに両エースが初ゴール《ラ・リーガ》

2022.08.21 06:56 Sun
Getty Images
ラ・リーガ第2節、セルタvsレアル・マドリーが20日にバライードスで行われ、アウェイのマドリーが1-4で快勝した。
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連覇を目指すマドリーはセグンダ王者アルメリアと開幕戦で対戦。開始早々に先制を許す難しい入りとなったものの、後半半ばに投入したアラバの見事な直接FKによるゴールなどで2-1の逆転勝利を飾った。
連勝を狙う曲者セルタ戦ではモドリッチやミリトン、アラバと本来の主力がスタメンに復帰した一方、試合前日にマンチェスター・ユナイテッドへの電撃移籍が決定したカゼミロが不在に。その代役にはチュアメニが起用され、モドリッチ、カマヴィンガと共に中盤を形成した。

試合の入りは昨季王者相手に意気込むセルタが押し込む形を作り出したが、マドリーは守護神クルトワを中心に冷静に対応。そして、時間の経過と共にギアを上げていくアウェイチームは、意外な形からゴールをこじ開ける。

11分、右CKの場面で中央のチュアメニが競り勝ったボールに反応したアラバがボレーシュートを放つと、これがゴールカバーに入ったタピアの腕に直撃。オンフィールド・レビューの結果、これがハンドと判断されてマドリーにPKが与えられる。これをキッカーのベンゼマがきっちり右隅へ流し込む、昨季のピチーチ受賞者が今季ラ・リーガ初ゴールを挙げた。
試合開始14分のゴールによって余裕を持った試合運びが可能となったマドリーは、畳みかける攻撃に出ることはなく、のらりくらりと中盤でボールを落ち着かせながら試合を進めていく。

一方、失点後も士気を落とすことなく早い時間帯の同点ゴールを目指すホームチームは、相手の先制点と同じような形から追いつく。22分、マージョが右サイドで上げたクロスをゴール前で競ったパシエンシアのヘディングシュートがDFミリトンの腕に直撃。これでPKを獲得すると、キッカーのアスパスが右下隅に突き刺し、2試合連続ゴールとした。

1-1のイーブンに戻った試合はセルタの健闘もあり、一進一退の攻防となる。ボール支配率、シュートの数ではホームチームが優位に立ったが、先にゴールをこじ開けたのはやはりマドリーだった。

42分、ボックス手前左でアラバから足元にパスを受けたモドリッチがカットインでタピアをかわし、ペナルティアーク付近から右足を一閃。鋭いカーブがかかったこのシュートがゴール右隅に突き刺さり、百戦錬磨のMFのゴラッソでアウェイチームが1点リードで試合を折り返した。

後半も立ち上がりはセルタの時間が続き、前半からボックス内で存在感を示していたパシエンシアが枠のわずか左に外れる際どいシュートを放つ。

一方、相手の攻撃を受け止めながら虎視眈々とチャンスを窺うマドリーは、自慢の高速カウンターがさく裂する。56分、自陣ボックス付近でボールを受けたモドリッチがハイラインの背後を狙うヴィニシウスを走らせる絶妙なスルーパスを供給。相手守備陣の逡巡もありGKまでかわしてボックス左に抜け出したヴィニシウスは無人のゴールへ右足のシュートを流し込み、ベンゼマに続き2戦目での今季初ゴールとした。

さらに、マドリーは66分、再び自陣ボックス付近でルーズボールを制したチュアメニのボール奪取から高速カウンターを発動。そのまま中央を持ち上がったチュアメニから左サイドのヴィニシウスにパスが繋がると、ヴィニシウスのラストパスは足を滑らせたベンゼマに合わずも、後方に走り込んでいたバルベルデがボックス右からゴール右隅へダイレクトシュートを突き刺した。

これで勝利を確信したアンチェロッティ監督は、カルバハル、モドリッチ、アラバとベテランを下げてリュディガー、ルーカス・バスケス、セバージョスの投入で試合をクローズに入る。

その後、85分にはリュディガーの豪快な攻撃参加の流れからベンゼマがボックス内で倒されてこの試合2つ目のPKを獲得。ここでベンゼマは直前に投入されていたアザールにキッカーを譲る心遣いを見せる。だが、アザールの左を狙ったシュートはGKマルチェシンに完璧に読まれて痛恨の失敗。このこぼれに詰めたベンゼマのシュートもビッグセーブに阻まれた。

このPK失敗でマニータ達成を逃したマドリーだが、4-1のスコアのまま試合をクローズ。カゼミロの代役を担ったチュアメニも好パフォーマンスを披露するなど、戦前の不安を払しょくしたアンチェロッティ率いるチームが開幕連勝を飾った。

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